第95回 歯科医師国家試験:B問題

第95回 歯科医師国家試験:B問題

B1〜B20

95B1
3歳児の健康な歯周組織で正しいのはどれか。
a セメント質は厚い。
b 歯根膜腔は狭い。
c スティップリングは不明瞭である。
d 遊離歯肉の幅は広い。
e 歯肉溝は浅い。

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95B2
ディスタルシュー保隙装置で正しいのはどれか。
(1)Hellmanの歯齢ⅡA期に用いる。
(2)第二小臼歯の萌出余地を確保する。
(3)咀嚼機能を回復させる。
(4)1回の来院で製作される。
(5)技工作業が必要である。
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95B3
先天性表皮水疱症にみられるのはどれか。
a 歯髄腔の閉塞
b エナメル質の形成不全
c 象牙細管の走向異常
d 歯冠の短小
e 歯根の彎曲

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95B4
Hellmanの歯齢ⅡC期の第一大臼歯の特徴はどれか。
a 自浄作用が働きにくい。
b 咬合が安定している。
c 齲蝕感受性が低い。
d 臨床的歯冠が長い。
e 咬耗が著しい。

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95B5
幼若永久歯の歯内療法に用いられるのはどれか。
(1)ガッタパーチャポイント
(2)FC
(3)水酸化カルシウム
(4)酸化亜鉛ユージノールセメント
(5)パラホルムアルデヒド
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B6
低位乳歯で正しいのはどれか。
(1)歯槽骨の病的吸収が原因である。
(2)後継永久歯の萌出が遅延しやすい。
(3)好発部位は下顎乳臼歯である。
(4)歯冠に形態異常がみられる。
(5)発現頻度は10~15%である。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B7
誤っているのはどれか。
a 血友病は常染色体劣性遺伝による。
b 血小板減少症では粘膜下出血が生じる。
c 慢性白血病では歯肉壊死が生じる。
d 鉄欠乏性貧血は若い女性に多い。
e 再生不良性貧血では赤血球数が減少する。

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95B8
乳歯が外傷を受けた直後の診査項目で有用でないのはどれか。
a 歯髄の生活反応
b 歯根膜腔の変化
c 歯冠歯質の色調
d 打診による反応
e 後継永久歯の位置

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95B9
ウイルス感染症で舌病変を呈するのはどれか。
(1)水 痘
(2)麻 疹
(3)風 疹
(4)ヘルパンギーナ
(5)手足口病
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B10
正しい組合せはどれか。
(1)エプーリス───切 除
(2)上皮真珠────摘 出
(3)萌出嚢胞────摘 出
(4)粘液嚢胞────開 窓
(5)口底膿瘍────切 開
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95B11
歯髄腔の異常がみられる疾患はどれか。
a 無汗型外胚葉異形成症
b エナメル質形成不全症
c 鎖骨頭蓋骨異形成症
d Pierre Robin症候群
e 象牙質異形成症

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95B12
Hellmanの歯齢ⅡA期の咬翼法エックス線写真で確認できるのはどれか。
a 後継永久歯胚
b 隣接面齲蝕
c 歯根吸収状態
d 咬合状態
e 根尖部破折線

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95B13
Nanceのホールディングアーチで正しいのはどれか。
a 主線は切歯舌側歯頸部に接触させる。
b 下顎の多数歯早期喪失に用いる。
c 上顎第一大臼歯の近心移動防止のために用いる。
d 装着後に齲蝕が発生する危険性が高い。
e 矯正治療後の保定装置として用いる。

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95B14
正しい組合せはどれか。
(1)チアノーゼ───先天性心室中隔欠損症
(2)点状出血────流行性耳下腺炎
(3)太鼓撥指────アトピー性皮膚炎
(4)眼瞼下垂────痙直型脳性麻痺
(5)満月様顔貌───ネフローゼ症候群
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B15
正しいのはどれか。
a 吸指癖は前歯部開咬の誘因となる。
b 口呼吸は下顎近心咬合の誘因となる。
c 舌突出癖では咀嚼筋の緊張がみられる。
d 異常嚥下癖では口輪筋の弛緩がみられる。
e 歯ぎしりは覚醒下で誘発される。

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95B16
4歳の女児。歯の着色を主訴として来院した。出生時の体重2,320g、身長45cmで、出生から4か月入院し紫外線治療を受けていたという。初診時の口腔内写真(別冊No.1)を別に示す。

