※解答は2025年3月15日までの暫定的なものとなります。ご了承ください。
B1〜B20
118B1
あ一次救命処置〈BLS〉はどれか。1つ選べ。
ａ 胸骨圧迫
ｂ 静脈路の確保
ｃ 人工呼吸器の使用
ｄ 輪状甲状靱帯切開
ｅ 生体情報モニタ装着
118B2
あ連用によって身体依存を生じるのはどれか。1つ選べ。
ａ チアラミド塩酸塩
ｂ リドカイン塩酸塩
ｃ アセトアミノフェン
ｄ フェンタニルクエン酸塩
ｅ ロキソプロフェンナトリウム水和物
118B3
あエックス線画像で判明せず、MRIで判明する顎関節の症候はどれか。1つ選べ。
ａ 顎関節痛障害
ｂ 関節円板障害
ｃ 関節突起骨折
ｄ 変形性顎関節症
ｅ 進行性下顎頭吸収
118B4
あ深部静脈血栓症のリスク評価に用いられるのはどれか。1つ選べ。
ａ ALP
ｂ BUN
ｃ CRP
ｄ Dダイマー
ｅ γ-GTP
118B5
あ正常細胞と比較したがん細胞の特徴はどれか。2つ選べ。
ａ 浸潤能の獲得
ｂ 増殖能の低下
ｃ 遺伝子異常の蓄積
ｄ アポトーシスの促進
ｅ テロメラーゼ活性の低下
118B6
あ咬頭干渉が検出できるのはどれか。1つ選べ。
ａ 嚥下機能検査
ｂ 構音機能検査
ｃ 引き抜き試験
ｄ 歯間離開度検査
ｅ ゴシックアーチ描記法
118B7
あ口腔内写真（別冊No.1）を別に示す。
あこの歯列弓形態の原因となるのはどれか。1つ選べ。
ａ 過剰歯
ｂ 口呼吸
ｃ 低位舌
ｄ 舌突出癖
ｅ 乳歯早期脱落
118B8
あ医療法で定める都道府県の業務はどれか。1つ選べ。
ａ 特殊健康診断の実施
ｂ 一般介護予防事業の実施
ｃ 医療費適正化計画の立案
ｄ 終末期医療を担う病院の配置
ｅ 救急医療に関する医療計画の策定
118B9
あAngleⅡ級Ⅰ類で生じやすいのはどれか。1つ選べ。
ａ 下唇の過緊張
ｂ 下顎骨の過成長
ｃ 下顎切歯の破折
ｄ 上顎切歯の舌側傾斜
ｅ 上唇小帯の高位付着
118B10
あQuincke浮腫の原因はどれか。1つ選べ。
ａ 外 傷
ｂ 貧 血
ｃ 動脈硬化
ｄ アレルギー
ｅ ウイルス感染
118B11
あ患者の自己決定権の行使を促進するのはどれか。1つ選べ。
ａ 医師の裁量権の拡大
ｂ パターナリズムの推進
ｃ 医療提供の効率性の確保
ｄ インフォームド・コンセントの取得
ｅ コミュニティ・オーガナイゼーションの実践
118B12
あ1歳を過ぎてもみられる原始反射はどれか。1つ選べ。
ａ 口唇反射
ｂ 把握反射
ｃ 舌挺出反射
ｄ Babinski反射
ｅ 非対称性緊張性頸反射
118B13
あ医療従事者がN95マスクを着用すべき対象疾患はどれか。1つ選べ。
ａ 結 核
ｂ 梅 毒
ｃ 淋 病
ｄ 破傷風
ｅ マラリア
118B14
あ高齢者の脱水を疑う臨床所見はどれか。1つ選べ。
ａ 徐 脈
ｂ 血圧上昇
ｃ 尿量増加
ｄ 頸静脈怒張
ｅ 皮膚緊張度低下
118B15
あ寒天印象材のゲル化に寄与するのはどれか。1つ選べ。
ａ 共有結合
ｂ 金属結合
ｃ 配位結合
ｄ 分子間力
ｅ イオン結合
118B16
あ健常者で組織から毛細血管内に水分が移動する圧力を生むのはどれか。1つ選べ。
ａ アルブミン
ｂ グルコース
ｃ ヒスタミン
ｄ フィブリノゲン
ｅ ナトリウムイオン
118B17
あ労働衛生の3管理における作業管理の目的はどれか。1つ選べ。
ａ 有害物の隔離
ｂ 有害物の除去
ｃ 有害物侵入の抑制
ｄ 有害物発生の抑制
ｅ 有害物による障害の予防
118B18
あ男性での放射線障害で、しきい線量が最も低いのはどれか。1つ選べ。
ａ 白内障
ｂ 皮膚発赤
ｃ 一時的脱毛
ｄ 一時的不妊
ｅ 造血能低下
