
C1〜20
114C1
あ代謝性アシドーシスの原因となるのはどれか。1つ選べ。
a 嘔 吐
b 過呼吸
c 糖尿病
d 気道閉塞
e アルドステロンの過剰分泌
114C2
あ1歳6か月児歯科健康診査において、齲蝕はないが注意を促すのはどれか。1つ選べ。
a O1型
b O2型
c A型
d B型
e C型
114C3
あヒヤリハットにあたる事例はどれか。1つ選べ。
a 乳歯用既製金属冠を誤飲させた。
b フッ化ジアンミン銀を頻部に付着させた。
c 患歯と異なる歯のエックス線撮影を行った。
d クラウンループを試適したが適合しなかった。
e 処置前に同姓同名の別の患者であることに気付いた。
114C4
あ糸状乳頭の延長がみられるのはどれか。1つ選べ。
a 苺状舌
b 溝状舌
c 黒毛舌
d 平滑舌
e 地図状舌
114C5
あフェニックス膿瘍に転化するのはどれか。 1つ選べ。
a 歯髄壊死
b 急性単純性根尖性歯周炎
c 急性化膿性根尖性歯周炎
d 慢性単純性根尖性歯周炎
e 慢性化膿性根尖性歯周炎
114C6
あ診療に関する記録とその保存について規定している法令の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a 処方箋 ーーーーー 歯科医師法
b 診療録 ーーーーー 医療法
c 手術記録 ーーーー 医療法
d 検査所見記録 ーー 歯科技工士法
e 歯科技工指示書 ー 歯科医師法
114C7
あ歯間隣接面の初期齲蝕の触診に用いるのはどれか。1つ選べ。
a デンタルフロス
b コンタクトゲージ
c トランスイルミネーター
d Tofflemire型リテーナー
e スプーンエキスカベーター
114C8
あ我が国において口腔悪性腫瘍のうち扁平上皮癌の占める割合はどれか。1つ選べ。
a 約1%
b 約10%
c 約30%
d 約60%
e 約90%
114C9
あ耐火模型上で製作するのはどれか。1つ選べ。
a 陶材焼付冠
b レジン前装冠
c ジルコニアクラウン
d レジンジャケットクラウン
e ポーセレンラミネートべニア
114C10
あ頸部の骨表示CT横断像(別冊No.1)を別に示す。

あ矢印で示す構造はどれか。1つ選べ。
a 舌 骨
b 口蓋垂
c 喉頭蓋
d 舌扁桃
e 披裂軟骨
114C11
あ歯周病の第一次予防はどれか。1つ選べ。
a 永久固定
b 歯周組織再生療法
c ルートプレーニング
d 不適合修復物の再治療
e オクルーザルスプリントの装着
114C12
あヒトの標準的な在胎期間はどれか。1つ選べ。
a 28週
b 32週
c 36週
d 40週
e 44週
114C13
あエーテルを用いた全身麻酔を初めて行ったのはどれか。1つ選べ。
a C.Bernard
b F.Crick
c R.Koch
d W.Morton
e H.Wells
114C14
あ放射線検査において診断参考レベルを設定する目的はどれか。1つ選べ。
a 検査の正当化
b 見読性の確保
c 防護の最適化
d 線量限度の適用
e 医療情報の標準化
114C15
あ標準予防策〈standard precautions〉に基づく、接触による院内感染の予防で適切なのはどれか。1つ選べ。
a 手洗いの実施
b N95マスクの着用
c 抗菌薬の予防投与
d 個室での入院治療
e 汗が付着した機器の清拭
114C16
あ末梢血白血球における分葉核好中球の割合が増加するのはどれか。1つ選べ。
a 口腔扁平苔癬
b Sjogren症候群
c 急性顎骨骨髄炎
d 口腔カンジダ症
e 疱疹性歯肉口内炎
114C17
あ血管平滑筋を収縮させるのはどれか。1つ選べ。
a コリンエステラーゼ
b アデニル酸シクラーゼ
c ミオシン軽鎖キナーゼ
d プロテインキナーゼA
e アルカリホスファターゼ
114C18
あ鎖骨頭蓋骨異形成症の原因遺伝子はどれか。1つ選べ。
a APc
b EGFR
c NF1
d P53
e RUNX2
114C19
あカテコラミンはどれか。1つ選べ。
a グルカゴン
b アドレナリン
c エストロゲン
d オキシトシン
e カルシトニン
114C20
あネクローシスの特徴はどれか。1つ選べ。
a 炎症の惹起
b プログラムされた死
c DNAの規則的断片化
d カスパーゼによる制御
e 細胞死受容体による誘導
C21〜40
114C21
あ我が国の公的年金制度で正しいのはどれか。3つ選べ。
a 任意加入である。
b 賦課方式である。
c 社会保険方式である。
d 主たる財源は保険料である。
e 被保険者は65歳以上である。
114C22
あ68歳の女性。下顎部分床義歯の不適合による咀嚼困難を主訴として来院した。使用中の義歯は3年前に装着したが、2か月前から噛みにくくなり、噛むと義歯がたわむという。診察の結果、義歯を新製することとした。旧義歯の写真(別冊No.2A)と新義歯の写真(別冊No.2B)を別に示す。新旧義歯の検査結果の一部を表に示す。