歯の着色の原因として考えられるのはどれか。
a 栄養不良
b 新生児メレナ
c 先天性ポルフィリン症
d 重症新生児黄疸
e 象牙質形成不全症

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95B17
7歳の女児。下顎切歯部の歯列不正を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.2)を別に示す。

考えられる対応はどれか。
a 経過観察
b B┬Bの抜歯
c CB┬BCの抜歯
d C┬Cのトリミング
e 正中離開の閉鎖

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95B18
6歳の男児。定期診査を希望して来院した。来院時のエックス線写真(別冊No.3)を別に示す。

適切な所見はどれか。2つ選べ。
a Hellmanの歯齢はⅢA期である。
b 下顎切歯が1歯不足している。
c 犬歯の歯冠の位置は正常である。
d 下顎第二小臼歯が1歯不足している。
e 第一大臼歯の歯根形成は遅延している。

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95B19
6歳の男児。下顎右側大臼歯部の疼痛を主訴として来院した。1週前から摂食時に痛みを訴え、硬い食品を避けるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.4)を別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。
a ブラッシング指導
b 摂食嚥下指導
c 歯肉弁切除
d 歯肉弁移動術
e フラップ手術

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95B20
2歳3か月の女児。外傷を主訴として来院した。前日、外出先で転倒し、顔面を強打したという。初診時の口腔内写真(別冊No.5A)とエックス線写真(別冊No.5B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 抜 髄
b 整 復
c 整復固定
d 再 植
e 抜 歯

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B21〜B40

95B21
4歳2か月の男児。下顎左側乳臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。3か月前に┌DEの齲蝕に気づき治療を受けたが、3日前から┌D部頬側歯肉に小豆大の腫脹を生じたという。初診時の口腔内写真(別冊No.6A)とエックス線写真(別冊No.6B)とを別に示す。

┌Dに対する適切な処置はどれか。
a 断 髄
b 抜 髄
c 感染根管治療
d ヘミセクション
e 抜 歯

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95B22
3歳の男児。摂食時の疼痛を主訴として来院した。1週前に発症し、38.0℃の発熱と歯肉出血とがあったという。強い口臭と顎下リンパ節の腫脹とが認められる。初診時の顔面写真(別冊No.7A)と口腔内写真(別冊No.7B、C)とを別に示す。

疑われる疾患はどれか。
a 水 痘
b 手足口病
c 好中球減少症
d アフタ性口内炎
e ヘルペス性歯肉口内炎

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95B23
5歳の女児。舌表面の異常を主訴として来院した。自覚症状はないが、舌表面の模様は日によって変化するという。初診時の口腔内写真(別冊No.8)を別に示す。

適切な対応はどれか。
a 経過観察
b 抗菌薬の投与
c 抗真菌薬の投与
d 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布
e ビタミンAの投与

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95B24
13歳の女子。上顎中切歯歯頸部の白濁を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.9)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a フッ化ジアンミン銀塗布
b フッ化物歯面塗布
c 歯面研磨
d グラスアイオノマーセメント修復
e コンポジットレジン修復

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95B25
ウォーキングブリーチ法で正しいのはどれか。
(1)過酸化水素水とチオ硫酸ナトリウムとを混和する。
(2)処置前に緊密な根管充填を行う。
(3)ラバーダム防湿下で行う。
(4)薬剤の貼付後に紫外線で活性化する。
(5)薬剤の貼付後に髄室を開放する。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B26
正しい組合せはどれか。
(1)リーマー破折────バイパス形成
(2)根管壁穿孔────歯の再植法
(3)皮下気腫─────切 開
(4)歯の内部吸収───直接覆髄法
(5)インレー誤飲────線維性食物摂取
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95B27
グラスアイオノマーセメントで正しいのはどれか。
(1)歯質とイオン結合して接着する。
(2)歯質との接着にはリン酸処理が必要である。
(3)水分に触れると硬化が早くなる。
(4)周囲の歯質にフッ素イオンが浸透する。
(5)陶材には接着しにくい。
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95B28
慢性根尖性歯周炎でみられるのはどれか。
(1)根尖部のエックス線透過像
(2)瘻 孔
(3)拍動性の自発痛
(4)冷温水痛
(5)打診痛
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95B29
歯根の外部吸収の原因で誤っているのはどれか。
a 過剰な矯正力
b 歯根嚢胞
c 急性化膿性歯髄炎
d エナメル上皮腫
e 外 傷

