
D問題
・2022年7月22日:112D71の解答 BE→CE
D1〜D20
112D1
二頭筋はどれか。1つ選べ。
a 頬 筋
b 口輪筋
c 側頭筋
d 外側翼突筋
e 內側翼突筋
112D2
( ) is the process of enabling people to increase control over, and to improve, their health.
( )に入るのはどれか。1つ選べ。
a Quality of life
b Health promotion
c Health assessment
d Population strategy
e Primary health care
112D3
舌根部を挙上して口峡を狭めるのはどれか。1つ選べ。
a 横舌筋
b 口蓋舌筋
c 上縱舌筋
d 舌骨舌筋
e 才下方舌筋
112D4
医療法で規定されているのはどれか。1つ選べ。
a 市町村保健センター
b 医療安全支援センター
c 精神保健福祉センター
d 地域包括支援センター
e 老人介護支援センター
112D5
水疱形成がみられるのはどれか。1つ選べ。
a 風 疹
b 麻 疹
c 手足口病
d 流行性耳下腺炎
e 急性リンパ性白血病
112D6
8歳の女児。吸指癖による前歯部開咬に対して筋機能療法を行った。
この治療法はどれか。1つ選べ。
a 限局矯正
b 部分矯正
c 本格矯正
d 抑制矯正
e 予防矯正
112D7
歯・口腔の健康診断結果に基づく調査はどれか。1つ選べ。
a 受療行動調査
b 医療経済実態調査
c 学校保健統計調査
d 国民生活基礎調査
e 国民健康・栄養調査
112D8
複数の研究データを統合して分析し、総合的に結論を導き出すのはどれか。1つ選べ。
a 症例報告
b コホート研究
c メタアナリシス
d ランダム化比較試験
e エキスパートオピニオン
112D9
早期接触が原因となるのはどれか。1つ選べ。
a 開 咬
b 空隙歯列
c 交叉咬合
d 上顎前突
e 正中離開
112D10
セファロ分析における標準値と標準範囲の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ
a 中央値 ーーーー 標準誤差
b 中央値 ーーーー 標準偏差
c 中央値 ーーーー 25パーセンタイル値
d 平均値 ーーーー 標準偏差
e 平均値 ーーーー 25パーセンタイル値
112D11
上頸右側中切歯の口腔内写真(別冊No.1A)、エックス線画像(別冊No.1B)及び歯科用コーンビームCT(別冊No.1C) を別に示す。



この異常が発生する時期はどれか。1つ選べ。
a 胎生2週〜胎生4週
b 胎生6週〜胎生3か月
c 胎生5か月〜生後2か月
d 生後4か月〜生後6か月
e 生後6か月〜生後1年
112D12
胎芽において下顎骨を形成するのはどれか。1つ選べ。
a 前頭隆起
b 第一鰓弓
c 第二鰓弓
d 第三鰓弓
e 第四鰓弓
112D13
気管支喘息発作の治療に用いるのはどれか。1つ選べ。
a アスピリン
b ニカルジピン塩酸塩
c サルブタモール硫酸塩
d フェニレフリン塩酸塩
e アトロピン硫酸塩水和物
112D14
摂食嚥下障害に対する治療的アプローチはどれか。1つ選べ。
a 栄養指導
b 間接訓練
c 姿勢調整
d 食形態の変更
e デイサービスの導入
112D15
開口運動中期に顎関節関節円板が移動する方向はどれか。1つ選べ。
a 前上方
b 前下方
c 後上方
d 後下方
e 内下方
112D16
医療法に基づく医療計画で医療連携が定められているのはどれか。1つ選べ。
a 結 核
b 肺 炎
c 糖尿病
d 高血圧症
e 慢性閉塞性肺疾患
112D17
小窩裂溝初期齲蝕の検査に用いるのはどれか。1つ選べ。
a 有鉤探針
b 半導体レーザー
c 加熱ストッピング
d エチルクロライドスプレー
e アシッドレッドプロピレングリコール液
112D18
顎関節症Ⅰ型の所見で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 関節雑音
b 下顎頭の変形
c 咀嚼筋の疼痛
d 顎関節部の疼痛
e 関節円板の転位
112D19
Le Fort I、Ⅱ及びⅢ型に共通する骨折部位はどれか。1つ選べ。
a 筋突起
b 関節突起
c 翼状突起
d 上顎骨前頭突起
e 側頭骨頬骨突起
112D20
薬剤関連顎骨壊死の発症に関わるのはどれか。1つ選べ。
a ニフェジピン
b ピロカルピン塩酸塩
c アレンドロン酸ナトリウム水和物
d スコポラミン臭化水素酸塩水和物
e ロキソプロフェンナトリウム水和物
D21〜D40
112D21
歯科用磁性アタッチメントに使用される磁石を構成するのはどれか。2つ選べ。
a Fe
b Mg
c Nd
d Ti
e Zr
112D22
外胚葉性間葉から発生するのはどれか。2つ選べ。
a 歯 堤
b 歯小嚢
c 歯乳頭
d エナメル器
e Hertwig 上皮鞘
112D23
マルチブラケット装置を用いた矯正治療でアーチワイヤーとともに使用するのはどれか。2つ選べ。
a 補助弾線
b ボールクラスプ
c Coffinスプリング
d コイルスプリング
e スレッドタイプのエラスティック
112D24
真菌による感染症はどれか。1つ選べ。
a マラリア
b アメーバ赤痢
c ツツガムシ病
d アスペルギルス症
e マイコプラズマ肺炎
112D25
歯科疾患実態調査の結果におけるある項目の推移を図に示す。

