第105回 歯科医師国家試験:B問題

第105回 歯科医師国家試験:B問題

 

B1〜B20

105B1
65歳の男性。義歯の製作を希望して来院した。下顎義歯を製作するにあたり、右側の歯槽骨整形術を行うこととした。切開線の写真(別冊No. 1)を別に示す。

適切なのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

解答:表示

 

105B2
8歳の男児。上顎前歯部の歯列不正を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.2A)とエックス線写真(別冊No.2B) とを別に示す。

原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 歯牙腫
b 正中過剰歯
c 側切歯の異所萌出
d 上唇小帯付着異常
e 先行乳歯の晩期残存

解答:表示

 

105B3
35歳の女性。上顎左側中切歯の変色を主訴として来院した。CAD/CAMを応用したオールセラミッククラウンで治療することとした。治療過程の口腔内写真(別冊No.3A、B、C)を別に示す。

写真BとCの間に行うのはどれか。1つ選べ。
a 歯型のトリミング
b ポーセレンの築盛
c リテンションビーズの付与
d 作業模型の三次元形状計測
e コーピングのディギャッシング

解答:表示

 

105B4
35歳の男性。右側顔面の疼痛を主訴として来院した。1週前から右側顔面の熱感と疼痛とを自覚するようになり、次第に増悪したという。初診時の顔貌写真(別冊No.4)を別に示す。

治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
a リファンピシン
b アンホテリシンB
c セビメリン塩酸塩
d バラシクロビル塩酸塩
e ロキソプロフェンナトリウム水和物

解答:表示

 

105B5
65歳の男性。下顎義歯床下粘膜の痛みを主訴として来院した。咀嚼時に疼痛が生じることが多いという。新義歯製作のため下顎の印象採得を行うこととした。口腔内写真(別冊No.5A)とエックス線写真(別冊No.5B)とを別に示す。

個人トレーで緩衝する部位はどれか。1つ選べ。
a 舌小帯
b 骨鋭縁
c 下顎隆起
d オトガイ孔
e 翼突下顎ヒダ

解答:表示

 

105B6
32歳の女性。上顎両側中切歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。コンポジットレジン修復を行うこととした。窩洞形成中の写真(別冊No.6A)と切削器具の写真(別冊No.6B)とを別に示す。

使用する器具はどれか。2つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

解答:表示

 

105B7
60歳の女性。左側口底部の無痛性の腫脹を主訴として来院した。以前から不整脈があり、時々、意識消失発作を起こしていたため、1年前に治療を受けたという。内科対診時のエックス線写真(別冊No.7)を別に示す。

検査として行ってはならないのはどれか。1つ選べ。
a MRI
b 造影検査
c 超音波検査
d シンチグラフィ
e 頭部後前方向撮影

解答:表示

 

105B8
15歳の男子。上顎左側第二乳臼歯が生え代わらないことを主訴として来院した。└Eに動揺はなく、同歯の頬舌側歯槽部に骨の吸収や膨隆を触知しない。口腔内写真(別冊No.8A、B)とエックス線写真(別冊No.8C)とを別に示す。

次に行うべき検査はどれか。1つ選べ。
a 咬翼法
b 歯科用コーンビームCT
c Waters法エックス線撮影
d 頭部側方向エックス線撮影
e 頭部後前方向エックス線撮影

解答:表示

 

105B9
78歳の男性。咀嚼時の下顎臼歯部の痛みを主訴として来院した。義歯は安定しているが、これまでにも時々、同様の痛みがあったという。初診時の口腔内写真(別冊No.9A)、下顎義歯の写真(別冊No.9B)及び咬合接触検査の結果(別冊No.9C)を別に示す。

考えられる原因はどれか。1つ選べ。
a レストの不足
b 人工歯の摩耗
c 維持力の不足
d 咬合接触の不均等
e 義歯床後縁位置の不良

解答:表示

 

