第98回 歯科医師国家試験:B問題

B1〜B20

98B1
正しい組合せはどれか。
a 乳中切歯萌出 ―――――― 生後2年ころ
b 第一乳臼歯歯冠完成 ――― 胎生32週ころ
c 第二乳臼歯歯根完成 ――― 生後3年ころ
d 第一大臼歯石灰化開始 ―― 胎生24週ころ
e 第二大臼歯歯胚発生 ――― 胎生40週ころ

解答:表示

 

98B2
生理的年齢を表すのはどれか。
(1)歯 齢
(2)発育指数
(3)比体重
(4)知能指数
(5)骨核化骨数
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

解答:表示

 

98B3
3歳児の発達で正しいのはどれか。
a 基本的運動が完成する。
b 情動の分化が完成する。
c 片言を話し始める。
d 単語数が増加する。
e 発音が完成する。

解答:表示

 

98B4
プラーク形成量が少なくても重篤な歯周組織破壊を示すのはどれか。
a 妊娠性歯肉炎
b 慢性剥離性歯肉炎
c フェニトイン歯肉増殖症
d 成人性歯周炎
e 若年性歯周炎

解答:表示

 

98B5
歯髄炎と根尖性歯周炎との鑑別診断に有効なのはどれか。
a インピーダンス測定検査
b 電気診
c 打 診
d 動揺度診査
e 透照診

解答:表示

 

98B6
治療で正しい組合せはどれか。
a 過換気症候群 ――― 二酸化炭素
b 神経性ショック ――― 塩酸ジフェンヒドラミン
c アスピリン喘息 ――― インドメタシン
d 心停止 ―――――― ニトログリセリン
e 代謝性アシドーシス ― 生理食塩液

解答:表示

 

98B7
慢性齲蝕で正しいのはどれか。
a 穿通性である。
b 壮年者より若年者に多い。
c 象牙質の着色が著しい。
d エナメル質が白濁する。
e 軟化象牙質が多量に存在する。

解答:表示

 

98B8
小児の笑気吸入鎮静法で正しいのはどれか。
a 1~2歳児に適用される。
b 疼痛の閾値が低下する。
c 恐怖心が強い児童に有効である。
d 笑気75%、酸素25%の混合ガスを用いる。
e 血圧が上昇する。

解答:表示

 

98B9
幼児の歯種別齲蝕好発歯面で正しいのはどれか。
a 上顎乳中切歯の近心面
b 下顎乳中切歯の唇側面
c 乳犬歯の舌側面
d 第一乳臼歯の近心面
e 第二乳臼歯の遠心面

解答:表示

 

98B10
ウイルスが関連するのはどれか。
(1)Bednarアフタ
(2)Riga─Fede病
(3)Koplik斑
(4)手足口病
(5)上皮真珠
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

解答:表示

 

98B11
保隙装置と歯齢との組合せで正しいのはどれか。
(1)クラウンループ ――――――――― ⅡA
(2)ディスタルシュー ―――――――― ⅢA
(3)可撤式保隙装置 ―――――――― ⅢB
(4)リンガルアーチ ――――――――― ⅢB
(5)Nanceのホールディングアーチ ―― ⅢB
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

解答:表示

 

98B12
鎖骨頭蓋異骨症の特徴はどれか。
a 乳歯の先天欠如
b 乳歯の早期脱落
c 歯冠の矮小化
d 頭蓋縫合の早期閉鎖
e 上顎の発育不全

解答:表示

 

98B13
関連のある組合せはどれか。
a 脳性麻痺 ―――――― 言語障害
b 筋ジストロフィー ――― 自傷行為
c 精神発達遅滞 ―――― 咬筋過緊張
d 自閉症 ――――――― 歯肉増殖
e てんかん ―――――― 流 涎

解答:表示

 

98B14
高齢者に多いのはどれか。
(1)扁平苔癬
(2)白板症
(3)地図状舌
(4)粘液嚢胞
(5)カンジダ症
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

解答:表示

 

98B15
乳歯の処置と薬剤との組合せで適切なのはどれか。
a 間接覆髄 ――― ホルムクレゾール
b 直接覆髄 ――― パラホルムアルデヒド
c 生活断髄 ――― 水酸化カルシウム
d 抜 髄 ―――― 過ホウ酸ナトリウム
e 根管充填 ――― 亜ヒ酸

