【口腔外科学】唾液腺疾患:粘表皮癌
病態 粘表皮癌は腺様嚢胞癌と並んで発生頻度が高い代表的な悪性唾液腺腫瘍。 症状 ・発育は緩慢 ・低悪性型:無痛性の腫瘤が主で、嚢胞状の形態をとることが多い。 ・高悪性型:しばしば疼痛や潰瘍がみられる。 好発年齢・好発部位…
病態 粘表皮癌は腺様嚢胞癌と並んで発生頻度が高い代表的な悪性唾液腺腫瘍。 症状 ・発育は緩慢 ・低悪性型:無痛性の腫瘤が主で、嚢胞状の形態をとることが多い。 ・高悪性型:しばしば疼痛や潰瘍がみられる。 好発年齢・好発部位…
病態 癌細胞が篩状構造を呈することが特徴な腫瘍。 症状 ・発育は非常に緩慢。 ・再発が非常に多く、高い頻度で肺転移を起こす。 ・10年、15年生存率はきわめて予後が悪い。 ・神経症状 ・小唾液腺に発生した場合は限局的に潰…
病態 良性上皮性腺系腫瘍である。 症状 ・境界明瞭な腫瘤 ・無痛性で弾性軟、可動性あり • 発育は緩慢 好発年齢・好発部位 ・40〜70代の男性 ・耳下腺:多くは片側性に生じる(稀に両側性もある) ・小唾液腺での発症はほ…
病態 導管細胞と筋上皮細胞が多様な形質を呈しながら増殖する腫瘍。唾液腺の細胞・組織に加えて、類骨様な様々な組織の形成がみられるため「多形」腺腫と呼ばれる。 症状 ・緩慢な発育 ・悪性化しなければ予後は良好 ・無痛性の類球…
▼参考となる過去問はこちら▼ 病態 下顎骨舌側表面に生じた陥凹(骨欠損)。唾液腺の一部あるいは異所性に発育した唾液腺の迷入によって生じたものと考えられている。 症状 ・まったくの無症状。偶然発見されることが多い。 好発年…
病態 下顎管内の血流の循環障害によって静脈瘤が生じ、嚢胞様となったもの。裏装上皮をもたない偽嚢胞である。 症状 ・発育緩慢で初期は無症状。 ・増大とともに疼痛がみられることがある。 ・顎骨の頰舌的膨隆や歯の動揺、歯根吸収…