この項目に該当するのはどれか。1つ選べ。
a 3歳児でう歯のない者の割合
b 1〜14歳でフッ化物塗布経験者の割合
c 20〜24歳でう歯のない者の割合
d 45〜54歳で4mm 以上の歯周ポケットを有する者の割合
e 80 歳で20本以上の歯を有する者の割合
112D26
初期感染における病原性細菌に対する防御応答で最初に起こるのはどれか。1つ選べ。
a 好中球の遊走
b 補体の活性化
c 形質細胞による抗体産生
d マクロファージによる貧食
e T細胞によるサイトカインの産生
112D27
ある歯科材料の引張試験における応力-ひずみ曲線を図に示す。

矢印で示す点の説明として正しいのはどれか。2つ選べ。
a 破断が起こる。
b 変形が始まる。
c 引張強さを示す。
d 塑性変形範囲にある。
e ヤング率の算出に用いる。
112D28
エッジワイズ法によるアーチワイヤーの屈曲で、唇頬舌方向に行うのはどれか。1つ選べ。
a シンチバックベンド
b ティップバックベンド
c サードオーダーベンド
d セカンドオーダーベンド
e ファーストオーダーベンド
112D29
廃用症候群でみられるのはどれか。3つ選べ。
a 褥 瘡
b 筋固縮
c 関節拘縮
d 常同運動
e 起立性低血圧
112D30
全口腔法による味覚検査で判定できるのはどれか。2つ選べ。
a 亜鉛欠乏
b 電気味覚
c 味覚閾値
d PTC 味盲
e 自発性異常味覚
112D31
非侵襲的修復技法〈ART〉で用いられるのはどれか。2つ選べ。
a アマルガム
b エアタービン
c マイクロモーター
d スプーンエキスカベーター
e グラスアイオノマーセメント
112D32
放射線診療による発がんについて正しいのはどれか。1つ選べ。
a 晩期影響である。
b 確定的影響である。
c しきい線量がある。
d IVR では生じない。
e 内部被曝では生じない。
112D33
研究における「ひょう窃」行為にあたるのはどれか。1つ選べ。
a 研究費を不正に使用する。
b データの書き換えを行う。
c 架空のデータを作成して発表する。
d 同一の内容を複数の雑誌に投稿する。
e 他人の論文の内容を自説として発表する。
112D34
歯根膜を支配する一次ニューロンの細胞体があるのはどれか。2つ選べ。
a 三叉神経節
b 三叉神経主感覚核
c 三叉神経脊髄路核
d 三叉神経中脳路核
e 視床後内側腹側核
112D35
個人トレーを用いた機能印象により製作した装置の写真(別冊No.2)を別に示す。

