
C1〜C20
95C1
無歯顎者の顔貌の特徴はどれか。
(1)浅い鼻唇溝
(2)鼻下点─オトガイ間距離の減少
(3)薄い赤唇部
(4)口角の挙上
(5)明瞭な人中
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C2
下顎位について正しいのはどれか。
(1)欠損歯列には下顎安静位は存在しない。
(2)下顎安静位は終末蝶番運動路上にある。
(3)咬頭嵌合位は咀嚼運動の終末位と一致する。
(4)偏心位では上下顎歯列は接触する。
(5)最大開口位では下顎頭は関節円板の後方に位置する。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C3
レストで誤っているのはどれか。
a 義歯に加わる咬合力を支台歯に伝達する。
b 義歯の沈下を防止する。
c 義歯の着脱方向を規制する。
d クラスプを定位置に保つ。
e 義歯の動きを抑制する。
95C4
リンガルバーで正しいのはどれか。
(1)舌小帯が高位の場合に適用される。
(2)間接維持作用がある。
(3)上縁は残存歯歯頸部から1mm離す。
(4)断面形態は半洋梨状が良い。
(5)上縁は粘膜と接する。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C5
摂食機能に関する組合せで誤っているのはどれか。
a 先行期───食物の認知
b 準備期───食物の咀嚼
c 口腔期───食塊の形成・移送
d 咽頭期───随意運動
e 食道期───蠕動運動
95C6
レジン前装鋳造冠の前装レジン破折の原因はどれか。
(1)リテンションビーズの使用
(2)金属接着性プライマーの使用
(3)レジンによる切縁被覆
(4)光照射量の不足
(5)オペークレジンの使用
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C7
全部被覆冠と比較した場合の一部被覆冠の特徴はどれか。
a 二次齲蝕になりにくい。
b 維持力が大きい。
c 歯髄への障害が少ない。
d 歯質削除量が多い。
e 適応症が広い。
95C8
前歯部ブリッジのポンティック基底面形態で、審美性と自浄性とを兼ね備えているのはどれか。
a 鞍状型
b 偏側型
c リッジラップ型
d 船底型
e 自浄型
95C9
部分床義歯の支持能を高めるのはどれか。
(1)支台歯の加圧印象を行う。
(2)顎堤粘膜の機能印象を行う。
(3)支台歯間線数を増やす。
(4)人工歯を歯槽頂に排列する。
(5)支台歯間線を直線的にする。
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C10
人工歯の選択で正しい組合せはどれか。
(1)前歯の大きさ───Willis法
(2)臼歯の大きさ───レトロモラーパッド
(3)前歯の形態────SPA要素
(4)臼歯の形態────顎堤の吸収程度
(5)前歯の色調────モールドガイド
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C11
作業模型に適合していたフレームワークが口腔内で適合しなかった。
考えられる原因はどれか。
(1)不適切な印象採得
(2)不正確な耐火模型
(3)鋳造収縮の補償不足
(4)不正確なサベイング
(5)支台歯の移動
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C12
遊離端義歯で支台歯の負担を軽減する方法はどれか。
(1)リンガライズドオクルージョンにする。
(2)人工歯数を増やす。
(3)遠心レストを用いる。
(4)支台歯間線を多角化する。
(5)オルタードキャスト法を用いる。
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C13
上顎全部床義歯の床後縁設定に関係しないのはどれか。
a ハミュラーノッチ
b 口蓋帆張筋
c モダイオラス
d 軟口蓋
e 口蓋小窩
95C14
ブリッジの仮着で確認できるのはどれか。
(1)咬合接触の状態
(2)合着用セメントの種類
(3)ろう付け部の強度
(4)支台歯との適合
(5)食片圧入の有無
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C15
失活歯の上顎犬歯に適したクラウンはどれか。
a ラミネートベニアクラウン
b ピンレッジ
c 3/4クラウン
d レジン前装鋳造冠
e プロキシマルハーフクラウン
95C16
固定性ブリッジで正しいのはどれか。
(1)支台歯数は多い程よい。
(2)支台歯の平行性が必要である。
(3)咬合力を歯根膜で支えている。
(4)部分床義歯より違和感がある。
(5)調整や修理が容易である。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C17
前歯部ブリッジの支台装置に適しているのはどれか。
(1)ポーセレンジャケットクラウン
(2)レジン前装鋳造冠
(3)3/4クラウン
(4)全部鋳造冠
(5)プロキシマルハーフクラウン
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C18
クラウンの作業模型で正しいのはどれか。
a 歯型は支台装置を再現したものである。
b 歯型固着式模型では隣接面の操作が容易である。
c 分割復位式模型では分割後歯型を再構成できる。
d 副歯型式模型では歯型の位置が狂いやすい。
e 歯型可撤式模型では歯型辺縁のトリミングが必要ない。
95C19
ブリッジと比較した場合の部分床義歯の特徴はどれか。
(1)違和感が少ない。
(2)清掃が容易である。
(3)粘膜負担である。
(4)多数歯欠損に適用できる。
(5)咀嚼能力に優れる。
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C20
全部床義歯用個人トレーの製作で配慮すべき事項はどれか。
(1)床下粘膜の被圧変位量
(2)ハミュラーノッチの位置
(3)耳下腺乳頭の位置
(4)ドンダース空隙の大きさ
(5)舌小帯の位置
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
C21〜C40
95C21
全部床義歯装着者の口腔清掃不良による症状はどれか。
(1)床下粘膜の炎症
(2)口角炎
(3)口 臭
(4)フラビーガム
(5)褥瘡性潰瘍
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C22
全部床義歯の審美性で正しいのはどれか。
a 犬歯の色調は側切歯より明るくする。
b 顔面と義歯との正中を一致させる。
c 上顎中切歯切縁は微笑時の上唇下縁に一致させる。
d 上顎前歯は歯槽頂線上に排列する。
e 女性では上顎前歯切縁を直線的に排列する。
95C23
無歯顎者の咬合採得で最初に行うのはどれか。
a 上下的顎間関係の決定
b 水平的顎間関係の決定
c 仮想咬合平面の決定
d 転覆試験
e 標示線の記入
95C24
支台築造の目的はどれか。
(1)残存歯質の補強
(2)咬合関係の改善
(3)審美性の改善
(4)適合性の向上
(5)保持形態の付与
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C25
78歳の男性。咀嚼時の下顎義歯による疼痛を主訴として来院した。義歯は3年前に装着したが、2か月前から咀嚼時の痛みが生じてきたという。初診時の口腔内写真(別冊No.1A、B)と義歯の写真(別冊No.1C、D)とを別に示す。


