
問1〜20
114A1
あ薬剤耐性〈AMR〉対策に該当するのはどれか。1つ選べ。
a 海外渡航の禁止
b PCR検査の実施
c 手指消毒薬の配布
d 抗微生物剤の適正使用
e 免疫グロブリンの投与
114A2
あ歯科用合金を構成する金属元素で、イオン化傾向が最も大きいのはどれか。1つ選べ。
a Ag
b Au
c Cu
d Pt
e Ti
114A3
あニュルンベルグ綱領に謳われているのはどれか。1つ選べ。
a 脳死の判定
b セカンドオピニオン
c 倫理審査委員会の設置
d 医師による患者情報の守秘義務
e 人体実験における被験者の自発的同意
114A4
あ一次性咬合性外傷にみられるのはどれか。 1つ選べ。
a 歯肉退縮
b 歯槽骨吸収
c 歯周ポケット
d アブフラクション
e アタッチメントロス
114A5
あコラーゲンの三本鎖らせん構造を安定させるのはどれか。1つ選べ。
a リシン
b アラニン
c グリシン
d プロリン
e グルタミン
114A6
あ介護保険の要介護認定の申請先はどれか。1つ選べ。
a 保健所
b 市区町村
c 社会福祉事務所
d 地域医療拠点病院
e 在宅療養支援診療所
114A7
あ抜歯後の骨からの持続的な出血に対する適切な止血法はどれか。1つ選べ。
a 緊縛法
b 指圧法
c 栓塞法
d 括約縫合法
e 血管結紮法
114A8
あ地域包括支援センターに配置が義務付けられているのはどれか。1つ選べ。
a 医 師
b 保健師
c 言語聴覚士
d 作業療法士
e 理学療法士
114A9
あ脱水の徴候はどれか。1つ選べ。
a 徐 脈
b 下肢の浮腫
c 血圧の低下
d 体温の低下
e 皮膚の緊張
114A10(解答なし)
あ舌の分界溝に開口するのはどれか。 1つ選べ。
a 脂 腺
b 後舌腺
c Ebner腺
d アポクリン腺
e Blandin-Nuhn腺
114A11
あ機能性の不正咬合の診断に用いるのはどれか。1つ選べ。
a E-line
b セットアップモデル
c オーバーオールレイシオ
d arch length discrepancy
e ファンクショナルワックスバイト法
114A12
あ腎機能低下に伴う変化はどれか。1つ選べ。
a 血小板数の減少
b dダイマー値の上昇
c 血清カリウム値の上昇
d ヘモグロビン量の増加
e プロトロンビン時間の延長
114A13
あ毛の脇腹を用いるブラッシング法はどれか。1つ選べ。
a バス法
b 縦みがき法
c フォーンズ法
d スティルマン法
e スクラッビング法
114A14
あフォーハンドテクニックで行う一般的な歯科診療の術者の位置で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 6:00 ー 9:00
b 7:00 ー 11:00
c 8:30 ー 3:00
d 9:30 ー 12:30
e 12:00 ー 4:30
114A15
あ歯列の部分欠損に伴う一次性障害はどれか。1つ選べ。
a 関節雑音
b 咬頭干渉
c 食片圧入
d 早期接触
e 発音障害
114A16
あ口腔バイオフィルムの特徴はどれか。1つ選べ。
a 高分子の浸透が速い。
b 細菌が単層に配列する。
c 強酸性に維持されている。
d 深層ほど酸素分圧が高い。
e クオラムセンシング機構がある。
114A17
あ生後1か月の女児の顔貌写真(別冊No.1)を別に示す。

あこの疾患の発症に関連するのはどれか。1つ選べ。
a 上顎突起と下顎突起
b 上顎突起と口蓋突起
c 上顎突起と外側鼻突起
d 上顎突起と内側鼻突起
e 内側鼻突起と外側鼻突起
114A18
あ老年期のフレイルサイクルを図に示す。

