部分床義歯学:印象採得(計16問)【歯科医師国家試験】(2020年8月9日更新)



印象採得

96C28
58歳の男性。下顎義歯の不安定と義歯床下粘膜痛とを主訴として来院した。部分床義歯の製作過程の写真(別冊No.3A、B、C、D)を別に示す。

製作する作業模型はどれか。
a 複製義歯製作用の模型
b メタルフレーム製作用の模型
c 欠損部のリベース用の模型
d 欠損部を機能印象した模型
e 欠損部を無圧印象した模型

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98C17
オルタードキャスト法に適するのはどれか。
a 印象用石膏
b モデリングコンパウンド
c アルジネート印象材
d 寒天印象材
e ポリサルファイドゴム印象材

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99A72
印象圧のコントロールによって付与できるのはどれか。
(1)リリーフ
(2)ポストダム
(3)ビーディング
(4)ブロックアウト
(5)ティッシュストップ
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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99C23
個人トレーで両側遊離端義歯の最終印象を行うことにした。
適切な組合せはどれか。
a 印象用コンパウンド────────アルジネート印象材
b 印象用コンパウンド────────シリコーンゴム印象材
c 印象用コンパウンド────────酸化亜鉛ユージノールペースト
d パテタイプシリコーンゴム印象材───シリコーンゴム印象材
e 寒天印象材───────────アルジネート印象材

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101C50
55歳の女性。部分床義歯製作中である。最終印象前にある操作を行った際のロ腔内写真(別冊No.48A、B)を別に示す。

この操作の目的はどれか。2つ選べ。
a 印象圧を軽減する。
b 印象圧を均—にする。
c 印象材の流れをよくする。
d 印象体の撤去を容易にする。
e 印象体のひずみを少なくする。

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103B21
62歳の女性。上下顎可撤性義歯を製作中である。口腔内写真(別冊No.19A、B、C)と筋圧形成を終えた個人トレーの写真(別冊No.19D、E)とを別に示す。

印象採得操作について正しいのはどれか。1つ選べ。
a 上下顎同時に印象採得を行う。
b 上顎前歯部にワックススペーサーを置く。
c 上顎の印象には非弾性印象材を用いることができる。
d 下顎残存歯のアンダーカット部をすべてブロックアウトする。
e 上顎の印象には流動性の低い印象材を用い積極的な加圧を行う。

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103B47
65歳の女性。咀嚼障害を主訴として来院した。筋圧形成を行うこととした。部分床義歯製作中の写真(別冊No.40A、B、C)を別に示す。

コンパウンドの付着位置を写真Bの矢印の位置までとするか、写真Cの位置までとするかを決定する要因はどれか。1つ選べ。
a 印象材の種類
b 義歯床の材料
c クラスプの種類
d 大連結子の種類
e 粘膜の被圧変位量

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105A54
部分床義歯製作のため、シリコーンゴム印象材による印象採得を行うこととした。口腔内写真(別冊No.3)を別に示す。

矢印で示すものの役割はどれか。1つ選べ。
a 残存歯の固定
b 歯間乳頭の保護
c 印象体の変形防止
d 歯肉溝滲出液の流出防止
e 印象材の均一な厚みの確保

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105C58
個人トレー製作のための模型の写真(別冊No. 4A)と製作した個人トレーの内面の写真(別冊No. 4B)とを別に示す。

矢印で示す部位の役割で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 印象採得時に歯を固定する。
b 口腔内でトレーの位置決めをする。
c 印象材のスペースを一定量確保する。
d トレーに盛る印象材の分量の目安となる。
e 印象材がトレーから剥離するのを防止する。

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106B33
58歳の女性。義歯の新製を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、印象採得前の口腔内写真(別冊No.00B)及び個人トレーの写真(別冊No.00C)を別に示す。

歯頸部への処置を矢印で示す部位まで行わない理由はどれか。1つ選べ。
a 鉤尖の位置設定のため
b レストの位置設定のため
c ラビアルバー設置のため
d 印象体の変形防止のため
e ガイドプレーン設置のため

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106B47
部分床義歯を製作中である。シリコーンゴム印象材を用いて、顎堤粘膜を加圧印象することとした。設計を行った研究用模型の写真(別冊No.00A)と個人トレー製作過程の写真(別冊No.00B)とを別に示す。

矢印で示す部位での操作で正しいのはどれか。1つ選べ。
a ア:レストシートの位置と一致させる。
b イ:パラフィンワックス1枚を圧接する。
c ウ:パラフィンワックス3枚を圧接する。
d エ:トレー辺縁の義歯外形線と一致させる。
e オ:前歯部歯頸線の位置と一致させる。

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107B23
65歳の女性。臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。欠損部に部分床義歯を製作することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)と使用した印象用トレーの写真(別冊No.00B)及び採得した印象の写真(別冊No.00C)を別に示す。

この印象用トレーを用いた目的はどれか。2つ選べ。
a 機能印象
b 概形印象
c 無圧印象
d 筋圧形成
e 中立帯の記録

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108C97
補綴装置作製のための印象採得を行った。印象体の写真(別冊No.00)を別に示す。

印象体水洗後の消毒に用いるのはどれか。1つ選べ。
a 紫外線照射
b エタノール浸漬
c クロルヘキシジン浸漬
d 陽イオン界面活性剤浸漬
e 次亜塩素酸ナトリウム水溶液浸漬

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108D37
46歳の女性。下顎部分床義歯を製作中である。解剖学的印象による模型上で製作された装置の写真(別冊No.00)を別に示す。

次回来院時に行うのはどれか。2つ選べ。
a 咬合採得
b 複模型の製作
c 支台歯の前処置
d 欠損部顎堤の機能印象
e アンダーカットのブロックアウト

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112D85(厚労省の解答なし)
76歳の男性。部分床義歯支台歯のクラウン脱離を主訴として来院した。2か月前、下顎左側第一小臼歯と第二小臼歯のクラウンが脱離したという。検査の結果、「45のクラウンと上下顎義歯を再製作することとした。完成したクラウンを試適して適合を確認後、試適したまま予備印象を行った。クラウン試適時の口腔内写真(別冊No. 32)を別に示す。

次回来院時に行うのはどれか。1つ選べ。
a 咬合採得
b クラウンの合着
c ピックアップ印象
d オルタードキャスト法
e フレームワークの試適

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112D35
個人トレーを用いた機能印象により製作した装置の写真(別冊No.2)を別に示す。

この装置を試適し、レストを定位置に適合させた場合の基礎床粘膜面と顎堤粘膜の関係で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 全体的にわずかな間隙がある。
b 部分的にわずかな間隙がある。
c 接触しているが圧はかかっていない。
d 接触し印象時と同等の圧がかかっている。
e 接触し最大咬合力と同等の圧がかかっている。

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113C34
個人トレーを用いた遊離端欠損部の機能印象で行うのはどれか。2つ選べ。
a トレー全面の遁出孔の付与
b レストシート部のストッパーの適合
c トレー顎堤粘膜面のスペーサーの付与
d モデリングコンパウンドによる辺縁封鎖
e ミディアムタイプのシリコーンゴム印象材の使用

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