105B10
55歳の女性。舌の灼熱感を主訴として来院した。3年前に胃全摘出術を受け、6か月前から自覚しているという。初診時の舌の写真(別冊No. 10)を別に示す。血液検査の結果を表に示す。


考えられる原因はどれか。2つ選べ。
a 鉄の摂取不足
b 内因子の欠乏
c 葉酸の吸収不全
d ビタミンB12の吸収不全
e プロスタグランジンの合成阻害

解答:表示

 

105B11
42歳の男性。上顎前歯部の歯肉の違和感を主訴として来院した。歯周基本治療後の再評価の結果、歯周外科治療を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線写真(別冊No.11B)とを別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 抜 歯
b GTR法
c 歯肉切除術
d 小帯切除術
e フラップ手術

解答:表示

 

105B12
65歳の女性。上顎部分床義歯の新製を希望して来院した。加熱重合によるレジン床義歯製作用の作業用模型の写真(別冊No.12A、B、C) を別に示す。

矢印で示す部位とその部位の調整に用いる材料との組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a ア一一一一パラフィンワックス
b イ一一一一ユーティリティワックス
c ウ一一一一石 膏
d エ一一一一レディキャスティングワックス
e オ一一一一錫 箔

解答:表示

 

105B13
23歳の女性。下顎左側臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。3か月前から気付いていたが痛みがないため放置していたという。腫脹部に羊皮紙様感を触知する。初診時の口腔内写真(別冊No.13A)、エックス線写真(別冊No.13B)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.13C)を別に示す。

適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 開窓術
b 切開排膿術
c 摘出・骨削除術
d 下顎区域切除術
e ⎾6の感染根管治療

解答:表示

 

105B14
74歳の女性。上顎義歯の脱落を主訴として来院した。数年前から気管支喘息の治療で抗コリン薬を常用しているという。咀嚼時に疼痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.14)を別に示す。

原因として疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 口蓋隆起の存在
b 唾液分泌量の減少
c 横口蓋ヒダの消失
d 義歯性口内炎の存在
e 右側臼歯部顎堤のアンダーカット

解答:表示

 

105B15
63歳の女性。左側舌縁部の腫瘤を主訴として来院した。6か月前に左側舌縁部の白斑に気付いたが放置していた。1か月前から同部の腫瘤に気付いたという。初診時、所属リンパ節に異常を認めない。初診時の口腔内写真(別冊No.15A)と生検時のH-E染色病理組織像(別冊No. 15B)とを別に示す。

適切な治療法はどれか。2つ選べ。
a 組織内照射
b 舌部分切除術
c 抗真菌薬の投与
d レーザーによる蒸散
e 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布

解答:表示

 

105B16
15歳の男子。上顎前歯の歯冠破折を主訴として来院した。1時間前に受傷し、口での呼吸で強い痛みがあるという。1⏌の動揺は生理的範囲内である。初診時の口腔内写真(別冊No.16A)とエックス線写真(別冊No.16B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 抜髄
b 直接覆髄法
c 感染根管治療
d アペキソゲネーシス
e アペキシフィケーション

解答:表示

 

105B17
25歳の女性。上顎右側第一大臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。コンポジットレジンインレー修復を行うこととした。完成したインレーの写真(別冊No.17A)と試適時の口腔内写真(別冊No.17B、C)とを別に示す。

次に行う操作はどれか。1つ選べ。
a 合 着
b 咬合調整
c 仕上げ研磨
d 接触点部の調整
e レジンコーティング

解答:表示

 

105B18
45歳の女性。下顎右側臼歯部欠損のためインプラント治療を希望して来院した。恐怖心が強いため静脈内鎮静法を併用することとした。薬物投与のために使用した機器の写真(別冊No.18)を別に示す。

この機器を使用する目的はどれか。1つ選べ。
a 血管痛の軽減
b 健忘効果の増強
c 血圧変動の防止
d 鎮静レベルの維持
e アレルギー反応発生の予防

解答:表示

 

