
A1〜A20
101A1
pHがエナメル質の臨界pHよりも高いのはどれか。
a 黒 酢
b 緑 茶
c コーラ
d 白ワイン
e オレンジジュース
101A2
舌を突出させるのはどれか。
a 縦舌筋
b 茎突舌筋
c 舌骨舌筋
d 口蓋舌筋
e オトガイ舌筋
101A3
カルシウム拮抗薬服薬中にみられる口腔症状はどれか。
a 舌 炎
b 歯肉潰瘍
c 歯肉出血
d 歯肉肥厚
e 味覚異常
101A4
歯髄刺激性が最も強いのはどれか。
a リン酸亜鉛セメント
b 接着性レジンセメント
c カルボキシレートセメント
d グラスアイオノマーセメント
e 酸化亜鉛ユージノールセメント
101A5
採得した印象に対してまず行うのはどれか。
a 石膏の注入
b 紫外線の照射
c 消毒薬への浸漬
d 流水下での水洗
e 表面活性剤の塗布
101A6
感染予防に適した弾性印象材はどれか。
a 寒 天
b 機能印象材
c アルジネート
d シリコーンゴム
e ポリエーテルゴム
101A7
上下顎臼歯部の咬合支持を把握するのはどれか。
a Angleの分類
b Le Fortの分類
c Eichnerの分類
d Kennedyの分類
e Glickmanの分類
101A8
複数の抗悪性腫瘍薬を併用する目的はどれか。
a 不安の除去
b 服薬率の向上
c 抗腫瘍効果の増強
d 薬物選択の多様化
e 薬物相互作用の防止
101A9
髄管がみられるのはどれか。
a 上顎切歯
b 上顎犬歯
c 下顎切歯
d 下顎小臼歯
e 下顎大臼歯
101A10
義歯性口内炎の好発部位はどれか。
a 頬粘膜
b 舌小帯
c 口蓋粘膜
d 歯肉唇移行部
e 歯肉頬移行部
101A11
加齢による歯の変化はどれか。
a 髄角の伸展
b 知覚の亢進
c 象牙細管の狭窄
d 歯髄血流量の増加
e 無小柱エナメル質の肥厚
101A12
非ステロイド性抗炎症薬でみられる副作用はどれか。
a 胃腸障害
b 歯の着色
c 肺線維症
d 第Ⅷ脳神経障害
e ビタミン欠乏症
101A13
白斑状のエナメル質初期齲蝕病巣にみられるのはどれか。
a 表層下脱灰
b 細菌侵入
c 実質欠損
d 硬さの増加
e 吸水性の低下
101A14
間接法修復における接着で適切なのはどれか。
a 試適後のレジンコーティング
b 光重合型レジンセメントの使用
c 口腔外での修復物接着面処理
d 過酸化水素水による歯面処理
e 完全硬化後の余剰レジンセメントの除去
101A15
歯全体の形態をひずみなく描出できるエックス線画像検査はどれか。
a 二等分法
b 平行法
c 咬翼法
d 咬合法
e 歯頸部投影法
101A16
インフォームドコンセントで最も重要なのはどれか。
a 患者の決定権を尊重する。
b 疼痛の少ない治療を推奨する。
c 保険治療の範囲内で説明する。
d 不安を与える情報は提供しない。
e 患者の感情的な訴えは考慮しない。
101A17
中枢(一次)リンパ組織はどれか。
a 扁 桃
b 胸 腺
c 脾 臓
d 虫 垂
e リンパ節
101A18
プラークの除去能が最も低いのはどれか。
a 歯間ブラシ
b 電動歯ブラシ
c 手用歯ブラシ
d 水流圧洗浄器
e デンタルフロス
101A19
麻疹について正しいのはどれか。
a 空気感染しない。
b 成人では発症しない。
c 新感染症に分類される。
d 学校には感染に対する予防が求められる。
e ワクチン接種には医療保険が適用される。
101A20
チアノーゼがわかるのはどれか。
a 前脛骨部の圧迫
b 呼吸音の聴診
c 手指関節の視診
d 橈骨動脈の触診
e 口唇粘膜の視診
A21〜A40
101A21
口内法エックス線撮影で部位によって変えるのはどれか。
a ろ 過
b 絞 り
c 管電流
d 照射時間
e 現像時間
101A22
低出生体重児の定義はどれか。
a l,000g以下
b l,500g未満
c 2,000g以下