①はどれか。1つ選べ。
a 悪液質
b 廃用症候群
c サルコペニア
d ジスキネジア
e メタボリックシンドローム
114A19
あ骨格性下顎前突にみられる特徴はどれか。1つ選べ。
a 下顎臼歯の舌側傾斜
b 下顎切歯の唇側傾斜
c 上顎臼歯の舌側傾斜
d 上顎切歯の舌側傾斜
e 下顎歯槽基底弓幅径の狭小
114A20
あ成人の一次救命処置で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 気管挿管を行う。
b 静脈路確保を行う。
c アドレナリンを投与する。
d 死戦期呼吸は経過観察する。
e 人工呼吸を省くことができる。
問21〜40
114A21
あ歯周炎を認めない真性口臭症患者のガスクロマトグラフィー検査結果を図に示す。

あ検出された物質①~③の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
あ ① ② ③
a 硫化水素 ーー メチルメルカプタン ーーー ジメチルサルファイド
b 硫化水素 ーー メチルメルカプタン ーーー アンモニア
c メチルメルカプタン ー 硫化水素 ーーーー ジメチルサルファイド
d メチルメルカプタン ー 硫化水素 ーーーー アンモニア
e メチルメルカプタン ー ジメチルサルファイド ーー アンモニア
114A22
あ6歳の男児。定期検診のため来院した。1年前に下顎左側第二乳臼歯を齲蝕のため抜去し、保隙装置を装着した。診察の結果、クラウンループに変更することとした。保隙装置を変更する前の口腔内写真(別冊No. 2)を別に示す。

あ保隙装置を変更する理由はどれか。2つ選べ。
a 「6の遠心移動
b 咀嚼機能の回復
c 「6の捻転の防止
d 対合歯の挺出の防止
e 「6近心部歯肉の清掃性の向上
114A23
あ65歳の女性。上顎部分床義歯の維持不良を主訴として来院した。8年前に装着し問題なく使用していたが、1週前に左側クラスプが破折したとう。診察の結果、クラスプを新製してレーザー溶接修理を行うこととした。新製したクラスプの写真(別冊No.3A)、クラスプを仮固定した口腔内写真(別冊No.3B)及び義歯をピックアップ印象した写真(別冊No.3C)を別に示す。

あピックアップ印象を選択する理由はどれか。2つ選べ。
a 仮固定の補強
b 溶接強度の向上
c 義歯床のリライン
d 溶接後の適合確認
e 作業用模型の咬合器装着
114A24
あ1か月前に下顎第三大臼歯を抜去し、2週前から頬部の腫脹と疼痛を自覚するようになった患者のエックス線画像(別冊No.4A)とCT(別冊No .4B)を別に示す。

あCTで認められる所見はどれか。4つ選べ。
a 咬筋腫大
b 骨膜反応
c 膿瘍形成
d 腐骨形成
e 皮質骨断裂
114A25
あ根管模型に表面を黒色に塗ったガッタパーチャポイントを用いて側方加圧根管充填を行った。充填後の写真(別冊No.5A)と矢印の位置で切断した断面の拡大写真(別冊No.5B)を別に示す。アクセサリーポイントはすべて同じサイズのものを使用した。

あ最初に用いたアクセサリーポイントはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
114A26
あ60歳の男性。医科からの紹介により来院した。ある装置を製作し、装着4週後に治療効果判定のための検査を医科に依頼した。製作した装置の写真(別冊No.6)を別に示す。装置装着前後の検査結果を表に示す。
あ適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 外科的療法の検討
c 睡眠体位指導の検討
d 装置の下顎前方移動距離の修正
e 持続的経鼻陽圧呼吸器適用の検討
114A27
あ交通外傷で搬送された患者の耳部の写真(別冊No. 7)を別に示す。

あ疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 頬骨骨折
b 顎関節脱臼
c 頭蓋底骨折
d 頭蓋内血腫
e Le FortⅠ型骨折
114A28
あ口腔内写真(別冊No.8)を別に示す。

あ矢印で示す病変の表層に認められるのはどれか。1つ選べ。
a ケラチン
b コロイド
c アミロイド
d フィブリン
e コレステリン
114A29
あ65歳の女性。両側頬粘膜の接触時痛を主訴として来院した。10日前からホジキンリンパ腫に対して血液内科で化学療法を受けている。病変は両側の頬粘膜から口角に及び、易出血性である。初診時の口腔内写真(別冊No.9)を別に示す。

