
C1〜C20
97C1
長期間残根状態であった小臼歯を抜去した。
新たに生じる変化はどれか。
a 咀嚼能率の低下
b 対合歯の挺出
c 審美性の不良
d 隣在歯の移動
e 歯槽骨の吸収
97C2
下顎第二小臼歯を鉤歯として使用するのに適している歯冠修復物はどれか。
(1)4/5クラウン
(2)全部鋳造冠
(3)プロキシマルハーフクラウン
(4)ポーセレンジャケットクラウン
(5)陶材焼付鋳造冠
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
97C3
ブリッジの支台装置に適しているのはどれか。
(1)全部鋳造冠
(2)陶材焼付鋳造冠
(3)レジン前装鋳造冠
(4)ポーセレンジャケットクラウン
(5)レジンジャケットクラウン
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
97C4
ブリッジの基本的構成で正しいのはどれか。
(1)キーアンドキーウェイ
(2)ポンティック
(3)支台装置
(4)保隙装置
(5)連結子
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
97C5
分割支台築造に該当するのはどれか。
a 歯質の削除量が多くなる。
b ポストの長さが短くなる。
c スクリューピンと併用できる。
d ワックスアップが簡便である。
e 合着時に浮き上がりやすい。
97C6
歯冠高径が小さい臼歯に対する全部鋳造冠で適切な対応はどれか。
(1)支台軸面に縦溝を付与する。
(2)支台咬合面を凸型にする。
(3)歯肉縁上にマージンを設定する。
(4)シャンファー型マージンにする。
(5)支台咬合面に小窩を形成する。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
97C7
ポーセレンジャケットクラウンをレジンセメントで合着する際の内面前処理で正しいのはどれか。
(1)電解エッチング処理
(2)サンドブラスト処理
(3)シランカップリング処理
(4)グリセリン塗布
(5)クエン酸処理
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
97C8
全部床義歯で老人性顔貌を改善するのに必要なのはどれか。
(1)咬合高径を回復する。
(2)前歯部被蓋を付与する。
(3)咬頭傾斜が急な人工歯を排列する。
(4)ポストダムを付与する。
(5)人工歯列弓を拡大する。
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
97C9
構音検査法で正しいのはどれか。
(1)単音節復唱検査
(2)ブローイング検査
(3)咬合音検査
(4)発語明瞭度検査
(5)パラトグラム
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
97C10
全部床義歯で舌を誤咬する原因はどれか。
(1)咬合平面の位置が低い。
(2)水平的被蓋量が大きい。
(3)咬合高径が大きい。
(4)頬側床縁が短い。
(5)人工歯列弓が狭い。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
97C11
76┬67欠損遊離端義歯にリンガルバーを設計した。
リリーフを必要とする部位はどれか。
a 頬 棚
b 下顎隆起
c 臼後隆起
d オトガイ隆起
e オトガイ孔
97C12
顎堤の被圧変位量で正しいのはどれか。
a 個人差は小さい。
b 部位による差は小さい。
c 加圧量に対して直線的に増加する。
d 加圧面積に対して直線的に減少する。
e 粘膜が厚いと大きくなる。
97C13
高齢者でデンチャープラークが関与するのはどれか。
(1)唾液pHの上昇
(2)誤嚥性肺炎
(3)口 臭
(4)義歯性口内炎
(5)支台歯の齲蝕
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
97C14
部分床義歯の支持力を高めるための正しい組合せはどれか。
a 歯根膜支持───リンガルバー
b 歯根膜支持───延長腕鉤
c 歯根膜支持───隣接面板
d 粘膜支持────オルタードキャスト法
e 粘膜支持────解剖学的印象法
97C15
レスト付2腕鉤の部位と機能との組合せで正しいのはどれか。
a 鉤腕の先端部───支 持
b 鉤腕の肩部────把 持
c レスト──────維 持
d 鉤 体──────維 持
e 鉤 脚──────維 持
97C16
7654┬4567欠損両側遊離端義歯で適切でない支台装置はどれか。
(1)コンビネーションクラスプ
(2)ハーフアンドハーフクラスプ
(3)リングクラスプ
(4)バーアタッチメント
(5)ローチバークラスプ
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
97C17
部分床義歯で正しいのはどれか。
a 支持は義歯に加わる水平的な力に抵抗する。
b レストと義歯床とは維持のための構成要素である。
c 支持は義歯を沈下させる咬合力に抵抗する。
d 大連結子は支持と把持とのための構成要素である。
e 把持は義歯を離脱させる力に抵抗する。
97C18
オーバーデンチャーの利点はどれか。
(1)義歯が破折しにくい。
(2)アタッチメントを使用できる。
(3)歯根膜感覚を利用できる。
(4)支台歯部の顎堤吸収を防止できる。
(5)残存歯のアンダーカットを利用できる。
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
97C19
金属床義歯で正しいのはどれか。
a フィニッシュラインは滑らかに維持格子に移行させる。
b フィニッシュラインは研磨面と粘膜面とに付与する。
c ビーディングは粘膜支持を向上させる。
d ビーディングは床縁やバーの内面に溝状に付与する。
e ティッシュストップはレジン填入前に除去する。
97C20
上下的顎間関係の決定法はどれか。
(1)安静空隙利用法
(2)タッピング法
(3)チェックバイト法
(4)パントグラフ法
(5)顔面計測法
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
C21〜C40
97C21
咬合平面設定の指標でないのはどれか。
a 下 唇
b 切歯乳頭
c ハミュラーノッチ
d 下顎隆起
e 臼後隆起
97C22
サベヤーのテーパートゥールの使用目的はどれか。
a 義歯の着脱方向の決定
b アンダーカット量の計測
c カーボンマーカーの補強
d アンダーカット部の修正
e 等高点の描記
97C23
アルコン型半調節性咬合器に装着した上下顎全部床義歯の左側方咬合で正しいのはどれか。
a 左側の顆頭球は前下内方へ滑走する。
b 左側のBennett角が顆頭球を誘導する。
c 右側では上顎舌側咬頭が咬合する。
d 右側の咬合調整はBULLの法則で行う。
e 切歯指導釘は左側へ移動する。
97C24
無歯顎患者に上下顎全部床義歯を製作する。第一大臼歯の歯槽頂間線が咬合平面に対して75度をなしている。
適切なのはどれか。
(1)リンガライズドオクルージョンを用いる。
(2)交叉咬合排列を用いる。
(3)咬頭傾斜が急な人工歯を用いる。
(4)矢状調節彎曲を強くする。
(5)Tenchの間隙を大きくする。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
97C25
口腔内から触診できるのはどれか。
a 側頭筋
b 咬 筋
c 内側翼突筋
d 顎二腹筋
e 胸鎖乳突筋
97C26
40歳の女性。下顎両側中切歯の変色を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.1A、B)とエックス線写真(別冊No.1C)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a レジン前装鋳造冠
b ウォーキングブリーチ法
c ポーセレンジャケットクラウン
d 陶材ラミネートベニア修復
e 陶材焼付鋳造冠
97C27
62歳の男性。下顎右側ブリッジの前装レジン破折を主訴として来院した。3年前に装着した。装着時の口腔内写真(別冊No.2A、B)と初診時の口腔内写真(別冊No.2C)とを別に示す。

