
C1〜C20
104C1
リウマトイド因子はどれか。1つ選べ。
a 抗 原
b 抗 体
c 補 体
d 血小板
e サイトカイン
104C2
エックス線撮影装置で半価層が示すのはどれか。1つ選べ。
a 線 量
b 線 質
c 管電流
d 照射時間
e 固有ろ過
104C3
老化による顎骨の変化はどれか。1つ選べ。
a 縫合の拡大
b 骨髄の脂肪化
c 上顎洞の狭小化
d 顎舌骨筋線の消失
e オトガイ孔の閉鎖
104C4
フッ化物応用直後にエナメル質表面に最も多くのフッ化カルシウムが形成されるのはどれか。1つ選べ。
a フッ化物洗口
b フッ化物錠剤
c フッ化物歯面塗布
d フッ化物配合歯磨剤
e フッ化物添加水道水
104C5
細胞内呼吸に関与するのはどれか。1つ選べ。
a 核小体
b ゴルジ装置
c 粗面小胞体
d リソソーム
e ミトコンドリア
104C6
口腔内写真(別冊No.1)を別に示す。

歯の変色の原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 喫 煙
b 歯髄壊死
c フッ素症
d 象牙質形成不全
e テトラサイクリン服用
104C7
加齢に伴う石灰化の亢進によって形成されるのはどれか。1つ選べ。
a 外套象牙質
b 原生象牙質
c 第三象牙質
d 球間象牙質
e 透明象牙質
104C8
肉芽腫の類上皮細胞の由来はどれか。1つ選べ。
a 好中球
b 好酸球
c 肥満細胞
d リンパ球
e マクロファージ
104C9
エックス線写真で半影が小さくなるのはどれか。1つ選べ。
a 増感紙を使用する。
b 大きな焦点を使用する。
c 焦点・被写体間距離を長くする。
d デジタル撮影システムを使用する。
e 被写体・フイルム間距離を長くする。
104C10
副交感神経の活動で生じるのはどれか。1つ選べ。
a 縮 瞳
b 心拍数増加
c 胃液分泌減少
d 気管支筋弛緩
e 皮膚血管収縮
104C11
芽胞に無効なのはどれか。1つ選べ。
a ホルマリン
b グルタラール
c ポビドンヨード
d 消毒用エタノール
e 次亜塩素酸ナトリウム
104C12
成人の基準値の範囲にあるのはどれか。1つ選べ。
a 赤血球 250万/μl
b ヘモグロビン 8.7g/dl
c ヘマトクリット 45%
d 白血球 13,800/μl
e 血小板 5万/μl
104C13
咬頭嵌合位における中切歯の被蓋関係を図に示す。

オーバジェットが大きく、オーバーバイトが小さいのはどれか。1つ選べ。
104C14
医療法で歯科診療所内に掲示を義務付けているのはどれか。1つ選べ。
a 診療時間
b 開設年月日
c 保険医登録番号
d 歯科医師届出票
e 歯科医師免許証
104C15
開窓療法が適しているのはどれか。1つ選べ。
a 鰓嚢胞
b 鼻歯槽嚢胞
c 含歯性嚢胞
d 類表皮嚢胞
e 甲状舌管嚢胞
104C16
コンポジットレジンインレー修復でシランカップリング処理を行う理由はどれか。1つ選べ。
a 歯質の強化
b 色調の改善
c 接着性の向上
d セメントの硬化促進
e インレー体の強度向上
104C17
口腔常在微生物叢中の真菌の比率を増加させる可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
a 歯の萌出
b 口腔清掃
c 感染根管治療
d 抗菌薬の長期内服
e スクロースの頻回摂取
104C18
抜歯後異常出血の原因はどれか。1つ選べ。
a 歯根膜の残存
b 窩壁の骨硬化
c 破折根の残存
d 骨鋭縁の残存
e 炎症性組織の残存
104C19
痛みの原因歯の特定が困難なのはどれか。1つ選べ。
a 急性一部性単純性歯髄炎
b 急性化膿性歯髄炎
c 慢性潰瘍性歯髄炎
d 急性化膿性根尖性歯周炎
e 慢性化膿性根尖性歯周炎
104C20
最も高い管電圧を使用するのはどれか。1つ選べ。
a 頭部単純CT
b 口内法エックス線撮影
c パノラマエックス線撮影
d 頭部側方向エックス線撮影
e 頭部後前方向エックス線撮影
C21〜C40
104C21
処置中に誤って術者が縫合針を指に刺した。
まず行うべき対応はどれか。1つ選べ。
a 抗菌薬の服用
b 流水による洗浄
c アルコール消毒
d 滅菌ガーゼによる圧迫
e 患者のHBV抗体の検査
104C22
下顎左側第一大臼歯の咬合面観の石膏模型写真(別冊No.00)を別に示す。

