
B1〜B20
96B1
幼児の定期診査で必要な項目はどれか。
(1)Moro反射の有無
(2)Rohrer指数の判定
(3)食生活の内容
(4)臼歯の咬合状態
(5)齲蝕の有無
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
96B2
( )内に入る語句の組合せで正しいのはどれか。
ディスタルシューは歯齢ⅡA期の(①)の要抜去症例に適応される。本装置の目的は(②)を正常な位置に誘導し、(③)の萌出場所を確保することにある。
① ② ③
a 第一乳臼歯 第一大臼歯 第一小臼歯
b 第二乳臼歯 第一大臼歯 第一小臼歯
c 第二乳臼歯 第一大臼歯 第二小臼歯
d 第二乳臼歯 第一小臼歯 第一大臼歯
e 第二乳臼歯 第二小臼歯 第一大臼歯
96B3
乳歯齲蝕が好発する歯面で正しい組合せはどれか。
(1)乳中切歯────近心隣接面
(2)乳側切歯────遠心隣接面
(3)乳犬歯─────近心隣接面
(4)第一乳臼歯───頬側面
(5)第二乳臼歯───咬合面
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B4
乳歯の外傷で正しいのはどれか。
(1)破折が多い。
(2)女児に多い。
(3)4~5歳児に多い。
(4)転倒によるものが多い。
(5)上顎切歯部に多い。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B5
正しい組合せはどれか。
(1)筋ジストロフィー───神経伝達障害
(2)自閉症───────進行性脳機能障害
(3)重症筋無力症────クレアチン代謝異常
(4)精神発達遅滞────脳器質異常
(5)脳性麻痺──────非進行性運動障害
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B6
1歳児の歯科治療に適応できるのはどれか。
a TSD法
b モデリング法
c 抑制法
d 母子分離法
e 笑気吸入鎮静法
96B7
象牙質形成不全症で正しいのはどれか。
a 歯髄腔の狭窄
b タウロドントの発現
c 歯根の肥大
d 歯根の骨性癒着
e 歯槽骨の吸収
96B8
Down症候群児の歯科治療で注意すべき事項はどれか。
a 暴力的行動
b 不随意運動
c けいれん発作
d 易感染性
e 過換気症状
96B9
母指吸引癖が関係するのはどれか。
(1)下顎近心位
(2)上顎前突
(3)上顎歯列弓の狭窄
(4)下顎前歯の唇側傾斜
(5)過蓋咬合
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B10
15歳の女子。上顎中切歯の動揺を主訴として来院した。全身的な特記所見はない。エックス線検査の結果、上顎中切歯と上下顎第一大臼歯との歯槽骨吸収が著明であった。
疑われる疾患はどれか。
a 思春期前歯周炎
b 外傷性歯肉炎
c 急性壊死性潰瘍性歯肉炎
d 若年性歯周炎
e 急性単純性根尖性歯周炎
96B11
小児の発達で正しい組合せはどれか。
a 人見知り───────3か月
b 排泄の予告──────6か月
c コップを持って飲む───10か月
d 自我の芽生え─────2歳10か月
e 衣服のボタン掛け───3歳6か月
96B12
フッ化ジアンミン銀の効果で正しいのはどれか。
(1)歯質耐酸性の向上
(2)再石灰化の促進
(3)抗菌作用
(4)歯垢溶解作用
(5)自浄作用の向上
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
96B13
鎖骨頭蓋異骨症の特徴で正しいのはどれか。
a 大泉門の早期閉鎖
b 小帯の異常
c 乳歯の早期脱落
d 永久歯の欠如
e 中顔面の劣成長
96B14
Scammonの臓器発育曲線の一般型に含まれるのはどれか。
a 筋 肉
b 胸 腺
c 脳
d 脊 髄
e 精 巣
96B15
レジン系材料の予防填塞で保持力を高めるのはどれか。
(1)ラバーダム防湿
(2)歯面清掃
(3)歯面の酸処理
(4)填塞前のフッ化物塗布
(5)裂溝部の開拡
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
96B16
4歳の男児。齲蝕を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.1A、B)を別に示す。