疑われる原因はどれか。2つ選べ。
a 前装レジンの重合の不良
b メタルフレームの設計の不良
c メタルフレームの研磨の不足
d 前装レジン維持装置の不足
e ブリッジの支台歯数の不足
97C28
35歳の女性。歯周治療後に上顎左側中切歯の変色を訴えた。この時点の口腔内写真(別冊No.3A、B)とエックス線写真(別冊No.3C)とを別に示す。

適切でない処置はどれか。
a レジン前装鋳造冠
b 漂白法
c ポーセレンジャケットクラウン
d ➀┴1➁ブリッジ
e 陶材焼付鋳造冠
97C29
23歳の女性。下顎左側第二大臼歯のクラウン試適時に違和感を訴えた。咬合診査時の口腔内写真(別冊No.4A、B)を別に示す。

調整すべき部位はどれか。2つ選べ。
a └7近心舌側咬頭内斜面
b ┌7の遠心頬側咬頭内斜面
c └6の遠心辺縁隆線
d ┌7の近心頬側咬頭内斜面
e ┌7の近心辺縁隆線
97C30
60歳の男性。上顎臼歯部の齲蝕を主訴として来院した。一部被覆冠による修復を行うこととした。支台歯形成終了後の口腔内写真(別冊No.5A)と作業模型の写真(別冊No.5B)とを別に示す。