行うべき処置はどれか。2つ選べ。
a 臼歯人工歯の形態修正
b 下顎最遠心の人工歯削除
c 支台歯の歯冠形態修正
d 下顎義歯のリライニング
e 支台装置へのレスト付与
95C26
71歳の女性。下顎義歯床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。義歯使用時の痛みが強いので、食事では使用していなかったという。治療用義歯を装着したところ、咀嚼中の痛みは消失した。初診時の口腔内写真(別冊No.2A)と2種類の義歯の写真(別冊No.2B、C)とを別に示す。

疼痛の原因として考えられるのはどれか。
a 第二大臼歯の排列
b 臼歯の頬舌幅径
c 義歯床縁の位置
d 前歯の排列位置
e 舌房の広さ
95C27
73歳の男性。審美障害を主訴として来院した。13年前に上下顎の総義歯を装着し、現在、摂食に困難は感じないという。初診時における咬合時の顔面写真(別冊No.3A、B)を別に示す。

診査項目で必要でないのはどれか。
a 安静空隙量
b 顆路傾斜角
c オーバーバイト量
d 前歯部の排列位置
e 床の辺縁形態
95C28,29
次の文により28、29の問いに答えよ。
70歳の男性。義歯使用時の疼痛を主訴として来院した。12年前に上下顎部分床義歯を装着したが、2か月前から咀嚼時に下顎犬歯部の疼痛を感じるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.4A、B)と義歯の写真(別冊No.4C)とを別に示す。

28 考えられる原因はどれか。2つ選べ。
a 床の適合不良
b 過長な床縁形態
c 義歯の沈下
d 義歯後部の浮き上り
e 支台装置の形態不良
29 この症例で義歯を再製するにあたり、3┐のクラウンを再製することとした。
クラウンの設計で誤っているのはどれか。
a 近心にレストシート
b 遠心にレストシート
c 歯頸線に沿った豊隆
d 近心隣接面にガイドプレーン
e 遠心隣接面にガイドプレーン
95C30
75歳の男性。義歯の製作を希望して来院した。有咬頭人工歯を使用して上下顎全部床義歯を製作した。最初の咬合調整にあたり、咬合紙による閉口時の記録を行った。その時の写真(別冊No.5A、B)を別に示す。