正常咬合で上顎左側第一大臼歯の近心舌側咬頭が接触するのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
104C23
特別管理一般廃棄物はどれか。1つ選べ。
a 作業用模型
b 使用済み注射針
c 血液付着ガーゼ
d 血液付着ゴム手袋
e エックス線写真定着液
104C24
アドレナリン含有2%リドカイン塩酸塩製剤におけるリドカイン塩酸塩の基準最高用量はどれか。1つ選べ。
a 100mg
b 200mg
c 300mg
d 400mg
e 500mg
104C25
根尖性歯周炎に対する原因療法はどれか。1つ選べ。
a 切開排膿
b 根尖掻爬
c 根管の開放
d 鎮痛薬の投与
e 感染根管治療
104C26
外頸動脈から直接分枝するのはどれか。1つ選べ。
a 頬動脈
b 舌下動脈
c 顔面動脈
d 下歯槽動脈
e オトガイ下動脈
104C27
非歯原性嚢胞はどれか。1つ選べ。
a 歯肉嚢胞
b 残留嚢胞
c 萌出嚢胞
d 含歯性嚢胞
e 鼻歯槽嚢胞
104C28
open-ended question はどれか。1つ選べ。
a 「腫れたときに痛みますか」
b 「腫れたのは初めてですか」
c 「どんなときに腫れますか」
d 「昨日から腫れていますか」
e 「食事のときに腫れますか」
104C29
新薬の治療効果の判定に適切なのはどれか。1つ選べ。
a 記述疫学研究
b 生態学的研究
c 患者対照研究
d ランダム化比較試験
e 前向きコホート研究
104C30
抗菌薬の投与が原因となるのはどれか。1つ選べ。
a 白板症
b 黒毛舌
c 溝状舌
d 地図状舌
e 扁平苔癬
104C31
下顎第二乳臼歯の早期喪失後、放置した場合に下顎永久歯列に生じるのはどれか。1つ選べ。
a 切歯の唇側傾斜
b 犬歯の近心傾斜
c 第一小臼歯の近心傾斜
d 第一大臼歯の近心傾斜
e 第二大臼歯の遠心傾斜
104C32
エアタービンハンドピースの逆流防止弁の目的はどれか。1つ選べ。
a 感染の防止
b さびの抑制
c 水漏れの防止
d 冷却効果の向上
e 停止時間の短縮
104C33
地域連携クリニカルパスを作成する目的はどれか。1つ選べ。
a 先進医療を提供する。
b 診療報酬請求を簡易にする。
c 地域での罹患状況を把握する。
d 切れ目のない医療を提供する。
e 医療従事者の確保を容易にする。
104C34
英語で診断を意味するのはどれか。1つ選べ。
a analysis
b diagnosis
c treatment
d examination
e consultation
104C35
10歳児が新生児よりも小さい値を示すのはどれか。1つ選べ。
a 肺活量
b 心拍数
c 循環血液量
d 1回換気量
e 収縮期血圧
104C36
炭素を含むセラミックスはどれか。すべて選べ。
a シリカ
b チタニア
c ダイヤモンド
d カーボランダム
e タングステンカーバイド
104C37
脳血管障害で生じる可能性のある摂食・嚥下障害の病態はどれか。すべて選べ。
a 開口制限
b 舌運動障害
c 口腔感覚障害
d 口唇閉鎖不全
e 咀嚼筋運動障害
104C38
健康保険法による保険診療の仕組みを図に示す。

