
C問題
C1〜C20
113C1
形質細胞に分化するのはどれか。1つ選べ。
a B細胞
b 好中球
c 樹状細胞
d 肥満細胞
e マクロファージ
113C2
胃食道逆流症による酸蝕症の好発部位はどれか。1つ選べ。
a 上顎前歯口蓋側面
b 上顎臼歯咬合面
c 下顎前歯切縁
d 下顎前歯唇側面
e 下顎臼歯咬合面
113C3
肝臓で合成されるのはどれか。1つ選べ。
a 尿 素
b 葉 酸
c レニン
d トリプシン
e クレアチニン
113C4
臨床研究において倫理審査委員会が行うのはどれか。1つ選べ。
a 研究資金を調達する。
b 研究成果を公表する。
c 被験者の同意を取得する。
d 被験者の健康被害を補償する。
e 研究の科学的妥当性を評価する。
113C5
( )reduce neural activities by blocking voltage-dependent Na+ channels.
( )に入るのはどれか。1つ選べ。
a Antibacterial agents
b Local anesthetics
c Muscle relaxants
d Narcotic analgesics
e Nonsteroidal anti-inflammatory drugs
113C6
上顎前突の原因となるのはどれか。1つ選べ。
a 咬爪癖
b 小舌症
c 乳児型嚥下の残存
d 上唇小帯の付着異常
e 第二乳臼歯の早期喪失
113C7
伴性劣性遺伝疾患はどれか。1つ選べ。
a Down 症候群
b 色素性乾皮症
c Marfan 症候群
d 無汗型外胚葉異形成症
e Beckwith-Wiedemann 症候群
113C8
齲蝕治療中に患者がてんかん発作を起こした。
直ちに行うのはどれか。1つ選べ。
a 心肺蘇生を開始する。
b ボバース体位をとる。
c アドレナリンを投与する。
d 口腔内の器具を取り出す。
e トレンデレンブルグ体位に変換する。
113C9
患者の行動変容が病態改善に最も有効なのはどれか。1つ選べ。
a 歯髄炎
b 歯根破折
c 埋伏智歯
d 慢性歯周炎
e 根尖性歯周炎
113C10
歯周病の活動度を示す検査項目はどれか。1つ選べ。
a 歯の動揺度
b プロービング深さ
c アタッチメントレベル
d プロービング時の出血
e プラークコントロールレコード
113C11
良性腫瘍に比べて悪性腫瘍が生じる割合が最も高いのはどれか。1つ選べ。
a 顎下腺
b 口蓋腺
c 口唇腺
d 耳下腺
e 舌下腺
113C12
神経変性疾患はどれか。1つ選べ。
a Addison 病
b Crohn 病
c Cushing 病
d Parkinson 病
e Plummer-Vinson 症候群
113C13
皮膚の縫合方法の模式図(別冊No.1)を別に示す。

垂直マットレス縫合はどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
113C14
2根管性の単根で、根管間をつなぐ連絡路はどれか。1つ選べ。
a 側 枝
b フィン
c 根尖分岐
d 根尖狭窄部
e 根管イスムス
113C15
平行模型の計測で得られるのはどれか。1つ選べ。
a FMIA
b 上顎突出度
c 咬合平面傾斜角
d 歯槽基底弓幅径
e Total discrepancy
113C16
ミールラウンドで食形態を選択するのに最も有用なのはどれか。1つ選べ。
a 咀嚼能力検査
b フードテスト
c 嚥下内視鏡検査
d 改訂水飲みテスト
e 反復唾液嚥下テスト
113C17
生後3週の新生児の口蓋の写真(別冊No.2)を別に示す。