この装置を試適し、レストを定位置に適合させた場合の基礎床粘膜面と顎堤粘膜の関係で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 全体的にわずかな間隙がある。
b 部分的にわずかな間隙がある。
c 接触しているが圧はかかっていない。
d 接触し印象時と同等の圧がかかっている。
e 接触し最大咬合力と同等の圧がかかっている。
112D36
ある容器に付与されたマーク(黄色)を示す。
この容器に廃棄するのはどれか。1つ選べ。
a 期限切れ抗菌薬
b 使用済み注射針
c 放射性ヨウ素廃液
d 未使用の検査試薬液
e エックス線フィルム現像廃液
112D37
Gram染色で陽性に染める色素はどれか。1つ選べ。
a ヨウ素
b フクシン
c サフラニン
d ヘマトキシリン
e クリスタルバイオレット
112D38
アナフィラキシーショックでみられる血圧低下の原因はどれか。2つ選べ。
a 徐 脈
b 貧 血
c 血管拡張
d 気管支拡張
e 血管透過性亢進
112D39
感染症とワクチンの組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 結 核 ーーーーーー 生ワクチン
b 水 痘 ーーーーーー 不活化ワクチン
c 日本脳炎 ーーーーー 成分ワクチン
d 破傷風 ーーーーーートキソイドワクチン
e 麻 疹 ーーーーーー 成分ワクチン
112D40
Tell-Show-Do 法で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 1歳児に適用できる。
b ビデオ映像を用いる。
c 発達障害児に有効である。
d タイムアウト法を併用する。
e わかりやすい言葉で説明する。
D41〜D60
112D41
学習援助型健康教育の特徴で誤っているのはどれか。1つ選べ。
a 受講者が満足を得やすい。
b 受講者が能動的になりやすい。
c 受講者間で情報共有をしやすい。
d 受講者の行動変容につながりやすい。
e 受講者が時間当たりに触れる知識量を増やしやすい。
112D42
Alzheimer 病の病期分類はどれか。1つ選べ。
a CGA
b FAST
c FIM
d GDS
e SGA
112D43
ある物質の血中濃度の概日リズムを図に示す。

この物質はどれか。1つ選べ。
a インスリン
b グルカゴン
c ヒスタミン
d メラトニン
e コルチゾール
112D44
歯科医院の待合室で倒れている患者を発見した。呼びかけに反応しない。
まず行うのはどれか。2つ選べ。
a 下肢を挙上する。
b 胸骨を圧迫する。
c 人工呼吸を行う。
d AED を手配する。
e 119番に通報する。
112D45
70歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。上顎左側臼歯部欠損による咀嚼障害と診断し、義歯を新製することとした。義歯製作中のある過程の写真(別冊No.3)を別に示す。

次回来院時に行うのはどれか。3つ選べ。
a 咬合検査
b 適合検査
c 発音検査
d 咬合力検査
e 咀嚼機能検査
112D46
コンポジットレジン修復でホワイトマージン発生の予防に有効なのはどれか。2つ選べ。
a 即日研磨
b ベベル付与
c 分割積層填塞
d セレクティブエッチング
e レジンインプレグネーション
112D47
成人のアナフィラキシーショックに対し、アドレナリン 0.3mgを投与する場合の適切な方法はどれか。1つ選べ。
a 点 鼻
b 内 服
c 皮下注射
d 筋肉内注射
e 静脈内注射
112D48
下顎の偏位を主訴とする患者に行った手術時の写真(別冊No.4)を別に示す。

術中損傷によって、術後に気道閉塞を起こす危険性があるのはどれか。2つ選 べ。
a 頬動脈
b 舌下動脈
c 舌深動脈
d 上甲状腺動脈
e オトガイ下動脈
112D49
75 歳の男性。食事時に頻繁にむせるため訪問歯科診療による精査の依頼があった。
訪問時に必要な機器はどれか。2つ選べ。
a 聴診器
b 光照射器
c 電気歯髄診断器
d パルスオキシメータ
e 携帯型口内法 X線装置
112D50
CAD/CAM を応用したクラウン製作に用いる2種類の装置の写真(別冊No.5A、B)を別に示す。

