アナフィラキシーショック(計24問)
95A16
あ症状と投薬との組合せで誤っているのはどれか。
(1)アナフィラキシーショック──ニトログリセリン
(2)けいれん発作──────ジアゼパム
(3)心室性期外収縮─────リドカイン
(4)徐脈──────────硫酸アトロピン
(5)喘息発作────────アスピリン
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
95A75
あアナフィラキシーショックでみられない症状はどれか。
(1)発 熱
(2)じんま疹
(3)過換気
(4)血圧上昇
(5)胸内苦悶
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
96A66
あアナフィラキシーショックの治療に用いるのはどれか。
a 硫酸アトロピン
b 塩酸ニフェジピン
c ジアゼパム
d 塩酸エピネフリン
e 塩酸ペンタゾシン
96D24
あ20歳の女性。歯科治療中に喘息発作を起こした。
あ使用するのはどれか。
a 塩酸リドカイン
b 塩酸エピネフリン
c ジアゼパム
d アスピリン
e アンピシリン
97A90
あ局所麻酔薬を注射したところ、口唇と四肢とのしびれ、呼吸困難を訴え、皮膚に膨疹が現れた。
あまず投与する薬物はどれか。
a 塩酸ジフェンヒドラミン
b ミダゾラム
c 塩酸エピネフリン
d 硫酸アトロピン
e 塩化アセチルコリン
98A68
あ20歳の男性。抗菌薬を投与したところ、口唇と四肢のしびれが出現した。続いて皮膚紅潮と喘鳴を聴取し、呼吸困難となった。全身に膨疹を認め、脈拍の触知が不能となった。
あ第一選択薬はどれか。
a 硫酸アトロピン
b 塩化スキサメトニウム
c 塩酸イソプロテレノール
d エピネフリン
e アミノフィリン
100A113
あ下顎孔伝達麻酔を行ったところ、2分後に呼吸困難を訴え、脈が触知できなくなり、口唇の浮腫と皮膚の膨疹とが出現した。
あまず投与すべき薬物はどれか。
a ミダゾラム
b アンピシリン
c アセチルコリン
d 硫酸アトロピン
e エピネフリン
100D26,27
あ次の文により26、27の問いに答えよ。
あ20歳の男性。下顎左側第一大臼歯の自発痛を主訴として来院した。全身的疾患の既往はなく、当日の全身状態も良好であったため、ミダゾラムによる静脈内鎮静法下にフェリプレシン含有3%塩酸プロピトカインによる浸潤麻酔下で抜髄処置を始めようとしたところ、全身状態に異常を認めた。経過を図に示す。
あ26 遭遇したのはどれか。
a 高血圧脳症
b 過換気症候群
c 血管迷走神経性反射
d メトヘモグロビン血症
e アナフィラキシーショック
あ27 図中のAで静脈内持続投与したのはどれか。
a 塩酸ドパミン
b 塩化カリウム
c ジアゼパム
d ニフェジピン
e メチレンブルー
102B97
あ歯科治療時に、アナフィラキシーショックヘの対応を準備すべき病態はどれか。1つ選べ。
a 頻脈
b けいれん
c じんま疹
d 血圧低下
e チアノーゼ
105B51
あ20歳の女性。下顎左側第三大臼歯の抜去のため来院した。同部に炎症所見を認めない。既往歴として気管支喘息とアトピー性皮膚炎とがある。下顎孔伝達麻酔を行ったところ、息苦しさを訴え、喘鳴、呼気の延長および努力呼吸が発現した。意識は明瞭で、脈拍90/分、整。血圧145/80mmHgであった。
あ投与すべき薬物はどれか。1つ選べ。
a ミダゾラム
b アスピリン
c ドパミン塩酸塩
d リドカイン塩酸塩
e アミノフィリン水和物
106B49
あ24歳の女性。唾石摘出術後に疼痛があったため鎮痛薬を投与したところ、全身掻痒感と呼吸困難とを訴えた。顔面は紅潮し口腔内には浮腫がみられ、呼吸は努力性で喘鳴を認めた。体温35.9℃、呼吸数23/分、脈拍100/分、血圧80/40mmHgであった。酸素吸入とともに静脈路を確保した。
あまず投与すべき薬剤はどれか。1つ選べ。
a フロセミド
b ジアゼパム
c アドレナリン
d フルマゼニル