考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 粘液嚢胞
b Koplik 斑
c Epstein 真珠
d Bednar アフタ
e ヘルパンギーナ
113C18
本人または保護者の同意がなくても、歯科医師の行為が正当となるのはどれか。1つ選べ。
a 患者の氏名を生命保険会社に伝えた。
b 患児の既往歴を患児が通う学校に伝えた。
c 患者の病状を患者の会社の上司に伝えた。
d 患者の歯科治療歴を患者の配偶者に伝えた。
e 患児の児童虐待の疑いを福祉事務所に伝えた。
113C19
外胚葉由来はどれか。1つ選べ。
a 真 皮
b 内 皮
c 表 皮
d 腸上皮
e 尿細管上皮
113C20
上顎右側臼歯部の疼痛を主訴とする患者の診療録記載内容のうち、SOAPの「O」にあたるのはどれか。1つ選べ。
a 2日前に冷水痛があった。
b 視診で齲窩が認められる。
c コンポジットレジン修復をする。
d 審美的な歯科治療を希望している。
e これまで歯科治療を受けたことがある。
C21〜C40
113C21
多数歯喪失後の放置に伴う咬合高径の低下による顔貌の変化はどれか。2つ選べ。
a 眼瞼下垂
b ロ角の下垂
c 赤唇の肥厚
d 鼻唇溝の消失
e オトガイの突出
113C22
歯の再植後の骨性癒着の診断に有用なのはどれか。2つ選べ。
a 打 診
b 歯髄電気診
c プロービング
d エックス線検査
e 歯の色調の確認
113C23
上下顎両側第一小臼歯の抜去後、マルチブラケット装置による矯正歯科治療を行うこととした。
上下顎側方歯群のレベリングの次に行うのはどれか。1つ選べ。
a 咬合の緊密化
b 犬歯の遠心移動
c 切歯の舌側移動
d 歯列の再レベリング
e マルチブラケット装置の撤去
113C24
口腔常在細菌はどれか。3つ選べ。
a Corynebacterium diphtheriae
b Fusobacterium nucleatum
c Lactobacillus casei
d Mycobacterium tuberculosis
e Streptococcus sanguinis
113C25
一次創傷治癒を目的とするのはどれか。2つ選べ。
a GTR法
b 新付着術
c 歯肉切除術
d フラップ手術
e 歯肉弁根尖側移動術
113C26
放射線療法で外部照射法はどれか。2つ選べ。
a 腔内照射法
b 粒子線治療
c 組織内照射法
d モールド照射法
e 強度変調放射線治療
113C27
警察等が取り扱う死体の死因又は身元の調査等に関する法律(平成25年4月1日施行)で、歯科医師の協力が明記されたのはどれか。1つ選べ。
a 外表調査の立会い
b 死胎検案書の作成
c 死体検案書の届出
d 臓器移植の脳死判定
e 鑑定処分許可状の発付
113C28
慢性閉塞性肺疾患の重症度の評価に用いられるのはどれか。2つ選べ。
a TRH負荷試験
b スパイロメトリ
c 血清クレアチニン
d フロセミド負荷試験
e 経皮的動脈血酸素飽和度
113C29
象牙質の加齢変化はどれか。3つ選べ。
a 仮骨の形成
b 死帯の形成
c 象牙細管の狭窄
d オンコサイト化生
e 透明象牙質の形成
113C30
口底に発生した病変の写真(別冊No.3A)とMRIT2強調像(別冊No.3B)を別に示す。

原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 唾液の溢出
b 甲状舌管の遺残
c 迷入上皮の嚢胞化
d リンパ組織の増殖
e リン酸カルシウムの沈着
113C31
頭部血管造影側面像(別冊No.4)を別に示す。

舌動脈はどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
113C32
医療法に基づく医療計画の対象となる疾病はどれか。3つ選べ。
a が ん
b 肺 炎
c 肝疾患
d 脳卒中
e 精神疾患
113C33
ホルモンを分泌するのはどれか。すべて選べ。
a 胃
b 小 腸
c 下垂体
d 甲状腺
e 副甲状腺〈上皮小体〉
113C34
個人トレーを用いた遊離端欠損部の機能印象で行うのはどれか。2つ選べ。
a トレー全面の遁出孔の付与
b レストシート部のストッパーの適合
c トレー顎堤粘膜面のスペーサーの付与
d モデリングコンパウンドによる辺縁封鎖
e ミディアムタイプのシリコーンゴム印象材の使用
113C35
根管の特定に有用なのはどれか。2つ選べ。
a 超音波診断装置
b 電気歯髄診断器
c 歯科用実体顕微鏡
d 歯科用コーンビームCT
e トランスイルミネーター
113C36
ポリアクリル酸を液の主成分とするのはどれか。2つ選べ。
a EBAセメント
b リン酸亜鉛セメント
c グラスアイオノマーセメント
d 酸化亜鉛ユージノールセメント
e ポリカルボキシレートセメント
113C37
健常成人の第Ⅱ誘導心電図波形を図に示す。

