
D1〜D20
102D1
1歳6か月の男児。摂食障害を主訴として来院した。2日前に階段から落ちオトガイ部を強打したという。全身状態に異常はない。初診時の口腔内写真(別冊No.1A)とエックス線写真(別冊No.1B)とを別に示す。

治療法の選択に当たり考慮するのはどれか。2つ選べ。
a 骨密度
b 弄舌癖
c 骨片の偏位
d 永久歯胚の位置
e 舌小帯の付着位置
102D2
次の文により2、3の問いに答えよ。
55歳の女性。上顎右側前歯部の前突を主訴として来院した。歯周基本治療後に補綴前処置を行い、上顎前歯の補綴治療を終了した。初診時の口腔内写真(別冊No.2A)と治療終了後の写真(別冊No.2B、C)とを別に示す。


2 この治療の目的はどれか。2つ選べ。
a 永久固定
b 平行性の確保
c 清掃性の改善
d 審美障害の改善
e ブラキシズムの防止
3 治療途中の写真(別冊No.2D、E、F)を別に示す。
治療の順序で正しいのはどれか。1つ選べ。
a D→ E→ F
b E→ F→ D
c F→ D→ E
d D→ F→ E
e E→ D→ F
102D4
45歳の女性。上顎右側第一大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。1週前から冷水に軽い痛みを感じるようになったという。他に症状は認められない。コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.3A)とエックス線写真(別冊No.3B)とを別に示す。

除去するのはどれか。2つ選べ。
a 歯 髄
b インレー
c 近心頬側咬頭
d 近心辺縁隆線
e 遠心辺縁隆線
102D5
20歳の男性。左側上唇の裂傷を主訴として来院した。30分前に自転車で転倒したという。歯、骨および全身状態に異常は認められないため、裂創の処置を行うこととした。局所洗浄後の創部の写真(別冊No.4A、B)を別に示す。

次に行うのはどれか。1つ選べ。
a 口唇動脈結紮
b ドレーン留置
c 筋層・粘膜縫合
d スキンテープ貼付
e 医療用接着剤使用
102D6
8歳の男児。切歯が反対に咬んでいることを主訴として来院した。リンガルアーチを用いて被蓋を改善することとした。装置の製作途中の口腔内写真(別冊No.5A)と採得した印象の写真(別冊No.5B)とを別に示す。

次に行う操作で用いる器具はどれか。1つ選べ。
a 石膏スパチュラ
b バンドプッシャー
c セメントスパチュラ
d ワックススパチュラ
e バンドリムービングプライヤー
102D7
次の文により7、 8の問いに答えよ。
52歳の女性。下顎左側第二小臼歯の修復物脱落を主訴として来院した。数年前に修復処置を受けたが、 2か月前に脱落したという。自発痛と誘発痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.6A)とエックス線写真(別冊No.6B)とを別に示す。

7 修復物脱落の原因で考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 二次齲蝕
b 歯頸部への応力集中
c 修復物の表面粗さ増加
d 修復物の圧縮強さ低下
e 修復物の接着強さ低下
8 コンポジットレジンによる再修復を行うこととした。
適切なのはどれか。2つ選べ。
a 歯質の一層削除
b 円形穿下の付与
c ベース用セメント裏層
d 歯肉縁下へのマージン設定
e エナメル質窩縁へのベベル付与
102D9
生後11か月の乳児。口蓋部からの出血を主訴として来院した。30分前に箸をくわえたまま転倒したという。箸の破損はなく、創部からの出血も止まっていた。全身状態に異常所見はみられない。全身麻酔下で処置を行うこととした。術中の口腔内写真(別冊No.7)を別に示す。矢印は創部を示す。

まず行うのはどれか。1つ選べ。
a 縫 合
b 掻 爬
c 粘膜下剥離
d デブリドマン
e 創の深さの確認
102D10
6歳の男児。下顎左側大臼歯部の歯磨き時の出血と疼痛とを主訴として来院した。第一大臼歯遠心部に可動性の硬固物が認められる。口腔内写真(別冊No.8)を別に示す。

この塊はどれか。1つ選べ。
a 歯 石
b 食 片
c 過剰歯
d 萌出性腐骨
e 乳臼歯残根
102D11
25歳の女性。上顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。当該歯に垂直破折が観察されたため抜歯を行ったところ、直径6mmほどの洞穿孔が確認された。エックス線検査で上顎洞に異常がみられないため、口腔上顎洞瘻閉鎖術を行うこととした。切開線(別冊No.9)を別に示す。