咬合紙の印記部位で削合するのはどれか。2つ選べ。
a BULLの法則に合う部位
b 4┘の遠心辺縁隆線
c └4の舌側咬頭頂
d 5┐の頬側咬頭頂
e ┌4の遠心辺縁隆線
95C31
77歳の女性。上顎全部床義歯を装着したところ、2週後の来院時に咀嚼時の疼痛を訴えた。その時の口腔内写真(別冊No.6A)と義歯適合試験の写真(別冊No.6B)とを別に示す。

疼痛の原因はどれか。2つ選べ。
a 個人トレーの形態不良
b 印象採得時の加圧不足
c 咬合採得の不正
d 口蓋正中部のリリーフ不足
e 不均衡な咬合接触
95C32
64歳の女性。上顎前歯部の補綴処置を希望して来院した。両側第二小臼歯に咬合面レストを持つ義歯を装着した。装着時の口腔内写真(別冊No.7A、B、C)と義歯の写真(別冊No.7D)とを別に示す。


義歯の回転脱落に抵抗する維持装置はどれか。2つ選べ。
a 7┴7の頬側腕鉤尖部
b 5┴5の頬側腕鉤尖部
c 5┴5の咬合面レスト
d 7┴7のレスト
e 7┴7の舌側腕鉤尖部
95C33
56歳の女性。下顎部分床義歯の開口時脱離を主訴として来院した。義歯は4年前に装着したという。初診時の口腔内写真(別冊No.8A、B、C)を別に示す。

義歯を新製するにあたり、4┬5の支台装置の設計で適切なのはどれか。2つ選べ。
a 近心レスト
b 遠心レスト
c ファーゾーンに鉤尖
d ニアゾーンに鉤尖
e 近心隣接面にガイドプレーン
95C34
23歳の女性。開口時の顎運動障害を主訴として来院した。1か月前から開口時に下顎偏位が生じたが自発痛はないという。初診時の閉口時の写真(別冊No.9A)と開口時の写真(別冊No.9B、C)とを別に示す。

下顎偏位の状況から考えられる障害部位はどれか。
a 右側顎関節
b 左側顎関節
c 右側開口筋
d 左側開口筋
e 右側閉口筋
95C35
51歳の女性。前歯部の審美障害と発音障害とを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.10)を別に示す。

補綴処置に際して行うべき咬合診査はどれか。2つ選べ。
a 咬頭嵌合位
b 下顎後退位
c 右側方滑走運動
d 左側方滑走運動
e 安静空隙量
95C36
38歳の女性。上顎前歯部ブリッジの審美障害を主訴として来院した。来院時の口腔内写真(別冊No.11A、B)を別に示す。

ポンティックを修正する処置で適切なのはどれか。
(1)歯頸部位置の修正
(2)有床ポンティックの適用
(3)切縁部の短縮
(4)唇面形態の修正
(5)色調の修正
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C37
59歳の女性。前歯部のクラウン脱落を主訴として来院した。支台歯には齲蝕、破折および歯周炎などの異常は認められない。脱落したクラウンを試適したところ、咬合状態、適合性および審美性も良好であった。来院時の口腔内写真(別冊No.12A)と脱落したクラウンの写真(別冊No.12B)とを別に示す。

考えられる処置はどれか。2つ選べ。
a リン酸亜鉛セメントによる再装着
b 接着性レジンセメントによる再装着
c 切縁を0.5mm短くして再装着
d 回転防止を形成して再装着
e 回転防止を形成して再製作
95C38
63歳の男性。下顎小臼歯前装冠の脱落を主訴として来院した。来院時のエックス線写真(別冊No.13A)と脱落した前装冠の写真(別冊No.13B)とを別に示す。

脱落の原因で考えられるのはどれか。2つ選べ。
a ポスト長の不足
b ポスト孔の近心への偏在
c ポスト太さの不足
d ポストの鋳造欠陥
e 合金選択の誤り
95C39
60歳の男性。上顎前歯ブリッジの動揺を主訴として来院した。診査によって犬歯部の片側離脱が認められた。ブリッジ撤去時の口腔内写真(別冊No.14)を別に示す。