解答:表示

 

98B16
レジン系材料の窩溝填塞で正しいのはどれか。
a ラバーダム防湿下で行う。
b 歯面清掃にはフッ化物配合研磨材を用いる。
c 保持率を高めるために裂溝歯質を削除する。
d 萌出直後の永久歯ではエッチング時間を長くする。
e 光重合型材料は翌日に研磨を行う。

解答:表示

 

98B17
アペキソゲネーシスの対象となるのはどれか。
a 3歳児の下顎第一乳臼歯
b 5歳児の上顎第二乳臼歯
c 7歳児の上顎第一大臼歯
d 11歳児の下顎中切歯
e 12歳児の下顎第一大臼歯

解答:表示

 

98B18
7歳の女児。下顎切歯の萌出の異常を主訴として来院した。同部のエックス線写真で異常は認めない。初診時の口腔内写真(別冊No.1)を別に示す。

適切な対応はどれか。
a 経過観察
b ┌ABの抜歯
c BA┬Aの抜歯
d A┬Aの抜歯
e BA┬ABの抜歯

解答:表示

 

98B19
5歳の男児。歯の変色を主訴として来院した。3か月前に転倒し、上顎前歯部を強打したという。初診時の口腔内写真(別冊No.2A)とエックス線写真(別冊No.2B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 漂 白
b コンポジットレジン修復
c 生活歯髄切断
d 抜 髄
e 感染根管治療

解答:表示

 

98B20
10歳の女児。下口唇の異常を主訴として来院した。3週前に気付いたが放置していたという。疼痛はなく、軽度の波動を触れる。初診時の口腔内写真(別冊No.3)を別に示す。

疑われる疾患はどれか。
a 上皮真珠
b 粘液嚢胞
c 口唇ヘルペス
d 咬 傷
e Koplik斑

解答:表示

B21〜B40

98B21
12歳の女児。歯の異常を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.4A、B)とエックス線写真(別冊No.4C)とを別に示す。

考えられる原因はどれか。
a 象牙質形成不全症
b エナメル質減形成
c ポルフィリン症
d テトラサイクリン系薬物の服用
e 新生児メレナ

解答:表示

 

98B22
3歳の男児。上顎前歯部の異常を主訴として来院した。1か月前に同部を打撲し、1週前から腫脹があるという。初診時の口腔内写真(別冊No.5A)とエックス線写真(別冊No.5B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 生活歯髄切断
b 抜 髄
c 感染根管治療
d 切 開
e 抜 歯

解答:表示

 

98B23
6歳の男児。上顎右側第一大臼歯部の出血を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.6A)と手掌の写真(別冊No.6B)とを別に示す。初診時の検査結果の一部を表に示す。

(  )内は乳幼児、男児の基準値
疑われる疾患はどれか。
a 白血病
b 血友病
c 血小板減少性紫斑病
d 鉄欠乏性貧血
e 再生不良性貧血

解答:表示

 

98B24
7歳の女児。正中部の空隙を主訴として来院した。歯科治療の経験はないという。初診時の口腔内写真(別冊No.7A、B)とエックス線写真(別冊No.7C)とを別に示す。

適切な処置はどれか。2つ選べ。
a 正中埋伏過剰歯の抜去
b 上顎両側乳犬歯の抜去
c 上唇小帯の切除
d 上顎中切歯の近心移動
e 下顎切歯部叢生の改善

解答:表示

 

98B25
18歳の女子。歯肉の異常を主訴として来院した。歯肉の状態は歯の交換期に悪化したという。10年前から内服薬を常用している。初診時の口腔内写真(別冊No.8A)とエックス線写真(別冊No.8B)とを別に示す。
診断名はどれか。

a 歯肉線維腫症
b 急性壊死性潰瘍性歯肉炎
c 歯肉増殖症
d 若年性歯周炎
e 急速進行性歯周炎

解答:表示

 

98B26
9歳の女児。歯冠破折を主訴として来院した。1時間前に転倒し、歯を強打したという。上顎左側中切歯の動揺度は1度で、破折部の電気抵抗値は12 kΩである。初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線写真(別冊No.9B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 間接覆髄
b FC断髄
c 水酸化カルシウム断髄
d 抜 髄
e 感染根管治療