それぞれの装置を用いたクラウン製作過程で共通して行うのはどれか。2つ選
a クラウンの設計
b 歯型トリミング
c シリコーンゴム印象
d ダイスペーサー塗布
e ブロックの切削加工
112D51
検査とその目的の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 頸部聴診法 ーーーーー 肺換気能
b フードテスト ーーーーー 食塊形成能
c 改訂水飲みテスト ーーーーー 味覚閾值
d 反復唾液嚥下テスト ーーーーー 唾液分泌能
e オーラルディアドコキネシス ーーーーー 舌と口唇の運動機能
112D52
顎下部の嚢胞性疾患の鑑別診断に有効なのはどれか。3つ選べ。
a MRI
b PET
c 造影CT
d 超音波検査
e 歯科用コーンビーム CT
112D53
妊婦の感染で出生児に歯の形態異常をきたすことが確認されているのはどれか。1つ選べ。
a 結核菌
b 破傷風菌
c サルモネラ菌
d ジフテリア菌
e 梅毒トレポネーマ
112D54
筋圧形成後の上顎個人トレーの写真(別冊No.6)を別に示す。

矢印で示す部分の目的はどれか。2つ選べ。
a 審美性の向上
b 発音機能の改善
c 積極的な後縁封鎖
d 軟口蓋のリリーフ
e 嘔吐反射の誘因除去
112D55
77歳の女性。食事時間の延長を主訴として来院した。半年前から自覚しているという。脳梗塞の既往がある。口腔内診査の結果、上下顎全部床義歯の適合は良好であった。ある検査を行ったところ基準値よりも低値を示した。検査機器の写真(別冊No.7)を別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。
a 舌抵抗訓練
b 舌可動域訓練
c バルーン拡張訓練
d 舌接触補助床の製作
e タングガードの製作
112D56
3歳児の口腔内写真(別冊No.8)を別に示す。

3歳児歯科健康診査の齲蝕罹患型で該当するのはどれか。1つ選べ。
a 0型
b A型
c B型
d C1型
e C2型
112D57
閉塞性睡眠時無呼吸の治療のためオーラルアプライアンスを製作することとした。咬頭嵌合位におけるオーバージェットは+2mm、下顎最前方位における上下 中切歯切端間の水平距離は8mm である。
この装置装着時の下顎前方移動距離で適切なのはどれか。1つ選べ。
a 0〜1mm
b 2〜4mm
c 5〜8mm
d 9〜10 mm
e 11〜12mm
112D58
63歳の男性。舌の異常を主訴として来院した。舌縁部に接触痛や硬結を伴わない病変を認める。初診時の口腔内写真(別冊No.9)を別に示す。

確定診断に必要な検査はどれか。1つ選べ。
a PET
b 針生検
c 造影CT
d 部分(切開)生検
e 口腔内超音波検査
112D59
39歳の女性。上顎両側犬歯と第一小臼歯の冷水痛を主訴として来院した。拒食症の治療を受けている。自発痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.10)を別に示す。

考えられる原因はどれか。1つ選べ。
a 齲 蝕
b 嘔 吐
c アブフラクション
d エナメル質形成不全
e フッ化物の過剰摂取
112D60
Total discrepancy の算出に用いるのはどれか。2つ選べ。
a 下顎角
b 歯列弓幅径
c 永久歯歯冠幅径
d 上顎中切歯歯軸角
e Speeの響曲の深さ
D61〜D80
112D61
Treponema denticolaの特徴はどれか。1つ選べ。
a 紡錘状
b 非運動性
c グラム陽性
d 通性嫌気性
e デンティリジンの産生
112D62
唾石症患者の初診時の CT(別冊No.11A)と唾石摘出術中の口腔内写真(別冊No.11B)を別に示す。