支台歯形成時に使用したダイヤモンドポイントの組合せで適切なのはどれか。

97C31
50歳の女性。上顎欠損部の補綴処置を希望して来院した。ブリッジを製作した。口腔内写真(別冊No.6A、B、C)を別に示す。

写真で示す段階で用いるのはどれか。2つ選べ。
a 圧排糸
b 咬合紙
c パラフィンワックス
d 超音波スケーラー
e コンタクトゲージ
97C32
31歳の女性。上顎左側側切歯の補綴処置を希望して来院した。左側中切歯と犬歯とを支台装置とするブリッジを装着することにした。初診時の口腔内写真(別冊No.7A、B)を別に示す。

ブリッジの設計で適切なのはどれか。2つを選べ。
a ポンティック近心隣接面の色調を暗くする。
b ポンティックの近遠心幅径を2┘と同じにする。
c ポンティックを唇側寄りに配置する。
d 犬歯の近遠心幅径を大きくする。
e 中切歯の唇面豊隆を強くする。
97C33
54歳の男性。上顎ブリッジの動揺を主訴として来院した。10年前に装着したという。初診時の口腔内写真(別冊No.8A)とエックス線写真(別冊No.8B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。2つ選べ。
a ブリッジの撤去
b 咬合調整
c ブリッジの4➂┘部の切除
d 2┘との連結固定
e 3┘の齲蝕治療
97C34
75歳の男性。咀嚼障害を主訴として来院した。5年前に義歯を装着し、4か月前から咬合時に床下粘膜に疼痛があり、2週前から右側下唇にしびれがあるという。下顎右側小臼歯部顎堤に圧痛を認める。初診時の診断用模型(別冊No.9A)とエックス線写真(別冊No.9B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。2つ選べ。
a 右側咬合接触の除去
b 床粘膜面のリリーフ
c カルバマゼピンの投与
d 下顎義歯のリライニング
e 粘膜調整
97C35
60歳の女性。上顎臼歯部欠損の補綴処置を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.10A、B)を別に示す。

まず行うべき検査はどれか。
a 最大開口量測定
b 顎堤粘膜の被圧変位量測定
c 概形印象採得
d 安静空隙量測定
e 残存歯の動揺度測定
97C36
78歳の男性。顔貌の改善を希望して来院した。10年前に上下顎全部床義歯を装着したという。初診時の咬合時の顔面写真(別冊No.11A、B)を別に示す。


まず診査すべきものはどれか。2つ選べ。
a 習慣性咀嚼
b 下顎安静位
c 義歯の床縁
d 義歯の適合性
e 上下顎堤の対向関係
97C37
72歳の女性。義歯床下粘膜部の疼痛を主訴として来院した。義歯は7年前に装着したという。初診時の口腔内写真(別冊No.12A)と義歯の写真(別冊No.12B、C)とを別に示す。

疑われる原因はどれか。2つ選べ。
a レストの不良
b 義歯清掃の不良
c 義歯床の形態不良
d 常温重合レジンの刺激
e クラスプの破折
97C38
57歳の男性。咀嚼時の義歯床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。10年前に上顎部分床義歯を装着し、2週前から咬合時に疼痛があるという。初診時の口腔内写真(別冊No.13A、B)を別に示す。

まず行うべき処置はどれか。2つ選べ。
a 粘膜面のリリーフ
b 粘膜調整
c レストの再製作
d 義歯床の拡大
e 人工歯の交換
97C39
62歳の女性。前装冠の脱離と粘膜の疼痛とを主訴として来院した。咬合時に下顎義歯床下粘膜に圧迫感があるという。咬頭嵌合位の口腔内写真(別冊No.14A)と診断用模型の写真(別冊No.14B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。2つ選べ。
a オーバージェットを修正する。
b 粘膜調整を行う。
c 下顎臼歯を頬側に排列する。
d 下顎義歯床で臼後隆起を被覆する。
e 歯根膜支持を回復させる。
97C40
55歳の女性。義歯の破損を主訴として来院した。義歯は3年前に装着した。装着時の口腔内写真(別冊No.15A)と破損した義歯の写真(別冊No.15B、C)とを別に示す。

破損の原因となる要因はどれか。
a 人工歯の排列位置
b レジンの重合操作
c 人工歯維持部の設計
d レストの配置
e マイナーコネクターの設計
C41〜C60
97C41
52歳の女性。上顎の補綴処置を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.16A、B、C)を別に示す。