あ新義歯で改善されたのはどれか。すべて選べ。
a 咬合カ
b 咀嚼能力
c 床辺緑形態
d 義歯床の強度
e 口腔関連QOL
114C23
あ矯正歯科治療における歯根吸収のリスクファクターはどれか。3つ選べ。
a 歯の圧下
b ジグリング
c 過大な矯正力
d バンドの緩み
e 口腔衛生状態の不良
114C24
あブリッジ製作用の作業用模型の写真(別冊No.3)を別に示す。

あこの模型について正しいのはどれか。2つ選べ。
a 歯型の回転を防止する。
b 印象体に石膏を2回注入する。
c 歯型の浮き上がりを抑制する。
d ダイロックトレーを使用する。
e 隣接面歯頚部のワックスパターン調整が容易である。
114C25
あ下顎歯肉癌患者のFDG-PET/CT(別冊No.4A)と造影CT(別冊No.4B)を別に示す。

あ転移が疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 頬リンパ節
b 舌リンパ節
c 顎下リンバ節
d 副神経リンパ節
e オトガイ下リンパ節
114C26
あ歯周プローブを用いて評価するのはどれか。2つ選べ。
a BOP
b 歯の動揺度
c プラークの付着状態
d アタッチメントレベル
e 歯根膜腔の拡大の程度
114C27
あ舌の腫脹を主訴として来院した患者の口腔内写真 (別冊No.5A)とある口腔内検査の画像(別冊No.5B)を別に示す。

あ画像形成に最も関係するのはどれか。1つ選べ。
a 血流の速度
b 組織の硬さ
c 糖代謝の量
d 水分子の拡散状態
e エックス線減弱の程度
114C28
あ喫煙関連歯周炎の特徴はどれか。3つ選べ。
a 顕著な歯肉発赤
b 高度な歯槽骨吸収
c 口蓋歯肉の線維性肥厚
d 歯肉のメラニン色素沈着
e プロービング時の易出血性
114C29
あ生体内で骨に置換されるのはどれか。2つ還べ。
a ジルコニア
b 炭酸アパタイト
c フルオロアパタイト
d β-リン酸三カルシウム
e ハイドロキシアパタイト
114C30
あ共有結合で硬化する印象材はどれか。1つ選べ。
a 寒天印象材
b アルジネート印象材
c アクリル系機能印象材
d 酸化亜鉛ユージノール印象材
e 付加型シリコーンゴム印象材
114C31
あ重度認知症の高齢者の医療面接で適切なのはどれか。3つ選べ。
a 幼児言葉で話す。
b 正面から話しかける。
c 作話があれば指摘する。
d 表情やしぐさに注意を払う。
e 非言語的メッセージを多用する。
114C32
あ歯周外科治療と治癒形態の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a ENAP ーーーー 新付着の獲得
b GTR法 ーーーー 再付着の獲得
c 歯肉切除術 ーーーー 長い上皮性付着の獲得
d フラップ手術 ーーーー 新付着の獲得
e 歯周ポケット掻爬術 ーーーー 長い上皮性付着の獲得
114C33
あ56歳の男性。上顎前歯部の腫脹と動揺を主訴として来院した。4か月前から自覚していたがそのままにしていたという。歯周基本治療後にフラップ手術を行い、骨欠損形態を確認した。術中の口腔内写真(別冊No.6)を別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。