オはどれか。1つ選べ。
a 事業主
b 保険者
c 保険医
d 被扶養者
e 被保険者
104C39
Japan Coma Scaleによる意識障害の評価で「痛み刺激に対して全く反応しない」状態はどれか。1つ選べ。
a Ⅰ−1
b Ⅱ−10
c Ⅱ−30
d Ⅲ−100
e Ⅲ−300
104C40
マルチブラケット装置による治療終了時に撮影するパノラマエックス線写真で評価するのはどれか。2つ選べ。
a 歯根の平行性
b 咬合の緊密度
c 二態咬合の有無
d 歯根吸収の有無
e 咬合平面の傾斜度
C41〜C60
104C41
抜歯窩の器質化が完了するのはどれか。 1つ選べ。
a 抜歯後3日ころ
b 抜歯後2週ころ
c 抜歯後4週ころ
d 抜歯後8週ころ
e 抜歯後12週ころ
104C42
レジンセメントによる金合金インレーの装着で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 色合わせを行う。
b 光重合型を用いる。
c インレーの内面処理を行う。
d セメントを窩洞に填入する。
e 完全硬化後に余剰セメントを除去する。
104C43
パノラマエックス線写真で下顎大臼歯根尖部に小指頭大のエックス線不透過像を認め、Wharton管内の唾石を疑った。
次に行うエックス線撮影はどれか。1つ選べ。
a 咬翼法
b 咬合法
c 二等分法
d 下顎骨斜位撮影法
e 頭部側方向撮影法
104C44
口臭官能試験前における検査者の禁止事項はどれか。2つ選べ。
a 洗 口
b 喫 煙
c 舌苔除去
d ブラッシング
e コーヒーの飲用
104C45
小児の口腔習癖とその影響との組合せで正しいのはどれか。すべて選べ。
a 舌突出癖 開咬
b 咬爪癖 鋏状咬合
c 口呼吸 反対咬合
d 歯ぎしり 咬合性外傷
e 吸指癖 上顎歯列弓狭窄
104C46
咀嚼時の咬筋筋電図を図に示す。

この波形を形成するのはどれか。1つ選べ。
a 筋線維の活動電位
b 神経筋接合部の終板電位
c 運動ニューロンの活動電位
d 神経伝達物質と受容体との結合
e シナプス小胞からの神経伝達物質放出
104C47
業務に関し法令で歯科医師の指示が定められているのはどれか。2つ選べ。
a 言語聴覚士
b 作業療法士
c 理学療法士
d 臨床工学技士
e 診療放射線技師
104C48
高齢者の大臼歯を抜髄する際に留意すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 髄管の増加
b 根管の狭窄
c 根管彎曲度の減少
d 天蓋と髄床底の接近
e 生理学的根尖孔の変位
104C49
全部床義歯製作時の作業用模型の写真(別冊No.3)を別に示す。

