第105回 歯科医師国家試験:D問題

第105回 歯科医師国家試験:D問題

D1〜D20

105D1
7歳の女児。上顎左側乳中切歯の晩期残存を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.1A)とエックス線写真(別冊No.1B)とを別に示す。

原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 過剰歯
b 歯牙腫
c 含歯性嚢胞
d 後継永久歯欠如
e セメント芽細胞腫

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105D2
17歳の男子。開口時の疼痛を主訴として来院した。昨夜、下顎を殴打されたという。全身状態に異常はない。初診時の顔貌写真(別冊No.2A)、口腔内写真(別冊No.2B)及びエックス線写真(別冊No.2C、D)を別に示す。

治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
a 囲繞結紮
b 顎内固定
c 線副子の装着
d 耳前部の切開
e パンピングマニピュレーション

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105D3
40歳の女性。開口障害を主訴として来院した。3日前に他院で下顎左側智歯を抜去した後、左側顎下部と頰部の腫脹が増大したという。初診時の体温は 38.6℃で、白血球数15,250/μl、CRP15mg/dlであった。初診時の顔貌写真(別冊No.3A)、エックス線写真(別冊No.3B)及び CT(別冊No.3C)を別に示す。

初期対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
a 圧 迫
b 温罨法
c 開口訓練
d 水分補給
e 抗菌薬投与

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105D4
47歳の男性。下顎右側小臼歯部の接触痛を主訴として来院した。1週前から痛みが強くなり、ブラッシングが困難であるが自発痛はないという。初診時の口腔内写真(別冊No.4A)とエックス線写真(別冊No.4B)とを別に示す。5┐にのみ露出根面に一過性の接触痛と冷水痛とを認める。歯周組織検査結果の一部を表に示す。


適切な対応はどれか。2つ選べ。
a 抜髄
b 口腔清掃指導
c ルートプレーニング
d コンポジットレジン充塡
e 接着性レジンによる被覆

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105D5
65歳の女性。頰部の疼痛を主訴として来院した。2か月前から熱い飲み物などで痛みが生じるという。30年前に交通外傷で輸血の既往がある。初診時の口腔内写真(別冊No.5A)とH-E染色病理組織像(別冊No.5B)とを別に示す。

この疾患で考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 口底に好発する。
b 前癌病変である。
c 上皮性異形成を伴う。
d C型肝炎に関連する。
e 消炎鎮痛薬が著効する。

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105D6
7歳の男児。上顎前歯部の外傷を主訴として来院した。2日前に転倒したという。1┴1、B┘に軽度の動揺を認める。受傷前は、1┘の切縁は└1の切縁と同じ高さだったという。初診時の口腔内写真(別冊No.6A)とエックス線写真(別冊No.6B)とを別に示す。

1┘への適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 固 定
c 歯肉切除
d 抜 歯
e 再 植

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105D7
75歳の男性。上下顎全部床義歯を製作中である。審美性を確認した後に中心位でのチェックバイトを採得した。咬合器上の蝋義歯の写真(別冊No.7A)と口腔内試適時の写真(別冊No.7B)とを別に示す。

チェックバイトを採得した目的はどれか。1つ選べ。
a 咬合挙上
b 人工歯削合
c 側方顆路角調節
d 下顎模型再装着
e 矢状顆路傾斜角調節

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105D8
20歳の男性。下顎右側埋伏智歯の抜去のため来院した。既往歴に特記事項はない。下顎孔伝達麻酔を施行直後、気分不快を訴えた。水平位にして酸素吸入を行い、生体モニタを装着したが、10分経過後に症状の改善がみられず、意識レベルが低下したため薬物投与を行うこととした。皮膚症状を認めない。装着10分後の生体モニタの画面(別冊No.8)を別に示す。

治療薬として適切なのはどれか。1つ選べ。
a ジアゼパム
b エフェドリン塩酸塩
c コデインリン酸塩水和物
d クロルフェニラミンマレイン酸塩
e ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム

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105D9
26歳の女性。上顎左側小臼歯部の食片圧入を主訴として来院した。└5に自発痛はなく、歯髄電気診に反応する。コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線写真(別冊No.9B)とを別に示す。

齲窩の開拡にあたって必要な前準備はどれか。2つ選べ。
a 隔 壁
b 咬合調整
c 歯肉圧排
d 歯間分離
e ラバーダム防湿

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105D10
6歳の女児。咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.10)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