解答:表示

 

98B27
7歳の男児。咀嚼障害を主訴として来院した。初診時の顔貌写真(別冊No.10A)、口腔内写真(別冊No.10B)およびエックス線写真(別冊No.10C)を別に示す。

疑われる疾患はどれか。
a 色素失調症
b クモ状指趾症
c 鎖骨頭蓋異骨症
d 先天性表皮水疱症
e 無汗型外胚葉性異形成症

解答:表示

 

98B28
口腔内のバイオフィルムで正しいのはどれか。
a 齲蝕の原因となる。
b 頬粘膜に多く存在する。
c 唾液に易溶解性である。
d 含嗽で除去できる。
e 厚さは一定である。

解答:表示

 

98B29
歯髄に近接した感染象牙質の除去に使用するのはどれか。
(1)スプーンエキスカベーター
(2)スチールバー
(3)ダイヤモンドポイント
(4)エアブレイシブ
(5)Nd:YAGレーザー
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

解答:表示

 

98B30
下顎前歯隣接面のコンポジットレジン修復窩洞形成に用いるのはどれか。
(1)フレーム型ダイヤモンドポイント
(2)ラウンド型ダイヤモンドポイント
(3)ペアー型カーバイドバー
(4)ストレートフィッシャー型カーバイドバー
(5)砲弾型カーボランダムポイント
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

解答:表示

 

98B31
インレー修復で窩洞外形を規定する因子はどれか。
a 象牙細管の走向
b 遊離エナメル質の有無
c 合着材の種類
d 隣接歯の修復材料
e 裏層材の厚さ

解答:表示

 

98B32
Ⅱ級メタルインレーの隣接面接触点の微調整に用いるのはどれか。
a 厚さ100μmのスチール板
b ダイヤモンドポイント
c 歯間分離器
d 仕上げ研磨用ストリップス
e シリコーンポイント

解答:表示

 

98B33
セラミックインレー製作法で色調再現性が最も優れているのはどれか。
a 鋳造法
b 加熱加圧法
c 焼成法
d CAD/CAM法
e 研削法

解答:表示

 

98B34
コンポジットレジンインレー修復後の咬合面辺縁部のクレビス(溝)形成に直接関係するのはどれか。
a インレー体の温度膨縮
b インレー体の辺縁破折
c 合着材の剥離
d 合着材の溶解
e 合着材の摩耗

解答:表示

 

98B35
歯周疾患に対する喫煙の影響で正しいのはどれか。
a 歯肉出血が多くなる。
b アタッチメントロスが増加する。
c 歯周ポケットが臼歯部に多発する。
d 組織抵抗性が増大する。
e 歯周外科処置後の治癒が促進される。

解答:表示

 

98B36
限局した深い歯周ポケットの原因となるのはどれか。
(1)舌面歯頸溝
(2)歯根破折
(3)エナメル突起
(4)くさび状欠損
(5)セメント質肥大
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

解答:表示

 

98B36
歯肉切除術の切開線はどれか。


a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

解答:表示

 

98B38
歯周外科手術で術後にアンキローシスを生じる可能性があるのはどれか。
a ヘミセクション
b GTR法
c 歯槽骨整形術
d 歯槽骨切除術
e 骨移植術

解答:表示

 

98B39
正しい組合せはどれか。
a 歯肉退縮 ――――― 歯肉整形術
b 小帯異常 ――――― 歯肉弁歯冠側移動術
c 歯肉増殖 ――――― 新付着術
d 骨縁上ポケット ――― フラップ手術
e 歯根露出 ――――― 遊離歯肉移植術

解答:表示

 

98B40
下顎第一大臼歯頬側に2級の根分岐部病変(Glickmanの分類)があり、歯周ポケットは6mmである。
適切な処置はどれか。
a ルートセパレーション
b ヘミセクション
c トンネリング
d 歯周ポケット掻爬術
e GTR法

解答:表示

B41〜B60

98B41
リーマー、ファイルのISO規格で正しいのはどれか。
a 40番のD1は0.40mmである。
b 刃部の長さは番号で異なる。
c 刃部のテーパーは番号で異なる。
d 先端の角度は30度である。
e 45番の把柄部の色は黒である。