あ適切な対応はどれか。3つ選べ。
a 口腔の保湿
b 抗真菌薬の投与
c CO2レーザーの照射
d 創傷被覆保護剤の塗布
e 局所麻酔薬添加含嗽剤の使用
114A30
あ30歳の男性。下顎の腫脹を主訴として来院した。3年前から自覚していたが無痛性のためそのままにしていたところ、徐々に増大してきたという。初診時のエックス線画像(別冊No.10A)、MRI T2強調像(別冊No.10B)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.10C)を別に示す。


あ診断名はどれか。1つ選べ。
a 粘表皮癌
b 歯原性粘液腫
c エナメル上皮腫
d 石灰化歯原性嚢胞
e 腺腫様歯原性腫瘍
114A31
あ棒状インレーワックスを温水中で円盤状金型の周囲に沿わせて変形させた写真(別冊 No.11A)とただちに取り出し室温で放置した写真(別冊 No.11B)を別に示す。

あ矢印で示す形状変化の機序はどれか。1つ選べ。
a フロー
b 応力解放
c 応力緩和
d クリープ
e 弾性回復
114A32
あ研究用模型から得られる情報はどれか。3つ選べ。
a 咬耗の状態
b 顎堤粘膜の厚み
c 白歯部の被蓋関係
d 欠損部顎堤の形態
e 骨縁下ポケットの有無
114A33
ああるエックス線撮影について、ある地域の医療機関における線量の分布を調査した結果を図に示す。

あ診断参考レベルはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
114A34
あペリクルで正しいのはどれか。 2つ選べ。
a 口腔微生物を含む。
b 形成に12時間以上を要する。
c エナメル質の脱灰を抑制する。
d 唾液由来の糖タンパク質を主成分とする。
e 通常のブラッシングで容易に除去できる。
114A35
あ75歳の男性。前歯歯冠の白濁を主訴として、入所施設の職員から訪問歯科診療の依頼があった。6か月前に脳梗塞後の片麻痺で入所したが、BdR指標はいずれも「自立」で、入所時には白濁はなかったという。初診時の口腔内写真(別冊No.12)を別に示す。

あ歯冠の白濁への対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
a ホームブリーチ
b ブラッシング指導
c フッ化物洗口の指示
d コンポジットレジン修復
e フッ化ジアンミン銀塗布
114A36
あ咀嚼困難を訴えて受診した患者に対して行ったある検査の過程の写真(別冊No.13)を別に示す。

あ矢印で示す試料に対する評価指標はどれか。1つ選べ。
a 色 調
b 断片数
c 表面積
d 溶出量
e 平均粒径
114A37
あ感染根管治療を行う際に、予防的抗菌薬投与が推奨される感染性心内膜炎〈IE〉の高度リスク群はどれか。2つ選べ。
a 人工弁を装着した患者
b IEの既往を有する患者
c 先天性心房中隔欠損症の患者
d 冠動脈バイパス術を受けた患者
e 植込み型除細動器を装着した患者
114A38
あ日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2013を図に示す。

あ軟飯や全粥はどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
114A39
あ上顎腫瘍切除前後の口腔内写真(別冊No.14)を別に示す。

あリハビリテーションに用いるのはどれか。1つ選べ。
a 舌接触補助床
b 上顎部分床義歯
c 軟口蓋挙上装置
d パラタルランプ
e 術後即時顎補綴装置〈ISO〉
114A40
あ生後8日の男児。唇顎口蓋裂の治療を希望して来院した。診断をした結果、ある装置を製作することとした。初診時の顔貌写真(別冊No.15A)、口腔模型の写真(別冊No.15B)及び製作した装置の写真(別冊No.15C)を別に示す。