あ術中の所見を踏まえ、次に行う処置はどれか。1つ選べ。
a 縫 合
b 自家骨移植
c オステオプラスティ
d 不良肉芽組織の除去
e スケーリング・ルートプレーニング
114C34
あ地域包括支援センターを設置するのはどれか。1つ選べ。
a 国
b 市町村
c 都道府県
d 医療保険者
e 福祉事務所
114C35
あ筋機能療法が適用となるのはどれか。4つ選べ。
a 低位舌
b 舌突出癖
c アデノイド
d 異常嚥下癖
e 口唇閉鎖不全
114C36
あ矯正装置製作のための模型の写真(別冊No.7)を別に示す。

あ製作するのはどれか。1つ選べ。
a Frankel装置
b バイオネーター
c リップバンバー
d Hawleyタイプリテーナー
e ダイナミックポジショナー〈トゥースポジショナー〉
114C37
あ口腔潜在的悪性疾患はどれか。3つ選べ。
a 白板症
b 帯状疱疹
c 扁平苔癬
d 尋常性天疱瘡
e 慢性カンジダ症
114C38
あ我が国でワクチン接種が行われているのはどれか。3つ選べ。
a 水 痘
b 風 疹
c 手足口病
d ヘルパンギーナ
e 流行性耳下腺炎
114C39
あ58歳の女性。前歯の色と形が気になることを主訴として来院した。20年前に上顎前歯部の治療を受けたが、└2の金属色が気になっていたという。診察の結果、③21┴①②のブリッジを製作することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.8A)、完成したブリッジ仮着時の口腔内写真(別冊No.8B)及び仮着2週後にブリッジを外し、プラークを染め出した写真(別冊No.8C)を別に示す。

あ適切な対応はどれか。1つ選べ。
a ブリッジを再製作する。
b ポンティック基底面を削合する。
c 補助的清掃器具の使用法を指導する。
d ポンティック基底面を金属に置換する。
e ポンティック基底面にサンドブラスト処理を行う。
114C40
あ45歳の女性。下顎右側側切歯の一過性の冷水痛を主訴として米院した。診断をした結果、遠心隣接面の不適合修復物を除去し、コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.9A)、エックス線画像(別冊No.9B)、窩洞形成中の写真(別冊No.9C)及び修復後の窩縁形態の模式図(別冊No.9D)を別に示す。


あ唇側に付与する窩縁形態で適切なのはとれか。2つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
C41〜60
114C41
あ80歳の男性。閉口不能を主訴として来除した。以前から同様の症状を繰り返し、かかりつけ医で対応していたという。流涎と耳珠前方の陥凹を認める。診察の結果、初期対応を行い、後日、再発防止の手術を行うこととした。術式の模式図(別冊No.10)を別に示す。

あ適切なのはどれか。4つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
114C42
あ30歳の男性。咬合不全を主訴として来院した。昨夜、転倒して下顎を強打したという。初診時のエックス線画像(別冊No.11A)と3D-CT(別冊No.11B)を別に示す。

あ適切な治療法はどれか。2つ選べ。
a 骨ネジを用いた顎内固定
b 床副子を用いた顎内固定
c 線副子を用いた顎間固定
d チンキャップを用いた開口制限
e ミニプレートを用いた顎内固定
114C43
あ口蓋部の腫脹を主訴として来院した患者の初診時の口腔内写真(別冊No.12A)とCT(別冊No.12B)を別に示す。

あCT値が病変内部と最も近いのはどれか。1つ選べ。
a 筋
b 水
c 空 気
d 脂 肪
e 皮質骨
114C44
あ血管腫の患者にIVR治療を行うこととした。初診時の口腔外写真(別冊No.13A)、口腔内写真(別冊No.13B)及び術前の選択的血管造影像(別冊No.13C)を別に示す。