d 2,500g未満
e 3,000g以下
101A23
標準的な満1歳児の身長と体重の組合せはどれか。
a 65cm ――― 5kg
b 75cm ――― 6kg
c 75cm ――― 9kg
d 85cm ――― 12kg
e 100cm ――― 12kg
101A24
乳臼歯の特徴はどれか。
a 歯冠の隅角隆線は顕著に発達している。
b 咬合面小窩裂溝は永久歯に比べ浅い。
c 歯冠外形は後継永久歯と相似である。
d 歯根離開度は永久歯に比べ小さい。
e 隣在歯との接触は点接触である。
101A25
第二大臼歯の発育過程と年齢との組合せで標準的なのはどれか。
a 歯胚形成開始 ――― 4歳
b 石灰化開始 ――― 6歳
c 歯冠完成 ――― 8歳
d 萌出開始 ――― 10歳
e 歯根完成 ――― 12歳
101A26
薬物療法の個別化に必要なのはどれか。
a 薬効薬理試験
b 二重盲検試験
c 生物学的同等性試験
d 治療薬物モニタリング
e 薬物有害反応モニタリング
101A27
粘膜刺激で誘発されないのはどれか。
a 舌筋反射
b 嘔吐反射
c 開口反射
d 下顎張反射
e 絞扼反射
101A28
疫学調査で標本の抽出に用いるのはどれか。
a 乱数表
b t分布表
c F分布表
d x2分布表
e 確率積分表
101A29
皮膚科および眼科で盲嚢炎様皮疹、外陰部潰瘍、前房性蓄膿性虹彩炎と診断されている。
この疾患との関連が疑われる口腔内病変はどれか。
a 口腔乾燥症
b 単純性疱疹
c 再発性アフタ
d アミロイドーシス
e ヘルペス性口内炎
101A30
全部鋳造冠の維持力を高めるのに有効な金属表面処理はどれか。
a フッ化水素酸処理
b サンドブラスト処理
c リン酸エッチング処理
d シランカップリング処理
e 次亜塩素酸ナトリウム処理
101A31
新医薬品の市販直後調査の目的はどれか。
a 品質の管理
b 副作用の調査
c 服薬者数の調査
d 体内動態の測定
e 新しい薬効の探索
101A32
永久歯の外傷で正しいのはどれか。
a エナメル質の亀裂によって知覚過敏が起こる。
b 象牙質の亀裂によって咬合痛が起こる。
c 垂直性の歯根破折によって骨性癒着が起こる。
d 歯の陥入によって動揺が起こる。
e 脱落歯の再植によって内部吸収が起こる。
101A33
乳歯齲蝕で正しいのはどれか。
a 自覚症状が顕著である。
b 保育環境に左右される。
c 輪状齲蝕は新産線に一致する。
d 歯髄炎への継発頻度は低い。
e 有病者率は3歳児でピークに達する。
101A34
声門を開大するのはどれか。
a 披裂筋
b 輪状甲状筋
c 甲状披裂筋
d 後輪状披裂筋
e 外側輸状披裂筋
101A35
集団検診時に診査者間の誤差を小さくするのに必要なのはどれか。
a マッチング
b サンプリング
c スクリーニング
d ダブルブラインド
e キャリブレーション
101A36
ニューキノロン系抗菌薬の相互作用で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 非ステロイド性抗炎症薬によるけいれん発作誘発
b グレープフルーツによる代謝阻害
c チアジド系利尿薬による排泄促進
d イトラコナゾールによる作用増強
e アルミニウム含有制酸剤による吸収阻害
101A37
口腔前癌病変はどれか。
a 光線口唇炎
b 粘膜下線維症
c Plummer-Vinson症候群
d 表皮水疱症
e 白板症
101A38
マルチブラケット法で正しい組合せはどれか。
a 上顎切歯の唇側移動 ――― Ⅱ級ゴム
b 上顎切歯の舌側移動 ――― Ⅲ級ゴム
c 犬歯の遠心移動 ―――― コイルスプリング
d 大臼歯の近心移動 ――― ヘッドギア
e 大臼歯の遠心移動 ――― Nanceのホールディングアーチ
101A39
18歳の男子。口腔内写真(別冊No.1)を別に示す。