あこの装置の目的はどれか。2つ選べ。
a 哺乳の改善
b 軟口蓋の挙上
c 呼吸機能の改善
d 歯槽形態の改善
e 鼻咽腔閉鎖機能の正常化
問41〜60
114A41
あワンステップ接着システムで溶媒として用いられるのはどれか。すべて選べ。
a 水
b アセトン
c TEGdMA
d エタノール
e フェノール
114A42
あ学校保健委員会の活動はどれか。3つ選べ。
a 学校保健計画を立案する。
b 地域の保健機関と連携する。
c 齲蝕治療のための医療券を交付する。
d 学校歯科健康診断の集計結果を報告する。
e 学校感染症に罹患した児童の出席停止を決定する。
114A43
あ下顎のKennedyⅠ級症例で支持作用と把持作用の両方を発揮するのはどれか。2つ選べ。
a 義歯床
b 維持格子
c 小連結子
d 大連結子
e 隣接面板
114A44
あ乳歯外傷の特徴はどれか。1つ選べ。
a 上顎より下顎に多い。
b 男児より女児に多い。
c 転倒より衝突が多い。
d 破折より脱臼が多い。
e 2歳児より5歳児に多い。
114A45
あ上行性歯髄炎で歯髄への細歯の侵入路となるのはどれか。2つ選べ。
a 髄 管
b 盲 管
c 盲 孔
d 管間側枝
e 根尖分岐
114A46
あ82歳の女性。食事中のむせを主訴として訪問歯科診療の依頼があった。 Alzheimer 型認知症で施設に入所している。ミールラウンドで食事の観察を行ったところ、食形態は普通食で、多量の食物を急いで掻き込む動作がみられた。初診時の口腔内写真(別冊No.16)を別に示す。口腔機能評価の結果を表に示す。


あ口腔衛生指導とともにまず行うのはどれか。1つ選べ。
a 嚥下訓練
b 構音訓練
c 義歯の新製
d 舌抵抗訓練
e 食形態の指導
114A47
あ抗腫瘍薬ニボルマブの標的分子はどれか。1つ選べ。
a CCR4
b Cd20
c EGFR
d Pd-1
e VEGF
114A48
あ無歯顎患者における上顎骨の経年的変化はどれか。2つ選べ。
a 皮質骨の肥厚
b 口蓋突起の肥厚
c 大口蓋孔の拡大
d 歯槽頂の頬側移動
e 上顎洞底 ー 歯槽頂間距離の減少
114A49
あH-E染色(非脱灰標本)で Hematoxylinに染色されるのはどれか。2つ選べ。
a 細胞核
b 細胞質
c 赤血球
d 膠原線維
e 石灰化物
114A50
あ44歳の男性。下顎左側臼歯部の違和感を主訴として来院した。 9年前に stage I の舌癌の治療を受けたが、現在まで再発はない。歯周基本治療後の再評価の結果、歯周外科治療を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.17A)とエックス線画像(別冊No.17B)を別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。
あ適切な治療法はどれか。2つ選べ。
a 骨移植術
b FGF-2製剤の応用
c 歯周ポケット掻爬術
d 歯肉弁根尖側移動術
e エナメルマトリックスタンパク質の応用
114A51
あ28歳の男性。歯並びが悪いことを主訴として来院した。診断をした結果、抜歯を伴うマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.18A)、口腔内写真(別冊No.18B)及びエックス線画像(別冊No.18C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。



あ適切な抜歯部位(智歯を除く)はどれか。1つ選べ。
114A52
あヒト免疫不全ウイルスに有効なのはどれか。2つ選べ。
a ポビドンヨード
b 消毒用エタノール
c ベンゼトニウム塩化物
d ベンザルコニウム塩化物
e クロルヘキシジングルコン酸塩液
114A53
あ上顎左側第二小臼歯の感染根管治療時に行ったある処置前後のマイクロスコープ写真(別冊No.19)を別に示す。

あこの処置の目的はどれか。1つ選べ。
a 感染歯質の除去
b 根管穿孔の防止
c 歯根破折の防止
d 根管洗浄効果の向上
e 根管拡大器具の破折防止
114A54
あ13歳の女子。前歯が出ていることを主訴として来院した。診断をした結果、上顎両側第一小臼歯の抜去を伴うマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.20A)、口腔内写真(別冊No.20B)及びエックス線画像(別冊No. 20C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。



あ治療目標の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
あ 前歯部 大臼歯関係
a 上顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ーー Angle Ⅰ 級
b 上顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ーー Angle Ⅱ 級
c 上顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ーー Angle Ⅲ 級
d 下顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ーー Angle Ⅰ 級
e 下顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ーー Angle Ⅱ 級
114A55
あ日本人の食事摂取基準(2015年版)の指標で、ある性・年齢階級に属する人々のほとんど (97〜98%)が1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量はどれか。1つ選べ。
a 推奨量
b 目安量
c 目標量
d 耐容上限量
e 推定平均必要量
114A56
あ67歳の女性。口底部の腫脹を主訴として来院した。数年前から自覚していたが痛みがないためそのままにしていたところ、最近増大してきたという。初診時のロ腔内写真(別冊No.21A)、MRI脂肪抑制T2強調像(別冊No. 21B)、術中の口腔内写真(別冊No. 21C)及び摘出時のH-E染色病理組織像(別冊No.21D)を別に示す。


