第97回 歯科医師国家試験:B問題

第97回 歯科医師国家試験:B問題

B1〜B20

97B1
3歳児で正しいのはどれか。
a 抽象的な思考が可能である。
b 親への依存度が低い。
c 自我が芽生える。
d 物事を最後まで遂行できる。
e 社会性が確立する。

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97B2
2歳の女児。多数歯の齲蝕を主訴として来院した。全身疾患の既往歴はないが、診療への協力が得られない。
歯科的対応に用いられるのはどれか。
(1)行動変容法
(2)笑気吸入鎮静法
(3)前投薬法
(4)抑制法
(5)全身麻酔法
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B3
乳歯齲蝕で正しいのはどれか。
(1)自覚症状が明確である。
(2)進行が緩慢である。
(3)平滑面には発生しない。
(4)修復象牙質の形成量が多い。
(5)歯髄炎に移行しやすい。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97B4
幼若永久歯の特徴はどれか。
(1)象牙芽細胞が少ない。
(2)エナメル質が成熟している。
(3)小窩裂溝が明瞭である。
(4)切縁結節が存在する。
(5)歯髄腔が大きい。
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B5
既製乳歯冠で正しいのはどれか。
(1)歯質の削除量が少ない。
(2)間接法より直接法が多い。
(3)保隙装置の支台として用いられる。
(4)咬合接触の確保が困難である。
(5)審美性に優れている。
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B6
乳歯の生理的歯根吸収で正しいのはどれか。
a 後継永久歯の存在が必須である。
b 吸収に伴い歯髄は線維性組織に置換する。
c 乳切歯では歯根唇側中央付近から始まる。
d 乳犬歯では根尖から水平に進行する。
e 乳臼歯では髄床底の吸収が先行する。

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97B7
乳歯の歯周組織の特徴はどれか。
a 歯根膜腔は狭い。
b 歯槽硬線は明瞭である。
c 歯槽骨梁は密である。
d 歯根膜線維は密である。
e セメント質は薄い。

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97B8
乳歯の外傷で正しいのはどれか。
a 受傷頻度は男児より女児に多い。
b 1~2歳児に多い。
c 部位は下顎に多い。
d 原因は転落が多い。
e 脱臼より破折が多い。

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97B9
抜歯に際し幼児と成人とで異なるのはどれか。
a 局所麻酔薬の総量
b 手術野の消毒
c 手術の手順
d 術後の止血処置
e 術後の注意事項

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97B10
正しい組合せはどれか。
(1)上皮真珠──────紅暈を伴う小斑点
(2)Koplik斑──────黄白色の小腫瘤
(3)Riga─Fede病───外傷性潰瘍
(4)鵞口瘡───────乳白色の被苔
(5)萌出嚢胞──────歯槽堤の膨隆
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B11
正しい組合せはどれか。
(1)外傷乳歯の埋入──────後継永久歯の萌出障害
(2)第二乳臼歯の低位─────第一大臼歯の近心傾斜
(3)上顎中切歯の埋伏─────上顎側切歯の近心傾斜
(4)上顎側切歯の先天欠如───上顎中切歯の捻転
(5)第一大臼歯の異所萌出───第二乳臼歯の遠心傾斜
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B12
喪失部位と保隙装置との組合せで正しいのはどれか。
a 歯齢ⅡAの上顎両側乳中切歯────リンガルアーチ
b 歯齢ⅡAの下顎片側第一乳臼歯───ディスタルシュー
c 歯齢ⅡCの上顎両側第二乳臼歯───Nanceのホールディングアーチ
d 歯齢ⅢAの下顎両側第一乳臼歯───可撤式保隙装置
e 歯齢ⅢBの上顎片側第二乳臼歯───クラウンループ

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97B13
正しい組合せはどれか。
a 無汗型外胚葉性異形成症───歯の咬耗
b くる病───────────歯肉の肥大
c 甲状腺機能亢進症──────歯列の狭窄
d 先天性表皮水疱症──────歯の形成不全
e ネフローゼ症候群──────歯の着色

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97B14
歯が早期に脱落する疾患はどれか。
a 骨形成不全症
b 低ホスファターゼ症
c 鎖骨頭蓋異骨症
d Crouzon症候群
e Pierre Robin症候群

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97B15
喪失歯の増加に伴う顔貌の変化で正しいのはどれか。
a 頬部の陥凹
b 鼻唇溝の消失
c 口唇部の突出
d オトガイ部の後退
e 下顎角の鋭角化