応急処置後に行う口腔内環境の改善に必要なのはどれか。
(1)齲蝕活動性試験
(2)プラークコントロール
(3)食生活指導
(4)フッ化物歯面塗布
(5)予防填塞
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
96B17
5歳の男児。上顎両側乳中切歯の齲蝕を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.2)を別に示す。

望ましい対応はどれか。
a 経過観察
b フッ化物歯面塗布
c コンポジットレジン修復
d アマルガム修復
e 既製乳歯冠修復
96B18
10歳の男児。下顎左側第二小臼歯の自発痛を主訴として来院した。┌5の歯冠部に齲窩はなく、電気診には反応しない。初診時のエックス線写真(別冊No.3)を別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a アペキソゲネーシス
b 抜 髄
c アペキシフィケーション
d 歯根尖切除
e 抜 歯
96B19
15歳の女子。口唇部の疼痛を主訴として来院した。3日前の激しい運動後に症状が出現したという。初診時の口唇部の写真(別冊No.4)を別に示す。

疑われる原因はどれか。
a コクサッキーAウイルス
b 単純ヘルペスウイルス
c ムンプスウイルス
d 風疹ウイルス
e 麻疹ウイルス
96B20
2歳の女児。保護者が歯肉の色調を心配して来院した。全身的な問題はないという。初診時の口腔内写真(別冊No.5)を別に示す。

適切な対応はどれか。
a 経過観察
b 叢生の改善
c 保護者への刷掃法の指導
d 歯周ポケットの掻爬
e 辺縁部歯肉の切除
B21〜B40
96B21
4歳の女児。上顎乳前歯の齲蝕を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.6)を別に示す。

A┴Aの歯冠修復に必要なのはどれか。
(1)Tバンド
(2)セルロイドストリップス
(3)ウッドウェッジ
(4)エリオットセパレーター
(5)トッフルマイヤーリテーナー
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B22
7歳の男児。学校歯科健診で下顎前歯部の歯列不正を指摘され来院した。口腔習癖の既往はないという。オーバーバイト、オーバージェットは正常範囲内で、後継永久歯の排列余地は左側+2mm、右側+1mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.7)を別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a C┬Cのトリミング
b C┬Cの抜歯
c 歯列弓の側方拡大
d 2┬2の唇側移動
e 6┬6の遠心移動
96B23
8歳の男児。下顎左側前歯の動揺を主訴として来院した。┌1の動揺度は2度で、唇面中央部のプロービングデプスは3mmである。打診と温度診とに異常はない。初診時の口腔内写真(別冊No.8)を別に示す。

適切な対応はどれか。
a ブラッシング指導
b 習癖除去装置の装着
c └1の唇側移動
d ┌1の圧下
e ルートプレーニング
96B24
8歳の男児。前歯の形態異常を主訴として来院した。兄にも同様の所見がみられるという。初診時の顔面写真(別冊No.9A p5)と口腔内写真(別冊No.9B、C)とを別に示す。


疑われる疾患はどれか。
a 鰓弓症候群
b 鎖骨頭蓋異骨症
c 下顎顔面異骨症
d 無汗型外胚葉性異形成症
e 先天性表皮水疱症
96B25
8歳の男児。学校歯科健診で歯の異常を指摘され来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.10A)とエックス線写真(別冊No.10B)とを別に示す。

