
問1〜20
116D1
あチアノーゼがみられるのはどれか。1つ選べ。
a 血友病
b 糖尿病
c 白血病
d ネフローゼ症候群
e メトヘモグロビン血症
116D2
あ介入研究はどれか。1つ選べ。
a 症例報告
b 症例対照研究
c 生態学的研究
d 前向きコホート研究
e ランダム化比較試験
116D3
あ創傷処置時の洗浄に用いるのはどれか。1つ選べ。
a エタノール
b オキシドール
c ポビドンヨード
d 滅菌生理食塩液
e ベンザルコニウム塩化物
116D4
あ毛状〈毛様〉白板症の原因はどれか。1つ選べ。
a EBウイルス
b 麻疹ウイルス
c 単純ヘルペスウイルス
d インフルエンザウイルス
e ヒトパピローマウイルス
116D5
あ障害者のノーマライゼーションはどれか。1つ選べ。
a 身体機能の回復
b 急性期病院の整備
c 経済的支援の推進
d 地域での社会的自立
e 継続的な保健医療の充実
116D6
あ炎症時に肥満細胞から放出されるケミカルメディエーターはどれか。1つ選べ。
a IL-2
b TNF-α
c 活性酸素
d ヒスタミン
e ブラジキニン
116D7
あ放射線の生物学的影響の過程で最も早期に起こるのはどれか。1つ選べ。
a DNAの損傷
b アポトーシス
c ネクローシス
d カスパーゼの活性化
e クロマチンの断片化
116D8
あ( )is one of the major side efects of COVID-19 vaccination.
あ( )に入るのはどれか。1つ選べ。
a Cough
b Fever
c Loss of taste
d Smell disturbance
e Sore throat
116D9
あ5歳児が自身で行うプラッシング方法として適切なのはどれか。1つ選べ。
a バス法
b フォーンズ法
c ローリング法
d スティルマン法
e チャーターズ法
116D10
あ上下顎歯槽基底部の前後的位置関係を評価するのはどれか。1つ選べ。
a Y軸角
b 顔面角
c SNP角
d A-B平面角
e 上顎突出度
116D11
あ血管を拡張させるのはどれか。1つ選べ。
a エンドセリン
b バソプレシン
c アルドステロン
d 一酸化窒素〈NO〉
e トロンボキサンA2
116D12
あエックス線画像(別冊No.1)を別に示す。

あ認められる所見はどれか。1つ選べ。
a 骨膨隆
b 病的骨折
c 虫くい状骨吸収
d すりガラス様不透過像
e タマネギの皮状の骨膜反応
116D13
あ定型発達児において、会話によるコミュニケーションが可能となる時期にできるようになるのはどれか。1つ選べ。
a 寝返り
b 片足立ち
c 一人歩き
d 一人座り
e つかまり立ち
116D14
あ慢性化した口腔カンジダ症に関連してみられるのはどれか。1つ選べ。
a 硬 結
b 水 疱
c アフタ
d 知覚鈍麻
e 粘膜肥厚
116D15
あ健康日本21(第二次)で認知度の向上が目標に掲げられているのはどれか。1つ選べ。
a AIDS
b B型肝炎
c フレイル
d 誤嚥性肺炎
e 慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉
116D16
あ行為の正当化により軽減させることができる被曝はどれか。1つ選べ。
a 医 療
b 宇 宙
c 食 品
d 大 地
e ラドン
116D17
あヒトの頭部と身長の比が1:4なのはどれか。1つ選べ。
a 0歳
b 2歳
c 6歳
d 12歳
e 25歳
116D18
あ妊婦が過剰摂取すると催奇形性があるのはどれか。1つ選べ。
a ビタミンA
b ビタミンC
c ビタミンD
d ビタミンE
e ビタミンK
116D19
あ成人における基準値に性差があるのはどれか。1つ選べ。
a 血小板
b 白血球
c 白血球分画
d ヘマトクリット〈Ht〉
e プロトロンビン時間〈PT〉
116D20
あ陶材焼付用金合金と前装材の化学的結合に関与するのはどれか。1つ選べ。
a Al
b Cu
c In
d K
e Si
問21〜40
116D21
あ歯の脱灰H-E染色組織標本の作製過程で消失するのはどれか。3つ選べ。
a 周波条
b Retzius条
c 球間象牙質
d Andresen線
e Schreger線条
116D22
あ下顎枝矢状分割術を行う下顎前突症患者の術前3D-CT(別冊No.2A)とCTを用いたシミュレーション像(別冊No.2B)を別に示す。

