
C1〜C20
109C1
以下はジュネーブ宣言の一部である。
At the time of being admitted as a member of the medical profession:
The( )of my patient will be my first consideration.
( )に入るのはどれか。1つ選べ。
a activity
b body
c health
d information
e mind
109C2
Papanicolaou染色の固定液はどれか。1つ選べ。
a エチレン
b キシレン
c トルエン
d エタノール
e フェノール
109C3
上顎の劣成長がみられるのはどれか。1つ選べ。
a 巨舌症
b 唇顎口蓋裂
c 舌小帯強直症
d 下垂体性巨人症
e von Recklinghausen病
109C4
CD4陽性T細胞の減少を引き起こすのはどれか。1つ選べ。
a HIV
b HBV
c 麻疹ウイルス
d ポリオウイルス
e インフルエンザウイルス
109C5
根尖部のフェネストレーションの診断に有用なのはどれか。1つ選べ。
a 歯髄電気診
b 歯の動揺度測定
c 歯周ポケット検査
d 口内法エックス線検査
e 歯科用コーンビームCT
109C6
ラバーダム防湿法で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 軟組織を保護できる。
b 感染予防に無効である。
c 歯間分離の効果がある。
d 患歯の明示が困難となる。
e 萌出直後の歯に適用できる。
109C7
シナプスの模式図を示す。

シナプス後膜にある受容体はどれか。1つ選べ。
a IP3受容体
b ACh受容体
c NMDA受容体
d TRPV1受容体
e GABAA受容体
109C8
器具の写真(別冊No.1)を別に示す。

この器具が使用できる歯(FDI歯式)はどれか。1つ選べ。
a 15
b 27
c 36
d 41
e 55
109C9
外因性の歯の変色はどれか。1つ選べ。
a 加 齢
b 齲 蝕
c 歯髄壊死
d ポルフィリン症
e エナメル質形成不全症
109C10
補綴歯科治療を評価する上で有効な患者立脚型指標はどれか。1つ選べ。
a Cornel Medical Index〈CMI〉
b General Health Question〈GHQ〉
c Oral Health Impact Profile〈OHIP〉
d Yatabe-Guilford Personality Inventory〈Y-G test〉
e Minnesota Multiphasic Personality Inventory〈MMPI〉
109C11
ワルファリンカリウム服用量によって値が変化するのはどれか。1つ選べ。
a Hb
b AST
c PT-INR
d 血小板数
e 白血球数
109C12
鼻咽腔を閉鎖するのはどれか。1つ選べ。
a 茎突舌筋
b 口蓋垂筋
c 口蓋舌筋
d 口蓋帆挙筋
e 口蓋帆張筋
109C13
歯痛錯誤の頻度が高いのはどれか。1つ選べ。
a 象牙質知覚過敏症
b 急性化膿性歯髄炎
c 慢性潰瘍性歯髄炎
d 急性根尖性歯周炎
e 歯根肉芽腫
109C14
化学的プラークコントロールに用いるのはどれか。1つ選べ。
a クロロフィル
b 硝酸カリウム
c 炭酸カルシウム
d デキストラナーゼ
e カルボキシメチルセルロース
109C15
ヘルパンギーナの病原体はどれか。1つ選べ。
a アデノウイルス
b 黄色ブドウ球菌
c 化膿レンサ球菌
d コクサッキーウイルス
e 単純ヘルペスウイルス
109C16
スタンダードプレコーションで誤っているのはどれか。1つ選べ。
a 全ての患者に適用される。
b 米国CDCが提唱したものである。
c 再使用する器具は洗浄・滅菌をする。
d 傷のある皮膚を扱う際にも適用される。
e 特定の病原体ごとに決められた予防策である。
109C17
地域医療連携の主たる目的はどれか。1つ選べ。
a 医療事故の回避
b 先進医療の普及
c 病院の紹介率の上昇
d 切れ目のない医療の提供
e 医療機関の相互評価の推進
109C18
頭囲と胸囲が等しくなる時期はどれか。1つ選べ。
a 胎生28週
b 出生時
c 1歳
d 2歳
e 3歳
109C19
高齢者のCT(別冊No.2)を別に示す。