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97B16
7歳の男児。定期診査で来院した。来院時のエックス線写真(別冊No.1)を別に示す。

正しいのはどれか。2つ選べ。
a 上顎右側第二小臼歯は認められない。
b 上顎左側臼歯部に過剰歯が認められる。
c 下顎右側第二乳臼歯は脱落している。
d 下顎両側中切歯の歯根は未完成である。
e 下顎両側第二大臼歯の歯冠は完成している。

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97B17
6歳の男児。定期診査で来院した。来院時の口腔内写真(別冊No.2)を別に示す。

現時点での下顎第一大臼歯の齲蝕予防処置で適切なのはどれか。
a 低出力レーザー照射
b グラスアイオノマーセメントによる予防填塞
c レジンコーティング
d フッ化水素酸塗布
e フッ化ジアンミン銀塗布

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97B18
11歳の男児。上顎両側中切歯の打撲を主訴として受傷直後に来院した。1┴1は電気診に反応し、打診痛は認められず、動揺は生理的範囲内である。初診時の口腔内写真(別冊No.3A)とエックス線写真(別冊No.3B)とを別に示す。

まず行うべき対応はどれか。
a 経過観察
b 形態修正
c 歯冠修復
d 生活歯髄切断
e 抜 髄

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97B19
3歳の女児。上顎右側乳中切歯の異常を主訴として来院した。2か月前に顔面を強打したという。初診時の口腔内写真(別冊No.4A)とエックス線写真(別冊No.4B)とを別に示す。

疑われる疾患はどれか。
a 急性単純性歯髄炎
b 急性化膿性歯髄炎
c 慢性潰瘍性歯髄炎
d 慢性増殖性歯髄炎
e 歯髄壊死

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97B20
5歳の女児。下顎左側乳臼歯部の疼痛を主訴として来院した。1か月前から時々疼痛を訴えていたが、昨夜は強い痛みのためほとんど眠っていないという。┌Eの頬側歯肉に圧痛があり、動揺度は1度である。初診時の口腔内写真(別冊No.5A)とエックス線写真(別冊No.5B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 歯髄鎮痛消炎療法
b 生活歯髄切断法
c 抜髄法
d 感染根管治療
e 抜 歯

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B21〜B40

97B21
4歳の女児。上顎右側乳中切歯部の異常を訴えて来院した。3日前に気付いたという。A┘は軽度の打診痛を訴えるが、自発痛と動揺はない。初診時の口腔内写真(別冊No.6A)とエックス線写真(別冊No.6B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 抜髄法
b 感染根管治療
c 根尖掻爬法
d 歯根尖切除法
e 抜 歯

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97B22
12歳の男児。舌の違和感を主訴として来院した。5日前に膨隆が生じたという。疼痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.7)を別に示す。

疑われる疾患はどれか。
a Blandin─Nuhn腺嚢胞
b 類皮嚢胞
c 鰓嚢胞
d リンパ管腫
e ガマ腫

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97B23
12歳の女児。齲蝕予防を希望して来院した。顔貌の異常は出生時から認められ、生後1年時にけいれん発作で入院、てんかんと診断されたという。現在も抗けいれん薬を服用している。初診時の顔貌写真(別冊No.8)を別に示す。

顔貌異常と関連すると思われるのはどれか。
a Sturge─Weber症候群
b von Recklinghausen病
c Papillon─Lefèvre症候群
d Albright症候群
e Gardner症候群

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97B24
5歳の女児。臼歯部の噛み方が気になることを主訴として来院した。6か月前まで吸指癖があったという。初診時の口腔内写真(別冊No.9A、B)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a 臼歯部の咬合挙上
b 上顎歯列弓の拡大
c 下顎歯列弓の縮小
d 上顎乳切歯の舌側傾斜
e 下顎乳切歯の唇側傾斜

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97B25
4歳の男児。口腔健康管理を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.10A、B)と顔貌写真(別冊No.10C)とを別に示す。