心室筋の再分極を示すのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
113C38
ノロウイルスに感染した患者が診療室の床に嘔吐した。
吐物の消毒に適しているのはどれか。1つ選べ。
a ホルマリン
b グルタラール
c 消毒用エタノール
d 塩化ベンザルコニウム
e 次亜塩素酸ナトリウム
113C39
ポリカーボネート義歯床に比べたアクリルレジン義歯床の長所はどれか。1つ選べ。
a 吸水性
b 研磨性
c 耐熱性
d 耐衝撃性
e 耐摩耗性
113C40
8歳の男児。前歯部の空隙を主訴として来院した。永久歯の抜歯経験はない。初診時の口腔内写真(別冊No.5A)とエックス線画像(別冊No.5B)を別に示す。


欠如している永久歯数(本)はどれか。1つ選べ。
ただし、智歯は数に含めない。
a 4
b 6
c 8
d 10
e 12
C41〜C60
113C41
歯周外科治療を延期すべき術前検査値はどれか。2つ選べ。
a BOP ーーーーーー 20%
b CRP ーーーーーー 0.5mg/dL
c HbA1c ーーーーーー 8.5%
d PT-INR ーーーーーー 1.1
e O’LearyのPCR ーーー 55%
113C42
平成28年歯科疾患実態調査における各種補綴装置装着者と未装着者の割合を図に示す。

本調査における補綴装置とはブリッジ、全部床義歯、部分床義歯およびインプラントをいう。
イはどれか。1つ選べ。
a ブリッジ装着者
b 全部床義歯装着者
c 部分床義歯装着者
d インプラント装着者
e 補綴装置未装着者
113C43
破骨細胞が産生するのはどれか。3つ選べ。
a カテプシンK
b 炭酸脱水酵素Ⅱ型
c コリンエステラーゼ
d アルカリホスファターゼ
e 酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ
113C44
SPECT 頭部矢状断像(別冊No.6)を別に示す。

使用核種はどれか。1つ選べ。
a 18F
b 67Ga
c 99mTc
d 131I
e 133Xe
113C45
右側舌縁部の扁平上皮癌のFDG-PET/CT(別冊No.7)を別に示す。

矢印で示す集積部位はどれか。1つ選べ。
a 舌下腺
b 外頸動脈
c 口蓋扁桃
d 内側翼突筋
e 上内深頸リンパ節
113C46
ある補綴装置の製作過程の写真(別冊No.8)を別に示す。

製作する補綴装置はどれか。1つ選べ。
a 顎義歯
b エピテーゼ
c 舌接触補助床
d スピーチエイド
e オーバーデンチャー
113C47
部分床義歯のフレームワーク製作時に型ごと埋没法を選択する理由はどれか。1つ選べ。
a 研磨の簡便化
b 鋳造収縮の補償
c 鋳造体取り出しの簡便化
d ワックス焼却時間の短縮
e ワックスパターンの変形防止
113C48
3歳児の乳前歯の外傷で固定を行うのはどれか。2つ選べ。
a 振 盪
b 歯冠破折
c 側方脱臼
d 垂直性歯根破折
e 咬合痛を伴う亜脱臼
113C49
陶材焼付冠の製作中のある過程の写真(別冊No.9)を別に示す。

矢印で示すものの使用目的はどれか。1つ選べ。
a 耐火模型の製作
b 最終歯冠形態の再現
c 前装スペースの確認
d 支台歯形成削除量の確認
e シリコーンガム模型の製作
113C50
52歳の女性。下顎左側第一大臼歯の咬合痛を主訴として来院した。3年前にジルコニアを用いたオールセラミッククラウンを装着し問題なく使用していたが、1か月前から痛みを感じるようになったという。「6のプロービング深さは近心舌側で8mm、他部位は3mm以下であった。初診時の口腔内写真(別冊No.10A)とエックス線画像(別冊No.10B)を別に示す。