あ診断名はどれか。1つ選べ。
a 血管腫
b 脂肪腫
c 平滑筋腫
d リンパ管腫
e 類表皮嚢胞
114A57
あ33歳の女性。上顎右側中切歯の違和感を主訴として来院した。20年前、転倒した際に脱臼して再植を受けたが、最近まで自覚症状はなかったという。初診時の歯科用コーンビームCT(別冊No.22)を別に示す。

あ適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 抜 歯
b 意図的再植
c 歯根尖切除
d 感染根管治療
e コンポジットレジン修復
114A58
あ歯の形態分化期における発育障害はどれか。すべて選べ。
a 歯内歯
b 栓状歯
c 低位歯
d 斑状歯
e 矮小歯
114A59
あある機器の写真(別冊No.23A)とその機器を使用している写真(別冊No.23B)を別に示す。

あ院内感染予防対策でこの機器を併用する必要があるのはどれか。3つ選べ。
a 光照射器
b エアタービン
c 超音波スケーラー
d マイクロスコープ
e スリーウェイシリンジ
114A60
あ治療に用いる放射線の深部線最率を図に示す。

あこの図の曲線を示すのはどれか。2つ選べ。
a 電子線
b 陽子線
c ガンマ線
d 重粒子線
e エックス線
問61〜80
114A61
あマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療で下顎の加強固定に用いるのはどれか。3つ選べ。
a Ⅱ級ゴム
b チンキャップ
c リップバンパー
d リンガルアーチ
e 歯科矯正用アンカースクリュー
114A62
あ歯肉退縮に対して行う歯周外科治療はどれか。3つ選べ。
a 口腔前庭拡張術
b 遊離歯肉移植術
c 歯肉弁側方移動術
d 歯肉結合組織移植術
e 歯肉弁根尖側移動術
114A63
あ定型発達児において、行動変容法により適応行動が期待できるようになる時期はどれか。1つ選べ。
a 生後 6か月ころ
b 1歳 6か月ころ
c 3歳ころ
d 5歳ころ
e 7歳ころ
114A64
あ58歳の女性。舌の腫脹を主訴として来院した。昨日、他院で下顎前歯部にインプラントを埋入し、今朝から舌の腫れを自覚しているという。8年前に心筋梗塞を発症し、現在も抗血栓療法を受けている。診察の結果、止血処置を行うこととした。処置前の口腔内写真(別冊No. 24)を別に示す。

あ止血処置により発症が回避できるのはどれか。1つ選べ。
a 気 胸
b 昏 睡
c 肺塞栓
d 上気道閉塞
e アナフィラキシーショック
114A65
あインプラントの印象採得に用いる個人トレーの写真(別冊No.25A)と器具の写真(別冊No.25B)を別に示す。

あこの個人トレーと組合せて使うのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
114A66
あStreptococcus sobrinusが産生するのはどれか。2つ選べ。
a ジンジパイン
b デンティリシン
c ロイコトキシン
d グルコシルトランスフェラーゼ
e フルクトシルトランスフェラーゼ
114A67
あブリッジ製作過程で作業用模型を咬合器装着することとした。
あインターオクルーザルレコードのトリミング部位で正しいのはどれか。3つ選べ。
a 咬頭頂
b 隣接面
c 歯頸部歯肉
d 小窩裂溝部
e 支台歯形成面
114A68
あ舌の白斑を主訴として来院した患者の口腔内写真(別冊No.26)を別に示す。白斑の前方部に硬結を触れる。

あ病変の深達度の評価に有用なのはどれか。3つ選べ。
a MRI
b 造影 CT
c 擦過細胞診
d ヨード生体染色
e 口腔内超音波検査
114A69
あ6歳の男児。最近萌出してきた下顎右側中切歯の色調異常を主訴として来院した。自覚症状はないという。初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。