118B19
あエリスロポエチンを最も多く産生するのはどれか。1つ選べ。
ａ 肺
ｂ 骨 髄
ｃ 心 臓
ｄ 腎 臓
ｅ 脾 臓
118B20
あ3歳児の歯科診療における医療面接で正しいのはどれか。2つ選べ。
ａ 開放的な環境で行う。
ｂ 患児の発育状況を尋ねる。
ｃ 開かれた質問を用いない。
ｄ 保護者と患児を分離する。
ｅ 患児と視線を合わせて会話する。
B21〜B40
118B21
あ疾患と原因療法の組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。
ａ 内歯瘻 ーーーーーーーーー 感染根管治療
ｂ 褥瘡性潰瘍 ーーーーーーー 外科的切除
ｃ 頸部蜂窩織炎 ーーーーーー アモキシシリン水和物投与
ｄ 口腔扁平苔癬 ーーーーーー ビタミンB12製剤投与
ｅ Ramsay Hunt症候群 ーーー アシクロビル投与
118B22
あ永久歯が生えてこないことを主訴として来院した15歳の女子。初診時の口腔内写真（別冊No.2A）とエックス線画像（別冊No.2B）を別に示す。
あ正しい所見はどれか。3つ選べ。
ａ 右側AngleⅡ級の臼歯関係
ｂ 2」先天欠如
ｃ └D晩期残存
ｄ ┌45先天欠如
ｅ D┐晩期残存
118B23
あ54歳の女性。下顎左側第二大臼歯の動揺を主訴として来院した。1か月前から気付いていたが痛みがないのでそのままにしていたという。初診時の口腔内写真（別冊No.3A）とエックス線画像（別冊No.3B）を別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。
あ歯周基本治療後、「7に行う治療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
ａ GTR法
ｂ 新付着術
ｃ FGF-2製剤の応用
ｄ 歯周ポケット掻爬術
ｅ 歯肉弁根尖側移動術
118B24
あ部分床義歯の清掃方法で適切なのはどれか。1つ選べ。
ａ 塩素系漂白剤の使用
ｂ 研磨剤を含む歯磨剤の使用
ｃ 超音波洗浄器と義歯洗浄剤の併用
ｄ 紙やすりによる歯石様沈着物の除去
ｅ 化学的清掃後の義歯用ブラシによる機械的清掃
118B25
あ法令に定められた業務を歯科医師が指示できる職種はどれか。2つ選べ。
ａ 保健師
ｂ 救急救命士
ｃ 公認心理師
ｄ 作業療法士
ｅ 臨床検査技師
118B26
あ要介護高齢者への歯周治療を行う際に優先するのはどれか。3つ選べ。
ａ 内服薬の確認
ｂ 根面齲蝕の予防
ｃ セルフケアの励行
ｄ 歯周外科治療の実施
ｅ 清掃性の高い口腔内環境の構築
118B27
あ10歳の男児。上顎前歯部の疼痛を主訴として来院した。1時間前に転倒し顔面を強打したという。1┘の動揺度は1度で軽度の打診痛を認める。初診時の口腔内写真（別冊No.4A、B）とエックス線画像（別冊No.4C）を別に示す。
あ適切な処置はどれか。1つ選べ。
ａ 整復固定
ｂ コンポジットレジン修復
ｃ 直接覆髄
ｄ 生活歯髄切断
ｅ 抜 歯
118B28
あ片麻痺があり、咽頭残留や誤嚥のリスクが高い摂食嚥下障害患者への食事時の指導で正しいのはどれか。3つ選べ。
ａ 頸部を健側に向ける。
ｂ 体幹は健側を下にする。
ｃ 複数回嚥下を心がける。
ｄ 液体にはとろみをつける。
ｅ ペースを早めて食事時間を短くする。
118B29
あ45歳の男性。下顎右側第一大臼歯欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、⑦6⑤┐ブリッジによる補綴処置を行うこととした。仮着時の口腔内写真（別冊No.5A）と2週後のプラーク染め出し後のブリッジの写真（別冊No.5B）を別に示す。