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95B30
急性化膿性根尖性歯周炎の処置で誤っているのはどれか。
a 温罨法
b 排膿路の確保
c 咬合調整
d 抗菌薬の投与
e 根管形成

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95B31
感染根管治療で正しい組合せはどれか。
(1)クロラムフェニコール液────タンパク質凝固
(2)次亜塩素酸ナトリウム溶液───殺菌
(3)過酸化水素水────────発泡
(4)EDTA液──────────有機質溶解
(5)水酸化カルシウム製剤─────脱灰
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B32
感染根管治療後の根管充填の目的で正しいのはどれか。
(1)死腔の封鎖
(2)再感染の防止
(3)根尖歯周組織の治癒促進
(4)デンチンブリッジの形成
(5)歯根破折の防止
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95B33
正しい組合せはどれか。
(1)アペキシフィケーション───パラホルムアルデヒド製剤
(2)アペキソゲネーシス────水酸化カルシウム製剤
(3)根管洗浄────────過酸化水素水
(4)根管貼薬────────次亜塩素酸ナトリウム溶液
(5)生活歯髄切断法─────EDTA液
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B34
正しい組合せはどれか。
(1)慢性潰瘍性歯髄炎──直接覆髄法
(2)急性壊疽性歯髄炎──麻酔抜髄法
(3)慢性増殖性歯髄炎──生活断髄法
(4)急性単純性歯髄炎──歯髄鎮痛消炎療法
(5)急性化膿性歯髄炎──失活抜髄法
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95B35
金属修復物の仕上げ研磨の目的はどれか。
(1)不快感の減少
(2)審美性の向上
(3)化学的抵抗性の減少
(4)修復物中の気泡の減少
(5)歯質との適合性の向上
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95B36
歯肉炎が悪化しやすいのはどれか。
a 肝 炎
b 骨粗鬆症
c 高血圧症
d 肺 炎
e 妊 娠

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95B37
早期発症型歯周炎に関連する診査項目はどれか。
(1)発症年齢
(2)全身疾患の有無
(3)家族歴
(4)小帯の位置
(5)歯列の状態
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95B38
歯周基本治療に含まれるのはどれか。
a 付着歯肉幅の獲得
b 歯槽骨の形態修正
c 口腔前庭の拡張
d 暫間固定
e 新付着の獲得

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95B39
上顎左側第一大臼歯の口蓋根に根尖部に至るエックス線透過像がある。└6には自発痛があるが、齲蝕はなく、電気診に反応を示す。歯周ポケットの深さは口蓋根で12mm、頬側根で4mm以下である。

疑われる疾患はどれか。
(1)慢性潰瘍性歯髄炎
(2)歯髄壊疽
(3)歯根肉芽腫
(4)上行〔上昇〕性歯髄炎
(5)辺縁性歯周炎
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B40
永久歯の加齢変化はどれか。
(1)歯髄ポリープの形成
(2)歯髄細胞数の減少
(3)歯髄腔の狭窄
(4)歯の内部吸収
(5)歯の外部吸収
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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B41〜B60

95B41
歯周疾患のリスクファクターはどれか。
(1)喫 煙
(2)胃潰瘍
(3)胆石症
(4)乳 癌
(5)糖尿病
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B42
フラップ手術とGTR法とに共通するのはどれか。
(1)ポケット底への内斜切開
(2)メンブレンによる骨欠損部の被覆
(3)歯周パックの使用
(4)ルートプレーニング
(5)歯肉弁の縫合
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B43
歯周膿瘍の原因はどれか。
(1)仮性ポケット
(2)フェニトインの服用
(3)歯頸部知覚過敏
(4)歯肉縁下プラーク
(5)全身的な抵抗力の減少
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B44
口内法エックス線検査で読影できるのはどれか。
(1)近遠心的歯根破折
(2)3壁性骨欠損
(3)歯槽骨頂の位置
(4)垂直性骨吸収
(5)水平性骨吸収
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95B45
ルートプレーニングで除去するのはどれか。
a エナメル突起
b 歯肉縁上歯石
c 根面裂溝
d 壊死セメント質
e 歯面着色