小臼歯間の空隙の原因と考えられるのはどれか。
a ┌Eの晩期残存
b ┌Eの早期喪失
c ┌4の早期萌出
d ┌6の早期喪失
e ┌7の先天欠如
101A40
図に示す物質を用いた歯科材料はどれか。
a 普通石膏
b 歯科用陶材
c 義歯床用レジン
d シリコーンゴム印象材
e ハイドロキシアパタイト骨補填材
A41〜A60
101A41
全身麻酔に用いる麻薬性鎮痛薬はどれか。
a ハロタン
b ミダゾラム
c コデインリン酸塩水和物
d フェンタニルクエン酸塩
e チオペンタールナトリウム
101A42
フッ化物濃度が最も低いのはどれか。
a 河川水
b 湖沼水
c 地下水
d 海 水
e 雨 水
101A43
咀嚼中に口腔以外で食塊が存在するのはどれか。
a 鼻 腔
b 上咽頭
c 中咽頭
d 下咽頭
e 喉 頭
101A44
閉鎖不可能な下顎大臼歯の髄床底穿孔に対して行うのはどれか。2つ選べ。
a 歯根切除法
b ヘミセクション
c 歯根分離法
d 意図的再植法
e トンネル形成術
101A45
鼻咽腔閉鎖不全の治療法として適切でないのはどれか。
a 口蓋再形成術
b 咽頭弁移植術
c 鼻口腔瘻閉鎖術
d 軟口蓋挙上板装着
e スピーチエイド装着
101A46
消化性潰瘍の患者に禁忌なのはどれか。
a メフェナム酸
b オフロキサシン
c カルバマゼピン
d ミノサイクリン塩酸塩
e ジフェンヒドラミン塩酸塩
101A47
歯冠補綴装置と支台歯辺縁形態との組合せで正しいのはどれか。
a 全部鋳造冠 ――――――――― シャンファー
b レジン前装冠 ――――――――― ナイフエッジ
c 陶材焼付鋳造冠 ―――――――― ナイフエッジ
d 陶材ジャケット冠 ――――――― ベベルドショルダー
e オールセラミッククラウン ―――― ベベルドショルダー
101A48
アペキソゲネーシスについて正しいのはどれか。2つ選べ。
a FC断髄法が適用される。
b 切断面に被蓋硬組織が形成される。
c 根未完成の感染根管歯が適応となる。
d 根尖は骨様セメント質で閉鎖される。
e Hertwig上皮鞘の生活力が維持される。
101A49
WHOのデータバンクに集積されている国際比較の指標はどれか。
a 3歳のdeft
b 6歳のDMFT
c 12歳のDMFT
d 15歳のDMFT
e 20歳のDMFT
101A50
摂食行動における大脳辺縁系の役割はどれか。
a 複雑な咀嚼力の調整
b 空腹感に基づく食欲の発生
c 咀嚼筋発火パターンの調整
d 基本的な運動パターンの発生
e 初めて見る食物の摂取可否決定
101A51
アスピリン喘息の発作誘発作用があるのはどれか。
a ジクロフェナクナトリウム
b ヒドロコルチゾン
c アセトアミノフェン
d ぺンタゾシン
e ジアゼパム
101A52
混合歯列期の機能性反対咬合患者に上顎切歯の唇側移動を行うこととした。
治療後にみられるセファロ分析の変化はどれか。
a FMAの減少
b Y軸角の増加
c 顔面角の増加
d ANB角の減少
e 上顎突出度の減少
101A53
73歳の女性。胃切除後の舌のヒリヒリ感を主訴として来院した。舌乳頭の萎縮が認められる。
血中濃度の低下が考えられるのはどれか。
a ビタミンA
b ビタミンB12
c ビタミンC
d ビタミンD3
e ビタミンE
101A54
弾性係数が最も大きいのはどれか。
a 金合金
b ポリサルフォン
c ポリカーボネート
d アクリリックレジン
e コバルトクロム合金
101A55
( )に入る語句で正しいのはどれか。
喫煙者1,000名と非喫煙者1,000名とを対象に喫煙と歯周炎の関連を10年間追跡調査した。追跡期間に対象者の脱落はなかった。歯周炎が発症したのは喫煙群の100名、非喫煙群の10名であった。このような研究方法を(①)といい、喫煙による歯周炎発症の相対危険度は(②)である。
a ① ②
a 症例対照研究 11
b 症例対照研究 10
c コホート研究 11
d コホート研究 10
e 介入研究 11
101A56
薬物と作用との組合せで正しいのはどれか。
a アトロピン硫酸塩水和物 ――――― 心拍数減少
b ケタミン塩酸塩 ――――――――― 血圧上昇
c ペンタゾシン ―――――――――― 多幸感
d ハロタン ―――――――――――― 腎障害
e スキサメトニウム塩化物水和物 ――― 低カリウム血症
101A57
感染によって増加する血清タンパク質はどれか。
a アルブミン
b αl-グロブリン
c α2-グロブリン
d β-グロブリン
e γ-グロブリン
101A58
下顎左側第一大臼歯の根分岐部病変の検査を行つた。初診時の口腔内写真(別冊No.2A、B)とエックス線写真(別冊No.2C)とを別に示す。