適切な対応はどれか。
a 保隙装置を装着後、経過観察
b 第二乳臼歯を抜去後、保隙装置を装着
c 第一乳臼歯を近心移動後、保隙装置を装着
d 第二乳臼歯を牽引後、経過観察
e 第一大臼歯を遠心移動後、第二乳臼歯を抜去
96B26
骨内期の急性根尖性歯周炎で正しいのはどれか。
a 著明な打診痛を呈する。
b 冷刺激に強く反応する。
c 患歯を明示しにくい。
d 根尖部に明瞭なエックス線透過像を認める。
e 膿瘍は切開して排膿させる。
96B27
歯内─歯周疾患の診査項目で重要なのはどれか。
(1)咬合痛
(2)歯髄の生死
(3)歯周ポケット
(4)根尖部透過像
(5)歯肉の腫脹
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
96B28
アペキシフィケーションで正しいのはどれか。
(1)根未完成歯に行う。
(2)パラホルムアルデヒド糊剤を用いる。
(3)根尖歯周組織に薬剤を溢出させる。
(4)根尖部が骨で閉鎖される。
(5)根尖閉鎖後に根管充填を行う。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B29
歯根尖切除法の適応はどれか。
(1)著しい動揺
(2)垂直性根破折
(3)根管充填剤の過剰溢出
(4)根尖部近くのリーマー破折片
(5)根尖病巣と歯周ポケットとの交通
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B30
変色歯の原因となるのはどれか。
(1)アルコール系含嗽剤での洗口
(2)フッ化ナトリウムの歯面塗布
(3)テトラサイクリンの長期服用
(4)打撲による歯髄出血
(5)ホルマリンクレゾールの根管内貼薬
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B31
妊娠性歯肉炎の適切な処置はどれか。
(1)口腔清掃指導
(2)ルートプレーニング
(3)歯周ポケット掻爬術
(4)抗菌薬の投与
(5)スケーリング
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B32
天然歯の咬合調整の基本はどれか。
(1)咬頭嵌合位で多数歯に同時接触させる。
(2)側方力の発生を抑える。
(3)咬頭嵌合位で咬頭を削合する。
(4)面接触となるように削合する。
(5)前方運動では下顎前歯切縁を削合する。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B33
歯髄疾患の診査・診断で正しいのはどれか。
(1)電気診の反応閾値で歯髄炎の広がりを判定する。
(2)壊死歯髄は透照診でピンク色に見える。
(3)露髄の電気抵抗値は200kΩ(周波数50Hz)以下である。
(4)麻酔診は関連痛の原因歯の診断に有効である。
(5)待機的診断は歯髄の保存の判定に有効である。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B34
正しい組合せはどれか。
a 抵抗形態───リバースカーブ
b 便宜形態───鳩尾形
c 保持形態───起始点
d 窩縁形態───フレアーカーブ
e 把持形態───開放角60度
96B35
歯間分離法で正しいのはどれか。
(1)前歯にウェッジ型のセパレーターを用いる。
(2)填塞や研磨の操作性が向上する。
(3)隔壁用バンドの装着が容易になる。
(4)隣接面齲蝕の診査が容易になる。
(5)前歯では緩徐分離法を行うことが多い。
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
96B36
修復材料の性状で二次齲蝕の発生に関与しないのはどれか。
a 熱伝導性
b 抗菌性
c 熱膨張係数
d 縁端強度
e 吸水性
96B37
ラバーダム防湿法で誤っているのはどれか。
a 患歯の呼気からの隔離
b 術野の明示
c 歯軸方向の明瞭化
d 誤嚥事故の防止
e 頬粘膜の保護
96B38
正しい組合せはどれか。
(1)芽胞を形成する細菌───煮沸消毒
(2)HBV─────────クロールヘキシジン
(3)HIV──────────グルタールアルデヒド
(4)手指の消毒──────ポビドンヨード
(5)金属器具の消毒────次亜塩素酸ナトリウム
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B39
Er:YAGレーザーの歯科的用途はどれか。
(1)血流の測定
(2)ろう付け
(3)嚢胞摘出
(4)窩洞形成
(5)歯石除去
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B40
コンポジットレジンの積層充填法について正しいのはどれか。
a アルコール綿球での未重合層除去
b リン酸エッチング
c フッ化水素酸処理
d ボンディングレジン塗布
e 前処理不要
B41〜B60