あ術後に予想されるのはどれか。3つ選べ。
a 下顔面高の増大
b 咬合平面の改善
c 右側の内外側骨片間の千渉
d 左側の内外側骨片間の空隙
e 下顎枝部後縁からの内側骨片の突出
116D23
あ鑑定処分許可状の発付を必要とするのはどれか。1つ選べ。
a 行政解剖
b 系統解剖
c 司法解剖
d 承諾解剖
e 病理解剖
116D24
あ前歯の歯並びが悪いことを主訴として来院した18歳の男子。初診時の口腔内写真(別冊No.3A)とエックス線画像(別冊No.3B)を別に示す。

あ正しい所見はどれか。2つ選べ。
a 54┘先天欠如
b └45先天欠如
c ┌DE晩期残存
d ┌45先天欠如
e BA┐晩期残存
116D25
あ発熱を生じた施設入居高齢者の喀痰Gram染色像(別冊No.4)を別に示す。

あ矢印に示す病原微生物で最も可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
a Escherichia coli
b Haemophilus influenzae
c Pseudomonas aeruginosa
d Porphyromonas gingivalis
e Streptococcus pneumoniae
116D26
あ歯周治療に用いるエナメルマトリックスタンパク質について正しいのはどれか。2つ選べ。
a 酸性で不溶化する。
b 主成分はエナメリンである。
c 上皮細胞の増殖を促進する。
d セメント質形成を促進する。
e 歯胚から抽出した生物由来材料である。
116D27
あ75歳の女性。5年前に製作した下顎のインプラントオーバーデンチャーが外れやすくなったことを主訴として来院した。検査の結果、咬合状態には問題を認めなかった。患者の口腔内写真(別冊No.5A)、使用中の義歯粘膜面の写真(別冊No.5B)及びエックス線画像(別冊No.5C)を別に示す。


あ適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 新義歯の製作
b 粘膜面の調整
c アタッチメントの交換
d 固定性補綴装置の製作
e インプラントの追加埋入
116D28
あ1ステップセルフエッチングシステムの成分でジルコニア接着に関与するのはどれか。1つ選べ。
a MDP
b TBB
c DMPT
d HEMA
e MTU-6
116D29
あ抑制矯正はどれか。2つ選べ。
a 乳歯の早期脱落に対する保隙装置の装着
b 歯齢IIC期の開咬に対する筋機能療法の適用
c 顎間関係の不調和に対する外科的矯正治療の適用
d 永久歯列期の抜歯を伴うマルチブラケット装置の装着
e 歯齢ⅢA期の反対咬合に対するリンガルアーチの装着
116D30
あ障害児の歯科治療における行動調整法と障害の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a カウント法 ーーーーーーーーー 視覚障害
b フラッディング法 ーーーーーー 自閉スペクトラム症
c トークンエコノミー法 ーーーー コミュニケーション障害
d ボイスコントロール法 ーーーー 聴覚障害
e ハンドオーバーマウス法 ーーー 知的障害
116D31
あ脳を栄養する血管はどれか。2つ選べ。
a 顎動脈
b 後頭動脈
c 椎骨動脈
d 内頸動脈
e 浅側頭動脈
116D32
あ児童福祉法で規定される施設はどれか。3つ選べ。
a 乳児院
b 保育所
c 児童養護施設
d 特別支援学校
e 市町村保健センター
116D33
あ要介護高齢者において低栄養が疑われるのはどれか。2つ選べ。
a BMI :17.0
b 総タンパク〈TP〉 :7.5g/dL
c アルブミン〈Alb〉 :3.1g/dL
d トリグリセリド〈TG〉 :100mg/dL
e 総コレステロール〈TC〉 :170mg/dL
116D34
あインプラントオーバーデンチャーに用いる維持装置のうち、バーアタッチメントと比較した磁性アタッチメントの利点はどれか。3つ選べ。
a 良好な清掃性
b 維持力の恒常性
c 一次固定の効果
d 小スペースでの設置
e 側方力ヘの大きな抵抗性
116D35(解答なし)
あ歯肉の違和感を訴え来院した患者の口腔内写真(別冊No.6A)、エックス線画像(別冊No.6B)及びある薬液を用いた反応後の口腔内写真(別冊No.6C)を別に示す。