適切な矯正装置はどれか。2つ選べ。
a ヘッドギア
b 咬合斜面板
c アクチバトール
d クワドヘリックス
e 上顎前方牽引装置

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105D11
68歳の男性。新義歯製作のため印象採得を行うこととした。口腔内写真(別冊No.11A)と筋圧形成時の写真(別冊No.11B)とを別に示す。

写真Aの矢印で示す部分を印象採得する動作で正しいのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

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105D12
1歳10か月の男児。齲蝕予防を希望して来院した。予防処置を行うために準備した器材の写真(別冊No.12)を別に示す。

応用するのはどれか。1つ選べ。
a 予防塡塞材
b フッ化物洗口剤
c フッ化物配合歯磨剤
d ポリッシングペースト
e ゲル状フッ化物歯面塗布剤

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105D13
41歳の男性。口底部の腫脹を主訴として来院した。1年前から腫脹に気付いていたが、痛みがないため放置していたという。弾性軟の腫瘤を触知する。初診時のMRI(別冊No.13A)、造影MRI(別冊No.13B)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.13C)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。
a 血管腫
b 脂肪腫
c 多形腺腫
d 神経鞘腫
e リンパ管腫

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105D14
71歳の男性。義歯で食物を細かくしにくいことを主訴として来院した。1か月前に義歯を新製した。しっかり嚙みしめることはできるという。咬合力計で最大咬合力を検査したところ、右側で100N、左側で80Nであった。義歯の写真(別冊No.14A)とシリコーンゴムによる咬合接触検査の結果(別冊No.14B)とを別に示す。

疑われる原因はどれか。1つ選べ。
a 義歯の動揺
b 維持力の不足
c 床外形の不良
d 咬合接触点の不足
e 人口的頰舌的排列位置の不良

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105D15
35歳の女性。上顎右側側切歯の審美障害を主訴として来院した。コンポジットレジンを用いた直接法ベニア修復を行うこととした。初診時と修復後との口腔内写真(別冊No.15A、B)を別に示す。

歯面処理剤として用いたのはどれか。1つ選べ。
a リン酸
b フッ化水素酸
c ポリアクリル酸
d デンティンプライマー
e シランカップリング剤

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105D16
65歳の男性。歯周病の治療を希望して来院した。歯周基本治療後の再評価の結果、外科治療を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.16A)とエックス線写真(別冊No.16B)とを別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

┌6の治療で適切なのはどれか。2つ選べ。
a 歯根分割術
b フラップ手術
c トンネリング
d 近心根分割抜去
e エナメルタンパク質の応用

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105D17
31歳の女性。歯の動揺を主訴として来院した。数年前から自覚するようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.17A)とエックス線写真(別冊No.17B)とを別に示す。

観察できるのはどれか。2つ選べ。
a 根分岐部病変
b 多発性歯肉膿瘍
c 限局性の歯槽骨吸収
d 全顎的な歯肉の発赤
e 上下顎前歯部の歯肉退縮

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105D18
64歳の男性。左側顔面の無痛性腫瘤を主訴として来院した。数年前に気付いたが、痛みがないため放置していたところ、徐々に増大してきたという。初診時のCT(別冊No.18A)、99mTcO4−シンチグラム(別冊No.18B)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.18C)を別に示す。

この疾患の特徴はどれか。2つ選べ。
a 耳下腺に多い。
b 唾疝痛がある。
c 口腔乾燥を伴う。
d 神経麻痺がみられる。
e 両側性に生じることがある。

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105D19
54歳の男性。下顎臼歯部の一過性の冷水痛を主訴として来院した。数年前から気付いていたが放置していたという。初診時の口腔内写真(別冊No.19)を別に示す。

習慣的過剰摂取が疑われるのはどれか。2つ選べ。
a 牛 乳
b 緑 茶
c 黒 酢
d コーヒー
e 炭酸飲料

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105D20
60歳の男性。下顎左側中切歯の根管充塡後の長期観察で恨尖部透過像が消失せず、他院からの紹介で来院した。自覚症状はないという。外科的歯内療法を行うこととした。術前の口腔内写真(別冊No.20A)、エックス線写真(別冊No.20B)、術中の口腔内写真(別冊No.20C)及び術直後のエックス線写真(別冊No.20D)を別に示す。

術中に行ったのはどれか。2つ選べ。
a 半月形切開
b 歯根尖切除
c 逆根管充塡
d 骨補塡材充塡
e 炎症組織の除去

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D21〜D40

105D21
47歳の女性。下顎左側小臼歯部の違和感を主訴として来院した。10 年前、同部に歯冠修復処置を受けたが、1か月前から違和感と咬合痛とがあるという。初診時の口腔内写真(別冊No.21A)とエックス線写真(別冊No.21B)とを別に示す。