矢印で示す神経の損傷によって生じるのはどれか。1つ選べ。
a 舌の運動障害
b 舌の味覚障害
c 下唇の運動障害
d 顎舌骨筋の運動障害
e オトガイ部の感覚異常
112D63
フラップ手術後にプロービングデプスが減少する理由はどれか。2つ選べ。
a 歯肉の退縮
b 角化歯肉の増大
c 口腔前庭の拡張
d 上皮性付着の獲得
e 生物学的幅径の減少
112D64
上顎の正中離開の原因となるのはどれか。2つ選べ。
a 歯ぎしり
b 上顎側切歯の矮小化
c 上顎中切歯の基底結節
d 上唇小帯付着位置異常
e 上顎第二乳臼歯の晩期残存
112D65
53歳の女性。上顎左側犬歯部歯肉の腫瘤を主訴として来院した。6か月前から徐々に大きくなったという。疼痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.12A)とエックス線画像(別冊No.12B)を別に示す。


適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 抗菌薬投与
b スケーリング
c 切開排膿
d 生 検
e └3 の抜歯
112D66
53歳の男性。下顎左側臼歯部の咬合時の違和感を主訴として来院した。「6は打診にわずかに反応するが、根尖部歯肉に圧痛は認めない。歯髄電気診で生活反応を示した。初診時の口腔内写真(別冊No.13A)とエックス線画像(別冊No.13B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。


「6 に対する適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 直接覆髄法
c アペキソゲネーシス
d 抜髄法
e 根尖掻爬法
112D67
35 歳の男性。下顎左側第二大臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。10年前にコンポジットレジン修復を受けたという。検査の結果、補修修復を行うこととした。初診時のエックス線画像(別冊No.14A)と齲蝕除去後の口腔内写真(別冊No.14B)を別に示す。

次に示す5つのステップのうち、4番目に行うのはどれか。1つ選べ。
a ウェッジ挿入
b マトリックス装着
c ボンディング材塗布
d リング状リテーナー装着
e シランカップリング剤塗布
112D68
15歳の男子。口を開けづらいことを主訴として来院した。5年前に気付き、徐々に開きにくくなったという。顎関節部に雑音や疼痛は認められない。最大開口量は 20 mm であった。初診時のエックス線画像(別冊No.15A)と CT 横断像、矢状断像および 3D-CT像(別冊No.15B)を別に示す。


診断名はどれか。1つ選べ。
a 顎関節症
b 骨軟骨腫
c 軟骨肉腫
d 顎関節強直症
e 筋突起過長症
112D69
77 歳の女性。上下顎全部床義歯の不適合による咀嚼困難を主訴として来院した。最近になって食事の際に義歯が動くようになったという。左側方運動時に上顎義歯の動揺を認める。側方運動時(赤)とタッピング時(青)の咬合接触を印記した義歯の写真(別冊No.16)を別に示す。

咬合調整を行う部位はどれか。2つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
112D70
89 歳の男性。食事量が減ったことを主訴として訪問歯科診療の依頼があった。肺炎の既往がある。訪問時に行った検査の写真(別冊No.17)を別に示す。

この検査で推定できるのはどれか。2つ選べ。
a 体 重
b 筋肉量
c 骨密度
d 水分量
e 歩行速度
112D71
9歳の男児。上顎前歯部の歯列不正を主訴として来院した。左側唇顎口蓋裂に対 して口唇形成術と口蓋形成術を受けた既往がある。矯正治療後、顎裂部に手術を 行った。術前のエックス線画像(別冊No.18A)と術中の口腔内写真(別冊No.18B) を別に示す。

この手術によって期待できるのはどれか。2つ選べ。
a 咬合高径の増大
b 上顎発育の促進
c 鼻翼基部の挙上
d 鼻咽腔閉鎖機能の改善
e 上顎左側犬歯の萌出誘導
112D72
6歳の男児。歯の変色を主訴として来院した。全身状態に問題はない。初診時の口腔内写真(別冊No.19)を別に示す。

原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 咬爪癖
b 幼児期の外傷
c 抗菌薬の長期服用
d 先行乳歯の重度の齲蝕
e 妊娠期の母体の栄養不良
112D73
60歳の男性。上顎左側第一大臼歯の修復物表面の粗造感を主訴として来院した。 45 年前に齲蝕治療のため直接修復を受けたという。エックス線検査の結果、└6 に齲蝕や修復物の破折を認めなかった。歯髄電気診で生活反応を示した。初診時の口腔内写真(別冊No.20)を別に示す。