あまず行う処置はどれか。1つ選べ。
a シュウ酸カリウム塗布
b フッ化ナトリウム塗布
c コンポジットレジン修復
d フッ化ジアンミン銀塗布
e グラスアイオノマーセメント修復
114A70
あ炎症を抑制するサイトカインはどれか。1つ選べ。
a IL-1
b IL-2
c IL-10
d IL-17
e IFN-γ
114A71
あ78歳の女性。上顎全部床義歯が外れやすいことを主訴として来院した。使用中の義歯は3年前に製作したという。診察の結果、義歯床粘膜面に粘膜調整材で裏装したところ、義歯の維持は向上した。初診時の口腔内写真(別冊No.28A)と粘膜調整材で裏装した義歯床粘膜面の写真(別冊No.28B)を別に示す。

あ患者への説明で適切なのはどれか。3つ選べ。
a 「 3か月後に再来院してください」
b 「夜寝る時は義歯を外してください」
c 「毎日、義歯洗浄剤に浸けてください」
d 「ペースト状の義歯安定剤は使用しないでください」
e 「硬めの義歯用ブラシで義歯の裏表をきれいに清掃してください」
114A72
あ16歳の男子。下顎右側臼歯部の腫脹を主訴として来院した。6か月前に自覚したが、痛みがないためそのままにしていたところ、徐々に増大してきたという。自発痛や下唇の知覚異常は認めない。初診時のエックス線画像(別冊No.29A)と生検時の H-E染色病理組織像(別冊No.29B)を別に示す。
あ適切な治療はどれか。2つ選べ。
a 開 窓
b 皿状形成
c 摘出・掻爬
d 下顎辺縁切除
e 下顎区域切除
114A73
あ下唇の無痛性腫脹を主訴として来院した患者の初診時の顔貌写真(別冊No.30)を別に示す。昨日から自覚しているという。以前にも同様の症状があったが、数日で消退したという。局所の熱感と発赤は認めない。

あ行うべき検査はどれか。1つ選べ。
a パッチテスト
b プリックテスト
c 血中 C1インヒビター
d 血中プロカルシトニン
e 末梢血リンパ球表面抗原検査
114A74
あ28歳の妊娠20週の女性。ブラッシング時の出血を主訴として来院した。全身疾患やつわりはないという。口腔清掃には歯ブラシのみを使用している。初診時のロ腔内写真(別冊No.31)を別に示す。母子健康手帳に記載した内容の一部を図に示す。
あ患者への説明で適切なのはどれか。3つ選べ。
a 「前歯の歯ぐきが腫れています」
b 「歯ブラシは硬めのものを選んでください」
c 「デンタルフロスの使い方を練習しましょう」
d 「母体に影響があるため、歯石除去は出産後になります」
e 「バランスの良い食事をとるように心がけてください」
114A75
あ間葉系幹細胞から分化するのはどれか。すべて選べ。
a 骨芽細胞
b 脂肪細胞
c 軟骨細胞
d 破骨細胞
e 骨格筋細胞
114A76
あ17歳の男子。上顎左側側切歯の咬合痛と歯肉腫脹を主訴として来院した。昨夜から激しい痛みがあるという。└2には強い打診痛があり、腫脹部に波動を触れる。プロービング深さは全周3mm以下であった。初診時の口腔内写真(別冊No.32A)とエックス線画像(別冊No. 32B)を別に示す。

あ初診時の対応で適切なのはどれか。3つ選べ。
a 咬合調整
b 骨の穿孔
c 根尖掻爬
d 膿瘍切開
e 抗菌薬投与
114A77
あ45歳の男性。左側顎下部の疼痛と腫脹を主訴として来院した。1年前から同部に一過性の疼痛を自覚していたがそのままにしていたところ、1か月前から食事中に疼痛を伴う腫脹が出現するようになったという。診断をした結果、口腔外から手術を行うこととした。初診時のエックス線画像(別冊No.33A)と CT(別No.33B)を別に示す。