┌6の根分岐部の分類で正しいのはどれか。
Lindheの分類 Glickmanの分類
a 1度 1級
b 2度 1級
c 2度 2級
d 3度 3級
e 3度 4球
101A59
「健康日本21」の口腔保健目標に掲げられているのはどれか。
a 齲蝕治療症例数の増加
b スポーツドリンク消費量の減少
c 一人当たり年間砂糖消費量の減少
d 3歳児歯科健康診査の受診率増加
e フッ化物配合歯磨剤使用児童数の増加
101A60
部分床義歯の着脱方向の決定で重要なのはどれか。2つ選べ。
a 残存歯数
b 開口運動の方向
c 支台歯の植立方向
d 咬合平面の傾斜
e 上下顎顎堤の対向関係
A61〜A80
101A61
4年前にレジン修復された上顎第二小臼歯の写真(別冊No.3)を別に示す。

矢印に示す着色の原因はどれか。
a 重合収縮
b 重合不足
c 研磨時の発熱
d 過度のエッチング
e レジンのはみ出し
101A62
学童期における顎裂部骨移植の目的はどれか。
a 犬歯の萌出誘導
b 鼻翼形態の改善
c 前歯部被蓋の改善
d 軟口蓋瘻孔の閉鎖
e 軟口蓋瘢痕の除去
101A63
歯科疾患実態調査の診査基準で現在歯に分類されるのはどれか。2つ選べ。
a 未処置歯
b インプラント義歯
c 外傷による喪失歯
d ブリッジのポンティック
e オーバーデンチャーの支台歯
101A64
倍化時間が長い細菌はどれか。
a Escherichia coli
b Staphylococcus aureus
c Porphyromonas gingivalis
d Streptococcus pyogenes
e Mycobacterium tuberculosis
101A65
乳歯急性根尖性歯周炎にみられるのはどれか。2つ選べ。
a 膿瘍形成
b 咬合時疼痛
c 冷・温水痛
d 瘻 孔
e 患歯の明示困難
101A66
下顎左側臼歯部に咬合時違和感を訴える患者の当該部エックス線写真(別冊No.4)を別に示す。