あ口腔清掃指導時に特に配慮するのはどれか。2つ選べ。
ａ 洗口剤の使用
ｂ 歯磨剤の薬用成分
ｃ 歯間ブラシのサイズ
ｄ 歯ブラシの毛の材質
ｅ スポンジ状フロスの使用
118B30
あ36歳の男性。舌の腫脹を主訴として来院した。6か月前から気付いていたが、痛みがないためそのままにしていたところ、徐々に増大してきたという。初診時の口腔内写真（別冊No.6A）、MRI（別冊No.6B）及び摘出物のH-E染色病理組織像（別冊No.6C）を別に示す。
あ診断名はどれか。1つ選べ。
ａ 脂肪腫
ｂ 多形腺腫
ｃ 膿原性肉芽腫
ｄ 血管腫〈静脈奇形〉
ｅ リンパ管腫〈リンパ管奇形〉
118B31
あCushing病で特徴的なのはどれか。1つ選べ。
ａ 眼球突出
ｂ 骨粗鬆症
ｃ 多発性顎嚢胞
ｄ 永久歯萌出遅延
ｅ エナメル質形成不全
118B32
あ疾患と歯科治療中に配慮すべきことの組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
ａ 骨形成不全症 ーーーーーーーーー 易骨折性
ｂ 軟骨無形成症 ーーーーーーーーー 皮膚乾燥
ｃ 鎖骨頭蓋骨異形成症 ーーーーーー 開口障害
ｄ 低ホスファターゼ症 ーーーーーー 体温調節
ｅ Treacher Collins症候群 ーーー 気道閉塞
118B33
あ矯正歯科治療における永久歯の抜去で考慮するのはどれか。3つ選べ。
ａ Spee彎曲
ｂ ターミナルプレーン
ｃ セファリックインデックス
ｄ ヘッドプレートコレクション
ｅ アーチレングスディスクレパンシー
118B34
あ顎骨内に発生した嚢胞のH-E染色病理組織像（別冊No.7）を別に示す。
あ診断名はどれか。1つ選べ。
ａ 歯根嚢胞
ｂ 単純性骨嚢胞
ｃ 鼻口蓋管嚢胞
ｄ 腺性歯原性嚢胞
ｅ 正角化性歯原性嚢胞
118B35
あ44歳の女性。下顎右側第二大臼歯の動揺を主訴として来院した。1か月前から気付いていたが痛みがないのでそのままにしていたという。初診時の口腔内写真（別冊No.8A）とエックス線画像（別冊No.8B）を別に示す。初診時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。
あ処置方針の決定に必要なのはどれか。2つ選べ。
ａ 切削診
ｂ 歯髄電気診
ｃ 咬合接触検査
ｄ ボーンサウンディング
ｅ 歯科用コーンビームCT
118B36
あ42歳の男性。下顎左側第一小臼歯の着色を主訴として来院した。1年前に気付いたが強い痛みがないためそのままにしていたという。自発痛と打診痛はないが、冷刺激による一過性の疼痛を認める。修復処置を行うこととした。初診時の口腔内写真（別冊No.9A）とエックス線画像（別冊No.9B）を別に示す。
あ修復材料と必要な器材の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
ａ コンポジットレジン ーーーーーーー 圧排糸
ｂ コンポジットレジン ーーーーーーー マトリックスバンド
ｃ コンポジットレジン ーーーーーーー リング状リテーナー
ｄ グラスアイオノマーセメント ーーー ウェッジ
ｅ グラスアイオノマーセメント ーーー クラウンフォーム
118B37
あ筋緊張の強い身体障害者への行動調整はどれか。1つ選べ。
ａ モデリング
ｂ 応用行動分析
ｃ シェイピング
ｄ 反射抑制体位
ｅ オペラント条件付け
118B38
あ65歳の女性。閉塞性睡眠時無呼吸症の診断のもと、呼吸器内科から口腔内装置製作を依頼されて来院した。初診時の口腔内写真（別冊No.10A）と装置装着時のロ腔内写真（別冊No.10B）を別に示す。