再製にあたり改善すべき点はどれか。2つ選べ。
a 支台歯数の増加
b 1┘の支台歯形態
c 3┘の支台築造
d 顎堤の形態
e ポンティック基底面
95C40
60歳の男性。口腔内診査を希望して来院した。臼歯部歯肉に着色を認めた。初診時の口腔内写真(別冊No.15)を別に示す。

着色の原因で考えられるのはどれか。
a 冠の適合不良による慢性歯肉炎
b 歯根部に生じた二次齲蝕
c メタルコア金属の溶出
d レジンセメントの溶出
e 根管貼薬剤の溶出
C41〜C60
95C41
40歳の男性。1年前に装着した陶材ジャケット冠の破損を主訴として来院した。装着前後における口腔内写真(別冊No.16A、B)、冠の写真(別冊No.16C)および来院時の口腔内写真(別冊No.16D)を別に示す。


冠破損の原因はどれか。2つ選べ。
a 支台歯辺縁形態の不良
b コンポジットレジンでの支台築造
c 接着性レジンセメントでの装着
d 隣接接触点の形態不良
e 咬合面部の陶材厚さ不足
95C42
63歳の女性。右側臼歯部の咀嚼障害を主訴として来院した。1か月前から噛みにくくなったという。7┘の一部被覆冠が脱離していたため、ブリッジを再製作することにした。初診時の口腔内写真(別冊No.17A、B)とブリッジ切断後の口腔内写真(別冊No.17C)とを別に示す。

再製にあたり改善すべき点はどれか。2つ選べ。
a 支台装置の維持力
b 支台歯数の増加
c ポンティック基底面の形態
d 顎堤の形態
e 咬合平面の修正
95C43
73歳の女性。義歯の破折を主訴として来院した。2日前の食事中に破折したという。初診時の口腔内写真(別冊No.18A)、義歯の写真(別冊No.18B)および破折部接合後の適合試験の写真(別冊No.18C)を別に示す。

原因として考えられるのはどれか。
(1)床内面の適合不良
(2)クラスプ脚の位置不良
(3)義歯床の厚さの不足
(4)義歯床の長さの不足
(5)人工歯排列位置の不良
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C44
62歳の男性。義歯装着6か月後の検査のため来院した。最近になって義歯が緩くなったという。義歯新製時の写真(別冊No.19A、B)と6か月後の検査時の写真(別冊No.19C、D)とを別に示す。


行うべき処置はどれか。2つ選べ。
a 咬合調整
b 義歯床の拡大
c 粘膜調整
d リライニング
e クラスプ調整
95C45
72歳の男性。上顎義歯の適合不良と下顎義歯の製作とを主訴として来院した。下顎義歯は1年前に紛失したという。初診時の口腔内写真(別冊No.20A、B)を別に示す。

咬合採得で誤っているのはどれか。2つ選べ。
a 顔貌に配慮した咬合高径
b 上顎咬合床による咬合採得
c 上下顎咬合床による咬合採得
d 下顎の前方偏位に対する注意
e 下顎の後方偏位に対する注意
95C46
次の文により46、47の問いに答えよ。
73歳の男性。上顎前歯部の疼痛と咀嚼障害とを主訴として来院した。上顎義歯を7年前に装着し、その後下顎臼歯を抜去したが放置していた。半年前から義歯の動揺が大きくなり、最近は咀嚼時に痛みを感じるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.21A、B)と義歯の写真(別冊No.21C、D)とを別に示す。


46 疼痛の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 前歯床縁形態
b 前歯排列位置
c 床後縁位置
d 人工歯の咬耗
e 咬合圧分布の不均衡
47 初診時に行うべき処置はどれか。2つ選べ。
a 前歯床縁の削除
b ポストダムの付与
c 咬合調整
d 粘膜調整とリライニング
e 下顎義歯の製作
95C48
53歳の女性。ポンティック部分の刷掃指導を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.22)を別に示す。

清掃効果の高い用具はどれか。
a デンタルテープ
b デンタルフロス
c 歯間ブラシ
d ジェット水流洗口器
e ラバーチップ
95C49
69歳の女性。上下顎全部床義歯の新製を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線写真(別冊No.23B)とを別に示す。