原因として最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 根管穿孔
b 歯根嚢胞
c 歯根破折
d 硬化性骨炎
e 根分岐部病変
113C51
57歳の女性。義歯の新製を希望して来院した。8年前に上下顎部分床義歯を装着し問題なく使用していたが、3日前に上下義歯とも紛失したという。残存歯のプロービング深さは全歯で3mmであり、動揺は認めない。タッピングポイントは収束しており、顎関節にも異常を認めなかった。初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線画像(別冊No.11B)を別に示す。

新義歯製作に際し設定すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 咬合平面
b 矢状顆路傾斜角
c 垂直的顎間関係
d リップサポート
e 側方滑走運動の誘導
113C52
63歳の女性。下顎左側第一小臼歯欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。検査の結果、下顎左側犬歯にレジン前装冠、下顎左側第二小臼歯に全部金属冠を支台装置とするブリッジを装着することとした。「3は生活歯である。「3の支台歯形成時にある操作を行っている口腔内写真(別冊No.12)を別に示す。

この操作で期待できるのはどれか。2つ選べ。
a 歯髄損傷の防止
b クラウン保持力の向上
c 支台歯形成面の滑沢化
d 前装材の厚みの均一化
e アンテリアガイダンスの保存
113C53
56歳の女性。下顎右側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。6か月前、5┐の抜歯後に生じ、その後疼痛の範囲が広がったため抗菌薬を1か月間服用したが、症状の改善がみられなかったという。特記すべき既往歴はない。右側オトガイ部の知覚鈍麻を認めたため下顎右側臼歯部の生検を行った。初診時のエックス線画像(別冊No.13A)、CT(別冊No.13B)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.13C)を別に示す。


行うべき処置はどれか。1つ選べ。
a 開窓術
b 腐骨除去術
c 放射線療法
d 皮質骨除去術
e 下顎区域切除術
113C54
14歳の女子。がたがたの歯並びを主訴として来院した。第一大臼歯の咬合関係はAngleⅠ級である。検査の結果、マルチブラケット装置による矯正歯科治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.14A)、口腔内写真(別冊No.14B)及びエックス線画像(別冊No.14C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。



適切な抜歯部位はどれか。1つ選べ。

113C55
71歳の男性。義歯が壊れたことを主訴として来院した。6年前に下顎部分床義歯を製作し問題なく使用していたが、数年前から義歯床の修理を繰り返すようになったという。検査の結果、維持格子の形態修正を伴う修理を行うこととした。床の破折片を接着剤で固定後、印象採得を行った。破折した義歯の写真(別冊No.15A)、印象採得時の口腔内写真(別冊No.15B)及び印象体の写真(別冊No.15C)を別に示す。


アルジネート印象採得を行う目的はどれか。1つ選べ。
a 人工歯の脱離防止
b 粘膜面の機能印象
c 咬合器への模型装着
d フレームワークの変形防止
e 破折片の位置決め精度の向上
113C56
従来型グラスアイオノマーセメント修復窩洞の写真(別冊No.16)を別に示す。

窩洞の形態と操作の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 窩洞外形 ーーーー 予防拡大
b 保持形態 ーーーー 鳩尾形の付与
c 抵抗形態 ーーーー 円形穿下の付与
d 便宜形態 ーーーー 口蓋側への開放
e 窩縁形態 ーーーー バットジョイント
113C57
52歳の男性。下顎左側第一大臼歯部歯肉の違和感を主訴として来院した。検査の結果、根分岐部病変を伴う慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療後に歯周外科治療を行うこととした。初診時のエックス線画像(別冊No.17)を別に示す。歯周基本治療後の再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。