105B19
78歳の男性。下顎前歯部床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。15年前に義歯を装着した。6か月前から下顎前歯部の腫瘤に気付き、3 週前から咬合時に痛みを感じていたという。初診時の口腔内写真(別冊No.19A)と義歯装着時の口腔内写真(別冊No.19B)とを別に示す。

まず行う処置はどれか。1つ選べ。
a リライン
b 義歯新製
c 腫瘤の切除
d 床縁の削除
e 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布

解答:表示

 

105B20
24歳の女性。上顎両側側切歯の変色を主訴として来院した。小学生のころから変色に気付いていたが放置していたという。初診時の口腔内写真(別冊No.20)を別に示す。

矢印で示す変色の原因はどれか。1つ選べ。
a 口腔清掃の不良
b 初期の齲蝕病変
c フッ化物の過剰摂取
d テトラサイクリンの服用
e エナメル質の石灰化不全

解答:表示

B21〜B40

105B21
9歳の男児。歯磨きに伴う歯肉の痛みを主訴として来院した。38℃の発熱が2日間続いた後、口腔周囲と口腔内とに限局して小水疱が出現したという。発熱から4日目の病変部の写真(別冊No.21)を別に示す。

考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 白血病
b 放線菌症
c 好中球減少症
d 単純疱疹ウイルス感染症
e 水痘・帯状疱疹ウイルス感染症

解答:表示

 

105B22
8歳の男児。前歯の歯並びが悪いことを主訴として来院した。矯正治療を行うこととした。装置の製作過程の写真(別冊No.22)を別に示す。

次に行うのはどれか。1つ選べ。
a バンドの撤去
b 補助弾線の屈曲
c 2⏌の歯冠部の削合
d バッカルチューブの電気溶接
e 維持装置の脚部と主線のろう付け

解答:表示

 

105B23
24歳の女性。歯の着色を主訴として来院した。治療中の口腔内写真(別冊No.23)を別に示す。

前装冠と比較した本治療法の利点はどれか。2つ選べ。
a 無麻酔下で支台歯形成できる。
b ブラキシズム患者に適用できる。
c アンテリアガイダンスに影響を与えない。
d グラスアイオノマーセメントを使用できる。
e 象牙質プライマー処理による接着が期待できる。

解答:表示

 

105B24
65歳の女性。口蓋の着色を主訴として来院した。半年前に自覚し、最近、急速に広がってきたという。初診時の口腔内写真(別冊No.24)を別に示す。

最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a Addison病
b 悪性黒色腫
c 色素性母斑
d McCune-Albright症候群
e アマルガムによる色素沈着

解答:表示

 

105B25
4歳の男児。下顎乳臼歯部の一過性の冷水痛を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.25A)とエックス線写真(別冊No.25B)とを別に示す。

⎾Eの処置で適切なのはどれか。1つ選べ。
a フッ化物歯面塗布
b グラスアイオノマーセメント予防填塞
c コンポジットレジン修復
d 抜 髄
e 抜 歯

解答:表示

 

105B26
40歳の女性。下顎右側第二小臼歯のポーセレンジャケットクラウンを製作することとした。支台歯の口腔内写真(別冊No.26A)とポーセレンジャケットクラウンの写真(別冊No.26B)とを別に示す。

支台歯とポーセレンジャケットクラウンとに共通して行うのはどれか。1つ選べ。
a スズ電析処理
b フッ化水素酸処理
c メタルプライマー処理
d シランカップリング処理
e デンティンプライマー処理

解答:表示

 

105B27
51歳の男性。前歯部の腫脹を主訴として来院した。1年前から同部の軽い腫脹に気付いていたが、痛みがないため放置していたという。初診時のエックス線写真(別冊No.27A)とCT(別冊No.27B)とを別に示す。

疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 歯根嚢胞
b 残留嚢胞
c 鼻歯槽嚢胞
d 含歯性嚢胞
e 鼻口蓋管嚢胞

解答:表示

 

105B28
34歳の男性。上顎左側第一大臼歯の喪失を主訴として来院した。固定性ブリッジによる治療を行うこととした。口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線写真(別冊No.28B)とを別に示す。