手術に当たり考慮するのはどれか。1つ選べ。
a 頬脂肪体の補塡
b 抜歯窩辺縁の骨削除
c 口蓋側粘膜の広域剥離
d 頬側粘膜弁の骨膜上剥離
e 頬側粘膜骨膜弁の減張切開
102D12
45歳の女性。開口障害、左側頬部の腫脹および鼻漏を主訴として来院した。インプラントを3年前に埋入したという。1か月前から徐々に開口量が減少し、他院で咬合挙上を行ったが、症状は悪化してきたという。初診時の最大開口時の写真(別冊No.10A)とエックス線写真(別冊No.10B、C、D)とを別に示す。MRIで関節円板の位置は正常であった。血液検査の結果、白血球12,000/μl、CRP2.0mg/dlであった。

疑われるのはどれか。2つ選べ。
a 耳下腺炎
b 上顎洞炎
c 三叉神経痛
d 変形性顎関節症
e インプラント周囲炎
102D13
次の文により13、14の問いに答えよ。
30歳の男性。下顎左側第一小臼歯の修復物脱落を主訴として来院した。自発痛はなく電気診に正常に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.11)を別に示す。コンポジットレジンインレーで修復することとした。

13 必要なのはどれか。2つ選べ。
a 舌側咬頭の削除
b 窩洞内合着材の除去
c 窩洞内線角の明瞭化
d 隣接面部のボックス形成
e 咬合面部へのベベル付与
14 デュアルキュア型レジンセメントを用いたインレー装着時の処置で適切なのはどれか。2つ選べ。
a ラバーダム防湿を行う。
b ウェッジで歯間分離を行う。
c 光照射は複数方向から行う。
d マトリックステープを歯間に挿入する。
e 余剰セメントの除去は重合硬化後に行う。
102D15
74歳の男性。舌のヒリヒリ感を主訴として来院した。1か月前から舌の症状と嚥下困難があるという。初診時の写真(別冊No.12A、B)を別に示す。血液検査の結果を表に示す。


嚥下困難の原因で考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 味覚障害
b 反回神経麻痺
c 口裂閉鎖不全
d 鼻咽腔閉鎖不全
e 食道粘膜の萎縮
102D16
58歳の男性。前歯部の審美障害を主訴として来院した。部分床義歯を製作することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.13A)とエックス線写真(別冊No.13B)とを別に示す。

治療方針の説明で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 「前歯の入れ歯ならすぐに作れます」
b 「入れ歯を作る前に矯正治療が必要です」
c 「上あごの歯茎が増殖しているので切除が必要です」
d 「上下の隙間がないので下の歯を抜く必要があります」
e 「入れ歯を作るには噛み合わせを高くする必要があります」
102D17
43歳の男性。口腔内の疼痛を主訴として来院した。1か月前から頬粘膜がしみるようになり、次第に口腔内全体がヒリヒリと痛むようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.14A)と生検H−E染色病理組織像(別冊No.14B)とを別に示す。

発症に関連するのはどれか。1つ選べ。
a ラミニン
b インテグリン
c E−カドヘリン
d デスモグレイン
e Ⅳ型コラーゲン
102D18
6歳の女児。萌出中の永久歯の齲蝕予防相談で来院した。家庭内で就寝前にフッ化物洗口を実施するように指導した。それを復習させたときの一連の動作写真(別冊No.15)を別に示す。

改善すべき点はどれか。2つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
102D19
18歳の女性。下顎左側第一大臼歯の実質欠損を主訴として来院した。2か月前に気付いたが痛みがないため放置していたという。打診痛はなく電気診に正常に反応する。初診時の口腔内写(別冊No.16A)、窩洞形成時の口腔内写真(別冊No.16B)及びある処置を行った直後の口腔内写真(別冊No.16C)を別に示す。