矢印で示す石灰化が認められるのはどれか。1つ選べ。
a 舌下腺
b 顎下腺
c 内頸動脈
d 口蓋扁桃
e 胸鎖乳突筋
109C20
手のエックス線写真(別冊No.3)を別に示す。

考えられる年齢はどれか。1つ選べ。
a 6か月
b 1歳
c 3歳
d 6歳
e 9歳
C21〜C40
109C21
AngleⅡ級2類不正咬合の特徴はどれか。1つ選べ。
a 口唇の閉鎖不全
b 大きい前顔面高
c 大きい下顎下縁平面傾斜角
d 嚥下時のオトガイ部の緊張
e 小さい上顎中切歯歯軸傾斜角
109C22
咬頭嵌合時および上下顎歯列の口腔内写真(別冊No.4)を別に示す。

Eichnerの分類に基づく咬合支持域の数はどれか。1つ選べ。
a 0
b 1
c 2
d 3
e 4
109C23
在宅酸素療法患者の治療に際して使用に注意すべき機器はどれか。1つ選べ。
a 根管長測定器
b エアータービン
c マイクロモータ
d アルコールトーチ
e 超音波スケーラー
109C24
健常成人において体温が最も高い時刻はどれか。1つ選べ。
a 0時
b 6時
c 9時
d 12時
e 15時
109C25
3歳の男児。2時間前に階段から転落し顔面を強打したという。歯の陥入は認めるが歯冠破折は伴わない。
医療面接で重視すべき症候はどれか。1つ選べ。
a 咳
b 嘔 吐
c 下 痢
d 脱 水
e 発 熱
109C26
印象採得前の写真(別冊No.5)を別に示す。

矢印で示す材料と併用するのはどれか。1つ選べ。
a シュウ酸カリウム
b 塩化ベンゼトニウム
c フッ化ジアンミン銀
d 次亜塩素酸ナトリウム
e 硫酸アルミニウムカリウム
109C27
小児の初診時医療面接において保護者との会話で適切なのはどれか。1つ選べ。
a 「仕上げ磨きをしていないからですよ」
b 「急性化膿性歯髄炎の既往はありますか」
c 「妊娠中に病気をしたことはありますか」
d 「指しゃぶりをやめない限り無理ですね」
e 「むし歯ができたのはお母さんの責任です」
109C28
頭部エックス線規格写真のトレース図を示す。

フランクフルト平面を構成する基準点の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a ア ――――― ウ
b ア ――――― エ
c ア ――――― オ
d イ ――――― エ
e イ ――――― オ
109C29
チタンの不動態はどれか。1つ選べ。
a TiC
b TiN
c TiF4
d TiO2
e TiCl4
109C30
直径1mmのポイントを装着したエアータービン(500,000rpm)の周速(m/分)に最も近いのはどれか。1つ選べ。
a 250
b 500
c 1,000
d 1,500
e 3,000
109C31
心電図上の所見で直ちに処置を要するのはどれか。1つ選べ。
a 心室細動
b 心房細動
c 洞性徐脈
d 房室ブロック
e 上室性期外収縮
109C32
健康日本21(第二次)では「①歳で24歯以上の自分の歯を有する者」の割合の目標値は②%である。
①と②に入る組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a ① ②
a 40 ――――― 70
b 60 ――――― 50
c 60 ――――― 70
d 80 ――――― 50
e 80 ――――― 70
109C33
赤痢菌の発見者はどれか。1つ選べ。
a 北里柴三郎
b 志賀潔
c 鈴木梅太郎
d 野口英世
e 秦佐八郎
109C34
小川培地を用いて分離培養できるのはどれか。1つ選べ。
a 抗酸菌
b ブドウ球菌
c レンサ球菌
d サルモネラ菌
e マイコプラズマ
109C35
正常な心臓の拍動の歩調とりするのはどれか。1つ選べ。
a 心室筋
b 心房筋
c 乳頭筋
d 洞房結節
e 房室結節
109C36
国際放射線防護委員会の勧告で公衆の線量限度が設定されているのはどれか。2つ選べ。
a 照射線量
b 耐容線量
c 吸収線量
d 等価線量
e 実効線量
109C37
顔面部のMRI脂肪抑制T2強調像(別冊No.6)を別に示す。

