部分床義歯学:総論(計20問)【歯科医師国家試験】(2020年8月9日更新)



総論

95C9
部分床義歯の支持能を高めるのはどれか。
(1)支台歯の加圧印象を行う。
(2)顎堤粘膜の機能印象を行う。
(3)支台歯間線数を増やす。
(4)人工歯を歯槽頂に排列する。
(5)支台歯間線を直線的にする。
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95C12
遊離端義歯で支台歯の負担を軽減する方法はどれか。
(1)リンガライズドオクルージョンにする。
(2)人工歯数を増やす。
(3)遠心レストを用いる。
(4)支台歯間線を多角化する。
(5)オルタードキャスト法を用いる。
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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95C19
ブリッジと比較した場合の部分床義歯の特徴はどれか。
(1)違和感が少ない。
(2)清掃が容易である。
(3)粘膜負担である。
(4)多数歯欠損に適用できる。
(5)咀嚼能力に優れる。
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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96C2
歯の喪失に伴う口腔内の変化で誤っているのはどれか。
a 隣在歯の傾斜
b 対合歯の沈下
c 咬合干渉の発生
d 食片圧入の発生
e 動揺度の増大

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96C6
咬合力の支持様式で正しい組合せはどれか。
a 下顎隆起────粘膜支持
b 頬 棚─────粘膜支持
c 咬合面レスト──粘膜支持
d クラスプ先端──歯根膜支持
e 隣接面板────歯根膜支持

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97C2
下顎第二小臼歯を鉤歯として使用するのに適している歯冠修復物はどれか。
(1)4/5クラウン
(2)全部鋳造冠
(3)プロキシマルハーフクラウン
(4)ポーセレンジャケットクラウン
(5)陶材焼付鋳造冠
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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97C14
部分床義歯の支持力を高めるための正しい組合せはどれか。
a 歯根膜支持───リンガルバー
b 歯根膜支持───延長腕鉤
c 歯根膜支持───隣接面板
d 粘膜支持────オルタードキャスト法
e 粘膜支持────解剖学的印象法

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97C17
部分床義歯で正しいのはどれか。
a 支持は義歯に加わる水平的な力に抵抗する。
b レストと義歯床とは維持のための構成要素である。
c 支持は義歯を沈下させる咬合力に抵抗する。
d 大連結子は支持と把持とのための構成要素である。
e 把持は義歯を離脱させる力に抵抗する。

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101A117
以下の部分床義歯製作の操作で3番目に行うのはどれか。

ア 仮設計
イ 精密印象
ウ 概形印象
エ 咬合採得
オ レストシート形成

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

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104A49
前歯残存の下顎遊離端欠損で臼歯人工歯のモールド選択の参考にするのはどれか。2つ選べ。
a 対合歯
b 鼻翼幅線
c 歯槽頂線
d Camper平面
e レトロモラーパッド

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107A74
クラスプに求められる要件のうち受動性に該当するのはどれか。1つ選べ。
a 咬合力を支持する。
b 離脱力に抵抗する。
c 支台歯の3面4隅角を取り囲む。
d 着脱時に支台歯に生じる側方圧を相殺する。
e 義歯が静止状態にあるとき支台歯に力を及ぼさない。

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107D15
70歳の男性。義歯の新製を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)と新製義歯の写真(別冊No.00B)とを別に示す。

丸印で示す部位で義歯の支持に有効なのはどれか。2つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

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109C103
部分床義歯の製作設計に際し、義歯構造体の設定手順で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 支台装置維持部 → 連結装置 → 義歯床 → レスト
b 義歯床 → 連結装置 → 支台装置維持部 → レスト
c レスト → 義歯床 → 連結装置 → 支台装置維持部
d レスト → 連結装置 → 支台装置維持部 → 義歯床
e レスト → 支台装置維持部 → 連結装置 → 義歯床

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109C116
歯列の部分欠損に伴う二次性障害はどれか。1つ選べ。
a 外観不良
b 開口障害
c 咀嚼筋痛
d 発音障害
e 対合歯の挺出

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109D52
60歳の女性。歯の欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。部分床義歯の治療経過に伴う写真(別冊No.00)を別に示す。

治療の進行順で正しいのはどれか。1つ選べ。
a ア→イ→ウ
b ア→ウ→イ
c イ→ア→ウ
d イ→ウ→ア
e ウ→ア→イ
f ウ→イ→ア

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110C129
可撤性部分床義歯の把持に有効なのはどれか。2つ選べ。
a 隣接面板
b 義歯床頰棚部
c 咬合面レスト
d パラタルストラップ
e 歯面に接する大連結子

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111C56
部分床義歯の支台歯において一次固定効果が期待できるのはどれか。2つ選べ。
a 連結クラウン
b 磁性アタッチメント
c バーアタッチメント
d テレスコープクラウン
e Oリングアタッチメント

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111D34
Eichnerの分類B4の欠損様式に対して、長期に補綴処置がなされない場合に生じる可能性があるのはどれか。すべて選べ。
a 下顎位の不安定
b 咬合高径の低下
c 欠損部対合歯の挺出
d 前方滑走運動時の干渉
e 大臼歯部における早期接触

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113B31
歯列の部分欠損に伴う二次性障害の検査に用いるのはどれか。3つ選べ。
a 咬合紙
b 舌圧測定器
c 適合試験材
d 歯周プローブ
e コンタクトゲージ

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113D76
遊離端義歯の設計で、最も優先すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 囲繞性の確保
b 維持力の付与
c 咬合圧の分散
d 受動性の付与
e 拮抗作用の確保

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