矢印の材料の使用目的はどれか。1つ選べ。
a 温度刺激の遮断
b 歯髄の鎮痛消炎
c 窩洞の暫間的封鎖
d 軟化象牙質の再石灰化
e デンチンブリッジの形成
102D20
38歳の男性。口腔内の疼痛を主訴として来院した。半年前から食事時に口腔内全体にしみるような痛みがあり、同時に口腔乾燥感が生じたという。1年前に慢性骨髄性白血病で放射線治療、化学療法および造血幹細胞移植を受けており、シクロスポリンとプレドニゾロンとを服用している。初診時の口腔内写真(別冊No.17A)と生検H−E染色病理組織像(別冊No.17B)とを別に示す。

この疾患の原因はどれか。1つ選べ。
a 自己免疫
b 腫瘍免疫
c 免疫不全
d 拒絶反応
e 薬物アレルギー
D21〜D40
102D21
8歳の男児。切歯が出ていることを主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No.18A)、初診時の口腔内写真(別冊No.18B)及び装置の写真(別冊No.18C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。




この装置の目的はどれか。1つ選べ。
a 顎関係の改善
b 吸唇癖の防止
c 正中離開の閉鎖
d 上顎切歯の舌側移動
e 永久歯萌出スペースの獲得
102D22
70歳の女性。咀嚼時に上顎義歯が脱落しやすいことを主訴として来院した。1か月前に転倒し、オトガイ部を打撲したという。初診時のエックス線写真(別冊No.19A)、処置後の口腔内写真(別冊No.19B、C、D)及び義歯の写真(別冊No.19E、F)を別に示す。


処置の根拠はどれか。1つ選べ。
a 下顎の偏位
b 人工歯の咬耗
c 床内面の不適合
d 咬合高径の低下
e 床外形線の不良
102D23
35歳の女性。下顎左側智歯の抜去を希望して来院した。初診時のエックス線写真(別冊No.20A)とCT(別冊No.20B、C、D)とを別に示す。エックス線写真で右側下顎骨下縁に重なって小さな円形の不透過物を認めた。

CTでこの不透過物に相当するのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
102D24
38歳の男性。下顎左側第二大臼歯の治療中の写真(別冊No.21A)と用いた器具の写真(別冊No.21B)とを別に示す。

この操作の目的はどれか。2つ選べ。
a 根管湾曲度の確認
b 過剰根管充塡の防止
c 余剰根管充塡材の除去
d 根管充塡の緊密度向上
e 根管充填材への側方圧負荷
102D25
21歳の女性。齲蝕を主訴として来院した。交通事故の後遺症で呼吸不全があるという。治療時の写真(別冊No.22)を別に示す。

治療に際して考慮すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 口腔内吸引
b 経口エアウェイ準備
c 気管カニューレ抜管
d 経皮的酸素飽和度測定
e アトロピン硫酸塩水和物前投与
102D26
75歳の女性。上顎義歯の製作を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.23A)、完成した義歯(別冊No.23B)及び義歯装着時の口腔内写真(別冊No.23C、 D)を別に示す。


フィニッシュラインの決定に当たって最も配慮したのはどれか。1つ選べ。
a 維持の増強
b 発語の改善
c 誤嚥の予防
d 破損の防止
e 審美性の向上
102D27
40歳の男性。上顎前歯部の違和感を主訴として来院した。初診時のエックス線写真(別冊No.24A、B)とCT(別冊No.24C)とを別に示す。

疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 歯根嚢胞
b 切歯管嚢胞
c 鼻歯槽嚢胞
d 濾胞性歯嚢胞
e 術後性上顎嚢胞
102D28
61歳の男性。上顎前歯の動揺と正中離開の増大とを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.25A)とエックス線写真(別冊No.25B)とを別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。


病態の増悪因子はどれか。2つ選べ。
a 口呼吸
b 食片圧入
c 外傷性咬合
d 根尖性歯周炎
e 上唇小帯の高位付着
102D29
17歳の男子。歯並びが悪いことを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.26A)とエックス線写真(別冊No.26B、C)とを別に示す。


マルチブラケット装置で治療するに当たり留意するのはどれか。2つ選べ。
a 過剰歯
b 矮小歯
c 埋伏歯
d 歯の移転
e 歯の先天欠如
102D30
75歳の男性。咀嚼障害を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.27A、 B)と下顎義歯製作中の写真(別冊No.27C、D)とを別に示す。