矢印で示すのはどれか。1つ選べ。
a 扁 桃
b 骨 髄
c 神経節
d 小唾液腺
e リンパ節
109C38
術中の合併症と治療薬剤の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 徐 脈 ―――――― アトロピン硫酸塩水和物
b 高血圧 ―――――― エフェドリン塩酸塩
c 心停止 ―――――― アドレナリン
d けいれん ――――― リドカイン塩酸塩
e 喘息発作 ――――― ベラパミル塩酸塩
109C39
死後硬直により最初に可動性が抑制される関節はどれか。1つ選べ。
a 顎
b 肩
c 肘
d 股
e 膝
109C40
粉末の主成分が同じなのはどれか。2つ選べ。
a レジンセメント
b リン酸亜鉛セメント
c リン酸カルシウムセメント
d グラスアイオノマーセメント
e ポリカルボキシレートセメント
C41〜C60
109C41
78歳の男性。舌癌の診断で舌切除術、頸部郭清術および再建術を行った。術後の口腔内写真(別冊No.41)を別に示す。

術後低栄養の原因となるのはどれか。2つ選べ。
a 構音障害
b 唾液分泌過多
c 口腔感覚障害
d 鼻咽腔閉鎖不全
e 食塊の口腔移送障害
109C42
75歳の女性。ある疾患にて服薬加療中であるという。医療面接中に絶え間なく、繰り返し唇をすぼめたり、舌を左右に動かしたりする不随意運動が観察された。
治療薬の長期投与による副作用として、このような症状が発現しやすい原疾患はどれか。2つ選べ。
a 糖尿病
b 高血圧症
c 骨粗鬆症
d 統合失調症
e Parkinson病
109C43
尿を検体として用いる検査項目はどれか。1つ選べ。
a PT
b AST
c ケトン体
d HIV抗体
e HbA1c値
109C44
口腔由来の口臭症で歯周病罹患の有無にかかわらず高濃度に検出されるのはどれか。1つ選べ。
a 硫化水素
b アンモニア
c インドール
d トリメチルアミン
e メチルメルカプタン
109C45
ポンティックの基底面形態を決める際の基準となるのはどれか。2つ選べ。
a 歯の欠損部位
b ろう付けの部位
c 築造体のポスト長
d 欠損部顎堤の形態
e 前装部分のシェード
109C46
回帰発症によるのはどれか。1つ選べ。
a 水 痘
b 手足口病
c 口唇ヘルペス
d 流行性耳下腺炎
e へルパンギーナ
109C47
口外法で顎下腺を摘出することとした。切開線を矢印で示した写真(別冊No.8)を別に示す。

皮膚切開後に最初に見える筋はどれか。1つ選べ。
a 咬 筋
b 広頸筋
c 僧帽筋
d 顎舌骨筋
e 顎二腹筋後腹
109C48
運動性を有するのはどれか。2つ選べ。
a Tannerella forsythia
b Actinomyces viscosus
c Campylobacter rectus
d Treponema denticola
e Fusobacterium nucleatum
109C49
疾患と検査・治療法の組合せで誤っているのはどれか。1つ選べ。
a 嚥下障害 ―――――――― VF
b 顎関節症 ―――――――― MRI
c 骨粗鬆症 ―――――――― DXA
d 動静脈奇形 ――――――― IVR
e 真性三叉神経痛 ――――― PET
109C50
舌に発生した疾患のH−E染色病理組織像(別冊No.9)を別に示す。

治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
a 5-FU
b シスプラチン
c ストレプトマイシン硫酸塩
d シクロホスファミド水和物
e ベンジルペニシリンベンザチン水和物
109C51
SPT〈supportive periodontal therapy〉に含まれるのはどれか。2つ選べ。
a SRP
b GTR
c MGS
d LDDS
e ENAP
109C52
27歳の女性。歯の変色を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.10)を別に示す。