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95B46
歯の侵蝕症で正しいのはどれか。
(1)齲蝕とは異なる。
(2)先天性に生じる。
(3)有機酸を扱う人に好発する。
(4)下顎前歯部を強く侵す。
(5)胃液によっても生じる。
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95B47
歯間に食物が圧入しやすいのはどれか。
(1)前歯では接触点が歯冠の歯頂側1/4~1/5にある。
(2)臼歯では接触点が頬側寄り1/3にある。
(3)咬合面に溝がある。
(4)厚さ110μmの金属板が入る。
(5)咬合平面が不揃いである。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B48
くさび状欠損で正しいのはどれか。
(1)咬合面に好発する。
(2)欠損面の象牙質は高度に脱灰されている。
(3)大臼歯に多発する。
(4)しばしば知覚過敏を伴う。
(5)コンポジットレジン修復が適用される。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B49
鋳造したインレーに欠陥が生じた。鋳造体の写真(別冊No.10A)と欠陥部分(矢印)の拡大写真(別冊No.10B)とを別に示す。

改善すべき点はどれか。
a 鋳型温度を高くする。
b 埋没材の混水比を大きくする。
c 真空練和を行う。
d 湯だまりを設ける。
e 鋳造圧を低くする。

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95B50
57歳の女性。上顎右側中切歯の変色を主訴として来院した。1か月前に転倒し、前歯を打撲した。1週前から歯冠の色が変化してきたという。自発痛はなく、打診や温度診にも異常はない。電気診では反応閾値が上昇しており、動揺度は1度である。初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線写真(別冊No.11B)とを別に示す。

まず行うべき対応はどれか。
a 経過観察
b 歯の漂白
c ラミネートベニア修復
d 生活断髄法
e 麻酔抜髄法

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95B51
26歳の男性。上顎左側側切歯の冷水痛を主訴として来院した。2か月前から一過性の冷水痛を自覚するようになったという。自発痛や打診痛はなく、温熱刺激にも異常はみられない。初診時の口腔内写真(別冊No.12A、B)とエックス線写真(別冊No.12C)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a アマルガム修復
b コンポジットレジン修復
c セラミックインレー修復
d ラミネートベニア修復
e メタルインレー修復

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95B52
79歳の女性。下顎右側第二大臼歯部の冷水痛を主訴として来院した。1年前から冷水痛を自覚し、1か月前から痛みが持続するようになったという。自発痛や打診痛はなく、温熱刺激にも異常はみられない。初診時の口腔内写真(別冊No.13A)とエックス線写真(別冊No.13B)とを別に示す。

冷水痛の原因で考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 咬 耗
b 象牙質知覚過敏症
c 齲 蝕
d 歯冠亀裂
e 辺縁性歯周炎

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95B53
23歳の女性。下顎左側第二小臼歯部歯肉の腫脹と排膿とを主訴として来院した。1年前から頬側歯肉の腫脹を繰り返しているという。自発痛はない。┌5は電気診に反応せず、歯周ポケットの深さは3mm以下である。初診時の口腔内写真(別冊No.14A、B)とエックス線写真(別冊No.14C)とを別に示す。

疑われる原因はどれか。
a 小窩裂溝齲蝕
b 平滑面齲蝕
c 辺縁性歯周炎
d 中心結節の破折
e 歯根破折

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95B54
32歳の女性。下顎右側第一大臼歯の舌感不良を主訴として来院した。7年前に処置を受け、1か月前に歯質が破折し、修復物辺縁に食片が圧入するようになったという。自発痛はなく、歯髄反応にも異常は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.15A)とエックス線写真(別冊No.15B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a アマルガム修復
b グラスアイオノマーセメント修復
c コンポジットレジンインレー修復
d セラミックインレー修復
e メタルアンレー修復

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95B55
49歳の女性。下顎右側第二小臼歯の冷水痛を主訴として来院した。1か月前から症状があるという。5┐の歯頸部に気銃で空気を吹き付けたところ、一過性の鋭い痛みを生じた。初診時の口腔内写真(別冊No.16A)とエックス線写真(別冊No.16B)とを別に示す。

95B55

まず行うべき対応はどれか。
a 経過観察
b 塩化亜鉛溶液のイオン導入
c コンポジットレジン修復
d グラスアイオノマーセメント修復
e 間接覆髄法

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95B56
53歳の女性。上顎左側中切歯の自発痛を主訴として来院した。前日に転倒して打撲したという。└1は温度診に反応し、動揺度が1度であった。初診時の口腔内写真(別冊No.17A)とエックス線写真(別冊No.17B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 間接覆髄法
b IPC法
c 直接覆髄法
d 生活断髄法
e 麻酔抜髄法

