【口腔外科学】唾液腺疾患:Warthin 腫瘍(腺リンパ腫)



病態

良性上皮性腺系腫瘍である。

症状

・境界明瞭な腫瘤

・無痛性で弾性軟、可動性あり

• 発育は緩慢

好発年齢・好発部位

・40〜70代の男性

・耳下腺:多くは片側性に生じる(稀に両側性もある)

・小唾液腺での発症はほとんどなし

検査所見

試験穿刺

・穿刺により血液を吸引する。→嚢胞腔内部は血液が充満

病理組織所見

上皮組織とリンパ組織の増殖がみられ、嚢胞腔や管腔を形成する。

上皮組織: 2層構造で、好酸性顆粒状の細胞質を有する細胞からなる。

内層(腺腔側);細胞は高円柱形で濃縮した核がみられる。

外層(基底側):立方形や多角形の細胞。

リンパ組織: 上皮基底膜に密接したリンパ性細胞の密な増殖がみられる。増殖するリンパ球はBリンパ球。

画像所見

• CT:境界明瞭な半球状の腫瘤

・唾液腺シンチグラム:99mTcO4の異常集積像

治療

・摘出術(予後は良好、再発はほとんどない)



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