最も疑われる原因はどれか。1つ選べ。
a 加 齢
b 喫 煙
c 先天性梅毒
d 習慣性嘔吐
e フッ化物の長期過剰摂取
109C53
装着前のセクショナルアーチと装着時の矯正装置の模式図(別冊No.11)を別に示す。

予測される作用はどれか。2つ選べ。
a 側切歯の舌側傾斜
b 犬歯の圧下
c 第一小臼歯の遠心傾斜
d 第二小臼歯の挺出
e 第二大臼歯の遠心傾斜
109C54
高齢者の歯で歯髄の生死の診断を困難とするのはどれか。2つ選べ。
a 歯冠部の摩耗
b 象牙細管の閉塞
c エナメル質の亀裂
d セメント質の肥厚
e 修復象牙質の形成
109C55
唾液分泌機能を調べるのはどれか。1つ選べ。
a MRI
b 造影CT
c 血管造影検査
d シンチグラフィ
e 反復唾液嚥下テスト
109C56
既往歴と歯科治療時の対応の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a 腎不全 ――――――――――― カリウムの補液
b 脳血管障害 ――――――――― 麻痺側での血圧測定
c 人工弁置換術後 ――――――― 抗菌薬予防投与下での抜歯
d 抗血小板薬服用 ――――――― 服用を中止して抜歯
e ペースメーカ植込み ――――― 電気メスの使用
109C57
15歳の男子。かかりつけ歯科医のエックス線検査で右側の下顎小臼歯部に異常を指摘され、精査を希望して来院した。自覚症状はないという。初診時のエックス線写真(別冊No.12A)とCT(別冊No.12B)を別に示す。

疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 内骨症
b 骨形成線維腫
c 骨性異形成症
d 線維性異形成症
e 石灰化嚢胞性歯原性腫瘍
109C58
喫煙がリスクファクターと考えられているのはどれか。2つ選べ。
a 齲 蝕
b 口底癌
c 地図状舌
d 慢性再発性アフタ
e インプラント周囲炎
109C59
6歳の男児。右側の下顎乳臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.13A)とエックス線写真(別冊No.13B)を別に示す。

そのままにした場合、後継永久歯への影響で考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 歯髄壊死
b 位置異常
c 歯髄腔狭窄
d 象牙質形成不全
e エナメル質形成不全
109C60
哺乳類の細胞膜を単純拡散で通過するのはどれか。1つ選べ。
a H+
b NO
c Na+
d Ca2+
e C6H1206
C61〜C80
109C61
2歳6か月の女児。検査中の口腔内写真(別冊No.14)を別に示す。

この検査で確認できるのはどれか。1つ選べ。
a 歯の動揺
b 口呼吸の有無
c 歯間の離開度
d 小帯の付着位置
e 発育空隙の有無
109C62
矯正装置装着時の口腔内写真(別冊No.15)を別に示す。

治療によって増加するのはどれか。すべて選べ。
a overbite
b 歯列弓幅径
c 歯槽基底弓幅径
d required arch length
e available arch length
109C63
下顎の機能的偏位による不正咬合の診断に用いるのはどれか。2つ選べ。
a 咬頭嵌合位
b 下顎安静位
c 最大開口位
d 下顎最後退位
e 最前方咬合位
109C64
組織内に好中球のびまん性浸潤がみられるのはどれか。1つ選べ。
a 膿 瘍
b 出血性炎
c 蜂窩織炎
d 線維素性炎
e 肉芽腫性炎
109C65
眼瞼結膜の所見と関連するのはどれか。1つ選べ。
a 血小板数
b 白血球数
c ヘモグロビン値
d 毛細血管抵抗性試験
e 経皮的動脈血酸素飽和度
109C66
正常組織像(別冊No.16)を別に示す。