あ本装置の製作過程で記録したのはどれか。2つ選べ。
ａ 咬合高径
ｂ 下顎運動路
ｃ 咬頭嵌合位
ｄ 切端咬合位
ｅ 下顎最前方位
118B39
あアーチワイヤーを装着中の口腔内写真（別冊No.11）を別に示す。
あこの操作の直後に用いるのはどれか。1つ選べ。
ａ ワイヤーニッパー
ｂ バンドリムービングプライヤー
ｃ ピンアンドリガチャーカッター
ｄ エラスティックセパレータープライヤー
ｅ セーフティーディスタルエンドカッター
118B40
あCAD/CAM用コンポジットレジンでエナメル質より小さいのはどれか。1つ選べ。
ａ 弾性係数
ｂ 引張強さ
ｃ 曲げ強さ
ｄ 熱膨張係数
ｅ 破壊靱性値
B41〜B60
118B41
あT細胞が正の選択を受けるのはどれか。1つ選べ。
ａ 胸 腺
ｂ 骨 髄
ｃ 脾 臓
ｄ 皮 膚
ｅ リンパ節
118B42
あ10歳の女児。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。初診時の口腔内写真（別冊No.12A）、パノラマエックス線画像（別冊No.12B）、口内法エックス線画像（別冊No.12C）及び歯科用コーンビームCT（別冊No.12D）を別に示す。
あ適切な対応はどれか。1つ選べ。
ａ 経過観察
ｂ └Aの抜歯と└1の開窓牽引
ｃ └Aの抜歯後に1┴2の遠心移動
ｄ └Aの抜歯後に部分床義歯の装着
ｅ └Aと└1の抜歯後にブリッジの装着
118B43
あ81歳の男性。食事後にむせることを主訴として来院した。1年前から自覚していたが、そのままにしていたという。3年前に胃食道逆流症の診断を受けて、現在経過観察中である。リハビリテーション科に依頼して行った嚥下造影検査における硫酸バリウム溶液の嚥下1分後の画像（別冊No.13）を別に示す。リハビリテーション科からは、口腔と咽頭内に造影剤の残渣は認められないものの、食道内には明らかな停滞が認められたとの報告を受けている。
あ患者への指導で適切なのはどれか。1つ選べ。
ａ 頭部挙上訓練を行う。
ｂ 液体にはとろみをつける。
ｃ 濃い味の食品摂取を避ける。
ｄ 食事後すぐに横にならない。
ｅ 嚥下時には頸部後屈を心がける。
118B44
あ75歳の男性。下顎右側第一大臼歯の自発痛を主訴として来院した。抜髄のためアドレナリン含有2％リドカイン塩酸塩で局所麻酔を行った直後に気分不快と胸痛を訴えた。意識レベルはJCSⅡ-10、呼吸数26/分で気道閉塞を認めない。このときの生体情報モニタ画面の写真（別冊No.14）を別に示す。
あ直ちに行うのはどれか。3つ選べ。
ａ 酸素投与
ｂ 救急車の要請
ｃ 電気的除細動
ｄ アスピリンの投与
ｅ 輪状甲状間膜穿刺
118B45
あ非吸収性の骨移植材はどれか。1つ選べ。
ａ 自家骨
ｂ 炭酸アパタイト
ｃ リン酸三カルシウム
ｄ ハイドロキシアパタイト
ｅ リン酸オクタカルシウム
118B46
あ68歳の女性。右側での咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、5┘相当部にインプラント義歯による補綴歯科治療を行うこととした。上部構造試適前の口腔内写真（別冊No.15A）と試適中の口腔内写真（別冊No.15B）を別に示す。
あBの操作の直前に行った処置はどれか。1つ選べ。
ａ 研 磨
ｂ 咬合調整
ｃ セメント合着
ｄ スクリュー締結
ｅ アバットメントの撤去
118B47
あ再建手術を伴わない下顎区域切除術後に、下顎偏位が認められたことから口腔内装置を製作することとした。