最も頻度の高い合併症はどれか。
a 気管支炎
b 心奇形
c ネフローゼ症候群
d 四肢の運動障害
e 腸閉塞

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97B26
齲蝕象牙質の透明層で正しいのはどれか。
(1)齲蝕検知液で染色される。
(2)細菌の侵入が認められる。
(3)齲蝕象牙質の最外層である。
(4)再石灰化現象が認められる。
(5)象牙細管の走向は規則的である。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97B27
レジンコーティング法を用いたレジンインレー窩洞の仮封に用いられるのはどれか。
(1)酸化亜鉛ユージノールセメント
(2)水硬性セメント
(3)ストッピング
(4)粉液重合型レジン
(5)グラスアイオノマーセメント
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97B28
咬合面小窩裂溝部齲窩の開拡に用いられるのはどれか。
(1)CO2レーザー
(2)ホワイトポイント
(3)Er:YAGレーザー
(4)ダイヤモンドポイント
(5)カーボランダムポイント
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97B29
光重合型コンポジットレジンで正しいのはどれか。
(1)金合金より引張り強さが小さい。
(2)エナメル質より引張り強さが大きい。
(3)グラスアイオノマーセメントより圧縮強さが小さい。
(4)陶材より弾性率が大きい。
(5)陶材より硬さが小さい。
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B30
レジン修復における接着操作で正しい使用順序はどれか。
a プライマー→リン酸→ボンディング材
b プライマー →ボンディング材→リン酸
c リン酸→ボンディング材→プライマー
d リン酸→プライマー→ボンディング材
e ボンディング材→リン酸→プライマー

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97B31
正しいのはどれか。
a グラスアイオノマーセメントはカンファーキノンを含む。
b 光硬化型グラスアイオノマーセメントはレジンを含む。
c 接着性レジンセメントはリン酸を含む。
d コンポジットレジンはポリカーボネートを含む。
e デュアルキュア型レジンはポリアクリル酸を含む。

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97B32
従来型グラスアイオノマーセメントの硬化で正しいのはどれか。
(1)粉末から放出された金属イオンが硬化に関与する。
(2)酒石酸によって硬化時間は短縮される。
(3)感水し白濁すると物性低下が起こる。
(4)歯面に前処理を行うと硬化が促進される。
(5)離水し亀裂が入っても水分に触れると元に戻る。
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B33
寒天・アルジネート連合印象法で正しいのはどれか。
(1)寒天は室温で30秒間冷却して使用する。
(2)窩洞および周囲の歯面に寒天を塗布する。
(3)寒天が硬化する前にアルジネートを圧接する。
(4)印象採得は30秒以内に終了する。
(5)印象表面を十分に乾燥してから石膏を注入する。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97B34
過酸化水素水を用いた歯の漂白の適応はどれか。
(1)Feinman4度の変色
(2)フッ化ジアンミン銀による変色
(3)アマルガムによる変色
(4)歯髄死による変色
(5)加齢による変色
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97B35
早期発症型歯周炎の特徴はどれか。
(1)顕著な歯肉発赤
(2)多量の歯石沈着
(3)深い歯周ポケット
(4)重度の歯槽骨吸収
(5)著しい歯肉退縮
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97B36
食片圧入の原因はどれか。
(1)歯列不正
(2)隣接面齲蝕
(3)歯の動揺
(4)エナメル突起
(5)咬頭干渉
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B37
プラークコントロールで正しいのはどれか。
(1)水流による清掃用具はプラーク除去効果が大きい。
(2)露出歯根面にはフロスを用いる。
(3)バス法は毛束の脇腹を用いる刷掃法である。
(4)歯ブラシの毛先を使う方法はプラーク除去効果が大きい。
(5)消毒薬による洗口はプラークの蓄積を抑制する。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97B38
正しい組合せはどれか。
(1)フラップ手術──────二次切開
(2)GTR法────────歯肉溝切開
(3)新付着術───────外斜切開
(4)歯周ポケット掻爬術───内斜切開
(5)小帯切除術──────V字切開
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B39
根分岐部に限局した下顎大臼歯 Glickman3級病変の適切な処置法はどれか。
(1)トライセクション
(2)GTR法
(3)ルートセパレーション
(4)トンネリング
(5)ルートリゼクション
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97B40
歯周治療時の咬合調整で正しいのはどれか。
(1)水平方向の咬合圧を歯軸方向にする。
(2)咬合高径を変えない。
(3)咬合接触面積を広くする。
(4)咬合性外傷歯では対咬しないように削合する。
(5)早期接触部位から削合する。
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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B41〜B60

97B41
歯周基本治療における局所薬物配送システムで正しいのはどれか。
(1)バイオフィルムを破壊する。
(2)徐放性製剤が用いられる。
(3)偏性嫌気性菌への効果を期待する。
(4)歯周基本治療の最初の時期に行う。
(5)アミノグリコシド系抗菌薬が用いられる。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97B42
55歳の男性。上顎前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。1か月前から21┴12の歯間部歯肉に違和感があるという。同部のプロービングデプスは8~10mmであり、エックス線写真では1┴1遠心部に垂直性骨欠損が認められる。
歯周基本治療後に行う処置はどれか。
a 歯周ポケット掻爬術
b 新付着術
c 歯肉整形術
d 歯肉切除術
e 歯肉剥離掻爬術