腺様嚢胞癌によくみられる疼痛と関連するのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
109C67
根管処置で隔壁の設置に先立ち確認すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 根管の作業長
b 根管の彎曲度
c 根管口の位置
d 根管の走行方向
e 根尖孔の大きさ
109C68
細胞外で起こるコラーゲンの形成過程はどれか。2つ選べ。
a 分子間の架橋
b リジン残基の水酸化
c ポリペプチド鎖の合成
d C末端プロペプチドの除去
e トリプルヘリックスの形成
109C69
永久歯先天欠如の発生頻度が高いのはどれか。2つ選べ。
a 唇顎口蓋裂
b Down症候群
c Crouzon症候群
d 鎖骨頭蓋骨異形成症
e 第一第二鰓弓症候群
109C70
下顎左側第一乳臼歯と第二乳臼歯の隣接面のⅡ級コンポジットレジン修復を行うのに必要なのはどれか。すべて選べ。
a Tバンド
b ウェッジ
c ラバーダムシート
d Youngのプライヤー
e サービカルマトリックス
109C71
児童虐待の分類に該当するのはどれか。すべて選べ。
a 性的虐待
b 経済的虐待
c 身体的虐待
d 心理的虐待
e ネグレクト
109C72
脱水を示唆する所見はどれか。1つ選べ。
a 頻 脈
b 血圧上昇
c 手掌多汗
d 腋窩の湿潤
e 両下肢の浮腫
109C73
術中の口腔内写真(別冊No.17)を別に示す。

行っている手術はどれか。1つ選べ。
a 下顎区域切除術
b 下顎枝矢状分割術
c 下顎骨嚢胞摘出術
d 下顎枝垂直骨切り術
e 下顎骨骨折観血的整復術
109C74
全身麻酔器の一部の写真(別冊No.18)を別に示す。

吸入酸素濃度はどれか。1つ選べ。
a 18%
b 21%
c 34%
d 50%
e 83%
109C75
MRIT1強調像と脂肪抑制T2強調像(別冊No.75)を別に示す。病理組織学的には腺様嚢胞癌であった。

腫瘍の発生組織はどれか。1つ選べ。
a 頰 腺
b 口唇腺
c 臼歯腺
d 臼後腺
e 耳下腺
109C76
口腔癌放射線治療の晩期障害はどれか。2つ選べ。
a 口腔粘膜炎
b 耳下腺腫脹
c 下顎骨壊死
d 口腔乾燥症
e 放射線宿酔
109C77
歯根の外部吸収において、炎症性吸収より骨置換性吸収で発現頻度が高いのはどれか。2つ選べ。
a 打診音の変化
b 歯の色調変化
c 歯の動揺度の減少
d 感染根管治療での治癒
e エックス線透過像の出現
109C78
歯周疾患と高血圧症に共通するリスクファクターはどれか。2つ選べ。
a 喫 煙
b 運動不足
c ストレス
d 塩分の過剰摂取
e 脂質の過剰摂取
109C79
施設・機関と根拠となる法律の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 保育所 ――――――――――― 児童福祉法
b 児童相談所 ――――――――― 母子保健法
c 特定機能病院 ―――――――― 健康保険法
d 特別養護老人ホーム ――――― 老人福祉法
e 地域包括支援センタ ――――― 地域保健法
109C80
就寝時の義歯装着を検討すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 認知症患者
b 顎関節症患者
c 齲蝕のハイリスク患者
d 睡眠時無呼吸症候群患者
e 義歯の清掃がうまくできない患者
C81〜C100
109C81
胚性幹細胞〈ES細胞〉を作製できるのはどれか。1つ選べ。
a 栄養膜
b 神経管
c 体細胞
d 原始結節
e 内細胞塊
109C82
陶材焼付金属冠ブリッジ製作のために行ったダブルミックス印象法による印象面全体の写真(別冊No.20A)と支台歯部分の拡大写真(別冊No.20B)を別に示す。

支台歯のフィニッシュラインを示すのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
109C83
85歳の男性。血液生化学検査データを表に示す。

推奨される食事はどれか。1つ選べ。
a 減塩食
b 高蛋白食
c 糖質制限食
d 低カリウム食
e 低カロリー食
109C84
セファログラムの計測点のPNSが存在するのはどれか。1つ選べ。
a 鼻 骨
b 上顎骨
c 口蓋骨
d 後頭骨
e 蝶形骨
109C85
口腔癌における術後照射の治療計画時の線量分布(別冊No.21A)、照射野の写真(別冊No.21B)及び治療装置の写真(別冊No.21C)を別に示す。