前処置として考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 抜 歯
b 抜 髄
c 矯正治療
d 顎堤形成
e 咬合調整

解答:表示

 

105B29
9歳の女児。前歯部の歯並びが悪いことを主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No.29A)、口腔内写真(別冊No.29B)、口腔模型の写真(別冊No.29C)及びセファログラム(別冊No.29D)を別に示す。

正しい所見はどれか。2つ選べ。
a ⎿2⎾12の交叉咬合
b アデノイド肥大
c 上唇小帯の付着異常
d Hellmanの歯齢ⅢC期
e コンケイブタイプの側貌

解答:表示

 

105B30
38歳の男性。下顎犬歯の疼痛を主訴として来院した。一過性の冷水痛があるという。コンポジットレジンを用いて再修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.30A)と処置中の口腔内写真(別冊No.30B)とを別に示す。

この処置の目的はどれか。2つ選べ。
a 窩洞の防湿
b 歯間の分離
c 窩縁の明示
d 窩洞の単純化
e 歯肉損傷の防止

解答:表示

 

105B31
9歳の男児。上顎右側第一大臼歯の萌出遅延を主訴として来院した。初診時のエックス線写真(別冊No.31)を別に示す。

疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 歯牙腫
b 骨形成線維腫
c 線維性異形成症
d エナメル上皮腫
e 腺腫様歯原性腫瘍

解答:表示

 

105B32
32歳の女性。上顎左側中切歯根尖部の腫れを主訴として来院した。8 年前、同部に陶材焼付鋳造冠のブリッジ治療を受けた。2か月前、転倒して顔面を強打してから同部に違和感が残り、腫れを自覚するようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.32A)とエックス線写真(別冊No.32B)とを別に示す。

患者への説明で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 「抜歯になる可能性があります」
b 「ブリッジを修理して元に戻しましょう」
c 「腫れがおさまるまでこのまま様子を見ましょう」
d 「お口の中で咬み合わせを調整すれば大丈夫です」
e 「インプラントを入れると今日から噛めるようになります」

解答:表示

 

105B33
46歳の女性。口底の無痛性腫脹を主訴として来院した。2年前から腫脹と消退とを繰り返していたという。初診時の口腔内写真(別冊No.33A)とCT(別冊No.33B)とを別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 摘出術
b 開窓術
c 電気凝固法
d 顎下腺摘出術
e 抗ヒスタミン薬投与

解答:表示

 

105B34
6歳の男児。下顎左側臼歯部の食物滞留を主訴として来院した。3歳時に⎾Eの齲蝕治療を行ったという。初診時の口腔内写真(別冊No.34A)とエックス線写真(別冊No.34B)とを別に示す。

まず行う対応はどれか。1つ選べ。
a ⎾Eの牽引
b ⎾E部の保隙
c ⎾6の遠心移動
d ⎾6の近心面削合
e ⎾6の抜歯

解答:表示

 

105B35
9歳の女児。下顎右側第二乳臼歯の咬合痛を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.35A)と下顎右側臼歯部のエックス線写真(別冊No.35B)とを別に示す。

対応の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。
a 感染根管治療一一一一ー経過観察
b 感染根管治療一一一一ー既製金属冠再装着
c 抜 歯一一一一一一一一経過観察
d 抜 歯一一一一一一一一バンドループ装着
e 抜 歯一一一一一一一一ディスタルシュー装着

解答:表示

 

105B36
15歳の男子。発音の不明瞭を主訴として来院した。1歳時に口蓋裂の手術を受けたという。口腔内写真(別冊No.36A)とエックス線写真(別冊No.36B、C)とを別に示す。

エックス線写真で注目すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 舌 骨
b 舌 根
c 下顎頭
d 軟口蓋
e 喉頭蓋

解答:表示

 

105B37
60歳の男性。上顎左側臼歯部にインプラント埋入手術を行った。オッセオインテグレーションを獲得後、暫間補綴装置を装着することとした。暫間補綴装置の装着前後の口腔内写真(別冊No.37A、B)を別に示す。