e ニトログリセリン
107A107
あ30歳の女性。歯性上顎洞炎のため、抗菌薬の静脈内投与を開始した。10分後、顔面から頸部にかけて皮膚の発赤と膨疹が出現した。
あこの後、起こり得る症状はどれか。2つ選べ。
a 発熱
b けいれん
c 血圧低下
d 牙関緊急
e 呼吸困難
108A124
あアナフィラキシーショックでみられるのはどれか。2つ選べ。
a Hb値の低下
b 上気道の浮腫
c 蕁麻疹の出現
d 静脈還流の増加
e 血管透過性の低下
108C99
あ合併症と原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 嗄声 ――――――――――― 反回神経麻痺
b 過換気症候群 ――――――― てんかん
c 血管迷走神経反射 ――――― 感覚神経機能低下
d メトヘモグロビン血症 ――― 一酸化炭素中毒
e アナフィラキシーショック ― 薬物アレルギー
110A4
あアドレナリン自己注射薬を処方されている小児の既往はどれか。1つ選べ。
a てんかん
b 過換気症候群
c アナフィラキシー
d 血管迷走神経反射
e 睡眠時無呼吸症候群
110B5
あ33歳の男性。下顎左側智歯周囲炎のため、抗菌薬の点滴静注を開始した。投与開始5分後から皮膚の掻痒感と嗄声が生じた。血圧70/40mmHg、心拍数98/分で、次第に意識消失も認められた。
あ投与すべき薬剤はどれか。1つ選べ。
a β遮断薬
b ミダゾラム
c アドレナリン
d 抗ヒスタミン薬
e 副腎皮質ステロイド薬
111A58
あアナフィラキシーショックの治療に用いるのはどれか。2つ選べ。
a β遮断薬
b アドレナリン
c カルシウム拮抗薬
d 副腎皮質ステロイド薬
e アトロビン硫酸塩水和物
112D38
あアナフィラキシーショックでみられる血圧低下の原因はどれか。2つ選べ。
a 徐 脈
b 貧 血
c 血管拡張
d 気管支拡張
e 血管透過性亢進
112D47
あ成人のアナフィラキシーショックに対し、アドレナリン 0.3mgを投与する場合の適切な方法はどれか。1つ選べ。
a 点 鼻
b 内 服
c 皮下注射
d 筋肉内注射
e 静脈内注射
115C28
あ26歳の男性。下顎右側臼歯部の腫れを主訴として来院した。気管支喘息の既往がある。診察の結果、智歯周囲炎と診断し、全身麻酔下において抜歯した。術後創部痛のためロキソプロフェンナトリウム水和物を内服させたところ、次第に著明な咳嗽と喘鳴が生じた。呼吸困難のためサルブタモール硫酸塩の吸入ができなかった。この時の生体情報モニタ画面の写真(別冊No.4)を別に示す。

あ次に投与するのはどれか。2つ選べ。
a 酸 素
b アドレナリン
c ニトログリセリン
d ランジオロール塩酸塩
e チオペンタールナトリウム
115D15
あアナフィラキシーショックでアドレナリン自己注射製剤を筋肉内注射する部位はどれか。1つ選べ。
a 大胸筋
b 胸鎖乳突筋
c 橈側手根屈筋
d 上腕二頭筋(長頭)
e 大腿四頭筋(外側広筋)
116C37
あ75歳の男性。左側顎下部の腫脹を主訴として来院した。診察の結果、顎下部蜂窩織炎と診断し、抗菌薬の点滴静注を開始したところ、投与開始5分後に呼吸困難を訴えた。胸部の聴診で喘鳴が聴取され、全身の皮膚に膨疹を認める。この時の生体情報モニタ画面の写真(別冊No.11)を別に示す。
あまず投与すべき薬剤はどれか。1つ選べ。
a アスピリン
b ジアゼパム
c アドレナリン
d リドカイン塩酸塩
e アセトアミノフェン
117C60
あアナフィラキシーショックでみられるのはどれか。3つ選べ。
a 意識障害
b 気道狭窄
c 出血傾向
d 水疱形成
e 皮膚紅潮
118C7
あ抗菌薬の点滴静注開始後に突然、気分不良、喘鳴を伴う呼吸困難および全身皮膚の掻痒感を訴えた。
あ症状出現に関与するのはどれか。1つ選べ。
a IgA
b IgD
c IgE
d IgG
e IgM


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