あまず行うのはどれか。2つ選べ。
a 切開排膿
b 感染根管治療
c 抗菌薬の投与
d 口腔清掃指導
e スケーリング・ルートプレーニング
116D36
あ小児における放射線治療で晩期障害を受けやすいのはどれか。1つ選べ。
a 舌
b 口 唇
c 口 底
d 歯 肉
e 歯 胚
116D37
あ78歳の女性。硬いものが噛みにくいことを主訴として来院した。10年前から2型糖尿病によりインスリン療法を受けているという。頭頸部における疼痛の訴えはなく、最大聞口量(義歯の切歯間距離)は43mmであった。全部床義歯の適合と咬合に問題はない。初診時の口腔内写真(別冊No.7A、B)を別に示す。

あ次に行う検査として適切なのはどれか。3つ選べ。
a ガム試験
b 咬合力検査
c 咀嚼能力検査
d 顎関節部MRI
e 改訂水飲みテスト
116D38(解答なし)
あ抜歯創の治癒過程を順に並べよ。
あ解答:①→②→③→④→⑤
a 骨改造
b 仮骨形成
c 血管新生
d 血餅形成
e 肉芽増生
116D39
あ54歳の男性。上顎右側前歯部の動揺を主訴として来院した。6か月前から気付いていたがそのままにしていたという。歯周基本治療後に症状が改善されなかったためフラップ手術を行い、骨欠損形態と根面の状態を確認した。術中の口腔内写真(別冊No.8)を別に示す。歯周基本治療後の再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。


あ術中の所見を踏まえ、次に行う処置はどれか。2つ選べ。
a 根面処理
b 歯肉整形
c 自家骨移植
d 口蓋裂溝の除去
e スケーリング・ルートプレーニング
116D40
あ11歳の男児。下顎右側乳臼歯部の痛みを主訴として来院した。診察の結果、下顎右側第一乳臼歯を抜去することとした。保護者に抜歯について説明し、同意を得た。初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線画像(別冊No.9B)を別に示す。

あ保護者への追加説明で適切なのはどれか。3つ選べ。
a 「上あごに余分な歯があります」
b 「上あごの2本の小臼歯の成長が遅れています」
c 「上あごの右にある2番目の前歯が小さいです」
d 「下あごの後ろにある乳歯の歯根は吸収していません」
e 「下あごの永久歯が親知らずを除いて5本足りません」
問41〜60
116D41
あ64歳の男性。上顎右側第一大臼歯の知覚過敏を主訴として来院した。ブラッシング時に一過性の痛みがあるという。検査の結果、グラスアイオノマーセメント修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.10A)と、ある器具を用いた修復操作中の口腔内写真(別冊No.10B)を別に示す。

あこの操作で向上するのはどれか。3つ選べ。
a 感水性
b 接着性
c 賦形性
d 辺縁封鎖性
e イオン徐放性
116D42
あ55歳の男性。上顎右側第二小臼歯の抜歯後の治療を希望して来院した。5」は2か月前に抜歯し、抜歯窩の治癒は良好であった。隣接接触関係、咬合関係は正常で、64」は生活歯で、修復処置はなされているが新たな齲蝕はない。⑥5④」部に接着ブリッジを装着することとした。支台歯形成前の口腔内写真(別冊No.11A)と、支台装置の設計(水色部)(別冊No.11B)を別に示す。


