歯内療法学:暫間的間接覆髄法(計9問)【歯科医師国家試験】(2025年10月17日更新)



暫間的間接覆髄法

暫間的間接覆髄法(計9問)

99B35
暫間的間接覆髄法で正しいのはどれか。
a 亜ヒ酸糊剤で除痛する。
b 齲蝕検知液で軟化象牙質を判別する。
c フェノールカンフルで歯髄を鎮静する。
d パラホルムセメントで窩底を被覆する。
e テンポラリーストッピングで仮封する。

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100B5
暫間的間接覆髄法で正しいのはどれか。
a 窩洞形成後の消炎が目的である。
b 軟化象牙質を一層残す。
c 覆髄剤にFC糊剤を用いる。
d 骨様セメント質の形成を促進させる。
e メタルインレーで暫間修復を行う。

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102C3
26歳の女性。下顎右側第二大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。半年前に修復物が脱落したが放置していた。1か月前から冷水に一過性の痛みを感じるようになったという。自発痛はない。齲窩を開拡し罹患歯質を可及的に除去したが、窩底
には軟化した歯質がなお残存している。初診時のエックス線写真(別冊No.3A)、処置時の口腔内写真(別冊No.3B、C、D、E)及び処置から1か月後の経過観察時のエックス線写真(別冊No.3F)を別に示す。

この処置の目的はどれか。2つ選べ。
a 歯根の成長
b 歯髄の乾屍
c 歯髄の鎮痛消炎
d 第二象牙質の形成
e 残存歯質の再石灰化

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106B21
26歳の男性。上顎左側第一小臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。自発痛はないという。電気抵抗値は16kΩである。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、エックス線写真(別冊No.00B)及び感染歯質除去中の口腔内写真(別冊No.00C)を別に示す。

続いて行うのはどれか。lつ選べ。
a 抜髄
b 直接覆髄
c 生活歯髄切断
d 暫間的間接覆髄
e コンポジットレジン修復

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109A74
感染象牙質の再石灰化に有効なのはどれか。2つ選べ。
a 硝酸カリウム
b ユージノール
c 水酸化カルシウム
d パラホルムアルデヒド
e タンニンフッ化物合剤

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109A120
暫間的間接覆髄法の臨床的特徴はどれか。1つ選べ。
a 歯髄の血流を回復できる。
b 非感染性露髄は適応となる。
c 一層の軟化象牙質を残存させる。
d ホルマリングアヤコールを用いる。
e 幼若永久歯より乳歯で有効である。

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112B47
感染象牙質の再石灰化を目的とするのはどれか。2つ選べ。
a 間接覆髄
b 直接覆髄
c ライニング
d 暫間的間接覆髄
e 非侵襲的修復技法(ART)

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116B25
45歳の女性。下顎右側第一大臼歯が欠けたことを主訴として来院した。約10年前に修復処置を受け症状なく経過していたが、昨日、食事中に破折したという。歯髄電気診で軽度の閾値低下を認めるが冷温痛はない。診察の結果、IPC法を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.8A)、エックス線画像(別冊No.88)及び覆髄剤貼付直後の写真(別冊No.8C)を別に示す。使用する材料の略号を表に示す。

裏層と封鎖に用いる材料の組み合わせで正しいのはどれか。3つ選べ。
裏 層       封 鎖
a Ez ーーーーーーーー CR
b Ez ーーーーーーーー 従GIC
c 従GIC ーーーーーー CR
d 光GIC ーーーーーー TC
e Ezの上に従GIC ーー CR

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117A85
深在性齲蝕除去中の口腔内写真(別冊No.31)を別に示す。歯髄保護を行うこととした。

使用する材料に求められる性質で正しいのはどれか。3つ選べ。
a 抗菌性
b 再石灰化促進
c 外来刺激の遮断
d 歯髄への壊死層形成
e デンティンブリッジ誘導

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