まず疑うのはどれか。
a 歯髄炎
b 二次齲蝕
c 食片圧入
d 硬化性骨炎
e メタルインレーの不適合
101A67
母指吸引癖で下顎の機能的側方偏位が誘発される機序はどれか。
a 上顎切歯の唇側傾斜
b 下顎切歯の舌側傾斜
c 上顎歯列弓の狭窄
d 下顎歯列弓の狭窄
e 上顎骨の成長促進
101A68
アルジネート印象材が寒天印象材よりも多用される理由はどれか。
a 流動性がよい。
b 寸法安定性がよい。
c 表面あれが生じない。
d 弾性回復率が大きい。
e 印象操作が容易である。
101A69
下顎智歯周囲炎が下顎枝内側に波及したことを示す所見はどれか。
a 発 熱
b 嚥下痛
c 二重舌
d 咬合異常
e オトガイ神経麻痺
101A70
高校生100名の学校歯科健康診断結果を表に示す。

DMF歯率はどれか。
a 3.5
b 4.0
c 12.5
d 13.2
e 15.1
101A71
セルフエッチングプライマーに求められる作用はどれか。2つ選べ。
a スミヤー層の除去
b コラーゲンの溶解
c 術後知覚過敏の抑制
d コントラクションギャップの抑制
e 接着性レジンモノマーの歯質への浸透
101A72
バイオフィルムが宿主の防御機構に抵抗する根拠はどれか。
a 複数の菌種からなる。
b 菌の代謝が低下している。
c 粘着性多糖体で覆われている。
d 菌間でコミュニケーションをとっている。
e フィルム内にチャネルが形成されている。
101A73
下顎右側中切歯のフラップ手術を行った。初診時のエックス線写真(別冊No.5A)と手術時の口腔内写真(別冊No.5B)とを別に示す。

┐1遠心部の骨欠損形態はどれか。
a 1壁性
b 2壁性
c 3壁性
d 1壁・2壁混合性
e 2壁・3壁混合性
101A74
無歯顎者の咬合高径の決定で正しいのはどれか。
a 側頭筋の触診
b 発音空隙の測定
c パラトグラムの記録
d 習慣性閉口路の記録
e チェックバイトの採得
101A75
慢性歯周炎の進行で活動期と推定するのに有効な指標はどれか。2つ選べ。
a 歯肉の退縮
b スティップリングの消失
c プロービング時の出血
d 歯肉へのメラニン色素沈着
e ポケット滲出液中のトリプシン様プロテアーゼ活性の上昇
101A76
光重合型コンポジットレジンと比較したデュアルキュア型コンポジットレジンの特徴はどれか。
a 接着強さが大きい。
b 色調が安定している。
c 重合収縮量が少ない。
d 硬化後の硬さが大きい。
e 光照射なしでも硬化する。
101A77
CPIについて正しいのはどれか。
a 舌側歯肉は診査しない。
b 歯肉出血は評価しない。
c プロービング圧は50〜150gである。
d 喪失歯がない成人の診査対象歯は6歯である。
e 深さ4mm以上のポケットでは歯石は記録しない。
101A78
ヒスタミンを遊離する細胞はどれか。2つ選べ。
a 好中球
b 好酸球
c 好塩基球
d リンパ球
e マスト細胞
101A79
顎関節症に対する顎関節腔内穿刺法で注入するのはどれか。
a 蒸留水
b エタノール
c アミノグリコシド系抗菌薬
d 金チオリンゴ酸ナトリウム
e ヒアルロン酸ナトリウム
101A80
第二乳臼歯支台クラウンループ保隙装置の製作で正しいのはどれか。
a ループは歯肉に接触させる。
b ワイヤーの太さは0.7mmとする。
c ループは小臼歯の頬舌側よりも広くする。
d ループの近心端は乳犬歯に接触させない。
e ループは頬舌側ともに歯槽頂よりも高くする。
A81〜A100
101A81
歯科用エックス線フイルムの包装を一部開いた写真(別冊No.6)を別に示す。