適切な処置はどれか。2つ選べ。
a GTR
b 歯根切除
c トンネリング
d ヘミセクション
e ファーケーションプラスティ
113C58
口腔内スキャナーを用いた光学印象法の特徴はどれか。2つ選べ。
a 唾液の影響を受けにくい。
b 石膏で作業用模型を製作する。
c 嘔吐反射の強い患者に適用できる。
d 開口量の小さい患者に適用できる。
e 歯肉縁下の印象採得を容易に行える。
113C59
60歳の男性。下顎左側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。10年前に齲蝕治療のため間接修復を受け問題なく経過していたが、1か月前から気になるようになったという。検査の結果、齲蝕と診断し、補修修復を行うこととした。初診時のエックス線画像(別冊No.18A)と齲蝕除去中の口腔内写真(別冊No.18B)を別に示す。

次に行うのはどれか。1つ選べ。
a ベベル付与
b インレー除去
c ウェッジ挿入
d リテーナー装着
e メタルマトリックス挿入
113C60
78歳の男性。咀嚼時に左側下唇がしびれることを主訴として来院した。7年前に現在の義歯を装着し問題なく使用していたが、半年前から食事開始数分後にしびれるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.19A)とエックス線画像(別冊No.19B)を別に示す。

まず行うべき処置はどれか。2つ選べ。
a 軟質裏装
b 神経ブロック
c レーザー照射
d 義歯床粘膜面のリリーフ
e 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布
C61〜C90
113C61
83歳の男性。下顎左側第二大臼歯部の疼痛を主訴として来院した。失神を繰り返したために循環器科で治療を受けている。生体モニタ装着時の心電図(別冊No.20)を別に示す。

この患者に禁忌なのはどれか。2つ選べ。
a 浸潤麻酔
b 歯髄電気診
c 根管へのイオン導入
d マイクロモーターによる切削
e エチルクロライドスプレーの噴射
113C62
歯周治療の再評価で、メインテナンスとSPTのどちらに移行するかを判定するのに必要な検査項目はどれか。3つ選べ。
a BOP
b 歯の動揺度
c 付着歯肉幅
d プロービング深さ
e アタッチメントレベル
113C63
唇顎口蓋裂患者によくみられるのはどれか。3つ選べ。
a 歯内歯
b 捻転歯
c 矮小歯
d 先天欠如歯
e タウロドント
113C64
歯周基本治療に含まれるのはどれか。3つ選べ。
a GBR
b PTC
c MTM
d ENAP
e LDDS
113C65
40歳の女性。全身麻酔下に下顎骨骨折に対する観血的整復固定術を行うこととした。2か月前から動悸と手の振戦を自覚している。血液学検査の結果の一部を表に示す。

使用を避けるべきなのはどれか。1つ選べ。
a デキサメタゾン
b ポビドンヨード
c フェンタニルクエン酸塩
d プロプラノロール塩酸塩
e アドレナリン添加リドカイン塩酸塩
113C66
右側口蓋の病変の写真(別冊No.21A)とH-E染色病理組織像(別冊No.21B)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。
a 線維腫
b 乳頭腫
c 多形腺腫
d 粘表皮癌
e 扁平上皮癌
113C67
76歳の男性。舌の違和感を主訴として来院した。1か月前から食物の食べにくさを自覚していたという。既往歴に特記すべき事項はない。初診時の口腔内写真(別冊No.22A)と舌前方突出時の写真(別冊No.22B)を別に示す。

最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 三叉神経麻痺
b 顔面神経麻痺
c 舌咽神経麻痺
d 迷走神経麻痺
e 舌下神経麻痺
113C68
75歳の女性。咬み合わせの不安定と咀嚼困難を主訴として来院した。3か月前に他院で上顎右側のブリッジを装着し、その後、家族の転勤に伴い引っ越したという。診察の結果、⑦6⑤4③」のブリッジを製作することとした。初診時と新製したブリッジ装着時の咬頭嵌合位の口腔内写真(別冊No.23A)と、ある検査の写真(別冊No.23B)を別に示す。

この検査で改善が確認できるのはどれか。1つ選べ。
a 開口量
b 咬合干渉
c 咀嚼能力
d 最大咬合カ
e 咬合接触面積
113C69
20歳の男性。咬み合わせの異常を主訴として来院した。前夜、顔面を殴打された後から咬合の異常を自覚しているという。検査の結果、保存的治療を行うこととした。初診時のエックス線画像(別冊No.24A)、CT(別冊No.24B)及び顎間固定解除後のある訓練時の写真(別冊No.24C)を別に示す。