写真に示す処置の目的はどれか。2つ選べ。
a 支持の向上
b 維持の向上
c 審美性の確保
d 支台歯の補強
e リンガルバーの補強
102D31
72歳の男性。歯の動揺と歯肉からの出血とを主訴として来院した。歯科受診は初めてであるという。3年前に脳出血を発症し、現在も降圧薬を服用しているという。全顎的にプロービング時の出血を伴う深さ6~8mmの歯周ポケットがある。初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線写真(別冊No.28B)とを別に示す。


まず行うのはどれか。1つ選べ。
a 歯肉切除術
b スケーリング
c 内科主治医への対診
d ルートプレーニング
e 保存不可能な歯の抜去
102D32
42歳の男性。開口障害を主訴として来院した。3日前から下顎右側智歯部の疼痛と腫脹とがあるという。開口度は15mmである。初診時のエックス線写真(別冊No.29A)とCT(別冊No.29B、C、D)とを別に示す。

開口障害の原因と考えられる筋はどれか。1つ選べ。
a 咬 筋
b 顎舌骨筋
c 内側翼突筋
d オトガイ舌筋
e 顎二腹筋前腹
102D33
58歳の男性。咬合評価を行っているところである。側方運動時の歯列の写真(別冊No.30)を別に示す。

咬合様式はどれか。1つ選べ。
a 犬歯誘導咬合
b 両側性平衡咬合
c グループファンクション
d リンガライズドオクルージョン
e ミューチャリープロテクテッドオクルージョン
102D34
12歳の男児。歯肉腫脹を主訴として来院した。幼児期からけいれん発作があるため、小児科に通院しているという。腫脹している歯肉は比較的硬く、舌突出癖がみられる。初診時の口腔内写真(別冊No.31)を別に示す。

歯肉腫脹の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 遺 伝
b 小 帯
c 常用薬
d 口呼吸
e 食片圧入
102D35
71歳の女性。歯肉の腫れを主訴として来院した。口腔清掃指導後、下顎前歯のスケーリングを行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.32A)とエックス線写真(別冊No.32B)とを別に示す。

スケーリング後に起こり得るのはどれか。2つ選べ。
a 歯の挺出
b 歯の変色
c 歯肉の退縮
d 象牙質知覚過敏
e 歯の動揺度の増加
102D36
26歳の女性。歯科治療を希望して来院した。血液透析を週に3回受けているという。初診時のエックス線写真(別冊No.33A、 B)を別に示す。

エックス線写真所見との関連が考えられるのはどれか。1つ選べ。
a グルカゴン
b インスリン
c 成長ホルモン
d 甲状腺ホルモン
e 副甲状腺ホルモン
102D37
27歳の男性。咬合器上で咬合評価を行うこととした。フェイスボウ記録中の写真(別冊No.34)を別に示す。

次に行うのはどれか。1つ選べ。
a 後方基準点の確認
b ヒンジアキシスの記録
c イヤーロッドの位置決め
d バイトフォークヘの歯列の記録
e リファレンスポインターの位置決め
102D38
29歳の女性。反対咬合による咀嚼障害を主訴として来院した。外科的矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.35A)と口腔内写真(別冊No.35B)とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。



術前矯正治療で行うのはどれか。1つ選べ。
a 上顎切歯の圧下
b 上顎切歯の舌側傾斜
c 下顎切歯の唇側傾斜
d 上顎歯列正中線の左方移動
e 下顎歯列正中線の右方移動
102D39
50歳の女性。歯科治療後に顔面神経麻痺が生じたため神経ブロックを行うこととした。針の刺入直前の写真(別冊No.36)を別に示す。

触知しているのはどれか。1つ選べ。
a 舌骨大角
b 輪状軟骨
c 頸椎横突起
d 総頸動脈分岐部
e 胸鎖乳突筋前縁
102D40
60歳の女性。下顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.37A)とエックス線写真(別冊No.37B)とを別に示す。

診断に有用なのはどれか。2つ選べ。
a 打 診
b 麻酔診
c 電気診
d 動揺度検査
e 歯周ポケット検査
D41〜D52
102D41
次の文により41、42の問いに答えよ。
56歳の男性。上顎第二小臼歯の抜歯が予定されたが、高血圧症で内科に通院中であるという。血圧が184/88mmHgを呈したため、内科主治医に対診した。再来院時における研修歯科医と指導歯科医との会話を別に示す。
41 ①に当てはまるのはどれか。1つ選べ。
a 術前にミダゾラムの静脈内投与
b 術前にアトロピンの筋肉注射
c 術前にニフェジピンの追加投与
d 術中にプレドニゾロンの静脈内投与
e 術中の血圧上昇時にはエフェドリンの投与
42 ②に当てはまるのはどれか。1つ選べ。
a 1μg
b 5μg
c 10μg
d 40μg
e 400μg
102D43
68歳の男性。上下顎全部床義歯を製作中である。下顎に装着した描記板上のゴシックアーチ描記路の写真(別冊No.38)を別に示す。