矢印と同じ処置が必要な部位はどれか。1つ選べ。
a 頬 棚
b 口蓋小窩
c 顎舌骨筋線
d アーライン
e レトロモラーパッド
104C50
Waldeyer輪に好発するのはどれか。1つ選べ。
a 血管腫
b リンパ管腫
c 横紋筋肉腫
d 悪性黒色腫
e 悪性リンパ腫
104C51
アンピシリン水和物を投与した患者に蕁麻疹と瘙痒とが発現したので治療薬を処方することとした。
この治療薬が標的とするのはどれか。1つ選べ。
a GABA受容体
b ドパミン受容体
c ヒスタミン受容体
d セロトニン受容体
e アセチルコリン受容体
104C52
ADLの評価項目はどれか。2つ選べ。
a 買 物
b 炊 事
c 更 衣
d 洗 濯
e 入 浴
104C53
痛覚閾値が最も高いのはどれか。1つ選べ。
a 舌 尖
b 軟口蓋
c 小臼歯部の頬粘膜
d 前歯部の口底粘膜
e 大臼歯部の歯肉頬移行部
104C54
1歳4か月の幼児。人工乳を摂取している。
齲蝕予防指導として適切なのはどれか。すべて選べ。
a 離乳の完了
b 歯磨き習慣
c フッ化物洗口
d 規則的食生活
e 糖アルコールの推奨
104C55
ろう付け前に適合していた臼歯ブリッジの支台装置が、ろう付け後に適合しなかった。
考えられる原因はどれか。2つ選べ。
a 印象体が変形した。
b 偏心位で咬合採得した。
c 咬合面コアが変形した。
d 鋳造収縮の補償が不足した。
e 支台歯間の平行性がなかった。
104C56
巨舌を伴うのはどれか。1つ選べ。
a Crouzon症候群
b Pierre Robin症候群
c Russell-Silver症候群
d Treacher Collins症候群
e Beckwith-Wiedemann症候群
104C57
歯科用CAD/CAMで加工が可能なのはどれか。2つ選べ。
a チタン
b β-TCP
c 酸化亜鉛
d カオリン
e ジルコニア
104C58
くさび状欠損の進行に関与するのはどれか。すべて選べ。
a 口呼吸
b 酸性飲料
c フッ化物洗口
d クレンチング
e ブラッシング
104C59
左心不全の症状はどれか。1つ選べ。
a 肝腫大
b 眼瞼浮腫
c 下腿浮腫
d 静脈怒張
e 起坐呼吸
104C60
産業歯科保健で正しいのはどれか。1つ選べ。
a THPは労働者の健康保持増進を目的としている。
b 職業性の歯の酸蝕症治療は健康保険の対象となる。
c 産業医学基礎研修を受講しなければ産業歯科医になれない。
d 特殊健康診断を行った歯科医師が業務上疾病の認定を行う。
e 歯科医師による特殊健康診断は年に1回行うことが定められている。
C61〜C80
104C61
歯原性上皮と外胚葉性間葉組織からなり、硬組織形成を伴わないのはどれか。すべて選べ。
a 歯原性粘液腫
b 歯原性線維腫
c 腺腫様歯原性腫瘍
d エナメル上皮線維腫
e 角化嚢胞性歯原性腫瘍
104C62
間接法のリラインで正しいのはどれか。1つ選べ。
a ボクシングの必要はない。
b フラスク埋没が望ましい。
c 軟質裏装材は適用できない。
d 軽度の義歯不適合が適応である。
e アルジネート印象材を使用する。
104C63
老化によって起こるのはどれか。2つ選べ。
a 骨量の減少
b 聴覚閾値の低下
c 胃酸分泌の増加
d 基礎代謝量の増加
e 肺の機能的残気量の増加
104C64
乾燥頭蓋骨の矢状断の写真(別冊No.4)を別に示す。