この訓練で予防するのはどれか。1つ選べ。
a 顎関節強直症
b 変形性顎関節症
c 滑膜性骨軟骨腫症
d 習慣性顎関節脱臼
e 非復位性関節円板転位
113C70
25歳の女性。歯科検診で齲蝕を指摘され来院した。自閉スペクトラム症と診断されている。治療中に行ったある指導の写真(別冊No.25)を別に示す。

この指導の目的はどれか。1つ選べ。
a 系統的脱感作
b 物理的構造化
c フラッディング
d ワークシステム
e スケジュールの構造化
113C71
加強固定のためにエッジワイズ装置と併用するのはどれか。3つ選べ。
a 顎間ゴム
b バイオネーター
c 上顎前方牽引装置
d ハイプルヘッドギア
e トランスパラタルアーチ
113C72
12歳の男児。歯の生え代わりが遅いことを主訴として来院した。幼少時から遺伝疾患を指摘されているという。低身長と歯列不正が認められる。初診時の上半身の写真(別冊No.26A)、口腔内写真(別冊No.26B)及ぴエックス線画像(別冊No.26C)を別に示す。


この疾患でよくみられるのはどれか。1つ選べ。
a 合 指
b 耳介変形
c 毛髪の減少
d 先天性心疾患
e 大泉門閉鎖遅延
113C73
15歳の女子。上顎前歯部口蓋側歯肉の腫脹と痛みを主訴として来院した。歯数に異常は認められない。祖父と父に同様な歯肉腫脹が認められる。下顎前歯切端の咬合調整を行ったが痛みは改善されなかった。初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。
a 経過観察
b 新付着術
c 歯肉切除術
d フラップ手術
e 歯周ポケット掻爬術
113C74
口腔模型の模式図を示す。

矢印で示す計測距離のうち、リップバンパーの使用により増大するのはどれか。3つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
113C75
根管拡大時の切削片による根尖部の目詰まりを防止する方法はどれか。1つ選べ。
a プレカーブ法
b クラウンダウン法
c ステップバック法
d 再帰ファイリング法
e バランストフォース法
113C76
3歳の女児。歯の変色を主訴として来院した。1か月前に顔面を強打し徐々に上顎右側乳中切歯の色が変わってきたという。A」の動揺は生理的範囲であり打診痛はない。歯髄電気診に生活反応を示した。初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線画像(別冊No.28B)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 歯髄鎮静法
c 生活歯髄切断
d 抜 髄
e 感染根管治療
113C77
1か月前に悪性リンパ腫の治療のため同種造血幹細胞移植を受けた患者の初診時の口腔内写真(別冊No.29)を別に示す。初診時の血液学検査結果の一部を表に示す。


最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
a GVHD
b 類天疱瘡
c 壊疽性口内炎
d 口腔扁平苔癬
e 全身性エリテマトーデス
113C78
56歳の女性。下顎左側臼歯部の咬合時の違和感を主訴として来院した。1か月前に自覚し、痛みがなかったためそのままにしていたという。初診時のエックス線画像(別冊No.30A)とCT(別冊No.30B)を別に示す。


考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 歯根嚢胞
b 歯原性粘液腫
c エナメル上皮腫
d 線維性異形成症
e セメント質骨形成線維腫〈骨形成線維腫〉
113C79
脳性麻痺児でよくみられるのはどれか。2つ選べ。
a 咬 耗
b 過剰歯
c 先天欠如歯
d 舌小帯付着異常
e エナメル質形成不全
113C80
口腔清掃の日常生活自立度判定基準〈BDR指標〉項目はどれか。3つ選べ。
a うがい
b 歯磨き
c 義歯着脱
d 歯磨剤の使用
e フロッシング
113C81
73歳の男性。下顎左側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。3か月前に自覚したがそのままにしていたところ、徐々に増悪してきたという。初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、エックス線画像(別冊No.31B)及ぴ造影CT(別冊No.31C)を別に示す。

