【成長発育】全身の発育:原始反射(歩行反射・モロー反射・バビンスキー反射・哺乳反射など)

反射消失の正確な時期が気になる原始反射。

しかし、国家試験的には、よほど的外れな時期を答えなければ大丈夫です。

卒業試験等では圧倒的に大学の講義を必聴です。

国家試験レベルではどういった問われ方をするのかを過去問を通して練習していただければと思います。

原始反射

新生児から乳幼児の初期にかけてみられる反射。

これらの反射の中枢は間脳から脳幹部にかけて存在すると考えられています。

一般的に大脳皮質の発達にともない3〜6か月ころに消失します。

ちなみに、モロー反射も把握反射も木の上で生活していた猿の時の名残なんて言われている仮説はあります。

歩行反射

⾜を床につけて前進させると、両脚を交互に屈曲・伸展させる反射。

モロー反射

頭部を急に後⽅へ落下させると両⼿を広げて胸で何かを捉えようとする反射。

非対称性緊張性頸反射

頭を⼀⽅向へ向けると顔を向けた⽅の上下肢は伸展し、反対側は屈曲する反射。

フェイシングスタイルなんて呼ばれることもあります。

バビンスキー反射

⾜の裏をくすぐると指が扇状のように広がる反射

把握反射(Darwin 反射)

⼿や⾜の裏で触れるものはなんでもつかもうとする反射。

手で生じる反射を手掌把握反射といい、足で生じるのを足底把握反射といいます。

手と足で反射が消失する時期が異なるのも特徴的。

飛び込み反射

体を⽀えて⾶び込むような姿勢をとらせると、両⼿を頭の先へ差し伸べる反射。

生後9ヵ月から生じて、一生消えない反射です。

原始反射の定義からずれていますが、一応、原始反射に含まれています。

臨床的に使われる原始反射
原始反射は大脳皮質の抑制を受けて消失します。しかし、大脳皮質に障害があると永続的に反射は残るので、臨床的には脳障害の診断に応用されます。

哺乳に関する反射

新生児が生きていくうえで欠かせない哺乳反射。

難しい名前が並んでいますが、「探す→捕まえる→吸う→飲み込む」という一連の反射がみられるだけです。

口唇探索反射

刺激を受けた方へ顔を向け乳首を探索する反射

捕捉反射

口唇と舌を使って乳首を捕捉しようとする反射

吸啜反射

口の中に乳首が入ると、吸啜運動を行う反射。

嚥下反射

乳汁等を飲み込む反射

ちなみに原始反射の項目で扱っていますが、嚥下反射は原始反射ではないです。

舌挺出反射

固形物を口に入れようとすると吐き出す反射。

反射の消失は離乳の開始時期の目安としてもみられます。

まとめ

国家試験的には難しくない反射ですが、大学の進級試験では難易度がわかれるところ。

おそらく、消失時期の違いから、上の表に加えて脳幹のどの部位で反射が起こるかを問う大学もあるかと思います。

症候群の症状を覚えることも一つの例ですが、そんなに一度だくさん覚えられないのが現実だと思います。

なので、たくさん覚える項目がある場合は、まずは定番のものだけを先に覚えていただければ幸いです。

参考となる過去問はこちらから
【歯科医師国家試験】発生・成長発育・高齢者:原始反射(計3問)

まとめた教材はこちらから

【一夜漬け猛特訓】成長発育

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