適切な治療方針はどれか。1つ選べ。
a 抜 歯
b 咬合調整
c 感染根管治療
d 補綴装置の再製作
e 隣在歯との連結固定

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105D22
7歳の女児。前歯の歯並びが悪いことを主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No.22A)と口腔内写真(別冊No.22B)とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

適切な矯正装置はどれか。1つ選べ。
a 咬合斜面板
b リンガルアーチ
c アクチバトール
d ハイプルヘッドギア
e サービカルプルヘッドギア

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105D23
9歳の男児。上顎中切歯間のすきまを主訴として来院した。口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線写真(別冊No.23B)とを別に示す。

原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 低位舌
b 1┴1矮小歯
c └2先天欠如
d A┴A早期喪失
e 上顎正中過剰歯

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105D24
7歳の女児。歯並びが悪いことを主訴として来院した。上顎左側乳中切歯を抜去し、上顎左側中切歯の唇側移動を行うこととした。初診時の口控内写真(別冊No.24)を別に示す。

適切な装置はどれか。1つ選べ。
a 舌側弧線装置
b アクチバトール
c 上顎前方牽引装置
d マルチブラケット装置
e Nanceのホールディングアーチ

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105D25
61歳の男性。上顎右側第二小臼歯部歯肉の疼痛を主訴として来院した。2か月前から歯肉の腫脹と疼痛とを自覚しているという。治療の準備として色素剤を注入することとした。初診時のCT(別冊No.25A)、生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.25B)及び色素剤を注入したときの口腔内写真(別冊No.25C)を別に示す。

色素剤注入の目的はどれか。1つ選べ。
a 消 炎
b 血管の塞栓
c 切除範囲の決定
d 画像診断の補助
e 薬物投与動脈の確認

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105D26
1歳の男児。母親が患児の上顎前歯の形態と舌尖部との異常に気付いて来院した。└Aに棘突起を認める。初診時の口腔内写真(別冊No.26)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b └Aの形態修正
c └Aの生活歯髄切断
d └Aの抜髄
e └Aの抜歯

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105D27
45歳の男性。上顎右側歯肉の腫脹を主訴として来院した。3 か月前に気付いたが痛みがないため放置していたという。初診時の口腔内写真(別冊No.27A)、エックス線写真(別冊No.27B)、CT(別冊No.27C)及び生検時のH-E染色病理組織像( 別冊No.27D)を別に示す。

治療として適切なのはどれか。1つ選べ。
a 開窓術
b 掻爬術
c 骨整形術
d 放射線治療
e 上顎骨部分切除術

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105D28
62歳の女性。食物が嚙みにくいことを主訴として来院した。下顎部分床義歯を製作することとした。精密印象の写真(別冊No.28)を別に示す。

矢印で示す部位から得られるのはどれか。1つ選べ。
a 辺縁封鎖性
b 義歯着脱方向
c 大連結子の外形
d 支台装置の選択基準
e オトガイ筋の付着位置

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105D29
55歳の男性。レジン前装鋳造冠によるブリッジを製作することとした。ブリッジ製作過程の口腔内写真(別冊No.29)を別に示す。

次に行うのはどれか。1つ選べ。
a クリアランスの確認
b ろう付け用模型の製作
c 冠内面の適合性の確認
d 作業用模型での適合確認
e メタルプライマーの塗布

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105D30
38歳の女性。陶材焼付ブリッジを製作中である。補綴前処置を行う前の口腔内写真(別冊No.30A)、補綴前処置中の口腔内写真(別冊No.30B、C、D)及び陶材焼付ブリッジ仮着後の口腔内写真(別冊No.30E)を別に示す。

この前処置の目的はどれか。1つ選べ。
a 歯肉退縮の予防
b オーバーカントゥアの修正
c ポンティック基底面の清掃性の向上
d ポンティック歯冠長の改善
e フィニッシュラインの位置の改善

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105D31
48歳の女性。食事時の左側舌根部から咽頭部にかけての違和感を主訴として来院した。開口障害を認めない。初診時のエックス線写真(別冊No.31)を別に示す。

疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 血管腫
b 慢性骨髄炎
c 関節突起骨折
d 茎状突起過長症
e 顎下腺体内唾石