部分床義歯の大連結子で適切なのはどれか。
a 中パラタルバー
b パラタルストラップ
c ホースシューバー
d パラタルプレート
e ケネディーバー
97C42
68歳の男性。上顎顎義歯の脱離を主訴として来院した。2年前に装着したが、1週前から脱離しやすくなったという。口腔内写真(別冊No.17A、B、C)と顎義歯の写真(別冊No.17D)とを別に示す。


まず行うべき処置はどれか。
a レストの修理
b クラスプの修理
c 栓塞子のリライニング
d 義歯接着材の使用
e 床研磨面の調整
97C43
55歳の男性。上顎全部床義歯の製作を希望して来院した。上顎の概形印象の写真(別冊No.18)を別に示す。

矢印部を形成するための運動はどれか。
a 下顎を左右に運動させる。
b 口唇を突出させる。
c 口蓋を舌でなめさせる。
d 頬を吸引させる。
e 唾液を嚥下させる。
97C44
78歳の男性。下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。個人トレーによる最終印象の写真(別冊No.19)を別に示す。

矢印部を形成するための運動はどれか。
a 舌を左右に運動させる。
b 頬を吸引させる。
c 唾液を嚥下させる。
d 口唇を突出させる。
e 下顎を左右に運動させる。
97C45
68歳の女性。上下顎全部床義歯の試適時に笑顔の不自然さを訴えている。笑ったときの写真(別冊No.20)を別に示す。

不自然さの原因となる要因はどれか。
a 安静空隙量
b 人工歯の大きさ
c 咬合平面の上下的位置
d オーバーバイト
e 人工歯の形態
97C46
67歳の女性。上下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。検査装置(別冊No.21A)と描かれた図形(別冊No.21B)とを別に示す。

図形から疑われるのはどれか。2つ選べ。
a 左側方運動の障害
b 左外側翼突筋の障害
c 左顎関節の障害
d 低位咬合
e 不安定な習慣性開閉口運動
97C47
69歳の女性。咀嚼障害を主訴として来院した。上下顎全部床義歯製作のため、咬合採得を行った。上下顎顎間関係を咬合器上に再現した写真(別冊No.22A、B、C)を別に示す。

人工歯排列で適切なのはどれか。
a 上顎前歯を歯槽頂上に排列する。
b オーバージェットを0mmとする。
c 咬頭傾斜の緩い人工歯を排列する。
d 臼歯を交叉咬合排列する。
e 下顎人工歯を臼後隆起まで排列する。
97C48
73歳の女性。下顎全部床義歯装着の3日後に床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。来院時の口腔内写真(別冊No.23A)と適合試験の写真(別冊No.23B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
(1)咬合調整
(2)床粘膜面の調整
(3)床辺縁の調整
(4)粘膜調整
(5)床研磨面の調整
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
97C49
84歳の女性。下顎部分床義歯の舌側研磨面の違和感を主訴として来院した。20年前に装着し、義歯の着脱に問題はないという。初診時の義歯の写真(別冊No.24A、B)を別に示す。

この義歯について考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 支台歯が移動している。
b レストによる支持がある。
c デンチャープラークコントロールが不十分である。
d 主咀嚼側は左側である。
e 隣接面板による把持がある。
97C50
66歳の男性。義歯装着後5年目のリコールで来院した。咬合接触状態を印記した義歯の写真(別冊No.25A、B)を別に示す。