矢印で示すものの役割はどれか。2つ選べ。
a 被曝線量の低減
b 静電気発生の防止
c フイルム表裏の区別
d コントラスト低下の防止
e 増感物質による蛍光作用
101A82
側面セファログラムで判定するのはどれか。2つ選べ。
a 骨成熟度
b 歯数の異常
c 口唇の突出度
d 下顎の成長方向
e 未萌出歯の歯冠幅径
101A83
口腔乾燥症に関連する口腔粘膜の変化はどれか。
a 過角化
b 上皮肥厚
c 水疱形成
d 舌乳頭萎縮
e メラニン色素沈着
101A84
医療法で規定する診療所の入院病床数で正しいのはどれか。
a 19床以下である。
b 20床以上である。
c 30床以上である。
d 医療圏ごとに定める。
e 都道府県ごとに定める。
101A85
細菌の薬剤耐性を伝播するのはどれか。
a 莢 膜
b 細胞壁
c 細胞質膜
d プラスミド
e リボソーム
101A86
エックス線写真(別冊No.7)を別に示す。

矢印で示すのはどれか。
a オトガイ隆起
b オトガイ結節
c オトガイ棘
d 下顎隆起
e 下顎小舌
101A87
知覚過敏にボンディングシステムを用いる理由はどれか。2つ選べ。
a 象牙細管内液の移動抑制
b 象牙質表層の再石灰化
c 歯のひずみの減少
d 象牙芽細胞の変性
e 擦過刺激の遮断
101A88
部分床義歯の間接支台装置で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 義歯の回転を防止する。
b フックが用いられる。
c 支台歯間線に近接して設置する。
d 直接支台装置の維持力に拮抗する。
e 欠損部顎堤の延長線上に設定する。
101A89
下顎歯列模型の分析結果を表に示す。この患者に対し、マルチブラケット装置を用いて下顎切歯を4mm舌側移動する治療方針を立案した。

トータルディスクレパンシーはどれか。
a +4mm
b ±0mm
c −4mm
d −8mm
e −12mm
101A90
耳下腺浅葉切除後に障害が起こり得るのはどれか。
a 聴 覚
b 舌感覚
c 舌運動
d 口唇運動
e 軟口蓋運動
101A91
パノラマエックス線撮影よりも二等分法全顎エックス線撮影が選択される理由はどれか。
a 現像時間が短い。
b 撮影時間が短い。
c 鮮鋭度に優れている。
d 再現性に優れている。
e 患者の苦痛が少ない。
101A92
アポトーシスの特徴はどれか。
a 核の膨化
b 核膜の過染化
c 細胞膜の破裂
d 細胞の断片化
e 細胞小器官の消失
101A93
健康保険法で給付の対象となるのはどれか。
a 療 養
b 診断書
c 養育医療
d 健康診査
e 業務上の負傷
101A94
弾性印象材に荷重を負荷し、その後荷重を除去したときの図を示す。

図中のAはどれか。
a フロー
b 耐 力
c 弾性回復
d 永久ひずみ
e レジリエンス
101A95
化学的清掃を目的にする歯磨剤の成分はどれか。
a トラネキサム酸
b デキストラナーゼ
c 乳酸アルミニウム
d 酢酸エステル
e 塩化ストロンチウム
101A96
画像(別冊No.8)を別に示す。