あ下顎歯列を咬頭嵌合位で保持するのはどれか。1つ選べ。
ａ 顎義歯
ｂ 舌接触補助床
ｃ オプチュレータ
ｄ オクルーザルランプ
ｅ スタビリゼーションアプライアンス
118B48
あ25歳の女性。口元の突出感を主訴として来院した。診断の結果、上顎両側第一小臼歯、下顎右側第一小臼歯、下顎左側第二小臼歯の抜去とマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療を行うこととした。初診時の顔面写真（別冊No.16A）、口腔内写真（別冊No.16B）及びエックス線画像（別冊No.16C）を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。
あ適切な治療方針はどれか。3つ選べ。
ａ 骨格性Ⅱ級の改善
ｂ 下顎前歯の舌側移動
ｃ 下顎歯列正中の右方移動
ｄ 上顎右側大臼歯の遠心移動
ｅ 左側AngleⅠ級の大臼歯関係の確立
118B49
あ脱臼歯の再植後の固定に用いられるのはどれか。すべて選べ。
ａ 接着性レジン
ｂ コイルスプリング
ｃ ポリ―L-乳酸プレート
ｄ チタン製ミニプレート
ｅ ステンレススチールワイヤー
118B50
あクラウンブリッジに適用される咬合様式はどれか。2つ選べ。
ａ group function
ｂ lingualized occlusion
ｃ monoplane occlusion
ｄ cuspid protected occlusion
ｅ fully bilateral balanced occlusion
118B51
あ舌接触補助床を製作するために行った構音検査の結果を表に示す。
あ口蓋部で厚くするのはどれか。1つ選べ。
ａ 全 体
ｂ 前方部
ｃ 側方部
ｄ 中央部
ｅ 後方部
118B52
あ唾液腺に潜伏するヒトヘルペスウイルス〈HHV〉はどれか。1つ選べ。
ａ HHV-1
ｂ HHV-2
ｃ HHV-3
ｄ HHV-4
ｅ HHV-5
118B53
あ歯肉切除術の治療過程を示す。
あ③に入るのはどれか。1つ選べ。
あただし、①～⑤はａ〜ｅのいずれかに該当する。
ａ 切 開
ｂ 歯肉整形
ｃ 浸潤麻酔
ｄ ポケット底の印記
ｅ スケーリング・ルートプレーニング
118B54
あ持続可能な開発目標〈SDGs〉のうちFAOが目標にしているのはどれか。1つ選べ。
ａ 飢餓をゼロに
ｂ 気候変動に具体的な対策を
ｃ すべての人に健康と福祉を
ｄ ジェンダー平等を実現しよう
ｅ エネルギーをみんなにそしてクリーンに
118B55
あIgG4関連疾患の特徴はどれか。4つ選べ。
ａ 口腔乾燥
ｂ 女性での好発
ｃ 結節性病変の存在
ｄ 顎下腺の持続性腫脹
ｅ アレルギー疾患の合併
118B56
あ成長期に用いる矯正装置のうち、骨の縫合部に作用するのはどれか。3つ選べ。
ａ ヘッドギア
ｂ Fränkel装置
ｃ 急速拡大装置
ｄ バイオネーター
ｅ 上顎前方牽引装置
118B57
あ初期活動性根面齲蝕の非侵製的な管理で正しいのはどれか。2つ選べ。
ａ 深さ2mm以下の齲窩を対象とする。
ｂ 活動性はエックス線画像で判断する。
ｃ 歯髄保護にボンディング材塗布を行う。
ｄ 高濃度フッ化物配合歯磨剤の使用で非活動性に変化する。
ｅ 38％フッ化ジアンミン銀の塗布は進行抑制を目的とする。
118B58
あ4歳の男児。下顎乳前歯部の審美不良を主訴として来院した。1年前に下顎両側乳中切歯は自然脱落したという。診察の結果、下顎両側第二乳臼歯部にAdamsクラスプを付与した義歯を製作することとした。初診時の口腔内写真（別冊No.17A）とエックス線画像（別冊No.17B）を別に示す。