治療法はどれか。1つ選べ。
a 電子線照射
b モールド照射
c 低線量率組織内照射
d 高線量率組織内照射
e エックス線外部照射
109C86
4歳の女児。3か月前に外傷により上顎左側乳中切歯が脱落し審美不良を訴え来院した。創傷治癒後の口腔内写真(別冊No.22)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b ブリッジ装着
c 可撤保隙装置装着
d スペースリゲーナー装着
e Nanceのホールディングアーチ装着
109C87
認知症の現状で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 口腔ケアの自立度は維持される。
b 患者の大部分は施設入所している。
c 要介護となる原因疾患の第1位である。
d 患者数はここ数年はほぼ横ばいである。
e 国は認知症サポーターの養成を進めている。
109C88
医療の質の確保に直接的に関与しないのはどれか。1つ選べ。
a 患者満足度の調査
b 病院機能評価の受審
c クリニカルパスの作成
d 文書による患者への説明
e 診療所内のバリアフリー化
109C89
成熟プラークで表層部に比べた深層部の特徴はどれか。2つ選べ。
a pHが高い。
b 緩衝能が高い。
c 代謝産物が多い。
d 嫌気性菌が少ない。
e 酸化還元電位が低い。
109C90
WHOが社会的・経済的な状態によらず住民の齲蝕予防に有効としているのはどれか。1つ選べ。
a 予防塡塞
b 甘味制限の指導
c ブラッシング指導
d フッ化物歯面塗布
e 上水道フッ化物濃度調整
109C91
アルジネート印象材の硬化反応に関与するのはどれか。1つ選べ。
a アミノ基
b リン酸基
c アルデヒド基
d カルボキシ基
e ヒドロキシ基
109C92
下顎骨の前方成長促進を目的として用いるのはどれか。2つ選べ。
a 咬合挙上板
b 咬合斜面板
c リップバンパー
d バイオネーター
e スライディングプレート
109C93
直接覆髄に用いるのはどれか。1つ選べ。
a EBAセメント
b MTAセメント
c グラスアイオノマーセメント
d 酸化亜鉛ユージノールセメント
e タンニン・フッ化物合剤配合ポリカルボキシレートセメント
109C94
下顎骨骨折の手術中の口腔内写真(別冊No.94)を別に示す。

この骨接合プレート材料の利点はどれか。1つ選べ。
a 耐熱性が高い。
b 骨伝導性がある。
c 力学的強度が高い。
d 除去手術が不要である。
e 組織の色調と鑑別しやすい。
109C95
修復物の写真(別冊No.24)を別に示す。

合着時に使用する器具はどれか。2つ選べ。
a 光照射器
b シェードガイド
c ラバーダムクランプ
d 仕上げ用スチールバー
e フェリアーのセパレーター
109C96
70歳の女性。左側顎関節の運動痛を主訴として来院した。開口時に顎関節雑音を認めるという。開口制限は認めない。顎関節の歯科用コーンビームCT(別冊No.25)を別に示す。

処置として適切なのはどれか。2つ選べ。
a ストレッチ
b NSAIDs投与
c スプリント装着
d マニピュレーション
e 顎関節鏡視下剥離授動術
109C97
両側の上顎中切歯へ非切削でのコンポジットレジン修復を行うこととした。初診時と治療後の口腔内写真(別冊No.26)を別に示す。

修復に用いた器材はどれか。2つ選べ。
a 圧排コード
b ガムリトラクター
c サービカルマトリックス
d セルロイドストリップス
e トッフルマイヤー型リテーナー
109C98
前頸部の模式図(別冊No.27)を別に示す。