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97B43
歯髄壊疽で正しいのはどれか。
a 麻酔抜髄法の適応である。
b 電気診で反応閾値が低下する。
c 温度診に反応する。
d 嫌気性菌感染による悪臭がある。
e 根尖部にエックス線透過像を認める。

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97B44
電気診で正しいのはどれか。
(1)感覚神経の反応をみる。
(2)対照歯の診査が必要である。
(3)歯髄疾患の鑑別が行える。
(4)修復物に電極を当てて使用する。
(5)根未完成歯では閾値が上昇する。
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B45
正しい組合せはどれか。
(1)歯髄充血───────間接覆髄法
(2)歯髄壊死───────失活抜髄法
(3)急性化膿性歯髄炎───生活断髄法
(4)慢性潰瘍性歯髄炎───直接覆髄法
(5)慢性増殖性歯髄炎───麻酔抜髄法
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97B46
根尖性歯周炎の特徴はどれか。
(1)急性炎症は骨内期から歯根膜期へと進展する。
(2)急性化膿性炎では主にリンパ球が浸潤している。
(3)慢性化膿性炎では膿瘍周囲は線維性組織からなる。
(4)歯根肉芽腫では周囲歯槽骨に類骨添加がある。
(5)歯根嚢胞は偽嚢胞である。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97B47
側方加圧根管充填法で正しいのはどれか。
a マスターポイントは作業長より1mm短い位置で適合させる。
b アクセサリーポイントは上下運動させながら根管に挿入する。
c 根管プラガーはシーラーを根管に填入するのに用いる。
d 根管スプレッダーはポイントを側方に加圧するのに用いる。
e レンツロは加熱切断したポイント断端の圧接に用いる。

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97B48
根管充填後の治癒で正しいのはどれか。
(1)セメント質の増生
(2)マラッセ上皮遺残の増殖
(3)シャーピー線維の減少
(4)線維性結合組織による瘢痕化
(5)溢出根管充填剤の線維性被包化
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B49
正しい組合せはどれか。
(1)歯根切除法────髄床底穿孔
(2)歯根尖切除法───根尖部根管での器具破折
(3)逆根管充填法───根管側枝由来の根尖病変
(4)歯根分離法────貫通型根分岐部病変
(5)歯の再植法────垂直性歯根破折
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B50
正しい組合せはどれか。
(1)偶発的露髄──────失活抜髄法
(2)皮下気腫───────腫脹部の切開
(3)過剰根管充填─────経過観察
(4)根管壁穿孔──────穿孔部の封鎖
(5)根管内ファイル破折───バイパス形成
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B51
8歳の女児。下顎左側第一乳臼歯の齲蝕を主訴として来院した。昨日、下顎左側乳犬歯が自然脱落したという。初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線写真(別冊No.11B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a アマルガム修復
b グラスアイオノマーセメント修復
c コンポジットレジン修復
d インレー修復
e 抜 歯

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97B52
53歳の女性。下顎右側第二小臼歯遠心部の食片圧入を主訴として来院した。5┐は電気診に反応し、歯周ポケットの深さは3mm以内である。初診時の口腔内写真(別冊No.12A、B)とエックス線写真(別冊No.12C)とを別に示す。

適切な処置はどれか。2つ選べ。
a 咬合調整
b 歯冠形態修正
c グラスアイオノマーセメント修復
d コンポジットレジン修復
e メタルインレー修復

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97B53
61歳の男性。上顎右側第二大臼歯のインレー脱離を主訴として来院した。7┘は電気診に反応し、齲窩の電気抵抗値は80kΩである。初診時の口腔内写真(別冊No.13A)とエックス線写真(別冊No.13B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a グラスアイオノマーセメント修復
b コンポジットレジン修復
c アマルガム修復
d 直接覆髄法
e 生活断髄法

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97B54
45歳の女性。下顎前歯の変色を主訴として来院した。20年前に修復処置を受けたが、10年前から変色が始まったという。21┬1に冷水痛はなく、電気診に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.14)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a 研 磨
b バイタルブリーチ法
c ウォーキングブリーチ法
d コンポジットレジン修復
e ラミネートベニア修復