あ製作する義歯について正しいのはどれか。3つ選べ。
ａ 装着後は成長とともに作り直す。
ｂ 唇側の床縁は歯肉唇移行部に設定する。
ｃ 床後縁は両側乳犬歯の遠心部に設定する。
ｄ 義歯床は舌側の歯頸部に接するように設定する。
ｅ クラスプに用いるワイヤーの直径は0.7mmとする。
118B59
あ35歳の男性。受け口を主訴として来院した。中学生のころから気になり前歯で咬みにくいという。骨格性下顎前突症と診断し、術前矯正治療後に顎矯正手術をすることとした。顎矯正手術前と手術9か月後のエックス線画像（別冊No.18A、B）を別に示す。
手術名の略語を示す。
あ下顎に対して行ったのはどれか。1つ選べ。
ａ SSRO
ｂ IVRO＋オトガイ形成術
ｃ SSRO＋オトガイ形成術
ｄ IVRO＋前歯部歯槽骨切り術
ｅ SSRO＋前歯部歯槽骨切り術
118B60
あ53歳の女性。上顎右側中切歯欠損による審美不良を主訴として来院した。診察の結果、上顎前歯部にCAD/CAMを用いたブリッジを製作することとした。支台歯形成時の口腔内写真（別冊No.19A）、完成したブリッジの写真（別冊No.19B）及びブリッジ装置時の口腔内写真（別冊No.19C）を別に示す。
あ次に示す5つのステップのうち、3番目に行うのはどれか。1つ選べ。
ａ 焼 結
ｂ 切削加工
ｃ 咬合器装着
ｄ 模型のスキャニング
ｅ セメントスペースの設定
B61〜B90
118B61
あ金属焼付用陶材の焼成温度で適切なのはどれか。1つ選べ。
ａ 700℃
ｂ 950℃
ｃ 1,200℃
ｄ 1,350℃
ｅ 1,500℃
118B62
あ認知機能障害のうち、場所や時間がわからないのはどれか。1つ選べ。
ａ 失 行
ｂ 失 語
ｃ 失 認
ｄ 見当識障害
ｅ 遂行機能障害
118B63
あ第二鰓嚢〈咽頭嚢〉から発生するのはどれか。1つ選べ。
ａ 耳 管
ｂ 口蓋扁桃
ｃ 茎突咽頭筋
ｄ 口蓋帆挙筋
ｅ Meckel軟骨
118B64
あWHOの簡易的禁煙支援を構成する5つの“A”で、動機付け支援を行うか否かを決める根拠となるのはどれか。1つ選べ。
ａ Ask
ｂ Advise
ｃ Assess
ｄ Assist
ｅ Arrange
118B65
あ平均近遠心幅径が最も大きいのはどれか。1つ選べ。
ａ 上顎中切歯
ｂ 上顎犬歯
ｃ 上顎第一大臼歯
ｄ 下顎第一大臼歯
ｅ 下顎第二大臼歯
118B66
あスパイロメトリで測定できるのはどれか。1つ選べ。
ａ 死 腔
ｂ 全肺気量
ｃ 肺胞換気量
ｄ 予備吸気量
ｅ 機能的残気量
118B67
あ74歳の女性。舌尖部の腫脹を主訴として来院した。3か月前に自覚したが、疼痛がないためそのままにしていたところ、徐々に大きくなってきたという。弾性硬で軽度圧痛を認めるが、舌の知覚に異常はない。初診時の口腔内写真（別冊No.20A）、MRI脂肪抑制T2強調像（別冊No.20B）、FDG-PET/CT（別冊No.20C）及び生検時のH-E染色病理組織像（別冊No.20D）を別に示す。
あ適切な治療法はどれか。1つ選べ。
ａ 摘 出
ｂ 化学療法
ｃ 免疫療法
ｄ 外科的切除
ｅ 組織内照射
118B68
あ65歳の男性。下顎左側第一大臼歯の痛みを主訴として来院した。昨晩、強い痛みのため眠れなかったという。著しい打診痛があり、歯髄電気診に生活反応を示した。初診時の口腔内写真（別冊No.21A）とエックス線画像（別冊No.21B）を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。
あまず行うのはどれか。1つ選べ。
ａ 抜 髄
ｂ 生活断髄