矢印で示す部位にあるのはどれか。1つ選べ。
a ラムダ縫合
b 後頭乳突縫合
c 蝶形篩骨軟骨結合
d 蝶形骨間軟骨結合
e 蝶形後頭軟骨結合
104C65
エックス線写真所見と疾患名との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 旭日状 骨肉腫
b 綿花状 角化嚢胞性歯原性腫瘍
c 蜂巣状 慢性骨髄炎
d 石けん泡状 骨腫
e テニスラケット状 歯原性粘液腫
104C66
気候変動に関する国際連合枠組み条約国際会議(1997年)の京都議定書で数値目標が設定されたのはどれか。すべて選べ。
a オゾン
b 硫化水素
c 二酸化窒素
d 二酸化炭素
e アセトアルデヒド
104C67
象牙質知覚過敏症の治療法で、象牙細管封鎖を期待するのはどれか。すべて選べ。
a 咬合調整
b 低出力レーザー照射
c フッ化物のイオン導入
d シュウ酸塩水溶液の塗布
e ボンディングシステムの応用
104C68
カルシトニンが骨に作用する様式はどれか。1つ選べ。
a 傍分泌
b 内分泌
c 自己分泌
d 接触分泌
e 神経分泌
104C69
ミダゾラムを用いた静脈内鎮静中に患者の意識が消失した。いびきをかき、SpO2が90%である。
まず行うのはどれか。1つ選べ。
a 気道確保
b 酸素投与
c 人工呼吸
d 電気的除細動
e フルマゼニル投与
104C70
エナメル上皮腫の特徴はどれか。すべて選べ。
a 高齢者に多い。
b 下顎臼歯部に多い。
c 疼痛を伴うことが多い。
d 緩徐に発育することが多い。
e 顎骨の膨隆をきたすことが多い。
104C71
LeavellとClarkの疾病予防の概念による歯周疾患の予防に関する組み合わせで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 第一次予防 PMTC
b 第一次予防 動揺歯の固定
c 第二次予防 歯周基本治療
d 第二次予防 禁煙指導
e 第三次予防 歯石除去
104C72
全部床義歯の蝋義歯試適時に確認するのはどれか。2つ選べ。
a 審美性
b 咬合接触
c 咀嚼機能
d 最大開口量
e 床粘膜面の適合
104C73
細菌の迅速同定に用いられるのはどれか。1つ選べ。
a 培養法
b PCR法
c MIC測定
d Gram染色
e 糖発酵能試験
104C74
アンテリアレイシオが小さくなるのはどれか。2つ選べ。
a 上顎正中過剰歯
b 上顎中切歯が巨大歯
c 上顎側切歯の先天欠如
d 下顎側切歯と犬歯の癒合
e 下顎第二小臼歯の先天欠如
104C75
露出根面の被覆を目的とするのはどれか。すべて選べ。
a 歯冠長延長術
b 結合組織移植術
c 遊離歯肉移植術
d 歯肉弁側方移動術
e 歯肉弁根尖側移動術
104C76
骨性癒着を生じやすいのはどれか。2つ選べ。
a 下顎乳犬歯
b 上顎第一乳臼歯
c 上顎第二乳臼歯
d 下顎第一乳臼歯
e 下顎第二乳臼歯
104C77
吸収線量から等価線量を求める際に必要なのはどれか。1つ選べ。
a 線量率
b 組織荷重係数
c 生物学的効果比
d 放射線荷重係数
e 線エネルギー付与
104C78
クリストバライト系埋没材の加熱膨張に最も寄与するのはどれか。1つ選べ。
a α石膏
b β石膏
c シリカ
d カーボン
e マグネシア
104C79
薬事法で規定されているのはどれか。2つ選べ。
a 洗口剤
b 歯ブラシ
c 歯垢顕示液
d 歯間ブラシ
e スケーラー
104C80
上下顎全部床義歯製作中のある過程の写真(別冊No.00)を別に示す。

この装置による操作の目的はどれか。2つ選べ。
a 咬合力の測定
b 安静空隙の測定
c 顆路傾斜の調節
d 矢状切歯路傾斜角の調節
e タッピングポイントの評価
C81〜C100
104C81
狭心症発作に対するニトログリセリン投与の効果はどれか。2つ選べ。
a 心拍数の減少
b 冠動脈の拡張
c 静脈還流量の減少
d 心筋収縮力の低下
e 末梢血管抵抗の増加
104C82
食作用を有するのはどれか。2つ選べ。
a 好酸球
b 好中球
c リンパ球
d 形質細胞
e マクロファージ
104C83
成長期のAngleⅡ級2類不正咬合にサービカルプルヘッドギアを適用する目的はどれか。2つ選べ。
a 上顎前歯の舌側傾斜
b 上顎歯列弓の側方拡大
c 上顎第一大臼歯の圧下
d 上顎骨の前方成長抑制
e 上顎第一大臼歯の遠心移動
104C84
歯科疾患実態調査(平成17年)の結果の一部(別冊No.00)を別に示す。