この咬合状態が長期間続いた場合に発生すると予測されるのはどれか。2つ選べ。
a 下顎の後方偏位
b 義歯性口内炎
c 義歯性線維症
d フラビーガム
e 義歯の破折
97C51
( )に入る語句の組合せで正しいのはどれか。
AngleⅡ級2類では、呼吸様式は(➀)で、下顎(➁)咬合を呈し、上下顎中切歯歯軸傾斜角は(➂)。
① ② ③
a 鼻呼吸 近 心 小さい
b 口呼吸 遠 心 大きい
c 鼻呼吸 遠 心 大きい
d 鼻呼吸 遠 心 小さい
e 口呼吸 近 心 小さい
97C52
舌が関係する不正咬合はどれか。
(1)過蓋咬合
(2)交叉咬合
(3)前歯開咬
(4)空隙歯列
(5)叢 生
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
97C53
オーバーオールレイシオが基準値と比べて小さい値を示すのはどれか。
a 上顎正中過剰歯
b 上顎側切歯が矮小歯
c 下顎側切歯が先天欠如
d 下顎第一大臼歯が巨大歯
e 下顎第三大臼歯が埋状
97C54
二態咬合の診断に用いる検査はどれか。
a 嚥下機能
b 発音機能
c 顎運動
d 咀嚼機能
e 咬合力
97C55
乳歯列期の対応で正しいのはどれか。
a 咬頭干渉は経過観察する。
b 片側性の臼歯部交叉咬合は経過観察する。
c 上顎前突にはヘッドギアを使用する。
d 開咬には口腔習癖除去を行う。
e 叢生は抜歯による矯正治療を行う。
97C56
正しい組合せはどれか。
(1)Crouzon症候群───────上顎前突
(2)Pierre Robin症候群─────下顎前突
(3)Treacher─Collins症候群───小下顎症
(4)Down症候群────────高口蓋
(5)鰓弓症候群─────────下顎前突
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
97C57
頭蓋冠縫合部の成長に異常をきたすのはどれか。
a Treacher─Collins症候群
b Goldenhar症候群
c Pierre Robin症候群
d Crouzon症候群
e Turner症候群
97C58
患者による口腔清掃が容易な矯正装置はどれか。
(1)バイオネーター
(2)咬合斜面板
(3)クワドヘリックス
(4)舌側弧線装置
(5)トゥースポジショナー
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
97C59
歯に適切な矯正力が作用した場合、正しい組合せはどれか。
(1)圧迫側歯槽骨───骨吸収
(2)牽引側歯槽骨───骨添加
(3)牽引側歯根膜───硝子様変性
(4)歯 髄──────硝子様変性
(5)象牙質──────吸 収
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
C60〜C75
97C60
上下顎骨の前後的位置関係の改善を目的とする矯正装置はどれか。
(1)アクチバトール
(2)リップバンパー
(3)クワドヘリックス
(4)トゥースポジショナー
(5)チンキャップ
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
97C61
下顎の前方誘導で小さくなるのはどれか。
a 下顎角
b 下顎中切歯傾斜角
c 顔面角
d 下顎下縁平面角
e Y軸角
97C62
開咬を伴う骨格性上顎前突症のセファロ分析で小さい値を示すのはどれか。
a 下顔面高
b 下顎下縁平面角
c 顔面角
d ANB角
e Y軸角
97C63
混合歯列期の過蓋咬合を伴う上顎前突の治療で適用される装置はどれか。
(1)リンガルアーチ
(2)トランスパラタルアーチ
(3)タングクリブ
(4)バイオネーター
(5)ヘッドギア
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
97C64
アクチバトールによる治療が有効な混合歯列期の不正咬合はどれか。
(1)前歯部に叢生がある歯槽性不正咬合
(2)口唇の閉鎖困難な骨格性開咬
(3)口呼吸が原因の下顎遠心咬合
(4)過蓋咬合を伴う下顎遠心咬合
(5)下顎の後退が可能な反対咬合
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
97C65
歯列弓拡大後の保定に適用する装置はどれか。
a Nanceのホールディングアーチ
b リンガルアーチ
c 咬合挙上板
d 咬合斜面板
e アクチバトール
97C66
10歳の女児。前歯部反対咬合を主訴として来院した。初診時の咬頭嵌合位の口腔内写真(別冊No.26A、B、C)と構成咬合位の口腔内写真(別冊No.26D)とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。



矯正装置と治療効果との組合せで正しいのはどれか。
a 上顎前方牽引装置───ANB角の増加
b オトガイ帽装置─────SNB角の減少
c アクチバトール─────上顎中切歯歯軸傾斜角の減少
d 舌側弧線装置─────上顎中切歯歯軸傾斜角の増加
e 咬合斜面板──────下顎中切歯歯軸傾斜角の増加
97C67
8歳の女児。前歯の歯列不正を主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No.27A、B)、口腔内写真(別冊No.27C)およびパノラマエックス線写真(別冊No.27D)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。