あ術中に切離するのはどれか。2つ選べ。
a 広頸筋
b 舌神経
c 顎舌骨筋
d 舌下動脈
e Wharton管
114A78
あPMTCに用いるのはどれか。3つ選べ。
a 電動歯ブラシ
b 超音波スケーラー
c ポリッシングブラシ
d フッ化物配合ペースト
e 歯面研磨用ラバーカップ
114A79
あ耳神経節でシナプスを形成する副交感神経を含むのはどれか。1つ選べ。
a 三叉神経
b 顔面神経
c 舌咽神経
d 迷走神経
e 舌下神経
114A80
あ正常分娩で出生した生後2日の男児の保護者から、公費医療について質問があった。初診時の顔貌写真(別冊No.34)を別に示す。

あ説明すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 医療扶助
b 措置入院
c 養育医療
d 療育医療
e 自立支援医療
問81〜90
114A81
あ63歳の男性。下顎右側第二大臼歯の食片圧入を主訴として来院した。 5年前に7┐の齲蝕治療を受けて症状なく経過していたが、1週前から自覚するようになったという。エアーで一過性の疼痛を認める。診断をした結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.35A)と使用する器具の写真(別冊No.35B)を別に示す。一連の治療過程を図に示す。
あこの器具を使用する時期はどれか。2つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
114A82
あ顎骨の形態異常に骨延長術が適用できるのはどれか。3つ選べ。
a Crouzon症候群
b Robinシークエンス
c von Recklinghausen病
d Treacher Collins症候群
e McCune-Albright症候群
114A83
あ歯磨剤に含まれる薬用成分で歯肉の収斂効果があるのはどれか。2つ選べ。
a 塩化ナトリウム
b ヒノキチオール
c デキストラナーゼ
d 乳酸アルミニウム
e ピロリン酸ナトリウム
114A84
あ濾紙ディスク法による味覚検査で検出できるのはどれか。4つ選べ。
a 味質の錯誤
b 検知閾値の左右差
c 鼓索神経支配領域の認知閾値
d 舌咽神経支配領域の認知閾値
e 上喉頭神経支配領域の認知閾値
114A85
あ45歳の女性。上顎左側第二小臼歯欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、ブリッジによる補綴治療を行うこととした。ブリッジ製作中のある過程の写真(別冊No.36A)、完成したブリッジの作業用模型上の写真(別冊No.36B)及び口腔内試適時の写真(別冊No.36C)を別に示す。

あレジン前装冠ブリッジと比較した本ブリッジの特徴はどれか。2つ選べ。
a 適応症が広い。
b 審美性に優れる。
c 連結部の強度が高い。
d 歯質の削除量が少ない。
e 支台歯の色調に影響を受ける。
114A86
あ55歳の女性。前歯の変色による審美不良を主訴として来院した。15年前に上顎前歯部にブリッジを装着したという。診察の結果、⑤ 4 ③ 2 ① ┴1②のブリッジを新製することとした。支台歯形成後の口腔内写真(別冊No.37A)、ある操作中のロ腔内写真(別冊No.37B)及び操作後に口腔外に取り出した装置の写真(別冊No.37C)を別に示す。

あこの操作の目的はどれか。1つ選べ。
a 平行性確認
b 顎間関係記録
c 咬合高径設定
d 精密印象採得
e ゴシックアーチ記録
114A87
あある国の人口構成を表に示す。

あ老年化指数(%)はどれか。1つ選べ。
a 25
b 30
c 33
d 50
e 300
114A88
あ2級直接修復に使用するマトリックスバンドの写真(別冊No.38A)とその装着器具の写真(別冊No.38B)を別に示す。

あ下顎左側第二小臼歯にバンドを装着するとき、バンドのループを出す部位とループの適合操作を行う部位の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
あループを ループの
あ出す部位 適合操作部位
a 1 ーーーー ア
b 1 ーーーー イ
c 2 ーーーー ア
d 2 ーーーー イ
e 3 ーーーー ア
f 3 ーーーー イ
114A89
あ5歳の男児。ブラッシング指導を希望して保護者と来院した。初診時の歯垢染色後の口腔内写真(別冊No.39A)とその結果のチャート(別冊No.39B)を別に示す。

あO`LearyのPCRを求めよ。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。
114A90
あ80歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。使用中の義歯は12年前に装着したという。診察と検査の結果、上下顎全部床義歯を新製することとした。製作過程の一連の写真(別冊No.40)を別に示す。
あ製作過程を実施の順番に並べよ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
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