96B41
齲蝕検知液で正しいのはどれか。
(1)10秒間染色し、水洗後に判定する。
(2)齲蝕象牙質第二層の透明層は赤染する。
(3)エナメル質齲蝕の診断に有効である。
(4)不染部でも黒褐色の着色層は除去する。
(5)淡いピンク色に染色した層は除去しない。
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
96B42
歯の漂白法で誤っているのはどれか。
a ウォーキングブリーチは有髄歯に適用できる。
b オフィスブリーチは有髄歯に適用できる。
c オフィスブリーチではラバーダム防湿を行う。
d オフィスブリーチでは加熱を行う。
e ホームブリーチは歯科医師の指導の下に行う。
96B43
Ⅱ級コンポジットレジン修復で正しいのはどれか。
(1)ラバーダムは装着しない。
(2)隔壁は辺縁隆線より高くする。
(3)メタルマトリックスが使用できる。
(4)隣接面は研磨しない。
(5)咬合調整は次回来院時に行う。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B44
歯周疾患の環境関連リスクファクターはどれか。
a 歯周疾患関連細菌
b 糖尿病
c 高血圧症
d 喫 煙
e 外傷性因子
96B45
歯周治療におけるフラップ手術の切開で正しいのはどれか。
a ポケット底への外斜切開
b ポケット底への内斜切開
c 歯根膜への外斜切開
d 骨頂部への横切開
e 骨頂部への内斜切開
96B46
GTR法で正しいのはどれか。
(1)結合組織性付着の獲得
(2)仮性ポケットの除去
(3)口腔前庭の拡張
(4)術野への骨細胞の侵入遮断
(5)術野への上皮細胞の侵入遮断
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B47
歯周ポケット内への局所薬物配送システム(LDDS)の利点はどれか。
(1)薬剤の減量
(2)プラーク増加因子の除去
(3)歯周ポケットの無菌化
(4)副作用の軽減
(5)薬効の長期持続
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
96B48
ルートプレーニングの目的はどれか。
(1)象牙細管の閉鎖
(2)歯肉と歯根面の付着
(3)セメント質内内毒素の除去
(4)歯肉の掻爬
(5)歯槽骨の整形
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B49
新付着術の目的で正しいのはどれか。
a 歯周組織の再生
b 歯肉の形態修正
c 上皮性付着の獲得
d 付着歯肉の獲得
e 口腔前庭の拡張
96B50
2根管の発現頻度が著しく高いのはどれか。
(1)上顎第一小臼歯根
(2)上顎第二小臼歯根
(3)下顎第二小臼歯根
(4)上顎第一大臼歯遠心頬側根
(5)下顎第一大臼歯近心根
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96B51
62歳の女性。上顎左側第一小臼歯の鈍痛を主訴として来院した。10日前から症状があるという。└4は電気診に反応がなく、異常な動揺は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線写真(別冊No.11B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 抜髄法
b 感染根管治療
c 根尖掻爬法
d 歯根切除法
e 逆根管充填法
96B52
53歳の男性。下顎左側第二大臼歯の動揺を主訴として来院した。半年前に気付いたが放置していたという。┌7の動揺度は3度で、歯周ポケットの深さは10~12mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.12A)とエックス線写真(別冊No.12B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 感染根管治療
b フラップ手術
c 根尖掻爬法
d 歯の再植法
e 抜 歯
96B53
46歳の男性。下顎右側第二大臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。6か月前に気付いたが放置していたところ、次第に症状が強くなってきたという。齲窩の電気抵抗値は60kΩである。初診時のエックス線写真(別冊No.13A)と充填物除去後の口腔内写真(別冊No.13B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 間接覆髄法
b 直接覆髄法
c 生活断髄法
d 麻酔抜髄法
e 失活抜髄法
96B54
62歳の女性。上顎左側犬歯部の違和感を主訴として来院した。2週前に症状に気付いたという。補綴物の再製は希望していない。初診時の口腔内写真(別冊No.14A)とエックス線写真(別冊No.14B)とを別に示す。