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95B57
45歳の男性。下顎左側第一大臼歯の咬合痛を主訴として来院した。┌6は10年前に治療を受け、以後順調に経過していたが、1か月前から歯肉腫脹が発現したという。┌6の動揺度は1度で、頬側に深さ10mmの歯周ポケットが限局性に認められた。初診時の口腔内写真(別冊No.18A)とエックス線写真(別冊No.18B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 感染根管治療
b 歯根分離法
c 歯根尖切除法
d 歯周ポケット掻爬術
e ヘミセクション

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95B58
32歳の女性。下顎左側第一大臼歯の咬合時の違和感を主訴として来院した。┌6は電気診に反応せず、動揺度は1度で、歯周ポケットの深さはすべて2mm以下であった。初診時の口腔内写真(別冊No.19A)とエックス線写真(別冊No.19B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 感染根管治療
b 歯根分離法
c ファルカプラスティ
d ヘミセクション
e フラップ手術

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95B59
53歳の女性。上顎左側側切歯の違和感を主訴として来院した。1か月前に└2の口蓋部の腫脹に気付いたという。└2は電気診に反応せず、動揺はなく、歯周ポケットの深さはすべて3mm以下である。初診時の口腔内写真(別冊No.20A、B)とエックス線写真(別冊No.20C)とを別に示す。

95B59

考えられる原因はどれか。2つ選べ。
a 歯の形態異常
b 歯の破折
c 齲 蝕
d 辺縁漏洩
e 咬合性外傷

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95B60
27歳の女性。上顎切歯の破折を主訴として来院した。1週前に転倒して└12を打撲し、一過性の冷水痛を感じるようになったという。自発痛や動揺はなく、打診および電気診に正常な反応を示す。初診時の口腔内写真(別冊No.21A)とエックス線写真(別冊No.21B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a アマルガム修復
b メタルインレー修復
c グラスアイオノマーセメント修復
d コンポジットレジン修復
e ラミネートベニア修復

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B61〜B75

95B61
22歳の女性。上顎右側中切歯の審美障害を主訴として来院した。1┘に自発痛はなく、歯髄診断で異常は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.22)を別に示す。

適切な処置はどれか。
(1)歯面研磨
(2)フッ化物歯面塗布
(3)漂白法
(4)コンポジットレジン修復
(5)コンポジットレジンインレー修復
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B62
17歳の男子。歯の審美障害を主訴として来院した。数年前から気になっていたという。歯髄診断で異常は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.23A、B)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a 歯面研磨
b フッ化物歯面塗布
c ウォーキングブリーチ法
d コンポジットレジン修復
e ラミネートベニア修復

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95B63
13歳の男子。上顎右側中切歯の咬合痛を主訴として来院した。2日前に1┘を打撲したという。自発痛および歯肉の腫脹や圧痛はない。1┘は電気診に反応し、動揺度が2度で打診痛が認められる。初診時のエックス線写真(別冊No.24)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a 固 定
b 生活断髄
c 抜 髄
d 歯の再植
e 抜 歯

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95B64
40歳の男性。下顎前歯部唇側歯肉の退縮を主訴として来院した。1┐唇側の歯周ポケットの深さは、近心4mm、中央3mm、遠心2mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.25)を別に示す。

歯周基本治療後に必要な処置はどれか。2つ選べ。
a 小帯切除術
b 新付着術
c 歯肉整形術
d 歯肉弁側方移動術
e 歯肉切除術

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95B65
20歳の女性。上下顎前歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。2年前からブラッシング時の出血と歯肉腫脹とを認め、2か月前から程度が著しくなったという。動揺度は21┘が1度、21┬12が2度である。初診時の口腔内写真(別冊No.26A)とエックス線写真(別冊No.26B、C)とを別に示す。