義歯新製にあたって適切でないのはどれか。
a 機能印象を採得する。
b 頬舌径の小さい人工歯を用いる。
c 咬合平面の位置を上げる。
d 咬頭傾斜の緩い人工歯を用いる。
e 両側性平衡咬合を与える。
95C50
片側性口唇口蓋裂患者の口蓋閉鎖術後に多くみられるのはどれか。
(1)前歯部の反対咬合
(2)臼歯部の交叉咬合
(3)上顎の空隙歯列弓
(4)下顎の短縮歯列弓
(5)上顎の狭窄歯列弓
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C51
セファロ分析で下顎の近遠心的な位置を知るための基準平面はどれか。
(1)SN平面
(2)FH平面
(3)咬合平面
(4)下顎下縁平面
(5)正中矢状平面
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C52
矯正治療による生体反応で誤っているのはどれか。
a 下顎運動での切歯路の変化
b 顎骨での骨梁走向の変化
c 圧迫側歯根膜でのコラーゲン線維の伸展
d 圧迫側歯根膜でのマクロファージの出現
e 顎関節部での骨改造の出現
95C53
頭部エックス線規格写真撮影法で正しいのはどれか。
a 焦点─被写体間距離は1mである。
b Angleによって考案された。
c 画像は実物の等倍大となる。
d 頭位はFH平面を水平とする。
e 被写体は頭頂部と後頭部とで固定する。
95C54
矯正治療における永久歯の抜去に関して考慮するのはどれか。
(1)口唇突出度
(2)頭指数
(3)開閉口運動
(4)上下顎位置関係
(5)アーチレングスディスクレパンシー
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C55
縫合性骨形成の制御を目的とした矯正装置はどれか。
(1)ヘッドギア
(2)急速拡大装置
(3)オトガイ帽装置
(4)アクチバトール
(5)舌側弧線装置
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C56
上顎第一大臼歯の遠心移動に適しているのはどれか。
a ヘッドギア
b 切歯斜面板
c バイオネイター
d 咬合挙上板
e タングクリブ
95C57
10歳の反対咬合の男児。オトガイ帽装置と上顎の舌側弧線装置とで治療する計画を立てた。
セファロ分析のうち、治療によって角度が小さくなるのはどれか。
(1)FMA
(2)FMIA
(3)IMPA
(4)SNB
(5)ANB
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C58
リーウェイスペースで正しいのはどれか。
(1)上下顎第一大臼歯の咬合関係の調整に関与する。
(2)ターミナルプレーンによって異なる。
(3)口腔習癖の程度によって影響を受ける。
(4)歯と歯槽基底部との大きさの不調和をいう。
(5)上顎より下顎の方が大きい。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C59
急速拡大装置で正しいのはどれか。
a 年齢に関係なく適用できる。
b 臼歯が傾斜移動する。
c 切歯縫合が離開する。
d 歯槽基底部が拡大する。
e 保定期間は必要ない。
95C60
上顎切歯の正中離開の原因となりうるのはどれか。
(1)小舌症
(2)上唇小帯の高位付着
(3)正中埋伏過剰歯
(4)上顎側切歯の先天欠如
(5)唇 裂
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
C61〜C75
95C61
AngleⅡ級1類の特徴はどれか。
(1)上顎切歯の唇側傾斜
(2)下顎の近心咬合
(3)ANB角の過小
(4)凹型の顔貌
(5)口呼吸
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C62
弱い矯正力による歯根膜の反応動態で正しい組合せはどれか。
(1)破骨細胞の活性化────直接性骨吸収
(2)線維芽細胞の活性化───歯根膜線維の再配列
(3)歯根膜の圧迫──────血管透過性亢進
(4)マクロファージの出現───骨添加
(5)充血帯の出現──────硝子様変性
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C63
学童期と比較した場合、成人期の矯正治療で特徴的なのはどれか。
(1)骨格性成長は期待しにくい。
(2)主訴は多様である。
(3)機能的装置が多用される。
(4)組織の反応性は早い。
(5)顎関節症状が発現しやすい。
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C64
正しい組合せはどれか。
a Steiner分析──────顔面規格写真
b Northwestern法────口腔模型
c Moyers分析──────手根骨エックス線写真
d Tweed分析──────パノラマエックス線写真
e Downs法───────頭部エックス線規格写真
95C65
正しい組合せはどれか。
(1)Down症候群───────過剰歯
(2)鎖骨頭蓋骨異形成症────狭窄歯列弓
(3)Crouzon症候群──────上顎発育不全
(4)Pierre Robin症候群────口蓋裂
(5)Marfan症候群───────咀嚼筋活動低下
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C66
9歳の女児。受け口を主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No.24A)と口腔内写真(別冊No.24B)とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。