適切な対応はどれか。
a 経過観察
b 感染根管治療
c 外科的排膿路の確保
d 逆根管充填法
e 歯根切除法
96B55
27歳の女性。上顎右側中切歯の変色を主訴として来院した。7年前に同部を打撲したという。1┘は動揺度が1度で、電気診に反応しない。初診時の口腔内写真(別冊No.15A)とエックス線写真(別冊No.15B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 漂白法
b 感染根管治療
c アペキソゲネーシス
d アペキシフィケーション
e 嚢胞摘出術
96B56
65歳の女性。下顎右側第一大臼歯の修復物の破折を主訴として来院した。6┐は5年前にコンポジットレジン修復処置を受けたという。初診時の口腔内写真(別冊No.16A)、エックス線写真(別冊No.16B)および軟化象牙質除去後の口腔内写真(別冊No.16C)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a 直接覆髄法
b 失活抜髄法
c 生活断髄法
d 感染根管治療
e 抜 歯
96B57
60歳の女性。上顎右側第二小臼歯の違和感を主訴として来院した。18年前に➆6➄➃┘のブリッジを装着し、4か月前から5┘の異常を感じるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.17A)、エックス線写真(別冊No.17B)および修復物除去後のエックス線写真(別冊No.17C)を別に示す。


適切な処置はどれか。
a 感染根管治療
b 歯根尖切除法
c 歯の挺出法
d 歯の再植法
e 歯肉骨内インプラント
96B58
42歳の男性。上顎右側中切歯の変色を主訴として来院した。20年前に1┘の治療を受けたという。初診時の口腔内写真(別冊No.18A)とエックス線写真(別冊No.18B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a ウォーキングブリーチ法
b グラスアイオノマーセメント修復
c 感染根管治療
d 歯面研磨
e イオン導入法
96B59
68歳の男性。上顎右側犬歯修復後の変色を主訴として来院した。2年前にコンポジットレジン修復処置を受けたという。3┘は電気診に反応し、歯周ポケットの深さは2mm以内である。初診時の口腔内写真(別冊No.19)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a 再研磨
b 漂白法
c イオン導入法
d コンポジットレジン修復
e ラミネートベニア修復
96B60
50歳の男性。下顎左側第二小臼歯の自発痛を主訴として来院した。3日前から軽度の咬合痛を覚えるも放置していたが、その後咬合痛が増してきたという。┌5には強い打診痛があり、電気診に反応しない。根尖相当部に波動は触れない。初診時のエックス線写真(別冊No.20)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a 直接覆髄法
b 抜髄法
c 感染根管治療
d 膿瘍切開
e 抜 歯
B61〜B75
96B61
56歳の男性。下顎左側第一大臼歯の咬合痛を主訴として来院した。歯周基本治療後の再評価で┌6分岐部はポケット探針が通過する。近心根近心面の歯周ポケットの深さは9mmである。歯周基本治療後の口腔内写真(別冊No.21A)とエックス線写真(別冊No.21B)とを別に示す。

次に行うべき処置はどれか。
a ファルカプラスティ
b GTR法
c 歯肉歯槽粘膜形成術
d ENAP
e ヘミセクション
96B62
59歳の男性。下顎左側第一大臼歯の咬合痛と歯肉からの出血とを主訴として来院した。1年前から症状があったが放置していたという。┌6分岐部のアタッチメントロスは4mmで、分岐部用プローブが頬側から水平的に3mm入る。初診時の口腔内写真(別冊No.22A)とエックス線写真(別冊No.22B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 暫間固定
b ルートセパレーション
c ファルカプラスティ
d トンネル形成術
e ヘミセクション
96B63
51歳の女性。上顎左側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。└6の歯周ポケットの深さは、口蓋側で4mm、頬側では近心から5、8、11mmである。動揺度は2度で、電気診に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線写真(別冊No.23B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 感染根管治療
b 歯根尖切除法
c ENAP
d トライセクション
e トンネル形成術
96B64
24歳の女性。上顎中切歯部歯肉の異常を主訴として来院した。3年前から矯正歯科治療を受けており、半年前からブラッシング時の出血があるという。└1唇側近心に4mmのアタッチメントロスがある。初診時の口腔内写真(別冊No.24A)とエックス線写真(別冊No.24B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 歯肉整形術
b 遊離歯肉移植術
c 口腔前庭拡張術
d 歯肉切除術
e 小帯切除術
96B65
55歳の女性。上下顎前歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。歯科治療は10年以上受けていないという。初診時の口腔内写真(別冊No.25A、B、C)を別に示す。

プラーク増加因子となっているのはどれか。2つ選べ。
a 叢 生
b 歯 石
c 歯間離開
d 小 帯
e 補綴装置
96B66
56歳の男性。下顎右側第二大臼歯部歯肉の腫脹と疼痛とを主訴として来院した。7┐には2か月前から違和感があり、咬合痛が著しいという。歯周ポケットの深さは、頬側近心6mm、中央10mm、遠心5mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.26A)とエックス線写真(別冊No.26B)とを別に示す。