図から判断できるのはどれか。2つ選べ。
a 喪失歯の割合は高年齢ほど高い。
b 35~44歳の中では歯石沈着の割合が最も高い。
c 15~19歳の中では歯肉炎より歯周炎の割合が高い。
d 歯周組織に所見のない者の割合は高年齢ほど低い。
e 65~74歳の中では歯周ポケット6mm以上の割合が最も高い。
104C85
舌癌T1N0M0に対して組織内照射が選択される理由はどれか。2つ選べ。
a 局所制御率が高い。
b 味覚が低下しない。
c 運動機能を温存できる。
d 粘膜炎を防ぐことができる。
e 頸部転移を防ぐことができる。
104C86
小児期に発症する歯周炎と関連するのはどれか。2つ選べ。
a Down症候群
b Hunter症候群
c Klinefelter症候群
d Papillon-Lefèvre症候群
e Beckwith-Wiedemann症候群
104C87
長期間持続する感染根管からの細菌性刺激によって生じるのはどれか。2つ選べ。
a 歯根肉芽腫
b 硬化性骨炎
c 側方性歯周嚢胞
d 骨置換性外部吸収
e 根尖性セメント質異形成症
104C88
オトガイ筋を支配する顔面神経の枝はどれか。1つ選べ。
a 頸 枝
b 後頭枝
c 頬骨枝
d 側頭枝
e 下顎縁枝
104C89
歯科診療所における廃棄物処理について正しいのはどれか。2つ選べ。
a 印象材は一般廃棄物として処理する。
b 感染性廃棄物は発生時点から分別する。
c 一般廃棄物と産業廃棄物とが排出される。
d 医療廃棄物の処理は都道府県の責任で行う。
e 感染性廃棄物処理の責任者は処理業者である。
104C90
先天異常と不正咬合との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 口唇・口蓋裂 反対咬合
b Crouzon症候群 上顎前突
c 鎖骨頭蓋骨異形成症 上顎前突
d Pierre Robin症候群 反対咬合
e Treacher Collins症候群 上顎前突
104C91
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の一類感染症はどれか。1つ選べ。
a A型肝炎
b C型肝炎
c エボラ出血熱
d インフルエンザ
e 後天性免疫不全症候群
104C92
血漿のタンパク分画を検査した際の電気泳動像と濃度パターン(別冊No.7)を別に示す。

矢印で示すのはどれか。1つ選べ。
a アミラーゼ
b アルブミン
c コラーゲン
d ヘモグロビン
e γ−グロブリン
104C93
ある患者の診療録記載内容の一部を表に示す。

この患者への対応で適切なのはどれか。1つ選べ。
a 抜歯窩の骨削除
b 抗菌薬の静脈内投与
c カルバマゼピンの投与
d 保護床による抜歯窩の被覆
e 抜歯窩へのパラホルムアルデヒド填入
104C94
全部床義歯の両側性平衡咬合で正しいのはどれか。1つ選べ。
a Speeの彎曲を必要とする。
b 蝋義歯の段階で完成させる。
c 解剖学的人工歯を必要とする。
d 咀嚼末期の義歯の安定を図る。
e 歯槽頂間線の法則によって決定される。
104C95
歯肉切除術と比べて歯肉弁根尖側移動術の利点はどれか。1つ選べ。
a 新付着の獲得
b 角化歯肉の減少
c 付着歯肉の増加
d 歯根露出の軽減
e ポケット深さの減少
104C96
疾病の有無とスクリーニング検査結果とを表に示す。