考えられる治療方針はどれか。2つ選べ。
a 成長が完了するまで観察する。
b 上顎の前方牽引を行う。
c 下顎の後下方回転を行う。
d 上顎前歯の唇側傾斜移動を行う。
e 下顎前歯の舌側傾斜移動を行う。
95C67
17歳の女子。前歯部の歯列不正を主訴として来院した。口腔内所見では上下顎第一大臼歯の咬合関係は両側ともAngleⅠ級で、セファロ分析では骨格性の異常はみられない。初診時の口腔内写真(別冊No.25A、B、C)を別に示す。

矯正治療上、適切な抜歯部位はどれか。

95C68
13歳の男児。下顎右側乳臼歯の交換の遅れを主訴として来院した。E┐は対合歯との咬合が認められず、打診には金属様の清音を呈した。初診時の口腔内写真(別冊No.26A)とエックス線写真(別冊No.26B)とを別に示す。

適切な対応はどれか。
a 経過観察
b 6┐、4┐間の離開
c E┐のセプトトミー
d E┐の抜歯
e E┐の牽引
95C69
20歳の男性。下顎の突出を主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No.27A)、口腔内写真(別冊No.27B、C)および頭部エックス線規格写真(別冊No.27D)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。




下顎枝矢状分割術によって外科的矯正治療を行う場合、適切な術前処置はどれか。
(1)上顎前歯の舌側傾斜移動
(2)上顎第一小臼歯の抜去
(3)下顎前歯の舌側傾斜移動
(4)下顎第一小臼歯の抜去
(5)下顎第三大臼歯の抜去
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C70
8歳の女児。受け口を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.28A、B)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。


適切な矯正装置はどれか。2つ選べ。
a 上顎前方牽引装置
b 急速拡大装置
c 舌側弧線装置
d オトガイ帽装置
e 咬合斜面板
95C71
9歳の女児。前歯部の不正咬合と下顎左側中切歯の動揺とを主訴として来院した。初診時の咬頭嵌合位の写真(別冊No.29A)と早期接触位の写真(別冊No.29B)とを別に示す。

この時期に行う処置として適切なのはどれか。
a オトガイ帽装置の使用
b アクチバトールの使用
c リップバンパーの使用
d ┌1の削合
e 歯肉弁移動術
95C72
8歳の男児。受け口を主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No.30A)と口腔内写真(別冊No.30B、C)とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。


混合歯列期における治療方針と矯正装置との組合せで考えられるのはどれか。
(1)下顎の前方成長の抑制─────オトガイ帽装置
(2)咬合の挙上──────────咬合斜面板
(3)上顎切歯の舌側傾斜移動────アクチバトール
(4)下顎歯列の側方拡大──────拡大床装置
(5)上顎の前方成長の促進─────上顎前方牽引装置
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95C73
14歳の女子。前歯で噛めないことを主訴として来院した。顎関節に異常は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.31A、B)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。


適切な矯正装置はどれか。2つ選べ。
a 上顎前方牽引装置
b 咬合斜面板
c マルチブラケット装置
d オトガイ帽装置
e タングクリブ
95C74
9歳の女児。上顎前歯の前突を主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No.32A)と口腔内写真(別冊No.32B、C)とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。


適切な治療方針はどれか。
(1)上顎切歯の舌側傾斜移動
(2)下顎切歯の唇側傾斜移動
(3)下顎歯列の側方拡大
(4)上顎骨の前方成長の抑制
(5)下顎骨の前方成長の促進
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
95C75
7歳の女児。前歯で噛めないことを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.33A、B)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。


混合歯列期における治療方針と矯正装置との組合せで考えられるのはどれか。
(1)上顎骨の前方成長抑制───サービカルヘッドギア
(2)上顎切歯の挺出──────マルチブラケット装置
(3)上顎骨の下方成長抑制───ハイプルヘッドギア
(4)下顎骨の前方成長促進───アクチバトール
(5)下顎切歯の挺出──────マルチブラケット装置
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)