治療方針で適切でないのはどれか。
a 過剰歯の抜去
b 犬歯部の開窓・牽引
c 咬合の挙上
d 上顎の前方成長抑制
e 下顎の前方成長促進
97C68
9歳の男児。前歯部の咬合状態を気にして来院した。セファロ分析の結果、SNA角、SNB角に異常はなく、下顎下縁平面に対する下顎中切歯歯軸傾斜角は正常範囲内にあった。治療前後の口腔内写真(別冊No.28A、B)を別に示す。

使用した矯正装置はどれか。
a リップバンパー
b 舌側弧線装置
c アクチバトール
d マルチブラケット装置
e オトガイ帽装置
97C69
8歳の男児。反対咬合を主訴として来院した。切端咬合はとれず軽度の発音障害がある。初診時の口腔内写真(別冊No.29A、B、C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。


治療方針で適切なのはどれか。
a 咬合斜面板による咬合挙上
b 切歯斜面板による上顎前歯の唇側傾斜
c リップバンパーによる上顎臼歯の頬側移動
d 上顎前方牽引装置による上顎骨の前方成長誘導
e アクチバトールによる下顎前歯の舌側傾斜
97C70
14歳の男子。9歳時に反対咬合を主訴として来院した。9~14歳の口腔内写真(別冊No.30A、B、C、D、E)を治療経過順に別に示す。


治療による変化で誤っているのはどれか。2つ選べ。
a 下顎前歯が舌側傾斜した。
b 下顎大臼歯が遠心方向に直立した。
c 上顎前歯が唇側傾斜した。
d 上顎大臼歯が圧下した。
e 下顎大臼歯が近心移動した。
97C71
19歳の女性。前歯の歯列不正を主訴として来院した。アーチレングスディスクレパンシーは上下顎とも-8.0mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.31A、B、C、D)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。



治療方針で適切なのはどれか。
a 上顎の成長抑制
b 下顎の前方成長誘導
c 上顎骨の拡大
d 抜歯による矯正治療
e Le FortⅠ型骨切り術
97C72
18歳の女子。前歯部叢生を主訴として来院した。咬合関係はAngleⅠ級、アーチレングスディスクレパンシーは上顎-6.0mm、下顎-8.0mmである。初診時の顔面写真(別冊No.32A)と口腔内写真(別冊No.32B、C、D)とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。




治療方針で適切なのはどれか。
a 5┴5+5┬5を抜歯後、最小の固定を用いる。
b 4┴4+4┬4を抜歯後、最大の固定を用いる。
c 4┴4+5┬5を抜歯後、相反固定を用いる。
d 非抜歯で上下顎歯列の側方拡大を行う。
e 非抜歯で上下顎歯列の遠心移動を行う。
97C73
14歳の女子。噛み合わせの異常を主訴として来院した。咬合時の機能的顎偏位はみられない。初診時の顔面写真(別冊No.33A)と口腔内写真(別冊No.33B、C、D、E、F)とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。
治療方針で適切なのはどれか。




(1)舌側弧線装置による大臼歯咬合関係の改善
(2)ヘッドギアによる上顎大臼歯の遠心移動
(3)バイオネーターによる下顎の成長方向の改善
(4)拡大装置による臼歯部交叉咬合の改善
(5)マルチブラケット装置による歯の排列
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
97C74
15歳の女子。顔のゆがみを主訴として来院した。咬合時に下顎が右方に誘導される。セファロ分析の結果、角度計測値はすべて1S.D.内であった。初診時の顔面写真(別冊No.34A)と口腔内写真(別冊No.34B、C、D)とを別に示す。



治療方針で適切なのはどれか。
a 外科的矯正治療
b 筋機能訓練後、マルチブラケット装置による治療
c 上顎急速拡大後、マルチブラケット装置による治療
d チンキャップ治療後、マルチブラケット装置による治療
e 小臼歯抜歯後、マルチブラケット装置による治療
97C75
17歳の男子。唇顎口蓋裂による歯列不正の治療を行った。治療経過の口腔内写真(別冊No.35A、B、C、D、E)を年齢順に別に示す。
正しいのはどれか。2つ選べ。
a 5歳時にネジ付拡大装置で歯列弓を拡大した。
b 8歳時に舌側弧線装置の単式弾線で前歯を唇側移動した。
c 11歳時にCoffinの拡大装置で歯列弓を拡大した。
d 14歳時にマルチブラケット装置で個々の歯を排列した。
e 17歳時に動的治療を終了し咬合斜面板で保定を開始した。