装着時に必要なのはどれか。2つ選べ。
a 歯肉圧排器
b コンタクトゲージ
c エキスカベーター
d セメントスパチュラ
e 補綴スクリュー用ドライバー

解答:表示

 

105B38
10歳の女児。奥歯で食物を噛みにくいことを主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No.38A)と咬頭嵌合位の口腔内写真(別冊No.38B)とを別に示す。側面セファログラム分析では骨格的な問題はない。模型分析の結果を図に示す。

混合歯列期に使用する矯正装置で適切なのはどれか。1つ選べ。
a 咬合斜面板
b Fränkel装置
c 急速拡大装置
d リップバンパー
e トランスパラタルアーチ

解答:表示

 

105B39
35歳の男性。右側頬部の疼痛を主訴として来院した。昨日、オートバイで塀に激突し、顔面を強打したという。初診時のエックス線写真(別冊No.39A、B)とCT(別冊No.39C)とを別に示す。

骨折部位はどれか。2つ選べ。
a 下顎頭
b 頬骨弓
c 鼻中隔
d 上顎洞前壁
e 蝶形骨翼状突起

解答:表示

 

105B40
85歳の女性。下顎義歯が食事中に外れることを主訴として来院した。5 年前に義歯を装着し、最近まで問題なく使用していたという。口腔内の写真(別冊No.40A)、装着している義歯内面の写真(別冊No.40B)及びエックス線写真(別冊No.40C)を別に示す。

原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 義歯床外形の不良
b インプラント数の不足
c アタッチメントの緩み
d フレームワークのたわみ
e バー固定スクリューの緩み

解答:表示

B41〜B53

105B41
55歳の女性。上顎右側第一小臼歯の腫脹を主訴として来院した。自発痛はないが咬合痛があるという。歯周ポケットの深さは、頰側中央部で10mm、その他はすべて3mm以内であった。初診時の口腔内写真(別冊No.41A)とガッタパーチャポイントを瘻孔に挿入した時のエックス線写真(別冊No.41B)とを別に示す。

疑われるのはどれか。1つ選ベ。
a 歯根嚢胞
b 辺縁性歯周炎
c 歯根外部吸収
d 垂直性歯根破折
e 慢性増殖性歯髄炎

解答:表示

 

105B42
8歳の女児。前歯の咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.42)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

適切な矯正装置はどれか。2つ選べ。
a ヘッドギア
b アクチバトール
c リンガルアーチ
d スライディングプレート
e Nanceのホールディングアーチ

解答:表示

 

105B43
21歳の男性。上顎左側中切歯唇側歯槽粘膜部の腫脹と排膿とを主訴として来院した。10年前、上顎両側中切歯と側切歯の治療を受けたという。冷温刺激による誘発痛と自発痛とを認めない。初診時の口腔内写真(別冊No.43)を別に示す。

行うべき検査はどれか。2つ選べ。
a 透照診
b 麻酔診
c 歯髄電気診
d エックス線検査
e インピーダンス測定検査

解答:表示

 

105B44
61歳の女性。上顎左側第一大臼歯にクラウンを装着することとした。クラウンの咬合接触状態について、作業用模型上の写真(別冊No.44A)と口腔内試適時の写真(別冊No.44B)とを別に示す。

咬合接触状態が相違した原因はどれか。1つ選べ。
a 歯型の気泡
b 歯型のトリミング
c 歯型の浮き上がり
d 隣在歯模型材の摩耗
e 上下顎模型の嵌合状態の不良

解答:表示

 

105B45
8歳の女児。前歯で食物が噛み切れないことを主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No.45A)と口腔内写真(別冊No.45B)とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

適切な矯正装置はどれか。1つ選べ。
a 急速拡大装置
b タングクリブ
c リンガルアーチ
d バイオネーター
e リップバンパー

解答:表示

 