あ栄養血管はどれか。1つ選べ。
a 顎動脈
b 舌動脈
c 顔面動脈
d 上行咽頭動脈
e 上甲状腺動脈
114C45
あ80歳の男性。上顎左側第一大臼歯の痛みを主訴として来院した。2週前から冷水痛があり、昨日から拍動性の自発痛を自覚しているという。打診痛を認める。診断をした結果、抜髄処置を行うこととした。初診時のエックス線画像(別冊No.14A)と処置中のある操作時のマイクロスコープ写真(別冊No.14B)を別に示す。

あ続いて行う操作で留意するのはどれか。2つ選べ。
a 歯髄の感染
b 髄床底の損傷
c 歯髄結石の残存
d 髄角部歯髄の残存
e 歯冠部感染歯質の残存
114C46
あ76歳の女性。よだれが垂れることを主訴として来院した。最近、夫から指摘されるようになったという。特記すべき既往歴はない。顔面の運動障害や知的障害は認めない。診察の結果、ある特訓を行うこととした。訓練前と訓練中の写真(別冊 No.15)を別に示す。

あこの訓練の効果を評価するのはどれか。1つ選べ。
a RSST
b MWST
c 舌圧検査
d フードテスト
e オーラルディアドコキネシス
114C47
あ35歳の男性。下顎右側第一大臼歯の痛みを主訴として来院した。特記すべき既往歴はない。診察の結果、嘔吐反射が強いため静脈内鎮静下に抜髄処置を行うこととした。静脈路を確保したところ、咳をした後にJapan coma Scaleが30となった。その時の生体モニタ画面(別冊No.16)を別に示す。

あ投与すべき薬物はどれか。1つ選べ。
a ニトログリセリン
b リドカイン塩酸塩
c ジルチアゼム塩酸塩
d アトロピン硫酸塩水和物
e デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム
114C48
あ68歳の女性。上顎義歯の破折による咀嚼困難を主訴として来院した。使用中の義歯は5年前に製作したが、何度も破折し修理を繰り返しているという。診察の結果、金属床による部分床義歯を新製することとした。義歯製作中のある過程の写真(別冊No.17)を別に示す。

あ矢印で示す構造の目的はどれか。1つ選べ。
a フレームワークの補強
b 床用レジンの機械的保持
c 粘膜面との適合性の向上
d レジン填入時の変位防止
e 床用レジンとの円滑な移行
114C49
あ13歳の女子。下顎前歯部のブラッシング時の出血を主訴として来院した。プロービング深さは全周3mm以下であった。初診時の口腔内写真(別冊No.18)を別に示す。

あ適切な対応はどれか。3つ選べ。
a PMTC
b 咬合調整
c 抗菌薬投与
d ブラッシング指導
e デンタルフロス使用の指導
114C50
あ推算糸球体濾過量 〈eGFR〉の算出に用いるのはどれか。3つ選べ。
a 性 別
b 体 重
c 年 齢
d 血清尿素窒素
e 血清クレアチニン
114C51
あパリ協定(2015年)で正しいのはどれか。3つ選べ。
a 参加国に開発途上国を含めた。
b 参加国一律の目標値を設定した。
c 温室効果ガスの削減を目標とした。
d 経済活動よりも環境保全を重視した。
e 再生可能エネルギーの導入を推奨した。
114C52
あ66歳の女性。下顎右側臼歯部歯肉の疼痛を主訴として来院した。3か月前に自覚し、徐々に増悪してきたという。下唇の感覚異常を認めない。初診時の口腔内写真(別冊No.19A)、エックス線画像(別冊No.19 B)、CT(別冊No.19C)、FDG-PET/CT(別冊No.19D)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.19E)を別に示す。


あ適切な治療はどれか。1つ選べ。
a 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布
b 歯肉切除
c 下顎辺縁切除
d 下顎区域切除
e 組織内照射
114C53
あ10歳の女児。上の前歯が生えてこないことを主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No.20A)、口腔内写真(別冊No.20B)及びエックス線画像(別冊No.20C)を別に示す。