口腔清掃指導の次に行うべき処置はどれか。
(1)咬合調整
(2)ルートプレーニング
(3)歯の小移動
(4)小帯切除術
(5)歯肉切除術
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B66
29歳の女性。前歯部の審美障害を主訴として来院した。5年前から2121┤部の歯肉が時々腫脹し、最近では歯間離開が著しくなってきたという。歯周ポケットの深さは2121┤で3~4mm、動揺度は11┤で1度である。初診時の口腔内写真(別冊No.27A)とエックス線写真(別冊No.27B、C)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
(1)ルートプレーニング
(2)矯正治療
(3)固 定
(4)歯肉切除術
(5)咬合調整
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95B67
60歳の男性。上下顎前歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。2か月前からブラッシング時の出血および歯肉腫脹を自覚し、最近その程度が著しくなったという。6か月前から降圧薬を服用している。┴3〜3+┬3〜3の歯周ポケットの深さは平均5mm以上である。初診時の口腔内写真(別冊No.28A、B、C)を別に示す。

考えられる疾患はどれか。2つ選べ。
a 歯肉線維腫症
b 慢性剥離性歯肉炎
c 成人性歯周炎
d 急速進行性歯周炎
e 歯肉増殖症

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95B68
55歳の男性。上顎右側第一大臼歯の自発痛を主訴として来院した。10年前に➅5➃┘ブリッジを装着したが、6┘に6か月前から咬合痛を自覚し、1週前から拍動性の疼痛が著しくなったという。打診および温熱刺激に対して強く反応する。頬側の歯周ポケットの深さは、近心7mm、中央9mm、遠心4mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.29A)とエックス線写真(別冊No.29B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 象牙質知覚過敏処置
b 歯周ポケット掻爬
c 麻酔抜髄
d 感染根管治療
e 抜 歯

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95B69
35歳の女性。上顎左側側切歯の疼痛を主訴として来院した。└2は20年前にレジン修復処置を受け、1か月前から咬合痛を自覚するようになったという。電気診に反応せず、強い打診痛がある。初診時のエックス線写真(別冊No.30)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a IPC法
b 失活断髄法
c 麻酔抜髄法
d 失活抜髄法
e 感染根管治療

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95B70
56歳の女性。下顎左側第二小臼歯の動揺を主訴として来院した。動揺度は2度で、舌側中央の歯周ポケットの深さは4mmである。咬頭嵌合位での咬合接触状態を示す写真(別冊No.31A)とエックス線写真(別冊No.31B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
(1)球面形成
(2)固 定
(3)フラップ手術
(4)広い咬合接触面の形成
(5)JankelsonⅢ級の咬合調整
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B71
65歳の女性。上顎右側犬歯部歯肉の腫脹と違和感とを主訴として来院した。3┘の近心歯周ポケットの深さは8mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.32A)とエックス線写真(別冊No.32B)とを別に示す。

歯周基本治療後に行う適切な処置はどれか。
a 歯肉切除術
b 新付着術
c フラップ手術
d 遊離歯肉移植術
e 歯槽骨切除術

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95B72
21歳の女性。前歯部歯肉の痛みを主訴として来院した。1週前から全身倦怠感があるという。歯肉には接触痛がみられる。エックス線診査では骨吸収は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.33)を別に示す。

疑われる疾患はどれか。
a 歯肉増殖症
b 若年性歯周炎
c 慢性剥離性歯肉炎
d 扁平苔癬
e 急性壊死性潰瘍性歯肉炎

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95B73
12歳の男児。歯肉からの出血を主訴として来院した。薬物の服用はないという。初診時の口腔内写真(別冊No.34A、B)を別に示す。

下顎歯肉にみられる所見はどれか。
(1)堤状隆起
(2)スティップリング
(3)歯肉の発赤
(4)歯肉増殖
(5)口呼吸線
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95B74
23歳の女性。歯肉退縮を主訴として来院した。歯肉の炎症や歯周ポケットは認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.35)を別に示す。

適切な処置はどれか。
(1)歯肉弁側方移動術
(2)歯肉弁根尖側移動術
(3)新付着術
(4)歯肉結合組織移植術
(5)遊離歯肉移植術
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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95B75
51歳の男性。上顎左側第一大臼歯の咬合痛を主訴として来院した。歯周治療の再評価時に└6の根分岐部病変が認められた。└6は電気診に反応し、口蓋側の歯周ポケットの深さは近心8mm、遠心7mmであり、中央は10mmで根尖に到達している。再評価時の口腔内写真(別冊No.36A)とエックス線写真(別冊No.36B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
(1)麻酔抜髄法
(2)GTR法
(3)ファルカプラスティ
(4)骨移植術
(5)トライセクション
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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