A/A+Bはどれか。1つ選べ。
a 敏感度〈感度〉
b 特異度
c 陽性反応的中度
d 陰性反応的中度
e 偽陽性率
104C97
Bell麻痺の症状はどれか。2つ選べ。
a 耳鳴り
b めまい
c 味覚異常
d 外耳道の水疱
e 唾液分泌障害
104C98
クリニカルパスの目的はどれか。2つ選べ。
a 疾患の早期発見
b 院内感染の防止
c 医療の質の標準化
d チーム医療の推進
e 医療事故発生時の対応
104C99
従来型グラスアイオノマーセメントの架橋に関与するのはどれか。2つ選べ。
a フッ化物イオン
b カルシウムイオン
c ナトリウムイオン
d アルミニウムイオン
e マグネシウムイオン
104C100
ヒトの筋で筋紡錘が少ないのはどれか。1つ選べ。
a 咬 筋
b 側頭筋
c 顎二腹筋
d 内側翼突筋
e オトガイ舌筋
C101〜C120
104C101
矯正装置の写真(別冊No.00)を別に示す。

使用目的はどれか。2つ選べ。
a 舌癖の除去
b 下顎骨の成長抑制
c 下顎前歯の唇側移動
d オーバーバイトの増加
e 下顎大臼歯の加強固定
104C102
医療施設における最善の受動喫煙防止対策はどれか。1つ選べ。
a 禁煙外来の開設
b 全面禁煙の実施
c 換気装置の設置
d 禁煙時間の設定
e 喫煙可能区域の設定
104C103
復位性顎関節円板前方転位で特徴的な所見はどれか。1つ選べ。
a 開口制限
b クレピタス
c クリッキング
d 咀嚼筋の圧痛
e 咬合時の顎関節痛
104C104
振動させるブラッシング法はどれか。すべて選べ。
a バス法
b ローリング法
c フォーンズ法
d チャータース法
e スティルマン改良法
104C105
発症時に血圧が低下するのはどれか。2つ選べ。
a 過換気症候群
b 血管迷走神経反射
c アドレナリン過敏症
d メトヘモグロビン血症
e アナフィラキシーショック
104C106
催奇形性因子はどれか。すべて選べ。
a 風 疹
b 喫 煙
c 肥 満
d 高血圧
e 放射線
104C107
コンポジットレジンインレー修復で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 窩洞の深さは1.0mmを目安とする。
b スライスカットを行う。
c レジンコーティングは接着性を向上させる。
d 水硬性仮封材が用いられる。
e ポリカルボキシレートセメントで装着する。
104C108
口腔結核で特徴的なのはどれか。1つ選べ。
a 疣 贅
b 口蓋穿孔
c 表皮下水疱
d 穿掘性潰瘍
e 再発性アフタ
104C109
摂食・嚥下障害で咽頭期に起因する症状はどれか。2つ選べ。
a むせる。
b 咀嚼に時間がかかる。
c 食事後に声が変化する。
d 口から食物がこぼれる。
e 食渣が口腔前庭に停滞する。
104C110
合金の組成を表に示す。

超弾性合金はどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
104C111
健康増進法に基づいて市町村が実施するのはどれか。2つ選べ。
a 歯周疾患検診
b 骨粗鬆症検診
c 特殊健康診断
d 特定健康診査
e 妊婦健康診査
104C112
リンガルアーチを用いて歯を近心傾斜移動させた場合に、根尖部近心側歯根膜にみられる変化はどれか。1つ選べ。
a 充血帯
b 貧血帯
c 硝子変性
d 破骨細胞の増加
e 歯根膜線維の伸展
104C113
下顎運動路の記録ができるのはどれか。1つ選べ。
a 筋電計
b フェイスボウ
c パラトグラフィ
d ゴシックアーチトレーサー
e ヒンジアキシスロケーター
104C114
血液塗抹標本の染色法はどれか。1つ選べ。
a Sudan Ⅲ染色
b Congo-Red染色
c May-Giemsa染色
d Ziehl-Neelsen染色
e hematoxylin eosin染色
104C115
4歳児の歯科治療で適切な対応はどれか。2つ選べ。
a 治療は午後に行う。
b ほめ言葉を多用する。
c Tell-Show-Do 法を行う。
d 治療時は母子分離を行う。
e 身体抑制器具を常用する。
104C116
舌扁平上皮癌で転移が多いのはどれか。2つ選べ。
a 浅頸リンパ節
b 後頭リンパ節
c 顎下リンパ節
d 耳介後リンパ節
e 上内頸静脈リンパ節
104C117
第一小臼歯、第一大臼歯および第二大臼歯を支台歯とした陶材焼付ブリッジを製作することとした。治療中の口腔内写真(別冊No.9)を別に示す。