治療方針を決めるにあたり必要な検査はどれか。4つ選べ。
a PET
b 生 検
c 頸部超音波検査
d 上部消化管内視鏡
e 99mTcO4-シンチグラフィ
113C82
35歳の男性。上顎右側第一大臼歯の自発痛を主訴として来院した。2か月前から食片圧入があり、昨夜から拍動性の疼輝と温熱痛を自覚しているという。歯髄電気診で閾値の上昇がみられた。初診時の口腔内写真(別冊No.32A)とエックス線画像(別冊No.32B)を別に示す。

考えられる診断名はどれか。1つ選べ。
a 歯髄充血
b 急性単純性歯髄炎
c 急性化膿性歯髄炎
d 慢性潰瘍性歯髄炎
e 急性化膿性根尖性歯周炎
113C83
50歳の女性。上顎右側小臼歯部の食片圧入を主訴として来院した。検査の結果、5」の齲蝕と診断し、ワンステップ接着システムによるコンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.33A)、エックス線画像(別冊No.33B)及び処置中の口腔内写真(別冊No.33C)を別に示す。

次に行うのはどれか。1つ選べ。
a エアブロー
b 水洗乾燥
c 穿下の付与
d コンポジットレジンの填塞
e シランカップリング剤塗布
113C84
20歳の女性。食べ物が噛みにくいことを主訴として来院した。検査の結果、上顎両側第一小臼歯と下顎両側第二小臼歯を抜去して矯正歯科治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.34A)と治療中の口腔内写真(別冊No.34B)を別に示す。初診時のセファロ分析の結果を図に示す。


矢印で示すものを用いて上顎に対し期待できるのはどれか。1つ選べ。
a 臼歯の圧下
b 犬歯の挺出
c 切歯の唇側移動
d 犬歯の口蓋側移動
e 臼歯の口蓋側移動
113C85
55歳の男性。下顎左側第二小臼歯の欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、固定性ブリッジによる治療を行うこととした。咬合器上で検査を行うため、ある記録を採得している口腔内写真(別冊No.35A)と採得した記録(別冊No.35B)を別に示す。

この記録を利用して行うのはどれか。1つ選べ。
a 上顎模型装着
b 下顎模型装着
c 顆頭間距離調節
d 矢状顆路傾斜角調節
e 矢状切歯路傾斜角調節
113C86
45歳の女性。口蓋部の腫脹を主訴として来院した。1年前から自覚していたが、痛みがないためそのままにしていたという。左側口蓋部に骨様硬の腫脹を認める。初診時の口腔内写真(別冊No.36A) 、エックス線画像(別冊No.36B)、CT(別冊No.36C)、MRI(別冊No.36D)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.36E)を別に示す。


診断名はどれか。1つ選べ。
a 膿 瘍
b 扁平上皮癌
c 歯原性粘液腫
d エナメル上皮腫
e 線維性異形成症
113C87
介護予防事業の基本チェックリストの質問項目はどれか。3つ選べ。
a 口の渇きが気になりますか
b 口の臭いが気になりますか
c 歯の汚れを清掃していますか
d お茶や汁物等でむせることがありますか
e 半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか
113C88
4歳の男児。口腔清掃指導を希望して来院した。
保護者への適切な指導はどれか。3つ選べ。
a 寝かせ磨き
b フロッシング
c ガーゼによる乳前歯の清拭
d スクラッビング法による清掃
e パームグリップでの仕上げ磨き
113C89
歯周炎の認められない集団を10年間追跡調査し、得られた結果を喫煙者と非喫煙者に分けて表に示す。

喫煙の歯周炎発症に対する寄与危険度を求めよ。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第3位を四捨五入すること。
解答:0.①②
113C90
18歳の女子。下あごが出ていることを主訴として来院した。診察の結果、上顎両側第一小臼歯と下顎両側第三大臼歯の抜去後、下顎枝矢状分割術による外科的矯正治療を行うこととした。治療過程の一連の口腔内写真(別冊No.37)を別に示す。

実施の順番に並べよ。
解答:①→②→③→④→⑤
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
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