解答:表示

 

98B42
スミヤー層で正しいのはどれか。
a 根管充填材の接着性を高める。
b 根管の機械的拡大・形成時に生じる。
c 根管消毒剤の効果を高める。
d 除去にはNaOClとH2O2とを併用する。
e 歯冠側からの漏洩を防ぐ。

解答:表示

 

98B43
根管清掃用のEDTA溶液で正しいのはどれか。
a 30%の濃度で用いられる。
b 酸性で用いられる。
c 組織刺激性がある。
d 有機質溶解作用を有する。
e キレート作用を有する。

解答:表示

 

98B44
ガッタパーチャポイントの性質で正しいのはどれか。
a 硬組織誘導能
b エックス線透過性
c 殺菌作用
d 熱可塑性
e 根管壁への接着性

解答:表示

 

98B45
根管充填後の治癒を妨げる因子はどれか。
(1)死腔の存在
(2)壊死組織の残存
(3)瘻 孔
(4)セメント質の厚さ
(5)過剰な根管充填
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

解答:表示

 

98B46
幼若永久歯で正しい組合せはどれか。
a 歯髄充血 ――――――― 抜髄法
b 急性化膿性歯髄炎 ――― 失活断髄法
c 慢性増殖性歯髄炎 ――― 直接覆髄法
d 歯髄壊疽 ――――――― アペキシフィケーション
e 慢性根尖性歯周炎 ――― アペキソゲネーシス

解答:表示

 

98B47
正しい組合せはどれか。
a 歯根尖切除法 ――― 髄床底穿孔
b 歯根分離法 ―――― Lindheの分類1度
c 根尖掻爬法 ―――― 歯根破折
d 歯の再植法 ―――― 完全脱臼
e ヘミセクション ――― 樋状根

解答:表示

 

98B48
20歳の女性。上顎右側中切歯の冷水痛を主訴として来院した。昨日打撲したという。1┘の自発痛はなく、動揺度は1度である。初診時の口腔内写真(別冊No.11A、B)とエックス線写真(別冊No.11C)とを別に示す。

治療で必要なのはどれか。
a 局所麻酔
b 歯肉圧排
c 裏 層
d ベベルの付与
e 隣接面の予防拡大

解答:表示

 

98B49
35歳の女性。上顎左側側切歯の軽度の冷水痛を主訴として来院した。2週前から症状があるという。└2は電気診に正常に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.12A)とエックス線写真(別冊No.12B)とを別に示す。

処置に必要でないのはどれか。
a ダイヤモンドポイント
b サンドペーパーコーン
c マトリックスバンド
d 研磨用ストリップス
e 咬合紙

解答:表示

 

98B50
25歳の女性。上顎前歯部の外観不良を主訴として来院した。10年前に正中離開に気付き放置していたが、明日、長期海外出張に出発するため、今日中に治してほしいという。1┴1は電気診に正常に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.13A、B)とエックス線写真(別冊No.13C)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a グラスアイオノマーセメント修復
b コンポジットレジン修復
c ラミネートベニア修復
d ポーセレンジャケットクラウン修復
e レジンジャケットクラウン修復

解答:表示

 

98B51
20歳の男性。歯の変色を主訴として来院した。乳幼児期に腎盂腎炎のため長期入院した既往がある。色調異常は萌出時からあり、次第に強くなってきたという。上下顎前歯は電気診に正常に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.14A、B、C)を別に示す。

321┴123+321┬123に対する適切な処置はどれか。
a ウォーキングブリーチ
b オフィスブリーチ
c ホームブリーチ
d レジンコーティング
e ラミネートベニア修復

解答:表示

 

98B52
16歳の男子。上顎右側第一小臼歯の破折を主訴として来院した。1週前に事故で下顎部を強打したという。4┘に一過性の冷水痛と軽度の打診痛とがみられる。初診時の口腔内写真(別冊No.15A)とエックス線写真(別冊No.15B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a グラスアイオノマーセメント修復
b コンポジットレジン修復
c アマルガム修復
d ポーセレンジャケットクラウン修復
e メタルクラウン修復

解答:表示

 