この操作の目的はどれか。1つ選べ。
a 顎間関係を記録する。
b 基底面形態を決定する。
c 歯冠豊隆を適正にする。
d 犬歯誘導咬合を再現する。
e 陶材の焼付範囲を決定する。
104C118
鉄イオンを奪うことで抗菌性を示すのはどれか。1つ選べ。
a ヒスタチン
b リゾチーム
c ディフェンシン
d ラクトフェリン
e インターフェロン
104C119
齲蝕予防手段の特徴からみた図を示す。

アで示す領域に該当するのはどれか。1つ選べ。
a 集団のフッ化物洗口
b 小窩裂溝の予防填塞
c 甘味食品の摂取制限
d キシリトールの利用
e デンタルフロスの使用
104C120
クレアチニンクリアランスが基準値よりも低い患者の歯科治療で、常用量投与が可能な抗菌薬はどれか。2つ選べ。
a セフェム系
b ペニシリン系
c マクロライド系
d アミノグリコシド系
e テトラサイクリン系
C121〜C130
104C121
舌接触補助床で改善できるのはどれか。2つ選べ。
a 睡眠障害
b 構音障害
c 開口障害
d 関節円板障害
e 摂食・嚥下障害
104C122
歯根嚢胞が感染根管治療で治癒しにくい理由はどれか。1つ選べ。
a 膿瘍の存在
b 内容液の存在
c 硬化骨の存在
d 上皮層の存在
e 肉芽組織の存在
104C123
顔面皮膚の知覚を調べるのはどれか。1つ選べ。
a 皮膚描記法
b パッチテスト
c 二点間識別検査
d スクラッチテスト
e ツベルクリン反応
104C124
地域保健法で定められている市町村保健センターの業務はどれか。すべて選べ。
a 健康診査
b 保健指導
c 在宅医療
d 健康相談
e 介護給付
104C125
59歳の女性。歯肉の腫脹を主訴として来院した。10年前からカルシウム拮抗薬を服用しているという。初診時の口腔内写真(別冊No.10A)とエックス線写真(別冊No.10B)とを別に示す。

歯周組織にみられるのはどれか。1つ選べ。
a 歯槽骨の増生
b 歯肉膿瘍の形成
c 歯肉線維の増加
d セメント質の肥厚
e 上皮性付着の歯冠側移動
104C126
セラミックスに接着するのはどれか。1つ選べ。
a MMA
b γ-MPTS
c Bis-GMA
d TEGDMA
e Bis-MEPP
104C127
99mTc-MDPを用いた核医学検査で判定できるのはどれか。2つ選べ。
a 唾液の分泌能
b 骨髄炎の活動性
c 軟部嚢胞の性状
d 悪性腫瘍の骨への転移
e 悪性腫瘍の軟組織への転移
104C128
下顎骨骨折の治療に金属プレートを用いる理由はどれか。2つ選べ。
a 血腫の予防
b 骨片の安静
c 咀嚼の早期回復
d 腫脹の早期消退
e 顎骨壊死の防止
104C129
KennedyⅠ級とⅡ級の症例で大連結子に弾力性に富む高分子材料を用いた場合に生じる不都合はどれか。すべて選べ。
a 構音障害
b 審美性の低下
c 床下粘膜負担圧の偏在
d 咀嚼時の義歯安定の低下
e 直接支台装置の負担増加
104C130
薬物相互作用の原因はどれか。2つ選べ。
a 腸肝循環
b CYP3A阻害
c GABA受容体刺激
d 消化管での吸収遅延
e 唾液タンパクとの結合