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105D32
28歳の女性。上顎左側小臼歯の冷水痛を主訴として来院した。コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.32A)と齲蝕除去後の口腔内写真(別冊No.32B)とを別に示す。

辺縁適合性を向上させるために使用するのはどれか。1つ選べ。
a ウッドウェッジ
b ガムリトラクター
c クラウンフォーム
d サービカルマトリックス
e アイボリーセパレーター

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105D33
8歳の男児。受け口を主訴として来院した。初診時の咬頭嵌合位と早期接触位との口腔内写真(別冊No.33)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

適切な治療方針はどれか。1つ選べ。
a 上顎骨の成長促進
b 下顎骨の成長抑制
c 上顎切歯の唇側移動
d 下顎切歯の舌側移動
e 上顎歯列の側方拡大

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105D34
75歳の女性。下顎義歯の新製を希望して来院した。口腔内写真(別冊No.34A)と患者への説明時に用いた模型の写真(別冊No. 34B、C)とを別に示す。

写真Bと比較した写真Cの設計の利点はどれか。1つ選べ。
a 発語がしやすい。
b 増歯がしやすい。
c 審美性に優れる。
d 異物感が少ない。
e 齲蝕になりにくい。

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105D35
38歳の女性。上顎左側中切歯の修復物の変色を主訴として来院した。約10年前にコンポジットレジン修復を受けたという。補修修復を行うこととした。初診時と窩洞形成後との口腔内写真(別冊No.35A、B)を別に示す。

前処理剤として適切なのはどれか。2つ選べ。
a EDTA
b リン酸
c 過酸化水素水
d シランカップ リング剤
e 次亜塩素酸ナトリウム

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105D36
69歳の女性。食物が嚙みにくいことを主訴として来院した。10 年前に上下顎義歯を製作し、1年前に下顎左側大臼歯を2歯抜去した。その後、義歯は安定しており痛みもなかったが、食事に時間がかかるようになったという。口腔内写真(別冊No.36A)と 義歯装着時の咬合接触検査の結果(別冊No.36B)とを別に示す。

対応として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 咬合調整
b 下顎義歯の再製作
c 下顎義歯のリライン
d 上顎義歯のリライン
e 前歯部での咀嚼の指導

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105D37
34歳の女性。かかりつけ歯科医で指摘された右側下顎角前方のエックス線不透過像の精査を希望して来院した。3年前に右側顎下部の腫脹と疼痛があったが、現在、症状はないという。初診時のエックス線写真(別冊No.37A)とCT(別冊No.37B)とを別に示す。

観察できるのはどれか。2つ選べ。
a 咽頭腔の狭窄
b 顎下腺の変性
c 顎舌骨筋の腫脹
d 唾石様の石灰化物
e 下顎骨舌側骨皮質の消失

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105D38
67歳の女性。下顎右側第一大臼歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。自発痛はないという。初診時の口腔内写真(別冊No.38A)とエックス線写真(別冊No.38B)とを別に示す。

行うべき検査はどれか。2つ選べ。
a 透照診
b 切削診
c 波動の触診
d 歯髄電気診
e 歯周ポケット検査

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105D39
29歳の男性。下顎右側大臼歯部のブラッシング時の出血を主訴として来院した。数年前から食片圧入があるという。初診時の口腔内写真(別冊No.39A)とエックス線写真(別冊No.39B)とを別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。

次に行うのはどれか。2つ選べ。
a 口臭の検査
b 歯間離開度検査
c 付着歯肉幅の検査
d 歯周ポケット内の細菌検査
e 研究用模型による咬合診査

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105D40
22歳の女性。上顎右側側切歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.40A)とエックス線写真(別冊No.40B)とを別に示す。

齲蝕の除去に用いるのはどれか。2つ選べ。
a エアブレイシブ
b Er:YAGレーザー
c 齲蝕歯質溶解剤
d ダイヤモンドディスク
e スプーンエキスカベーター

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D41〜D52

105D41
54歳の女性。上顎左側中切歯と側切歯とのポストコアを装着するにあたり、ポスト付き暫間補綴装置を撤去した。作業用模型上では適合良好であったポストコアを試適したところ、└2のみ不適合であった。撤去したポスト付き暫間補綴装置の写真(別冊No.41A)、製作したポストコアの写真(別冊No.41B)及びポストコアを試適した口腔内写真(別冊No.41C)を別に示す。