あ適切な設計はどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
116D43
あ舌苔に起因する生理的口臭と診断された患者への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
a 定期的な口臭検査を勧める。
b 水による頻回の洗口を指導する。
c 口腔衛生管理の必要性を説明する。
d 心療内科を受診するよう助言する。
e 臭いを生じる食品の摂取を禁止する。
116D44
あ58歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、上顎左側欠損部にインプラント義歯を製作することとした。インプラント埋入手術のために製作した装置(別冊No.12A)と装置を用いた処置時の写真(別冊No.12B)を別に示す。

あこの装置の使用目的はどれか。2つ選べ。
a 開口の保持
b 熱傷の防止
c トルク値の設定
d 埋入位置の規定
e 上顎洞穿孔の防止
116D45
あ48歳の男性。咬合異常を主訴として来院した。歩道で転倒し、顔面裂傷の処置を受けたという。初診時のパノラマエックス線画像(別冊No.13A)、後頭前頭方向エックス線画像(別冊No.13B)及びCT(別冊No.13C)を別に示す。


あ転倒時に強打したと考えられる部位はどれか。1つ選べ。
a オトガイ部
b 右側下顎角部
c 右側顎関節部
d 左側下顎角部
e 左側顎関節部
116D46
あ口臭検査で主に検出された揮発性硫黄化合物のうち、メチルメルカプタンの比率が高くなると考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 仮性口臭
b 生理的口臭
c 歯周病由来の口臭
d 糖尿病由来の口臭
e 尿毒症由来の口臭
116D47
あ予防接種法に基づく定期の予防接種の対象はどれか。3つ選べ。
a 結 核
b 麻しん
c A型肝炎
d 日本脳炎
e 流行性耳下腺炎
116D48(解答なし)
あ口腔癌治療におけるニボルマブの作用機序はどれか。1つ選べ。
a 増殖因子受容体の阻害
b 癌細胞のDNA合成阻害
c ヘルパーT細胞の活性化
d 細胞傷害性T細胞の活性化
e 形質細胞による抗体産生亢進
116D49
あ58歳の女性。上顎左側臼歯部の腫脹と鈍痛を主訴として来院した。1年前から自覚し、徐々に増大しているという。同部の歯肉頬移行部に線状の瘢痕を認める。初診時の口腔内写真(別冊No.14A)、エックス線画像(別冊No.14B)、CT(別冊No.14C)、穿刺吸引時の内容液の写真(別冊No.14D)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.14E)を別に示す。



あ診断名はどれか。1つ選べ。
a 歯根嚢胞
b 上顎洞癌
c 歯性上顎洞炎
d 術後性上顎嚢胞
e 上顎洞粘液貯留嚢胞
116D50
あ11歳の女児。口蓋裂の診断で1歳時に口蓋形成術を受けた。術後、発話時の鼻漏れが残存し、スピーチェイドを用いた言語訓練を受けてきたが、改善がみられない。現在の口腔内写真(別冊No.15A)、安静時と「ア」発声時の軟口蓋の写真(別冊No.15B)及び安静時と「イ」発声時のエックス線画像(別冊No.15C)を別に示す。

あ適切な治療はどれか。1つ選べ。
a 瘻孔閉鎖術
b 咽頭弁形成術
c 顎裂部骨移植術
d 舌接触補助床の装着
e パラタルリフトの装着
116D51
あ喫煙の影響と考えられるのはどれか。4つ選べ。
a 歯の喪失
b 白板症の発症
c 歯周治療の予後不良
d 辺縁歯肉からの出血の増加
e 歯肉のメラニン色素沈着部位の拡大
116D52
あ6歳の男児。多数歯齲蝕を主訴として来院した。出生時から皮膚や爪に異常がみられ、足には合指症を認める。初診時の口腔内写真(別冊No.16A)と手の写真(別冊No.16B)を別に示す。

あ歯科治療に際して留意すべき事項はどれか。2つ選べ。
a 局所麻酔は使用しない。
b 全身麻酔が推奨される。
c 術野の確保が困難である。
d ハンドオーバーマウス法で対応する。
e 歯ブラシでの口腔粘膜の刷掃は避ける。
116D53
あ3日前から38.5℃の発熟と歯肉腫脹がみられた小児の口腔内写真(別冊No.17)を別に示す。検査の結果、単純ヘルペスウイルスの感染を認めた。