ｃ 感染根管治療
ｄ ヘミセクション
ｅ スケーリング・ルートプレーニング
118B69
あ神経性調節によって適刺激に対する受容器の感度が変わるのはどれか。1つ選べ。
ａ 筋紡錘
ｂ Krause小体
ｃ Pacinian小体
ｄ Meissner小体
ｅ Ruffini神経終末
118B70
あ80歳の女性。咬合時の下顎全部床義歯の動揺と両側臼歯部粘膜の痛みを主訴として来院した。旧義歯は2年前に製作したという。診察の結果、新義歯を製作することとした。新義歯によって主訴は改善した。来院時の口腔内写真（別冊No.22A）と新旧義歯の適合試験時の写真（別冊No.22B）を別に示す。
あ向上したのはどれか。2つ選べ。
ａ 緩圧性
ｂ 受動性
ｃ 適合性
ｄ 拮抗作用
ｅ 支持作用
118B71
あ40〜64歳の特定健康診査結果による特定保健指導の対象の階層化を表に示す。
あ①はどれか。1つ選べ。
ａ 貧 血
ｂ 喫煙歴
ｃ 飲酒習慣
ｄ 運動習慣
ｅ 体重減少
118B72
あ72歳の男性。塩味を感じにくいことを主訴として来院した。2年前から自覚し、徐々に増悪したという。降圧薬を服用している。初診時の口腔内写真（別冊No.23）を別に示す。
あ適切な検査はどれか。3つ選べ。
ａ 生 検
ｂ 血液検査
ｃ 唾液分泌能検査
ｄ 濾紙ディスク検査
ｅ ガスクロマトグラフィー検査
118B73
あ58歳の男性。下顎左側第一大臼歯部からの排膿を主訴として来院した。1年前から気付いていたがそのままにしていたという。トンネリング後の再評価時の口腔内写真（別冊No.24A）とエックス線画像（別冊No.24B）を別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。
あセルフケアに使用するのに適切なのはどれか。2つ選べ。
ａ 洗口剤
ｂ 歯ブラシ
ｃ 口腔洗浄器
ｄ 歯間ブラシ
ｅ ラバーチップ
118B74
あSpaulding分類における滅菌・消毒の水準で考慮するのはどれか。1つ選べ。
ａ 感染症の種類
ｂ 器具の耐熱性
ｃ 器具の使用回数
ｄ 器具の使用部位・用途
ｅ 滅菌・消毒した器具の保管期間
118B75
あラテックスアレルギーの小児が摂取すると、アレルギー症状がみられることのある食物はどれか。1つ選べ。
ａ 卵
ｂ か に
ｃ 牛 乳
ｄ 小 麦
ｅ アボカド
118B76
あ関節リウマチでみられるのはどれか。2つ選べ。
ａ ぱち指
ｂ 色素沈着
ｃ 手掌紅斑
ｄ 皮下結節
ｅ 朝のこわばり
118B77
あWHOによるがん疼痛コントロールで推奨されているのはどれか。2つ選べ。
ａ 麻薬の使用は極力控える。
ｂ 鎮痛薬は頓用を原則とする。
ｃ 注射での鎮痛薬投与を早期に考える。
ｄ 日常生活ができることを目標とする。
ｅ 鎮痛薬以外の補助薬も積極的に用いる。
118B78
あ20歳の女性。下顎の前突感と前歯の咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。└8、8┬8抜歯後、外科的矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真（別冊No.25A）、口腔内写真（別冊No.25B）及びエックス線画像（別冊No.25C）を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。
あ適切な治療方針はどれか。1つ選べ。
118B79
あ身元確認のデンタルチャートに記載するのはどれか。2つ選べ。
ａ 咬合高径
ｂ 歯の動揺度
ｃ インレーの色
ｄ 根管充塡の有無
ｅ 歯周ポケット深さ