105B46
58歳の男性。上顎右側第一小臼歯の痛みを主訴として来院した。根管充塡前にマスターポイント試適を行うこととし、ポイン卜を作業長に合わせ折り曲げた。初診時のエックス線写真(別冊No.46A)、ポイントを先に口蓋根管に挿入したときの口腔内写真(別冊No.46B)及びポイントを先に頰側根管に挿入したときの口腔内写真(別冊No.46C)を別に示す。

試適時の所見から考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 穿 孔
b 根管の癒合
c イスムスの存在
d 作業長設定の誤り
e 根尖部の拡大不足

解答:表示

 

105B47
50歳の男性。口蓋部の腫脹を主訴として来院した。6か月前に気付いたが痛みがないため放置していたところ、徐々に増大してきたという。弾性硬で圧痛を認めない。口腔内写真(別冊No.47A)と生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.47B)とを別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。
a 多形腺腫
b 粘表皮癌
c 腺様嚢胞癌
d 扁平上皮癌
e 歯原性粘液腫

解答:表示

 

105B48
78歳の女性。全部床義歯を製作することとした。粘膜の被圧変位量の検査結果を図に示す。個人トレー製作のためのリリーフの状態(別冊No. 48)を別に示す。

リリーフの状態で正しいのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

解答:表示

 

105B49
4歳5か月の男児。咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.49A)と石膏模型の写真(別冊No.49B)とを別に示す。

認められるのはどれか。2つ選べ。
a Hellmanの歯齢ⅢA期
b マイナスのオーバーバイト
c マイナスのオーバージェット
d 近心階段型の左側ターミナルプレーン
e 遠心階段型の右側ターミナルプレーン

解答:表示

 

105B50
55歳の男性。歯肉出血を主訴として来院した。歯周基本治療後に歯周組織再生療法を行うこととした。初診時のエックス線写真(別冊No.50A)と歯周組織再生療法の術中の写真(別冊No.50B)とを別に示す。術前の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

治療方針の根拠はどれか。1つ選べ。
a 根面の陥凹
b 水平性骨欠損
c 根分岐部2級病変
d プロービング時の出血
e 2-3壁性の垂直性骨欠損

解答:表示

 

105B51
20歳の女性。下顎左側第三大臼歯の抜去のため来院した。同部に炎症所見を認めない。既往歴として気管支喘息とアトピー性皮膚炎とがある。下顎孔伝達麻酔を行ったところ、息苦しさを訴え、喘鳴、呼気の延長および努力呼吸が発現した。意識は明瞭で、脈拍90/分、整。血圧145/80mmHgであった。

投与すべき薬物はどれか。1つ選べ。
a ミダゾラム
b アスピリン
c ドパミン塩酸塩
d リドカイン塩酸塩
e アミノフィリン水和物

解答:表示

 

105B52
32歳の女性。全顎にわたる歯肉の腫脹を主訴として来院した。7歳時に、てんかんを発症し通院服薬中であるという。歯周ポケットの深さは平均3.5mmで、エックス線検査で骨吸収を認めない。初診時の口腔内写真(別冊No.51)を別に示す。

服用中の薬物とまず行うべき対応との組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a ニフェジピンーー一一一一ー歯肉切除術
b ニフェジピン一一一一一一口腔清掃指導
c ニフェジピン一一一一一一ルートプレーニング
d フェニトイン一一一一一一歯肉切除術
e フェニトイン一一一一一一口腔清掃指導
f フェニトイン一一一一一一ルートプレーニング
g シクロスポリン一一一一一一歯肉切除術
h シクロスポリン一一一一一一口腔清掃指導
i シクロスポリン一一一一一一ルートプレーニング

解答:表示

 

105B53
A小学校では10年前から週1回のフッ化物洗口を行ってきたが、B小学校では行っていない。今年度の6年生について、入学時と今年の定期健康診断から算出したDMFT指数を表に示す。

B小学校に対するA小学校の齲蝕抑制率を、各小学校の齲蝕増加から求めよ。
解答:①②%

解答:表示