あ考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 軟骨無形成症
b Goldenhar症候群
c Robinシークエンス
d 鎖骨頭蓋骨異形成症
e Treacber Collins症候群
114C54
あ血液製剤と使用目的の組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。
a 赤血球液 ーーーーー 酸素運搬能の改善
b 血小板濃厚液 ーーー ビタミンKの補充
c 新鮮凍結血漿 ーーー 凝固能の改善
d アルブミン製剤 ーー 栄養補給
e トロンビン製剤 ーー 局所止血
114C55
あ43歳の女性。下顎左側小臼歯部の違和感を主訴として来院した。2年前から内科で糖尿病の治療を受けているという。歯周基本治療終了後の再評価時のHbA1cは7.5%であった。再評価時の口腔内写真(別冊No.21 A)とエックス線画像(別冊No.21B)を別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。


あ次に行うのはどれか。2つ選べ。
a 骨移植術
b 抗菌薬の局所投与
c オクルーザルスプリントの装着
d スケーリング・ルートプレーニング
e エナメルマトリックスタンパク質の応用
114C56
あ全身麻酔導入時に使用する装置装着時の口腔内写真(別冊No.22)を別に示す。

あこの装置の目的はどれか。1つ選べ。
a 歯の損傷の防止
b 顎関節脱臼の防止
c 喉頭展開時の支点
d マスク換気の補助
e クレンチングの防止
114C57
あ26歳の女性。前歯の歯並びが悪いことを主訴として来院した。診断をした結果、上下顎第一小臼歯の抜去後、マルチブラケット装置による矯正歯科治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.23A)、口腔内写真(別冊No.23B)及びエックス線画像(別冊No.23C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。



あ併用するのはどれか。3つ選べ。
a 急速拡大装置
b リンガルアーチ
c スライディングプレート
d トランスパラタルアーチ
e 歯科矯正用アンカースクリュー
114C58
あBonwill三角と関連するのはどれか。1つ選べ。
a 切歯路角
b Fischer角
c Bennett角
d Balkwill角
e 矢状顆路傾斜角
114C59
あ上顎右側前歯歯頸部の変色を主訴として来院した。患者の初診時の口腔内写真(別冊No.24)を別に示す。

あ罹患部の検査に用いるのはどれか。2つ選べ。
a トリバンブルー
b CPI(WHO)プローブ
c 気化熱吸収型スプレー
d トランスイルミネーター
e スプーンエキスカべーター
114C60
あ歯質の無機成分に接着するのはどれか。2つ選べ。
a MDP
b MMA
c HEMA
d 4-META
e Bis-GMA
C61〜80
114C61
あポーセレンインレ一体の内面に行うのはどれか。2つ選べ。
a シラン処理
b グレージング
c ステイニング
d サンドブラスト処理
e レジンコーティング
114C62
あ39歳の女性。下顎右側第二大臼歯の咬合痛を主訴として来院した。診察と検査の結果、根管から根管拡大器具の一部の摘出を試みることとした。初診時のエックス線画像(別冊No.25A)と摘出物の写真(別冊No. 25B)を別に示す。

あこの器具を用いた操作で、異物残留の原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a リーミング
b ファイリング
c ステップバック
d プレカーブ付与
e アピカルシート付与
114C63, 64
あ次の文により 63、64の問いに答えよ。
あ4歳の女児。下顎右側第一小臼歯の自発痛を主訴として来院した。冷温水痛と打診痛を認める。初診時の口腔内写真(別冊No.26A)とエックス線画像(別冊No.26B)を別に示す。

63 適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 間接覆髄
b 直接覆髄
c 生活歯髄切断
d 抜 髄
e 感染根管治療
64 この処置後に乳歯用既製金属冠で修復することとした。
あ支台歯形成で正しいのはどれか。3つ選べ。
a 近遠心面は平行にする。
b 頬側面は二面形成にする。
c 咬合面は2mm削除する。
d マージンはシャンファー型にする。
e マージンは歯肉縁下0.5mmに設定する。
114C65
あ両側耳下腺部の腫脹を主訴として来院した患者の医療面接結果の一部を表に示す。

あ考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 唾石症
b Frey症候群
c Warthin腫瘍
d IgG4関連疾患
e 流行性耳下腺炎
114C66
あ40歳の女性。よく噛めないことを主訴として来院した。診察と検査、上顎右側臼歯欠損部にインプラント義歯による治療を行うこととし、インプラント埋人前にある処置を行った。初診時と処置後のエックス線画像(別冊No.27)を別に示す。