不適合の原因としてまず疑うべきなのはどれか。1つ選べ。
a 歯の移動
b 鋳造の欠陥
c 印象体の変形
d 根管内の残留物
e 模型材の寸法変化

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105D42
55歳の男性。下顎左側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。不可逆性の歯髄炎と診断し、抜髄を行うこととした。初診時のエックス線写真(別冊No.42A)と処置中の口腔内写真(別冊No.42B)とを別に示す。

次に行うのはどれか。1つ選べ。
a 天蓋の除去
b 作業長の測定
c 根部歯髄の除去
d 根管消毒剤の貼薬
e 根管口のロート状拡大

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105D43
20歳の女性。歯並びが悪いことを主訴として来院した。AngleⅠ級である。下顎のアベイラブルアーチレングスは63.0mm、リクワイアードアーチレングスは77.0 mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.43)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

適切な治療方針はどれか。1つ選べ。
a 44┼44の抜歯後、最大の固定による排列
b 44┼44の抜歯後、最小の固定による排列
c 上下顎歯列弓の側方拡大後、非抜歯による排列
d 上下顎大臼歯の遠心移動後、非抜歯による排列
e 隣接面のストリッピング後、非抜歯による排列

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105D44
5歳の女児。下顎前歯歯槽部の違和感を主訴として来院した。口腔内写真(別冊No.44A)とエックス線写真(別冊No.44B)とを別に示す。

A┬Aに対する適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 固 定
b 切 開
c 抜 髄
d 感染根管治療
e 抜 歯

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105D45
7歳の男児。上顎左側中切歯の萌出異常を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.45A)とエックス線写真(別冊No.45B)とを別に示す。

まず行うべき対応はどれか。1つ選べ。
a └Bの抜歯
b └1の抜歯
c 1┬1の圧下
d 上唇小帯の切除
e 正中埋伏過剰歯の抜去

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105D46
69歳の女性。下顎左側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。6か月前に近医で抜歯してから接触痛が続いているという。5年前から骨粗鬆症でビスホスホネート薬を服用している。初診時の口腔内写真(別冊No.46A)とエックス線写真(別冊No.46B)とを別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。
a 局所洗浄
b 腐骨除去
c 皿状形成術
d 保護床の装着
e 下顎区域切除術

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105D47
54歳の男性。上顎右側第一大臼歯の痛みを主訴として来院した。1型糖尿病で治療を受けているという。正午前の歯科治療中に、気分不快と動悸とを訴え、発汗、振戦および意識の低下がみられた。

まず投与すべき薬物はどれか。1つ選べ。
a ブドウ糖
b インスリン
c ミダゾラム
d アスピリン
e ニトログリセリン

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105D48
65歳の女性。下顎智歯の抜去を希望して来院した。高血圧症でβ遮断薬を内服中であるという。8万分の1アドレナリン含有2%リドカイン塩酸塩1.8ml局所麻酔カートリッジを使用することとした。

使用可能なカートリッジ数の上限で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 1本
b 3 本
c 5 本
d 7 本
e 9 本

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105D49
次の文により49、50の問いに答えよ。
83歳の男性。上下顎全部床義歯を製作中である。瞳孔中央から口角までの距離は90mm、上下の咬合床を装着して咬合した場合の鼻下点−オトガイ底間距離は93mmである。下顎の咬合床(別冊No.47A)と製作過程の写真(別冊No.47B、C、D)とを別に示す。

49 写真Cの状態に対する咬合堤上面への処置で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 下顎全体を削除する。
b 上顎臼歯部を削除する。
c 上顎全体にワックスを追加する。
d 下顎前歯部にワックスを追加する。
e 下顎臼歯部にワックスを追加する。

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50 次に行うのはどれか。1つ選べ。
a 表示線の記入
b 水平的顎位の決定
c 臼歯部人工歯の選択
d 下顎模型の咬合器への付着
e 前方チェックバイトの記録

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105D51
30歳の女性。上顎左側側切歯の違和感を主訴として来院した。10年前に処置を受け、特に異常を感じていなかったという。根尖部触診時に軽度の圧痛を訴える。初診時の口腔内写真(別冊No.48A)とエックス線写真(別冊No.48B、C)とを別に示す。

疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 歯根嚢胞
b 鼻口蓋管嚢胞
c 歯性上顎洞炎
d 急性単純性根尖性歯周炎
e 急性化膿性根尖性歯周炎
f 慢性化膿性根尖性歯周炎

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105D52
3歳6か月の男児。3歳児歯科健康診査を受診した。結果の一部を表に示す。

dmf歯率を求めよ。
解答:①②%

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