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97B55
63歳の男性。下顎左側第二大臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。┌7は3年前に治療を受けたという。2週前に歯肉の異常に気付いたが、自発痛はなく、動揺度1度である。歯周ポケットの深さは、頬側近心3mm、中央5mm、遠心7mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.15A)とエックス線写真(別冊No.15B)とを別に示す。

腫脹の原因と考えられるのはどれか。
a 穿 孔
b 歯肉炎
c 歯周炎
d 慢性根尖性歯周炎
e 歯内─歯周疾患

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97B56
62歳の男性。上顎右側臼歯の動揺を主訴として来院した。2年前に気付いたが放置していたという。初診時の口腔内写真(別冊No.16A)とエックス線写真(別冊No.16B)とを別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。

654┘の治療計画に含まれるのはどれか。
(1)ENAP
(2)歯根切除法
(3)暫間固定
(4)GTR法
(5)歯槽骨切除術
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97B57
59歳の男性。上顎右側第二大臼歯の疼痛を主訴として来院した。2日前から冷水痛と自発痛とがあるという。初診時の口腔内写真(別冊No.17A)とエックス線写真(別冊No.17B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 生活歯髄切断法
b 抜髄法
c 感染根管治療
d ルートセパレーション
e 抜 歯

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97B58
60歳の男性。下顎前歯の動揺を主訴として来院した。歯周基本治療後に再評価を行った。再評価時の口腔内写真(別冊No.18A、B)とエックス線写真(別冊No.18C)とを別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。

次に行うべき処置はどれか。
a 歯肉切除術
b 歯肉弁歯冠側移動術
c フラップ手術
d GTR法
e 歯の小移動

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97B59
32歳の女性。上顎右側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。歯周基本治療後に再評価を行った。6┘のプロービングデプスは、頬側遠心から5、2、3mm及び口蓋側遠心から4、2、2mmで、遠心部に出血を認める。病的動揺はない。再評価時の口腔内写真(別冊No.19A)とプローブ挿入時のエックス線写真(別冊No.19B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a スケーリング
b 歯肉切除術
c フラップ手術
d GTR法
e 抜 歯

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97B60
29歳の女性。下顎左側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。┌6のプロービングデプスは頬側中央部6mmで、出血を伴う。他部位は3mm以内である。病的動揺はない。初診時の口腔内写真(別冊No.20A)とプローブ挿入時のエックス線写真(別冊No.20B)とを別に示す。

歯周基本治療後に行う適切な処置はどれか。
a 新付着術
b 歯肉切除術
c ヘミセクション
d GTR法
e 遊離歯肉移植術

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B61〜B75

97B61
50歳の女性。下顎右側臼歯部の違和感を主訴として来院した。歯周基本治療後の再評価で、6┐の歯周ポケットの深さは頬舌側とも中央6mm、他部位は3mmである。再評価時の口腔内写真(別冊No.21A)とエックス線写真(別冊No.21B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 歯周ポケット掻爬術
b GTR法
c 歯肉弁歯冠側移動術
d 歯根分離
e オドントプラスティー

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97B62
60歳の女性。上顎左側小臼歯部の腫脹と疼痛とを主訴として来院した。3日前に腫脹に気付いたという。└5のプロービングデプスは1~2mm、病的動揺はない。ガッタパーチャポイント挿入時の口腔内写真(別冊No.22A)とエックス線写真(別冊No.22B)とを別に示す。

考えられる原因はどれか。
a 付着喪失
b 歯根破折
c 外傷性咬合
d 食片圧入
e 根尖病変

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97B63
33歳の男性。歯肉の腫脹を主訴として来院した。10年前に腎移植の既往があり、高血圧症の治療を受けているという。歯周ポケットの深さは全顎的に4~6mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線写真(別冊No.23B)とを別に示す。

上顎前歯部の治療で正しいのはどれか。
a 歯周ポケット掻爬術
b ENAP
c 歯肉切除術
d フラップ手術
e 歯肉弁根尖側移動術

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97B64
62歳の男性。歯周基本治療を終了し、3か月後のリコールで来院した。プラークコントロールレコードは16%である。リコール時の口腔内写真(別冊No.24A、B)とエックス線写真(別冊No.24C)とを別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。