118B80
あ口内法エックス線画像（別冊No.26）を別に示す。
あ矢印で示すのはどれか。1つ選べ。
ａ 梨状口
ｂ 骨膜反応
ｃ 上顎洞の隔壁
ｄ 上顎骨頬骨突起
ｅ 顎骨狐胞の骨硬化縁
118B81
あ会話や着替えの際に息切れがひどく、外出できない患者のHugh-Jones分類はどれか。1つ選べ。
ａ Ⅰ度
ｂ Ⅱ度
ｃ Ⅲ度
ｄ Ⅳ度
ｅ Ⅴ度
118B82
あ上下顎第一小臼歯の抜去を想定し、左側の部分分割を行ったセットアップモデル（別冊No.27）を別に示す。
あこの模型で確認するのはどれか。2つ選べ。
ａ 固定源の強度
ｂ 治療後のANB角
ｃ 上顎切歯の唇側移動量
ｄ 上顎歯列正中線の移動方向
ｅ 治療後のアンテリアレイシオ
118B83
あ72歳の女性。下顎の部分床義歯の破損を主訴として来院した。診察の結果、3┐に設置された単純鉤が破折していたため、支台装置を変更して補綴処置を行うこととした。支台装置を装着後の口腔内写真（別冊No.28A）と新義歯粘膜面の写真（別冊No.28B）を別に示す。
あこの支台装置を用いることによって改善するのはどれか。3つ選べ。
ａ 支 持
ｂ 把 持
ｃ 囲繞性
ｄ 審美性
ｅ 歯冠歯根長比
118B84
あ64歳の女性。下顎左側第二小臼歯の歯肉腫脹を主訴として来院した。2週前に腫れに気付いていたが、痛みがないためそのままにしていたという。初診時の口腔内写真（別冊No.29A）とエックス線画像（別冊No.29B）を別に示す。
あ診断に必要なのはどれか。3つ選べ。
ａ 打 診
ｂ 透照診
ｃ 麻酔診
ｄ 歯髄電気診
ｅ 歯周ポケット検査
118B85
あ抜歯後の鎮痛に用いられるのはどれか。3つ選べ。
ａ 立効散
ｂ プレガバリン
ｃ デキサメタゾン
ｄ アセトアミノフェン
ｅ ロキソプロフェンナトリウム水和物
118B86
あコンポジットレジンのフィラー含有量増加で上昇するのはどれか。1つ選べ。
ａ 吸水量
ｂ 磨耗量
ｃ 重合収縮率
ｄ 熱膨張係数
ｅ 破壊靱性値
118B87
あ根管形成用ファイルのISO規格について正しいのはどれか。2つ選べ。
ａ 刃部の長さは21mmである。
ｂ 40号と80号の把柄部の色は同じである。
ｃ KファイルとHファイルのテーパーは異なる。
ｄ ファイルの番号は10号から10ずつ大きくなる。
ｅ ファイルの番号の1/100倍が刃部先端の直径（mm）である。
118B88
あ22歳の女性。永久歯の萌出遅延を主訴として来院した。切歯と大臼歯は通常通り萌出したが、その後は永久歯の萌出がみられないという。妹も乳歯の晩期残存があるという。初診時のエックス線画像（別冊No.30A）とCT（別冊No.30B）を別に示す。
あ他に精査すべき部位はどれか。2つ選べ。
ａ 鎖 骨
ｂ 大 腸
ｃ 皮 膚
ｄ 肋 骨
ｅ 大泉門
118B89
あ舌白板症の切除後の口腔内写真（別冊No.31）を別に示す。
あ切除後の処置で適切なのはどれか。1つ選べ。
ａ 植 皮
ｂ 遊離粘膜移植
ｃ デブリードマン
ｄ 前腕皮弁による再建
ｅ 酸化セルロースの塡入
ｆ 大胸筋皮弁による再建
ｇ ハイドロコロイド材による被覆
118B90
あ6歳の男児。近医から紹介があり来院した。下顎左側第一乳臼歯は2週前に抜去したという。欠損部に保隙装置を装着することとした。初診時の口腔内写真（別冊No.32）を別に示す。
あ製作過程の一部を順番に並べよ。
ａ 印象採得
ｂ 石膏注入
ｃ バンドの口腔内試適
ｄ バンドと印象材の固定
ｅ バンドの印象面への試適
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