画像形成に利用されているのはどれか。
a アルファ線
b ベータ線
c ガンマ線
d 中性子線
e エックス線
101A97
Moyersの確率表で上顎側方歯群の予測に用いるのはどれか。
a 6┴6
b 6┬6
c 21┴12
d 21┬12
e 621┴126
101A98
顎下腺管内唾石を口腔内から摘出する際に注意する神経はどれか。
a 舌神経
b 舌咽神経
c 舌下神経
d 下歯槽神経
e オトガイ神経
101A99
炎症性サイトカインはどれか。2つ選べ。
a IL-2
b IL-6
c IL-10
d TNF-α
e TGF-β
101A100
保険医の登録を行うのはどれか。
a 保健所長
b 市町村長
c 都道府県知事
d 厚生労働大臣
e 地方厚生局長
A101〜A120
101A101
歯科用デジタルエックス線撮影システムの解像力に影響するのはどれか。
a 管電圧
b 管電流
c 撮影時間
d 画素の大きさ
e 検出器の大きさ
101A102
インレーの咬合面部窩洞外形の設定に用いるのはどれか。
a 咬合紙
b アングルフォーマー
c 光照射器
d 有鉤探針
e エナメルハチェット
101A103
下顎腫瘍切除直後に装着するサージカルプレートの目的はどれか。
a 審美性の確保
b 発音機能の回復
c 咀嚼機能の回復
d 開口障害の予防
e 止血ガーゼの保持
101A104
角化層の肥厚がみられるのはどれか。
a 天疱瘡
b 紅板症
c 扁平苔癬
d 褥瘡性潰瘍
e 正中菱形舌炎
101A105
口内法エックス線写真(別冊No.9A)とパノラマエックス線写真(別冊No.9B)とを別に示す。

口内法エックス線写真に矢印で示した線と同一の構造はどれか。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
101A106
歯原性上皮と外胚葉性間葉からなり硬組織形成を伴う腫瘍はどれか。
a 歯牙腫
b エナメル上皮腫
c エナメル上皮線維腫
d 角化嚢胞性歯原性腫瘍(歯原性角化嚢胞)
e 石灰化上皮性歯原性腫瘍(歯原性石灰化上皮腫)
101A107
気候変動枠組条約に基づくのはどれか。
a オタワ憲章
b 京都議定書
c アデレード宣言
d ラムサール条約
e アルマアタ宣言
101A108
シートワックスの主たる用途はどれか。
a 咬合堤
b 咬合採得
c トレー周縁の修正
d 鋳造床のパターン
e ろう付け時の仮着
101A109
持続的な矯正力を発揮するのはどれか。2つ選べ。
a ヘッドギア
b 拡大ネジ
c 舌側弧線装置
d アクチバトール
e マルチブラケット装置
101A110
エックス線写真で、歯根と歯根膜腔との境界が明瞭に描出される理由はどれか。
a 接線効果
b 光電効果
c 重積効果
d マッハ効果
e バーンアウト
101A111
ウイルス性疾患と臨床的特徴との組合せで正しいのはどれか。
a 水 痘 ――――――― 灰白色偽膜
b 麻 疹 ――――――― カフェオレ斑
c 手足口病 ―――――― 小水疱
d 流行性耳下腺炎 ――― 苺状舌
e ヘルパンギーナ ――― 硬口蓋アフタ
101A112
舌癌組織内照射の適応はどれか。
a T2 N0 M0
b T2 N1 M1
c T3 N2a M0
d T3 N2b M1
e T4b N0 M0
101A113
粘液瘤で正しいのはどれか。
a 高齢者に多い。
b 口蓋に好発する。
c 上皮性腫瘍である。
d 嚢胞壁は肉芽組織からなる。
e 角化重層扁平上皮で裏装される。
101A114
Deanの分類による歯のフッ素症の調査結果を表に示す。