あこの処置の目的はどれか。1つ選べ。
a 咬合高径の確保
b 治療期間の短縮
c 既存骨の骨質改善
d 骨結合の早期獲得
e 垂直的骨量の増加
114C67
あ34歳の女性。かかりつけ歯科医にエックス線検査で病変を指摘され、精査を希望して来院した。自覚症状はないという。初診時のエックス線画像(別冊No.28A)、CT(別冊No.28B)、MRI(別冊No.28C)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.28D)を別に示す。


あ適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 開 窓
b 摘 出
c 寒栓療法
d 放射線療法
e 下顎区域切除
114C68
あ一組の上下顎臼歯部人工歯の写真(別冊No.29)を別に示す。

あ上下顎レジン製臼歯部人工歯と比較したこの人工歯の長所はどれか。2つ選べ。
a 咀嚼能率が高い
b 清掃が容易である。
c 耐摩耗性に優れる。
d 技工操作が容易である。
e 床用レジンと接着する。
114C69
あ嚥下に関連する器官の模式図を示す。

あ嚥下開始時に舌骨が移動する方向はどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
114C70
あ口底に腫脹と消退を繰り返す病変の口腔内写真(別冊No.30)を別に示す。

あ原因療法はどれか。1つ選べ。
a 開 窓
b 切 開
c 穿刺吸引
d 顎下肱摘出
e 舌下腺摘出
114C71
あ口腔における食物移送に関わる機能を評価するのはどれか。2つ選べ。
a 舌圧検査
b 咬合音検査
c 咬合力検査
d 咀嚼能力検査
e ブローイング検査
114C72
あ71歳の女性。口蓋部のびらんを主訴として来院した。2週前に自覚し、徐々に食事時の疼痛が増悪してきたという。初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、頸部の写真(別冊No.31B)、上腕部皮膚の写真(別冊No.31C)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No. 31D)を別に示す。血液検査結果を表に示す。



あ考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 天疱瘡
b 扁平苔癬
c 類天疱瘡
d Behcet病
e 多形滲出性紅斑
114C73
あ舌白板症患者への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
a 禁煙の指導
b 糖質制限の指導
c 歯の鋭縁の削合
d マウスガードの装着
e 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布
114C74
あ頭蓋内での血管による組織圧迫が原因となるのはどれか。2つ選べ。
a 舌痛症
b 三叉神経痛
c Parkinson病
d 片側顔面痙攣
e Ramsay Hunt症候群
114C75
あ脳性麻痺患者が定期健診のために家族と来院した。来院時の患者の写真(別冊No.32)を別に示す。
あ口腔内の診察を行う際に特に注意すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 咬反射
b 吸啜反射
c 驚愕反射
d 緊張性迷路反射
e 非対称性緊張性頸反射
114C76
あ矯正装置装着前の口腔内写真(別冊No.33A)と歯科治療で用いる器具の写真(別冊No.33B)を別に示す。

あ矢印で示すものを歯間に挿入する際に用いるのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
114C77
あ59歳の女性。抜歯後の治癒不全を主訴として米院した。 2か月前、近医で上顎左側第二小臼歯を抜去したという。貧血の既往がある。上顎左側に疼痛と腫脹を認める。初診時の口腔内写真(別冊No.34A)、エックス線画像(別冊No.34B)及びCT(別冊No.34C)を別に示す。


あ治癒不全の発症に関与すると考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 骨粗鬆症
b 大理石骨病
c 線維性異形成症
d 基底細胞母斑症候群
e 副甲状腺機能亢進症
114C78
あ4歳の女児。下顎左側乳中切歯の変色を主訴として来院した。1年前に「Aを受傷し、3か月前から変色してきたという。歯髄電気診で生活反応を示した。初診時の口腔内写真(別冊No.35A)とエックス線画像(別冊No.35B)を別に示す。

あ「Aの所見で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 骨性癒着
b 歯根破折
c 歯根彎曲
d 内部吸収
e 歯髄腔狭窄
114C79
あエナメル芽細胞の機能で正しいのはどれか。3つ選べ。
a 基質小胞の分泌
b アメロゲニンの脱却
c アメロゲニンの分泌
d コラーゲン線維の分泌
e カルシウムイオンの供給
114C80
あ14歳の男子。食物が噛みにくいことを主訴として来院した。3歳から義歯を使用しており、何度も調整と新製を繰り返しているという。弟にも同様の所見がある。診察の結果、義歯を新製することとした。初診時の口腔内写真{別冊No.36A)とエックス線画像(別冊No.36B)を別に示す。