あ考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 水 痘
b 風 疹
c 麻 疹
d 帯状疱疹
e ヘルパンギーナ
f 疱疹性歯肉口内炎
116D54
あある模型の写真(別冊No.18)を別に示す。

あ得られる情報はどれか。すべて選べ。
a 口蓋粘膜の厚さ
b 口蓋隆起の有無
c 咬合平面の彎曲
d 顎堤粘膜の被圧変位量
e 残存歯と顎堤の位置関係
116D55
あ内斜切開で行う切除療法はどれか。1つ選べ。
a GTR法
b 新付着術
c 歯肉切除術
d 歯肉剥離掻爬術
e 歯肉弁根尖側移動術
116D56
あ78歳の男性。全身麻酔下での手術終了後、酸素マスクを装着して病棟に帰室させることとした。ガス容量500Lの医療用酸素ボンベ(最高充填圧力:14.7MPa)に装着された圧力計の写真(別冊No.19)を別に示す。

あ流量3L/分で使用した場合、酸素ボンベが空になるまでの時間はどれか。1つ選べ。
a 約30分
b 約45分
c 約90分
d 約135分
e 約180分
116D57
あ85歳の男性。上顎右側臼歯口蓋側のブラッシング時の出血を主訴として歯科訪問診療の依頼があった。5年前から家族同行でかかりつけ歯科医へ通院していたが、6か月前に脳梗塞を発症し、意識障害があり、寝たきり状態であるという。ロ腔清掃は全介助である。初診時の口腔内写真(別冊No.20A)とエックス線画像(別冊No.20B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。


あ適切な対応はどれか。3つ選べ。
a PTC
b 洗口剤使用の指導
c 手用スケーラーの使用
d 介助者への口腔清掃指導
e 局所薬物配送システム〈LDDS〉
116D58
あ下顎左側第一大臼歯の髄腔開拡時のマイクロスコープ写真(別冊No.21)を別に示す。

あ近心根管の根管形成開始時に使用する器具で正しいのはどれか。3つ選べ。
a ラルゴドリル
b 根管形成用バー
c ピーソーリーマー
d ゲーツグリッデンドリル
e インバーテッドコーンバー
116D59
あ下顎全部床義歯の安定を図るためのピエゾグラフィーと同じ概念の術式はどれか。2つ選べ。
a ダイナミック印象
b パラトグラム検査
c フレンジテクニック
d オルタードキャスト法
e ニュートラルゾーンテクニック
116D60
あ79歳の男性。上顎前歯部口蓋側歯肉の疼痛を主訴として来院した。10年以上にわたり就寝時に義歯を使用していたが、1年前から家族の助言で夜間は外すようしたところ、1か月前から上顎前歯の動揺と起床時の痛みを感じるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.22A)、義歯装着時の口腔内写真(別冊No.22B)及びエックス線画像(別冊No.22C)を別に示す。初診時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。


あ主訴の改善のためにまず行うのはどれか。1つ選べ。
a 下顎前歯部の削合
b 就寝時の義歯装着
c 上顎左側側切歯の歯冠補綴
d 所有している義歯を用いた咬合挙上
e スケーリング・ルートプレーニング
問61〜90
116D61
あ左側上顎洞内のエックス線不透過像を指摘された患者のエックス線画像(別冊No.23A)と歯科用コーンビームCT(別冊No.23B)を別に示す。上顎左側大臼歯はすべて歯髄電気診で生活反応を示し、動揺や打診痛も認めない。

あ適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 穿刺吸引
c 開 窓
d 摘 出
e 上顎洞根治術
116D62
あ咬筋運動ニューロンの細胞体が存在するのはどれか。1つ選べ。
a 橋
b 延 髄
c 間 脳
d 小 脳
e 中 脳
116D63
あ65歳の女性。上顎左側臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、上顎部分床義歯を製作することとした。義歯製作中のある過程の写真(別冊No.24A)と完成した義歯の写真(別冊No.24B)を別に示す。