適切な対応はどれか。
a モチベーション
b 咬合調整
c 固 定
d スケーリング・ルートプレーニング
e 局所薬物配送システム

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97B65
54歳の女性。上顎左側第一小臼歯の疼痛を主訴として来院した。└4は10年前に治療を受けたが、1週前から咬合痛があるという。歯周ポケットの深さは頬側近心2mm、中央8mm、遠心3mmで、口蓋側は3mm以内である。打診痛がある。初診時の口腔内写真(別冊No.25A)とエックス線写真(別冊No.25B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 感染根管治療
b 根尖掻爬法
c 歯根尖切除法
d 逆根管充填法
e 抜 歯

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97B66
53歳の男性。上顎右側第一大臼歯のブラッシング時の疼痛を主訴として来院した。1年前に気付き、最近では冷水痛もあるという。自発痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.26)を別に示す。

適切な処置はどれか。2つ選べ。
a イオン導入
b グラスアイオノマーセメント修復
c ラミネートベニア修復
d IPC法
e 間接覆髄法

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97B67
63歳の男性。上顎左側中切歯の歯冠破折を主訴として来院した。2週前に破折したという。└1に自発痛はなく、接触痛がみられる。初診時の口腔内写真(別冊No.27A)とエックス線写真(別冊No.27B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 直接覆髄法
b 生活断髄法
c 抜髄法
d 感染根管治療
e 外科的排膿路の確保

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97B68
19歳の女性。上顎左側中切歯の破折を主訴として来院した。2日前、自転車で転倒したという。└1に自発痛はなく、動揺度1度で、電気診に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線写真(別冊No.28B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a コンポジットレジン修復
b 間接覆髄法
c 直接覆髄法
d 抜髄法
e 感染根管治療

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97B69
61歳の男性。上顎右側犬歯の自発痛を主訴として来院した。3┘の動揺度は1度である。初診時の口腔内写真(別冊No.29A)とエックス線写真(別冊No.29B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 覆髄法
b 断髄法
c 抜髄法
d 感染根管治療
e 外科的歯内療法

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97B70
23歳の女性。上顎左側中切歯の根尖相当部の違和感を主訴として来院した。4日前に異常に気付いたという。同部に圧痛がある。初診時の口腔内写真(別冊No.30A)とエックス線写真(別冊No.30B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。2つ選べ。
a 抜髄法
b 感染根管治療
c 切開・排膿
d 歯根尖切除法
e 逆根管充填法

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97B71
32歳の男性。オトガイ部の異常を主訴として来院した。1か月前に気付いたという。自発痛はない。┌1は電気診に反応するが1┐は反応しない。初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、下顔面の写真(別冊No.31B)およびエックス線写真(別冊No.31C)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a 1┐アペキソゲネーシス、┌1経過観察
b 1┐感染根管治療、┌1経過観察
c 1┐感染根管治療、┌1抜髄
d 1┬1根尖掻爬法
e 1┬1歯根尖切除法

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97B72
26歳の女性。上顎右側切歯部歯肉の圧痛を訴えて来院した。1┘は1年前に治療を受けていたが、転居のため中断したという。自発痛はなく、動揺度は1度、歯周ポケットの深さは3mm以内である。初診時の口腔内写真(別冊No.32A)とエックス線写真(別冊No.32B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 外科的排膿路の確保
b 感染根管治療
c 根尖掻爬法
d 歯根尖切除法
e 歯内骨内インプラント

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97B73
61歳の女性。下顎左側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。┌6は7年前に治療を受けたが、2週前から咬合痛があるという。自発痛はなく、動揺度1度、歯周ポケットの深さは近心頬側7mm、他部位は3mm以内である。初診時の口腔内写真(別冊No.33A)とエックス線写真(別冊No.33B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 感染根管治療
b 歯根分離法
c 根尖掻爬法
d 逆根管充填法
e ヘミセクション

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97B74
64歳の女性。上顎左側犬歯の違和感を主訴として来院した。3週前に歯肉の異常に気付いたという。└3の歯周ポケットの深さは3mm以内で、装着補綴物の再製作は希望していない。初診時の口腔内写真(別冊No.34A)とエックス線写真(別冊No.34B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 感染根管治療
b 外科的排膿路の確保
c 根尖掻爬法
d 歯根切除法
e 逆根管充填法

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97B75
48歳の女性。上顎左側第一小臼歯の感染根管治療中、突然に顔面の腫脹を生じた。自発痛があり、腫脹部の触診では捻髪音が認められる。そのときの顔貌写真(別冊No.35A)と初診時のエックス線写真(別冊No.35B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 根管開放
b 切開・排膿
c 抗菌薬投与
d イオン導入
e 根尖掻爬法

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