矢印で示す描記路の原因はどれか。1つ選べ。
a 右側下顎頭の運動制限
b 左側下顎頭の運動制限
c 両側下顎頭の運動制限
d 右側下顎頭の過剰運動
e 左側下顎頭の過剰運動
102D44
2歳6か月の男児。転倒による上顎右側乳中切歯の外傷を主訴として来院した。来院までに1日経過している。初診時のエックス線写真(別冊No.39)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 整復固定
c 破折部の接着
d 抜髄法
e 抜 歯
102D45
46歳の男性。上顎右側側切歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。歯周基本治療後に2⏌に歯周外科治療を行うこととした。術前のエックス線写真(別冊No.40A)と術中の口腔内写真(別冊No.40B)とを別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。


続けて行う処置として選択できるのはどれか。2つ選べ。
a 歯槽骨整形
b 歯槽骨切除
c 遮蔽膜の設置
d 歯肉弁根尖側移動
e エナメルマトリックスタンパク質の適用
102D46
60歳の女性。上顎部分床義歯を製作中である。作業用模型の写真(別冊No.41A)、器具の写真(別冊No.41B)及び器具の付属品の写真(別冊No.41C)を別に示す。


付属品の使用順序で正しいのはどれか。1つ選べ。
a ア→ イ→ ウ→ エ
b ア→ ウ→ エ→ イ
c イ→ エ→ ウ→ ア
d ウ→ ア→ イ→ エ
e エ→ イ→ ア→ ウ
102D47
11歳の女児。歯並びが悪いことを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.42A)とエックス線写真(別冊No.42B)とを別に示す。模型分析の結果、アンテリアレイシオが標準値よりも小さい。


原因はどれか。1つ選べ。
a 上顎の過剰歯
b 上顎の巨大歯
c 下顎の癒合歯
d 下顎の矮小歯
e 下顎の埋伏歯
102D48
32歳の男性。強い口臭を主訴として来院した。口臭は3年前から気になりだし、昼夜の区別なく感じているという。口臭検査では官能検査、機器測定値ともに検出閾値以下である。歯周検査の結果も異常はない。舌の写真(別冊No.43)を別に示す。

次に行うのはどれか。2つ選べ。
a 舌清掃指導
b 精神科を紹介
c 検査結果の説明
d 別の日に再検査
e 消化器内科を紹介
102D49
30歳の女性。上顎左側小臼歯部の痛みを主訴として来院した。一過性の冷水痛を認める。⎿4 5にコンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.44A)と齲窩開拡後の口腔内写真(別冊No.44B)とを別に示す。

次に行うのはどれか。1つ選べ。
a 裏 層
b ウェッジの挿入
c 齲蝕検知液の使用
d 窩縁へのベベル付与
e アンダーカットの付与
102D50
73歳の女性。全部床義歯製作中の側貌写真(別冊No.45)を別に示す。ある基準平面に平行に仮想咬合平面を決定することとした。

この基準平面の決定に用いる点はどれか。2つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
102D51
6歳の男児。下顎右側中切歯の着色を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.46A)とエックス線写真(別冊No.46B)とを別に示す。

考えられる原因はどれか。1つ選べ。
a 遺 伝
b 熱性疾患
c 栄養障害
d 先行乳歯の根尖病変
e 高濃度フッ化物の摂取
102D52
50歳の男性。下顎右側第一大臼歯の精査のため紹介され来院した。10年前に治療したが、数年前から痛みと腫れとを繰り返しているという。ある処置時の口腔内写真(別冊No.47A)とエックス線写真(別冊No.47B)とを別に示す。

この処置の目的はどれか。1つ選べ。
a 排膿の促進
b 原因菌の採取
c 原因部位の確認
d 根管通過法の前準備
e 歯周ポケット深さの測定