血管迷走神経反射(計11問)
95D8
あ神経原性ショックで正しいのはどれか。
a 強度の精神的ストレスが誘因となる。
b 反射性の交感神経抑制に起因する。
c 頻脈がみられる。
d 初期には顔面紅潮がみられる。
e ジクロフェナクナトリウムが有効である。
96D8
あ28歳の女性。抜髄のためエピネフリン含有2%塩酸リドカイン1.8mlで浸潤麻酔を行った。その直後、気分不快を訴え、顔面蒼白、冷汗がみられる。血圧は60/30mmHg、脈拍は43回/分である。
あまず行うべき処置はどれか。
a 酸素を投与する。
b 気道を確保する。
c ショック体位をとる。
d 静脈路を確保する。
e 硫酸アトロピンを投与する。
97D16
あ神経原性ショックの症状はどれか。
a 頻脈
b 小脈
c 顔面紅潮
d 呼吸促迫
e 四肢強直
98D28
あ23歳の女性。無麻酔下の窩洞形成で疼痛と不快感とを訴え、顔面が蒼白になった。
あまず行う対応はどれか。
a バイタルサインの確認
b 静脈確保
c 気道確保
d 血液学的検査
e 血中炭酸ガス濃度測定
99A75
あ抜歯中に患者が徐脈、顔面蒼白および血圧低下をきたした。
あまず行う対応はどれか。
(1)名前を呼びかける。
(2)エピネフリンを静脈内注射する。
(3)心マッサージを行う。
(4)精神安定薬を投与する。
(5)頭部を心臓の高さより低くする。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
105A67
あ歯科治療中における血管迷走神経反射の症状で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 頻脈
b 冷汗
c 血圧上昇
d 呼吸促迫
e 意識消失
105D8
あ20歳の男性。下顎右側埋伏智歯の抜去のため来院した。既往歴に特記事項はない。下顎孔伝達麻酔を施行直後、気分不快を訴えた。水平位にして酸素吸入を行い、生体モニタを装着したが、10分経過後に症状の改善がみられず、意識レベルが低下したため薬物投与を行うこととした。皮膚症状を認めない。装着10分後の生体モニタの画面(別冊No.8)を別に示す。
あ治療薬として適切なのはどれか。1つ選べ。
a ジアゼパム
b エフェドリン塩酸塩
c コデインリン酸塩水和物
d クロルフェニラミンマレイン酸塩
e ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム
111C10
あ血管迷走神経反射における循環動態で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 徐 脈
b 不整脈
c 1回拍出量の減少
d 循環血液量の減少
e 末梢血管抵抗の増加
111D41
あ抜歯中に患者が徐脈、血圧低下および顔面蒼白をきたした。最初に行う対応はどれか。1つ選べ。
a 胸骨圧迫を行う。
b 静脈路確保を行う。
c 意識と呼吸の確認をする。
d アドレナリンを静脈内投与する。
e ニトログリセリンを舌下投与する。
115D7
あ歯科治療中に生じる全身的偶発症で最も頻度が高いのはどれか。1つ選べ。
a 過換気症候群
b 局所麻酔薬中毒
c 血管迷走神経反射
d メトヘモグロビン血症
e アナフィラキシーショック
114C47
あ35歳の男性。下顎右側第一大臼歯の痛みを主訴として来院した。特記すべき既往歴はない。診察の結果、嘔吐反射が強いため静脈内鎮静下に抜髄処置を行うこととした。静脈路を確保したところ、咳をした後にJapan coma Scaleが30となった。その時の生体モニタ画面(別冊No.16)を別に示す。
あ投与すべき薬物はどれか。1つ選べ。
a ニトログリセリン
b リドカイン塩酸塩
c ジルチアゼム塩酸塩
d アトロピン硫酸塩水和物
e デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム


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