98B53
45歳の女性。上顎左側第二小臼歯の疼痛を主訴として来院した。1週前から冷温刺激に過敏になったという。齲窩の電気抵抗値は15kΩである。初診時の口腔内写真(別冊No.16A)とエックス線写真(別冊No.16B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a コンポジットレジン修復
b 光硬化型グラスアイオノマー修復
c 間接覆髄
d 直接覆髄
e 麻酔抜髄

解答:表示

 

98B54
70歳の女性。下顎右側犬歯の冷水痛を主訴として来院した。昨日、食事中に3┐が破折したという。自発痛はない。齲窩の電気抵抗値は20kΩである。初診時の口腔内写真(別冊No.17A、B)とエックス線写真(別冊No.17C)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 知覚過敏処置
b 間接覆髄
c 直接覆髄
d 失活抜髄
e 麻酔抜髄

解答:表示

 

98B55
48歳の男性。上顎左側第二大臼歯の違和感を主訴として来院した。修復物は半年前に脱落したが、痛みがないため放置していたという。└7は冷刺激にわずかに反応する。齲窩の電気抵抗値は25kΩである。初診時の口腔内写真(別冊No.18A)とエックス線写真(別冊No.18B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 歯冠修復
b IPC法
c 直接覆髄
d 生活断髄
e 麻酔抜髄

解答:表示

 

98B56
61歳の女性。下顎左側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。┌6の歯周ポケットの深さは近心から、頬側9、7、4mm、舌側8、6、4mmである。分岐部用プローブは頬側から舌側に貫通する。電気診には正常に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.19A)とエックス線写真(別冊No.19B)とを別に示す。

治療法で正しい組合せはどれか。
a 抜 髄 ―――――― ファルカプラスティ
b 抜 髄 ―――――― ルートセパレーション
c 抜 髄 ―――――― ヘミセクション
d 感染根管治療 ――― ファルカプラスティ
e 感染根管治療 ――― ヘミセクション

解答:表示

 

98B57
52歳の男性。上顎左側中切歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。歯周基本治療で└1近心部の歯周ポケットが改善されないため、フラップ手術を行った。初診時のエックス線写真(別冊No.20A)と手術時の口腔内写真(別冊No.20B)とを別に示す。

└1近心部の骨欠損の種類はどれか。
a 1壁性
b 2壁性
c 3壁性
d 1壁・2壁混合性
e 2壁・3壁混合性

解答:表示

 

98B58
43歳の男性。上顎前歯部の歯肉腫脹と疼痛とを主訴として来院した。2┴2は3か月前から症状を繰り返しているという。初診時の口腔内写真(別冊No.21A)とエックス線写真(別冊No.21B、C、D)とを別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。

2┴2の処置として適切なのはどれか。
a ルートプレーニング
b 歯周ポケット掻爬術
c 暫間固定
d フラップ手術
e 抜 歯

解答:表示

 

98B59
58歳の男性。下顎右側臼歯部の歯肉出血を主訴として来院した。特記すべき既往歴はない。初診時の口腔内写真(別冊No.22A)とエックス線写真(別冊No.22B、C)とを別に示す。初診時と歯周基本治療後の検査結果の一部を表に示す。

76┐に対し次に行うべき処置はどれか。
a ルートプレーニング
b 歯周ポケット掻爬術
c 歯肉切除術
d 新付着術
e フラップ手術

解答:表示

 

98B60
42歳の男性。下顎右側犬歯部歯肉の違和感を主訴として来院した。3┐の頬側歯肉部に食渣が停滞するという。初診時の口腔内写真(別冊No.23A)、外科処置時の口腔内写真(別冊No.23B)および術後1か月の口腔内写真(別冊No.23C)を別に示す。

行った処置はどれか。2つ選べ。
a 遊離歯肉移植術
b 小帯切除術
c 口腔前庭拡張術
d 歯肉弁根尖側移動術
e 歯肉弁側方移動術

解答:表示

B61〜B70

98B61
53歳の男性。下顎左側第一大臼歯の痛みを主訴として来院した。1年前から頬側歯肉の腫脹を繰り返しているという。初診時の口腔内写真(別冊No.24A)とエックス線写真(別冊No.24B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 感染根管治療
b 歯根尖切除法
c 歯根分離法
d ヘミセクション
e トライセクション