適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 修復物の研磨
b メタルインレー修復
c レジンコーティング
d コンポジットレジン修復
e フッ化ジアンミン銀塗布
112D74
70歳の男性。上顎右側第二小臼歯の清掃時の違和感を主訴として来院した。1年前から気付いていたが痛みがないのでそのままにしていたという。歯髄電気診で正常反応を示した。ブラッシング指導を行った。初診時の口腔内写真(別冊No.21) を別に示す。

この後の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
a 間接覆髄
b 咬合検査
c フッ化水素酸塗布
d ラミネートベニア装着
e コンポジットレジン修復
112D75
21歳の男性。下顎左側部の腫脹を主訴として来院した。6か月前に気付き、徐々に増大してきたという。腫脹部に羊皮紙様感を触知する。検査の結果、開窓術を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.22A)、エックス線画像(別冊No.22B)、CT(別冊No.22C)及び生検時のHE染色病理組織像(別冊No.22D)を別に示す。


下顎区域切除術と比較した開窓術の利点はどれか。2つ選べ。
a 根治性の向上
b 治療期間の短縮
c 下顎左側臼歯の保存
d 左側下唇運動の温存
e 左側下唇の感覚の温存
112D76
58歳の男性。閉塞性睡眠時無呼吸の治療を希望して来院した。4週前から使用しているオーラルアプライアンスの効果がないという。起床時に顎関節や咬合に違和感を自覚するが、約10分間で消失する。検査の結果、オーラルアプライアンスの調整を行うこととした。調整前後のオーラルアプライアンスの写真(別冊No.23)を別に示す。

この調整の目的はどれか。1つ選べ。
a 上気道の拡大
b 口腔容積の拡大
c 容易な口唇閉鎖
d 咬合違和感の軽減
e 顎関節違和感の軽減
112D77
10歳の女児。前歯の歯並びが悪いことを主訴として来院した。Arch length discrepancy は上顎で-14 mm、下顎で-8 mm であった。今後、マルチブラケット装置による矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.24A)と口腔内写真(別冊No.24B)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。


本格矯正治療の方針を決定するために必要な検査はどれか。3つ選べ。
a 顎関節エックス線撮影
b 咬合法エックス線撮影
c 手根骨エックス線撮影
d パノラマエックス線撮影
e 側面頭部エックス線規格撮影
112D78
69歳の男性。下顎前歯部歯肉の疼痛を主訴として来院した。半年前に自覚し、1か月前から増悪してきたという。初診時の口腔内写真(別冊No.25A)、エックス線画像(別冊No.25B)、CT(別冊No.25C)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.25D)を別に示す。


診断名はどれか。1つ選べ。
a 骨髄炎
b 残留嚢胞
c 扁平上皮癌
d 悪性リンパ腫
e エナメル上皮腫
112D79
61歳の女性。左側頬部の疼痛を主訴として来院した。2年前に自覚し、徐々に増悪してきたという。病変が限局していることから、皮膚科で歯科用金属のパッチ テストを行ったところ、Pdを含む複数の金属に陽性反応がみられた。初診時の口腔内写真(別冊No.26A)と生検時の H-E染色病理組織像(別冊No.26B)を別に示す。


適切な原因療法はどれか。1つ選べ。
a 金属修復物の研磨
b 金属修復物装着歯の抜去
c 金属修復物装着歯の咬合調整
d メタルフリー修復物への置換
e 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布
112D80
40歳の女性。全身麻酔下に下顎両側埋伏智歯を抜去した。浸潤麻酔後、モニタ画面の心電図波形に変化がみられた。変化前後の心電図波形(別冊No.27)を別に示す。

心電図波形の診断で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 心室細動
b 心房細動
c 心室性期外収縮
d 完全房室ブロック
e 発作性上室性頻拍
D81〜D90
112D81
72歳の女性。下顎前歯部の裏側に義歯が当たって痛いことを主訴として来院した。6年前に義歯を製作したが、徐々に下顎前歯部舌側の圧迫感が強くなってきたという。残存歯に対する歯周治療後、新義歯を製作することとした。初診時の義歯装着時と義歯撤去時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。

