
診査・診断(計15問)
96C18
残存歯が咬合しない(すれ違い咬合)患者の模型診査から得られる残存歯の情報はどれか。
(1)植立方向
(2)対向関係
(3)偏心咬合関係
(4)歯冠形態
(5)咬 耗
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
96C35
28歳の女性。上顎臼歯の挺出を心配して来院した。咀嚼や発音などに障害は感じていないという。顎関節の機能も正常である。初診時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。
a 経過観察
b └67に連結冠の装着
c 下顎ブリッジの装着
d 下顎部分床義歯の装着
e 下顎インプラント治療の検査
96C39
55歳の女性。咀嚼障害を主訴として来院した。残存歯に打診痛などの症状はない。初診時の口腔内写真(別冊No.00A、B、C)とエックス線写真(別冊No.00D)とを別に示す。


┌4、┌5に適するのはどれか。2つ選べ。
a ブリッジの支台装置
b ポーセレンジャケット冠
c 部分床義歯の支台装置
d 歯冠継続歯
e 抜 歯
97C35
60歳の女性。上顎臼歯部欠損の補綴処置を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.00A、B)を別に示す。

まず行うべき検査はどれか。
a 最大開口量測定
b 顎堤粘膜の被圧変位量測定
c 概形印象採得
d 安静空隙量測定
e 残存歯の動揺度測定
100A105
研究用模型を用いて、上顎臼歯と下顎顎堤との位置関係を検査することにした。
適切な器具はどれか。
a サベヤー
b 咬合器
c 咬合平面設定板
d バイトゲージ
e コンタクトゲージ
102D16
58歳の男性。前歯部の審美障害を主訴として来院した。部分床義歯を製作することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

治療方針の説明で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 「前歯の入れ歯ならすぐに作れます」
b 「入れ歯を作る前に矯正治療が必要です」
c 「上あごの歯茎が増殖しているので切除が必要です」
d 「上下の隙間がないので下の歯を抜く必要があります」
e 「入れ歯を作るには噛み合わせを高くする必要があります」
104B34
21歳の女性。審美障害を主訴として来院した。半年前、交通事故で前歯を喪失したという。口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。


補綴治療にあたり問題となるのはどれか。2つ選べ。
a 口蓋隆起
b 智歯の萌出状態
c 対合歯との間隙
d 切歯乳頭の位置
e 唇側歯槽突起の欠損
104D2
51歳の女性。咀嚼障害を主訴として来院した。7年前から欠損部を放置しているという。咬頭嵌合位で下顎左側第一小臼歯と対合する顎堤粘膜との距離が約2mmであった。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、研究用模型(別冊No.00B)及びエックス線写真(別冊No.00C)を別に示す。歯周基本検査の結果を表に示す。



デンチャースペース減少の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 咬 耗
b 歯周疾患
c 顎関節脱臼
d 左側臼歯の挺出
e 顎堤粘膜の肥厚
106B3
63歳の女性。上顎臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。15年前に上顎両側臼歯を抜去し部分床義歯を装着したが、5年前に破損したため、その後は使用していなかったという。初診時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

デンチャースペース減少の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 咬 耗
b 外骨症
c 舌肥大
d 安静空隙量の減少
e 下顎右側臼歯の挺出
107C58
有床義歯で咬頭干渉の検査に用いるのはどれか。すべて選べ。
a 咬合紙
b 割り箸
c 手指の感覚
d ストリップス
e コンタクトゲージ
108A114
部分床義歯製作のための研究用模型で検討するのはどれか。2つ選べ。
a 人工歯の種類
b 機能的床縁形態
c 個人トレーの外形
d 義歯床用材料の種類
e レストシート設置部位
108D25
60歳の女性。咀嚼時の義歯床下粘膜の痛みを主訴として来院した。部分床義歯装着時の口腔内写真(別冊No.00A)と適合検査前後の義歯の写真(別冊No.00B)を別に示す。

調整すべき部位はどれか。1つ選べ。
a 頰棚部
b 臼後結節部
c 頰側義歯床縁
d 舌側義歯床縁
e 765┐顎堤頂部
110B2
92歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。3年前に脳梗塞の既往がある。上顎右側側切歯、上顎左側側切歯および第二大臼歯は保存不可能のため抜去し、下顎には両側犬歯を支台歯とする部分床義歯を製作することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、エックス線写真(別冊No.00B)及び上顎の補綴治療計画の模式図(別冊No.00C)を別に示す。


上顎の治療方針で適切なのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
110B46
71歳の男性。下の前歯が見えないことを主訴として来院した。7年前に部分床義歯を製作したが、現在は使用していないという。暫間義歯を製作することとした。初診時の閉口時と開口時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

前歯の被蓋を決める際に参考となるのはどれか。2つ選べ。
a 咬合音
b 咀嚼能率
c 安静空隙量
d 最大開口量
e 側面頭部エックス線規格写真
112C76
87歳の男性。孫から言葉が聞き取りにくいと言われたことを主訴として来院した。現在の上顎部分床義歯は6か月前に製作したという。発語明瞭度検査では「サ」音の「シャ」音や「チャ」音への発語障害を認める。検査の結果、義歯床研磨面に常温重合レジンを添加して修正することとした。「サ」音のパラトグラムの写真(別冊No.24)を別に示す。

修正すべき部位はどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
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