解答:表示

 

98B62
57歳の男性。上顎右側臼歯部の自発痛を主訴として来院した。2日前から痛みがあるという。6┘の歯周ポケットの深さは、近心から、頬側12、6、5mm、口蓋側4、4、4mmである。冷刺激に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.25A)とエックス線写真(別冊No.25B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 麻酔抜髄
b 感染根管治療
c フラップ手術
d トンネル形成術
e 歯根尖切除法

解答:表示

 

98B63
45歳の男性。下顎左側犬歯と小臼歯との疼痛を主訴として来院した。ブラッシングによって頬側部に時々痛みが起こるという。┌345の表面を探針で触知すると滑沢で硬い。初診時の口腔内写真(別冊No.26A)とエックス線写真(別冊No.26B)とを別に示す。

診断名はどれか。
a 象牙質知覚過敏症
b 急性単純性歯髄炎
c 慢性閉鎖性歯髄炎
d 急性単純性根尖性歯周炎
e 慢性歯周炎

解答:表示

 

98B64
57歳の男性。上顎右側犬歯部の違和感を主訴として来院した。2年前に気付いたが、痛みがないため放置していたという。初診時の口腔内写真(別冊No.27A)とエックス線写真(別冊No.27B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 破折片除去
b 感染根管治療
c 歯根尖切除法
d 歯内骨内インプラント
e 抜 歯

解答:表示

 

98B65
21歳の女性。上顎右側中切歯の打撲を主訴として来院した。昨日1┘が友人の頭にぶつかったという。自発痛はなく、軽度の打診痛がある。動揺度は1度で電気診に反応しない。初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線写真(別冊No.28B)とを別に示す。

適切な対応はどれか。
a 経過観察
b 永久固定
c 抜 髄
d 感染根管治療
e 抜 歯

解答:表示

 

98B66
51歳の男性。上顎右側第一大臼歯の痛みを主訴として来院した。1週前から咬合痛と一過性の冷水痛とがあるという。初診時の口腔内写真(別冊No.29A)とエックス線写真(別冊No.29B)とを別に示す。

考えられる原因はどれか。2つ選べ。
a 象牙質知覚過敏
b 修復物の破折
c 歯の亀裂
d 二次齲蝕
e 咬合性外傷

解答:表示

 

98B67
18歳の男子。上顎左側第一大臼歯の自発痛を主訴として来院した。7年前にコンポジットレジン修復処置を受けたが、2年前から冷水痛があり、1週前に自発痛へ移行したという。└6は温熱刺激と打診とに鋭敏に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.30A)とエックス線写真(別冊No.30B)とを別に示す。

考えられる原因はどれか。
a 辺縁漏洩
b 歯冠破折
c 咬合性外傷
d 咬 耗
e 象牙質知覚過敏

解答:表示

 

98B68
48歳の男性。上顎右側中切歯部の違和感を主訴として来院した。5年前に補綴物を装着し、3か月前から疲労時に症状が現れるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.31A)とエックス線写真(別冊No.31B)とを別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。

診断名はどれか。2つ選べ。
a 慢性閉鎖性歯髄炎
b 慢性根尖性歯周炎
c 慢性剥離性歯肉炎
d 慢性歯周炎
e 歯根破折

解答:表示

 

98B69
45歳の女性。2年前に下顎右側臼歯部の治療を終了し、定期診査のため来院した。初診時のエックス線写真(別冊No.32A)と定期診査時のエックス線写真(別冊No.32B)とを別に示す。

エックス線写真から判定される術後所見はどれか。2つ選べ。
a 歯の挺出
b 歯槽骨頂部の吸収
c 咬合性外傷の消失
d 骨硬化像の消失
e 固有歯槽骨の回復

解答:表示

 

98B70
43歳の男性。上顎右側犬歯の治療中、頬部に腫脹が発現した。初診時のエックス線写真(別冊No.33A)、根管長測定時のエックス線写真(別冊No.33B)および腫脹発現時の顔貌写真(別冊No.33C)を別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。
a 摂食の制限
b 温罨法
c 抗菌薬の投与
d 内容物の穿刺
e 切 開

解答:表示