あ治療に際して特に留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 気道閉塞
b 頸椎脱臼
c 体温上昇
d 下顎骨骨折
e てんかん発作
C81〜90
114C81
あフッ化物応用で、洗口法が歯面塗布法よりも仮れているのはどれか。3つ選べ。
a 家庭で実施できる。
b 乳児に適用できる。
c 費用対効果が高い。
d 実施頻度が少なくてすむ。
e 健康格差を縮小する効果が高い。
114C82
あ70議の女性。食事がしにくいことを主訴として来院した。1週前に上顎全部床を装着したが、装着後から食物が飲み込みにくいという。咀嚼と発音に問題はない。診察と検査の結果、チェアサイドで上顎義歯の修正を行うこととした。修正前後の義歯の写真(別冊No.37A)と修正中のある技工操作の写真(別冊No.37B)を別に示す。

あこの操作の目的はどれか。1つ選べ。
a 咬合力の増大
b 床の強度増加
c 義歯の安定向上
d 発音機能の改善
e 舌と床の接触関係の改善
114C83
あ42歳の女性。前歯の密美不良を主訴として来院した。診察の結果、③21┴①②ブリッジを新製することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.38A)、ブリッジ製作中のある過程の写真(別冊No.38B)及び完成したブリッジ装着時の口腔内写真(別冊No.38C)を別に示す。

あBからCの間に最も高い温度で行うのはどれか。1つ選べ。
a ろう付け
b グレージング
c 歯冠色陶材焼成
d オペーク陶材焼成
e ディギャッシング
114C84
あ磁性アタッチメントのキーパー付き根面板と矢印で示すレジン製の写真(別冊No.39)を別に示す。

あこの装置の役割はどれか。1つ選べ。
a 根面板の合着
b 側方力の軽減
c 緩圧効果の向上
d 義歯床の破折防止
e 磁石構造体の変位防止
114C85
あ20歳の女性。前歯が出ていることを主訴として来院した。診断をした結果、抜歯を伴う外料的矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.40A)、口腔内写真(別冊No.40B)及びエックス線面像(別冊No.40C)を別に示す。セファロ分析の緒果を図に示す。



あ適切な抜歯部位(智歯を除く)と顎矯正手術の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
114C86
あ薬物と副作用の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a テガフール ーーーーーーーー 流 涎
b カプトプリル ーーーーーーー 口唇の知覚異常
c トラマドール塩酸塩 ーーーー 歯肉増殖
d ジフェンヒドラミン塩酸塩 ーー 口腔乾燥
e ネオスチグミンメチル硫酸塩 ーーー 味覚障害
114C87
あ下顎第一小臼歯をCAD/CAMレジンクラウンで補綴治療することとした。
あ作業用模型上で築盛して製作する補綴装置と比べ、支台歯形成時に特に注意するのはどれか。1つ選べ。
a 軸面の形態
b 隅角部の形態
c 補助的保持形態の付与
d 咬合面のクリアランス量
e フィニッシュラインの形態
114C88
あある地域の健常高齢者を対象に、現在歯数が健康寿命に及ぼす影響を調査することとした。
あこの調査に適した研究方法はどれか。1つ選べ。
a 横断研究
b 介入研究
c コホート研究
d 症例対照研究
e 生態学的研究
114C89
あ嚢胞腔内に角化物を含むのはどれか。1つ選べ。
a 鼻歯槽嚢胞
b 甲状舌管嚢胞
c 鼻口蓋管嚢胞
d 乳児の歯肉嚢胞
e リンパ上皮性嚢胞
114C90
あある薬物120mgを静脈内注射したところ、3時間後の血漿中薬物濃度は 1.2µg/mLであった。
あこの薬物の分布容積 (L)を求めよ。
ただし、この薬物の生物学的半減期は3時間で、分布は1コンパートメントモデルに従うものとする。なお、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点第1位を四捨五入すること。
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