あ矢印で示す部位に共通するのはどれか。3つ選べ。
a 維持の向上
b 回転の防止
c 支持の増大
d 着脱の誘導
e 横揺れの抑制
116D64
あ重合開始時にラジカルが作用する碁はどれか。2つ選べ。
a 水酸基
b ビニル基
c リン酸基
d カルボキシ基
e メタクリロイルオキシ基
116D65
あ急激な口唇腫脹を呈するのはどれか。2つ選べ。
a 粘液嚢胞
b 口唇ヘルペス
c 肉芽腫性口唇炎
d アナフィラキシー
e 遺伝性血管性浮腫
116D66
あ顔面外傷を伴う救急患者において頭盗底骨折が疑われるのはどれか。2つ選べ。
a 髄液漏
b Bell現象
c Battle徴候
d Vincent症状
e ホルネル症候群
116D67
あ心胸郭比を評価する検査はどれか。1つ選べ。
a 心電図検査
b 心臓超音波検査
c スパイロメトリ
d 胸部エックス線撮影
e 心臓カテーテル検査
116D68
あニケイ酸リチウム製補綴装置の成形法はどれか。2つ選べ。
a 焼 成
b 切 削
c 加熱重合
d 積層造形
e 加熱・加圧
116D69
あ3%プロピトカイン塩酸塩1.8mL中の、プロピトカイン塩酸塩の含有量はどれか。1つ選べ。
a 0.054mg
b 0.54mg
c 5.4mg
d 54mg
e 540mg
116D70
あ疾病の有無とスクリーニング検査値の分布の関係を図に示す。

あカットオフ値を低く設定したときの数値の変化の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
あ 感 度 特異度
a 上がる ーーーー 上がる
b 上がる ーーーー 下がる
c 下がる ーーーー 上がる
d 下がる ーーーー 下がる
e 変化なし ーーー 変化なし
116D71
あ脳梗塞の既往がある患者に対して行った検査の写真(別冊No.25)を別に示す。

あ検査結果に最も関連しているのはどれか。1つ選べ。
a 口輪筋
b 側頭筋
c 顎舌骨筋
d 外側翼突筋
e 口蓋帆挙筋
116D72
あ定型発達の乳児において最も遅く認められるのはどれか。1つ選べ。
a 口唇反射の消失
b 探索反射の消失
c 舌挺出反射の消失
d 口唇によるスプーンの捕捉
e 乳臼歯部の顎堤による食物の粉砕
116D73
あ65歳の女性。上顎前歯部の腫瘤を主訴として来院した。3か月前から徐々に増大してきたという。初診時の口腔内写真(別冊No.26A)、エックス線画像(別冊No.26B)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.26C)を別に示す。


あ適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 抗菌薬投与
c 切 除
d 上顎部分切除
e 放射線療法
116D74
あマルチブラケット装置に用いるチューブ付きバンドの装着過程の写真(別冊No.27)を別に示す。

あ実施の順番に並べよ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
116D75
あ84歳の女性。口腔内からの出血を主訴として来院した。起床時に枕に血が付いていることに気付いたが、過去に同様の症状はみられなかったという。初診時のロ腔内写真(別冊No.28)を別に示す。血液検査の結果を表に示す。


あ原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 線溶の充進
b 血管の先天異常
c 血小板の破壊充進
d 赤血球の破壊充進
e 凝固因子の機能不全
116D76
あプラークリテンションファクターはどれか。3つ選べ。
a 歯 石
b 歯列不正
c 舌突出癖
d エナメル突起
e ブラキシズム
116D77
あガッタパーチャポイントで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 殺菌効果がある。
b 非吸収性である。
c 圧接が可能である。
d 歯質接着性がある。
e 骨性瘢痕治癒を促進する。
116D78
あ水道水フロリデーションの齲蝕予防機序はどれか。3つ選べ。
a 結晶性の向上
b 再石灰化の促進
c 唾液緩衝能の向上
d フッ化カルシウムの生成
e フルオロアパタイトの生成
116D79
あ74歳の女性。下顎左側犬歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。自発痛および打診痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.29A)、口内法エックス線画像(別冊No.29B)及び「3部の歯科用コーンビームCT(別冊No.29C)を別に示す。