輪状甲状間膜切開を行う場合の皮膚切開部位はどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
109C99
介護保険制度で地域密着型サービスに含まれるのはどれか。2つ選べ。
a 訪問看護
b 通所介護
c 福祉用具貸与
d 夜間対応型訪問介護
e 認知症対応型通所介護
109C100
ウイルスと疾患の組合せで正しいのはどれか。すべて選べ。
a ロタウイルス ―――――――――― プール熱
b ノロウイルス ―――――――――― 感染性胃腸炎
c ポリオウイルス ――――――――― 急性灰白髄炎
d アデノウイルス ――――――――― 伝染性単核球症
e ヒトパピローマウイルス ――――― 子宮頸癌
C101〜C120
109C101
糸球体濾過値〈GFR〉の推定に用いられる血漿中の物質はどれか。1つ選べ。
a カリウム
b ナトリウム
c クレアチン
d カルシウム
e クレアチニン
109C102
我が国の主要死因別にみた男性の年齢調整死亡率(昭和60年モデル人口)の推移を図に示す。

脳血管疾患はどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
109C103
部分床義歯の製作設計に際し、義歯構造体の設定手順で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 支台装置維持部 → 連結装置 → 義歯床 → レスト
b 義歯床 → 連結装置 → 支台装置維持部 → レスト
c レスト → 義歯床 → 連結装置 → 支台装置維持部
d レスト → 連結装置 → 支台装置維持部 → 義歯床
e レスト → 支台装置維持部 → 連結装置 → 義歯床
109C104
10か月の乳児。右頰部の腫脹を主訴として来院した。3時間前にテーブルの角で打撲したという。初診時の顔貌写真(別冊No.28)を別に示す。