歯周基本治療後に行うべき処置はどれか。2つ選べ。
a 感染根管治療
b フラップ手術
c 根尖掻爬法
d ルートセパレーション
e ヘミセクション
96B67
25歳の女性。上下顎前歯部歯肉の不快感を主訴として来院した。1┴1+1┬1には、数年前から排膿が認められ、最近動揺が著しくなったという。歯周ポケットの深さは5~8mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.27A)とエックス線写真(別冊No.27B、C)とを別に示す。

歯周基本治療後に行うべき処置はどれか。
a 歯肉切除術
b 新付着術
c 歯周ポケット掻爬術
d フラップ手術
e 歯肉弁移動術
96B68
50歳の女性。上顎左側第二大臼歯の疼痛を主訴として来院した。3日前の夕食時に咬合痛を覚え、昨日から自発痛も発現したという。└7は冷温刺激に強く反応する。歯周ポケットの深さは、頬側近心5mm、中央3mm、遠心7mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線写真(別冊No.28B)とを別に示す。

疼痛の原因はどれか。
a 齲蝕
b 知覚過敏症
c 歯周膿瘍
d 咬耗症
e 歯の破折
96B69
47歳の女性。下顎左側臼歯部を10年前に治療し、リコールに応じて来院した。10年前のエックス線写真(別冊No.29A)と現在のエックス線写真(別冊No.29B)とを別に示す。

術後所見で正しいのはどれか。
(1)歯槽硬線の明瞭化
(2)歯槽骨の緻密化
(3)歯根膜腔の拡大
(4)抜歯窩の治癒
(5)根尖透過像の消失
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
96B70
54歳の男性。上顎左側犬歯のブラッシング時の疼痛を主訴として来院した。冷水にも時々反応するという。└3の歯頸部に擦過痛が認められるが、その他の異常は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.30)を別に示す。

適切な処置はどれか。2つ選べ。
a イオン導入
b フッ化ジアンミン銀塗布
c コンポジットレジン修復
d アマルガム修復
e メタルインレー修復
96B71
47歳の女性。上顎左側第二小臼歯の修復物の脱落を主訴として来院した。メタルインレー修復を行うことにした。インレー試適時の口腔内写真(別冊No.31)を別に示す。

次に点検すべき項目はどれか。
(1)隣接接触点の検査
(2)対合歯との咬合状態
(3)窩縁エナメル質の破折
(4)仮封材の取り残し
(5)インレー体内面の小突起
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
96B72
52歳の女性。上顎左側側切歯の変色を主訴として来院した。20年前に歯髄処置を受け、その後変色が徐々に強くなってきたという。└2に打診痛、根尖部圧痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.32A)とエックス線写真(別冊No.32B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 漂白法
b コンポジットレジン修復
c 感染根管治療
d 抜髄法
e PMTC
96B73
13歳の男子。上顎左側中切歯の破折を主訴として来院した。2日前に転倒し、打撲したという。破折面に露髄は観察されず、冷水痛はあるが、自発痛はない。動揺度は1度で、打診痛はなく、電気診に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.33)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a セラミックインレー修復
b 陶材焼付鋳造冠修復
c グラスアイオノマーセメント修復
d コンポジットレジン修復
e ラミネートベニア修復
96B74
27歳の女性。上下顎前歯の変色を主訴として来院した。萌出時から変色していたという。患歯はすべて電気診に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.34)を別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a ウォーキングブリーチ法
b バイタルブリーチ法
c ラミネートベニア修復
d 硬質レジンジャケット冠修復
e 前装鋳造冠修復
96B75
26歳の女性。上顎左側中切歯および側切歯の接触痛を主訴として来院した。4日前に転倒、強打し、応急処置を受けたという。自発痛があり、└12の歯冠は著しく動揺し、それに伴って激しい疼痛を生じる。初診時のエックス線写真(別冊No.35)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a 直接覆髄法
b 生活断髄法
c 抜髄法
d アペキシフィケーション
e 抜 歯