あ適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 感染根管治療
c 意図的再植
d 歯根尖切除
e 抜 歯
116D80
あ58歳の男性。下顎右側大臼歯部で食物が咬みきれないことを主訴として来院した。数か月前から気付いていたが、痛みがないのでそのままにしていたという。歯髄電気診に生活反応を示した。初診時の口腔内写真(別冊No.30)を別に示す。

あ適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 歯冠形態修正
c 全部金属冠修復
d フッ化物歯面塗布
e コンポジットレジン修復
116D81
あ48歳の女性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。診察の結果、固定性インプラント義歯による治療を行うこととした。上部構造を装着する前(別冊No.31A、B)と装着後の口腔内写真(別冊No.31C)を別に示す。

あ矢印の処置の目的はどれか。1つ選べ。
a 適合調整
b 接着力の強化
c 平行性の確保
d アバットメントの強化
e 装着セメント迷入の防止
116D82
あ70歳の男性。上顎義歯の不安定による咀嚼困難を主訴として来院した。義歯は15年前に装着したが、1か月前に義歯床に設置された装置が脱落したという。診察の結果、この装置を再び義歯床に設置する修理を行うこととした。初診時の義歯床粘膜面の写真(別冊No.32A)、支台歯上に装置を適合させた口腔内写真(別冊No.32B)及び修理後の義歯床粘膜面の写真(別冊No.32C)を別に示す。

あこの修理について正しいのはどれか。3つ選べ。
a 義歯床に遁路を付与する。
b 常温重合レジンを用いる。
c 印象採得後に口腔外で行う。
d 辺縁歯肉上をリリーフする。
e 装置にアンダーカットを付与する。
116D83
あ咀嚼筋腱・腱膜過形成症の特徴的な所見はどれか。2つ選べ。
a 開口制限
b クリック
c 下顎の偏位
d 下顎角部の肥大
e 顎関節部の圧痛
116D84
あ窩洞形態による修復物保持の模式図を示す。

あ黒い矢印が示す形態の脱出力に対する効果で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 安定効力
b 嵌合効力
c 拘止効力
d 接着効力
e 把持効力
116D85
あ7歳の男児。上の前歯に隙間があることを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.33)を別に示す。

あ原因の特定に有効なのはどれか。2つ選べ。
a 歯髄電気診
b 超音波検査
c Blanch test
d 口内法エックス線撮影
e レーザー蛍光強度測定
116D86
あ咬耗症〈attrition〉の生じやすい部位はどれか。3つ選べ。
a 前歯切端
b 前歯歯頸部
c 臼歯咬合面
d 臼歯露出根面
e 隣接面接触点部
116D87
あポリソムノグラフィに含まれるのはどれか。2つ選べ。
a PaO2
b 血 圧
c 脳 波
d 眼球運動
e 呼気終末二酸化炭素分圧〈EtCO2〉
116D88
あ後発医薬品〈ジェネリック医薬品〉に期待できるのはどれか。1つ選べ。
a 医療費の削減
b お薬手帳の普及
c 処方日数の短縮
d 服薬用量の低減
e 薬物相互作用の低減
116D89
あ上顎前突で用いるアクチバトールの模式図を示す。

あ上顎前歯を舌側傾斜させるために誘導面形成すべき部位はどれか。2つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
116D90
あ20歳の女性。口唇の突出感を主訴として来院した。口腔内写真(別冊No.34)を別に示す。第一大臼歯の咬合関係は両側Angle Ⅰ級である。検査の結果、available arch lengthは上顎70.0mm、下顎64.0mm、Spee彎曲の深さは0mmであった。左右歯冠近遠心幅径の計測結果の平均値を表に示す。FMIAは47.0度であった。上下顎両側第一小臼歯を抜去し、切歯を後退させることとした。


あ目標とする片側の下顎大臼歯の近心移動量を求めよ。ただし、FMIAの基準値は57.0度とする。なお、小数点以下第2位の数値が得られた場合には、四捨五入すること。
解答:①.②mm
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