疑われる疾患はどれか。1つ選べ。
a 血友病
b 糖尿病
c 鉄欠乏性貧血
d ネフローゼ症候群
e 甲状腺機能低下症
109C105
エナメルマトリックスタンパク質を用いた歯周組織再生療法で行うのはどれか。すべて選べ。
a 縫 合
b 歯肉溝切開
c 遮断膜の設置
d スミヤー層の除去
e スケーリング・ルートプレーニング
109C106
齲蝕リスクに反映するのはどれか。すべて選べ。
a 唾液のpH
b 唾液の分泌量
c 唾液の緩衝能
d 唾液中乳酸桿菌数
e 唾液中ブドウ球菌数
109C107
在宅診療で嚥下機能を評価する際に行われる検査はどれか。2つ選べ。
a Saxonテスト
b 嚥下造影検査
c スパイロメトリ
d 改訂水飲み検査
e 反復唾液嚥下テスト
109C108
クラウンブリッジの力学的要件はどれか。2つ選べ。
a 適切な軸面膨隆の付与
b 適切な保持形態の付与
c 適切な隣接面形態の付与
d 耐食性に優れた金属の使用
e 対合歯とのクリアランスの確保
109C109
クラウンに適切なエマージェンスプロファイルを付与する目的はどれか。1つ選べ。
a 保持力の向上
b 帯環効果の向上
c 歯周組織との調和
d 咬頭嵌合位の安定化
e 下顎偏心運動の円滑化
109C110
変性性認知症の原因疾患はどれか。1つ選べ。
a 脳腫瘍
b 統合失調症
c レビー小体病
d 多発性脳血管障害
e 特発性正常圧水頭症
109C111
深部静脈血栓症に続発するのはどれか。1つ選べ。
a 狭心症
b 心筋梗塞
c 心房細動
d 肺塞栓症
e 間質性肺炎
109C112
健常者におけるパラトグラム検査で舌接触が確認できるのはどれか。2つ選べ。
a /h/
b /k/
c /m/
d /p/
e /s/
109C113
支台装置を用いた部分床義歯と比較したオーバーデンチャーの特徴はどれか。2つ選べ。
a 自浄性が良い。
b 審美性が劣る。
c 支台歯への側方圧が大きい。
d 人工歯排列の自由度が高い。
e 全部床義歯への移行が容易である。
109C114
WHOの活動はどれか。2つ選べ。
a 国境なき医師団の設立
b 労働条件の国際基準の設定
c 疫学統計調査の分析・刊行
d 専門家派遣による技術協力
e 開発途上国の児童教育支援
109C115
頭蓋底骨折に起因するのはどれか。1つ選べ。
a 髄液漏
b 唾液瘻
c 嚥下障害
d 開口障害
e 舌根沈下
109C116
歯列の部分欠損に伴う二次性障害はどれか。1つ選べ。
a 外観不良
b 開口障害
c 咀嚼筋痛
d 発音障害
e 対合歯の挺出
109C117
口腔領域悪性腫瘍の放射線治療の副作用と口腔管理で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 口腔乾燥は早期に回復する。
b 照射野内の抜歯は照射後に行う。
c 粘膜炎は照射期間中に消失する。
d 顎骨壊死は照射直後から出現する。
e 齲蝕は照射野外の歯にも多発する。
109C118
急性壊死性潰傷性歯肉炎が発症しやすいのはどれか。1つ選べ。
a AIDS
b 風 疹
c 麻 疹
d 帯状疱疹
e ウイルス性肝炎
109C119
下顎骨の成長方向を評価できるのはどれか。1つ選べ。
a 顔面角
b Y軸角
c SNA角
d A−B平面角
e 下顎後縁平面角
109C120
上顎第一大臼歯に比べ上顎第二大臼歯で明瞭なのはどれか。1つ選べ。
a 五咬頭性
b 歯根離開
c 遠心舌側咬頭
d ドリオピテクスパターン
e ミュールライターの三歯徴
C121〜C130
109C121
義歯床用常温重合型アクリルレジンの重合開始に関与するのはどれか。2つ選べ。
a 第3級アミン
b ハイドロキノン
c 過酸化ベンゾイル
d カンファーキノン
e エチレングリコールジメタクリレート
109C122
筋と停止部位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 咬 筋 ――――――― 頰骨弓
b 側頭筋 ――――――― 筋突起
c 顎舌骨筋 ―――――― 乳突切痕
d 外側翼突筋 ――――― 翼突筋窩
e 内側翼突筋 ――――― 翼突窩
109C123
術中迅速病理診断の目的はどれか。1つ選べ。
a 切除断端の検索
b 上皮異形成の分類
c 顎骨内浸潤の深達度
d 感染ウイルスの同定
e 自己免疫疾患の確定診断
109C124
GTR膜の具備すべき条件はどれか。2つ選べ。
a 骨結合性
b 細菌透過性
c 細胞遮断性
d 歯質接着性
e 組織液透過性
109C125
要介護高齢者の義歯による補綴歯科治療で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 1回の治療時間を長くする。
b 本人への説明は付添いの家族を通して行う。
c 咬合回復は歯周基本治療の再評価後に行う。
d 使用中の義歯を治療用義歯として使用する。
e 他専門職の意見も踏まえ治療計画を立案する。
109C126
非侵襲的修復技法〈ART〉で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 局所麻酔による除痛
b Er:YAGレーザーによる齲窩開拡
c 手用切削器具の使用
d 齲蝕象牙質第一層の残置
e コンポジットレジンによる修復
109C127
21歳の男性。顔面の外傷で来院した。タクシー乗車中に自動車事故に遭い、前席のシートで顔面を強打したという。初診時の口腔外写真(別冊No.29)を別に示す。

矢印で示す上唇の創はどれか。1つ選べ。
a 咬 創
b 挫 創
c 刺 創
d 切 創
e 裂 創
109C128
ANB角とFMAがともに標準範囲より小さい患者の診断の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a 骨格性Ⅰ級 ――――― 骨格性開咬
b 骨格性Ⅰ級 ――――― 骨格性過蓋咬合
c 骨格性Ⅱ級 ――――― 骨格性開咬
d 骨格性Ⅱ級 ――――― 骨格性過蓋咬合
e 骨格性Ⅲ級 ――――― 骨格性開咬
f 骨格性Ⅲ級 ――――― 骨格性過蓋咬合
109C129
リドカイン塩酸塩(イオン型⇄非イオン型)の作用機序の模式図(別冊No.30)を別に示す。

正しいのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
f カ
109C130
上顎右側第一大臼歯欠損で、第二小臼歯と第二大臼歯を支台歯とするブリッジを製作することとした。ブリッジ設計の参考となる歯種別の指数を表に示す。

ブリッジ抵抗力(r)を求めよ。
解答:①.②