
術後管理 ~ 義歯の設計不良 ~
99C32
63歳の女性。下顎義歯床下粘膜の咀嚼時疼痛を主訴として来院した。義歯は1か月前に装着し、1週前から疼痛を感じているという。初診時の口腔内写真(別冊No.7A)、下顎義歯の写真(別冊No.7B)および適合試験の写真(別冊No.7C)を別に示す。


考えられる原因はどれか。
a 顎堤の吸収
b 床面積の不足
c 支持の不足
d 人工歯数の不足
e 辺縁封鎖の不足
100D8
65歳の男性。上顎義歯床下粘膜の咀嚼時疼痛を主訴として来院した。義歯は3年前に装着し、疼痛は1週前からあるという。初診時の口腔内写真(別冊No.7A)、義歯の写真(別冊No.7B)及び義歯装着時の写真(別冊No.7C)を別に示す。

まず行う処置はどれか。2つ選べ。
a 咬合調整
b 粘膜調整
c リライニング
d クラスプの交換
e 義歯床の拡大
105B9
78歳の男性。咀嚼時の下顎臼歯部の痛みを主訴として来院した。義歯は安定しているが、これまでにも時々、同様の痛みがあったという。初診時の口腔内写真(別冊No.9A)、下顎義歯の写真(別冊No.9B)及び咬合接触検査の結果(別冊No.9C)を別に示す。

考えられる原因はどれか。1つ選べ。
a レストの不足
b 人工歯の摩耗
c 維持力の不足
d 咬合接触の不均等
e 義歯床後縁位置の不良
107B33
67歳の女性。咀嚼時の上下顎義歯床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。義歯は2年前に装着し、その後臼歯部補綴処置に伴い修理と調整を重ねていたという。現在の義歯を修理して暫間義歯として使用することとした。義歯装着時と義歯撤去時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。


主訴を改善するための適切な処置はどれか。2つ選べ。
a 人工歯の交換
b 義歯床の拡大
c レストの追加
d 咬合高径の挙上
e パラタルバーの追加
設計の不良
100D25
62歳の女性。義歯の破折を主訴として来院した。 1年前に装着したが、昨夜食事中に破損したという。初診時の口腔内写真(別冊No.22A、B、C、D)と破折した義歯の写真(別冊No.22E)とを別に示す。


考えられる原因はどれか。 2つ選べ。
a 鋳造鉤の使用
b 上顎クリアランス
c 人工歯排列の位置
d スケルトン部の設計
e パラタルバーの位置
100D21
73歳の男性。上顎義歯右側床下粘膜の圧迫感を主訴として来院した。義歯は3か月前に装着し、圧迫感は1か月前からあるという。初診時の口腔内写真(別冊No.19A)、義歯咬合時の写真(別冊No.19B)及び義歯の写真(別冊No.19C)を別に示す。

まず行うべき処置はどれか。 2つ選べ。
a リライニング
b 床縁の延長
c 77┤人工歯の削除
d 粘膜調整
e クラスプの調整
103B52
次の文により52、53の問いに答えよ。
80歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。半年前に上顎義歯を装着し、調整を繰り返したが、噛みにくいという。義歯の適合と咬合高径とに問題はなく、上下顎義歯床下粘膜に異常を認めない。診療中の口腔内写真(別冊No.49A)とリマウントした義歯の写真(別冊No.49B)とを別に示す。


52 写真Aに示す操作に必要な要件はどれか。2つ選べ。
a 正中線の一致
b ワックスの穿孔
c 最大咬合力の発揮
d 中心咬合位への誘導
e ワックスの均一な軟化
53 次に行う処置はどれか。2つ選べ。
a 咬合調整
b 咬合面再形成
c 床面積の拡大
d クラスプの追加
e パラタルバーの追加
112B72
73 歳の女性。前歯の審美不良を主訴として来院した。検査の結果、上顎義歯を新製することとした。完成義歯を試適したところ、着脱時の圧迫感を訴えた。義歯撤去時の口腔内写真(別冊No.20A)、製作した義歯の写真(別冊No.20B)及び適合試験の写真(別冊No.20C)を別に示す。


矢印で示す状態の原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a リリーフの不足
b ボクシングの不備
c ビーディングの不足
d ブロックアウトの不足
e リカントゥアリングの不備
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