主訴の改善のため設計時に考慮すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 辺縁歯肉の開放
b 歯根膜支持の強化
c 着脱方向の後方傾斜
d バークラスプの適用
e 弾性係数が小さい金属の使用
112D82
60 歳の女性。上顎左側第一大臼歯の咬合痛を主訴として来院した。検査の結果、歯内治療を行うこととした。根管充填材を除去したが、近心頬側根は途中でファイルが進まなくなり、根尖まで穿通できなかった。術前のエックス線画像(別冊No.29A)と次に用いる器具の写真(別冊No.29B)を別に示す。

この器具の使用目的はどれか。2つ選べ。
a 根尖掻爬
b 歯根尖切除
c バイパス形成
d 根管内異物除去
e 逆根管充填窩洞の形成
112D83
13歳の男子。食事がしづらいことを主訴として来院した。精神発達は正常である。初診時の口腔内写真(別冊No.30A)とエックス線画像(別冊No.30B)を別に示す。


疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 骨形成不全症
b 先天性表皮水疱症
c Robin シークエンス
d 鎖骨頭蓋骨異形成症
e 先天性外胚葉異形成症
112D84
65 歳の男性。右側臼歯部の咀嚼障害を主訴として来院した。検査の結果、上顎右側第一小臼歯の欠損に対し、ブリッジを製作することとした。ブリッジの写真(別冊No.31A)と治療過程のある操作の写真(別冊No.31B)を別に示す。

次に行うのはどれか。1つ選べ。
a 顆路調節
b 咬合調整
c ろう付け用コア採得
d 隣接面接触関係の調整
e 支台歯形成面の仮着材の除去
112D85
76歳の男性。部分床義歯支台歯のクラウン脱離を主訴として来院した。2か月前、下顎左側第一小臼歯と第二小臼歯のクラウンが脱離したという。検査の結果、「45のクラウンと上下顎義歯を再製作することとした。完成したクラウンを試適して適合を確認後、試適したまま予備印象を行った。クラウン試適時の口腔内写真(別冊No.32)を別に示す。

次回来院時に行うのはどれか。1つ選べ。
a 咬合採得
b クラウンの合着
c ピックアップ印象
d オルタードキャスト法
e フレームワークの試適
112D86
3歳の女児。上顎左側乳中切歯部の精査を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.33A)とエックス線画像(別冊No.33B)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b └Aの開窓牽引
c └Aの再植
d └Aの抜歯後、保隙装置装着
e └Aの抜歯後、└1の牽引
112D87
次の文により87、88 の問いに答えよ。
13歳の女子。前歯が噛まないことを主訴として来院した。低身長である。初診時の顔面写真(別冊No.34 A)、口腔内写真(別冊No.34B)及びエックス線画像(別冊No.34C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。



87 認められるのはどれか。2つ選べ。
a 下顎角の開大
b 上顎骨の過成長
c 前歯の萌出遅延
d 第一大臼歯の挺出
e デンタルコンペンセーション
88 適切な治療方針はどれか。3つ選べ。
a 過剰歯の抜去
b 残存乳歯の抜去
c 埋伏歯の開窓牽引
d 下顎切歯の唇側傾斜
e 上顎大臼歯の遠心移動
112D89
70歳の女性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。部分床義歯のクラスプが見えるのが気になるという。検査の結果、固定性ブリッジによる補綴治療を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No. 35A)、調整後のブリッジの写真 (別冊No.35B)及びブリッジ装着時の口腔内写真(別冊No.35C)を別に示す。


製作過程を実施の順番に並べよ。
a 鋳 造
b 陶材築盛
c ろう付け
d グレージング
e ディギャッシング
112D90
8歳の女児。下顎前歯部の歯並びの精査を希望して来院した。下顎永久4切歯の歯冠幅径の総和から下顎永久側方歯群の歯冠幅径の総和を 23.6 mm と予測した。研究用模型(別冊No.36)を別に示す。

下顎の萌出余地の予測値を求めよ。
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