正しい判断はどれか。
a フッ化物局所応用を中止する。
b フッ化物を過剰に摂取している。
c 歯のフッ素症の出現は境界域である。
d 歯のフッ素症の治療対策が必要である。
e 歯のフッ素症について公衆衛生上の問題はない。
101A115
エックス線の線質に影響するのはどれか。2つ選べ。
a 管電流
b 管電圧
c 照射時間
d ろ過板の厚さ
e 指示用コーンの直径
101A116
ホームブリーチングで起こる可能性があるのはどれか。
a 侵蝕症
b 歯の動揺
c 外傷性咬合
d 歯肉の退縮
e 象牙質知覚過敏
101A117
以下の部分床義歯製作の操作で3番目に行うのはどれか。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
101A118
高齢者の摂食・嚥下機能障害に対する間接訓練で応用されるのはどれか。2つ選べ。
a 嚥下体操
b 横向き嚥下
c 姿勢の調節
d 食物形態の調節
e アイスマッサージ
101A119
エックス線写真所見と疾患名との組合せで正しいのはどれか。
a 石鹸泡状 ――――――― 骨髄炎
b 虫喰い状 ――――――― 線維性異形成症(線維性骨異形成症)
c すリガラス状 ―――――― 骨肉腫
d タマネギの皮状 ――――― エナメル上皮腫
e テニスラケット状 ―――― 粘液腫(歯原性粘液腫)
101A120
血友病Aで欠損する凝固因子はどれか。
a ビタミンK
b 第Ⅷ因子
c 第Ⅸ因子
d 第Ⅺ因子
e フィブリノゲン
A121〜A130
101A121
人口動態統計における乳児の総死亡数に対する「腸管感染症」、「肺炎」、「先天奇形、変形及び染色体異常」、「乳幼児突然死症候群」および「不慮の事故」の死亡数の割合の推移を図に示す。

「先天奇形、変形及び染色体異常」はどれか。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
101A122
パノラマエックス線写真(別冊No.10)を別に示す。

前歯部の像が不鮮明となった原因はどれか。
a 開口位で撮影した。
b 撮影中に患者が動いた。
c 頭部を上向きに位置付けた。
d 顎骨を左右非対称性に位置付けた。
e 歯列を断層域よりも前方に位置付けた。
101A123
陶材と貴金属系合金との結合を強化する元素はどれか。2つ選べ。
a Ag
b Cu
c Pd
d Sn
e In
101A124
歯列弓の異常と原因との組合せで正しいのはどれか。
a 空隙歯列弓 ――― 小舌症
b V字形歯列弓 ――― 歯の先天欠如
c 鞍状歯列弓 ――― 乳臼歯早期喪失
d 狭窄歯列弓 ――― 上唇小帯付着異常
e 方形歯列弓 ――― 異常嚥下癖
101A125
ビタミンD抵抗性くる病児の歯にみられる裂隙の部位はどれか。
a エナメル質
b 象牙質
c セメント質
d エナメル・象牙境
e セメント・エナメル境
101A126
歯科用陶材におけるリューサイトの働きはどれか。2つ選べ。
a 成形性を高める。
b 金属色を遮蔽する。
c 強度を大きくする。
d 焼成収縮を小さくする。
e 熱膨張係数を大きくする。
101A127
上皮細胞の構造と機能との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 微絨毛 ―――――――― 鼻腔の塵埃排出
b 半接着斑 ――――――― 細胞間の結合
c 基底線条 ――――――― 唾液腺導管での水の再吸収
d メラニン顆粒 ――――― 表皮胚芽層DNAの紫外線からの保護
e ケラトヒアリン顆粒 ――― 表皮細胞間脂質層のセラミド供給
101A128
電離放射線の確率的影響はどれか。
a 脱 毛
b 不 妊
c 白内障
d 白血病
e 皮膚の潰瘍
101A129
KennedyⅠ級症例で支台歯の負担荷重を軽減させるのはどれか。
a 義歯床を厚くする。
b 義歯床を小さくする。
c 人工歯を大きくする。
d レストを近心に求める。
e 支台歯間線数を少なくする。
101A130
義歯床用加熱重合レジンの重合の開始機序はどれか。
a バルビツール酸の分解
b 第3級アミンのラジカル化
c 過酸化ベンゾイルの分解
d カンファーキノンの活性化
e トリブチルボランの活性化