
レストの破折
97C37
72歳の女性。義歯床下粘膜部の疼痛を主訴として来院した。義歯は7年前に装着したという。初診時の口腔内写真(別冊No.12A)と義歯の写真(別冊No.12B、C)とを別に示す。

疑われる原因はどれか。2つ選べ。
a レストの不良
b 義歯清掃の不良
c 義歯床の形態不良
d 常温重合レジンの刺激
e クラスプの破折
97C38
57歳の男性。咀嚼時の義歯床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。10年前に上顎部分床義歯を装着し、2週前から咬合時に疼痛があるという。初診時の口腔内写真(別冊No.13A、B)を別に示す。

まず行うべき処置はどれか。2つ選べ。
a 粘膜面のリリーフ
b 粘膜調整
c レストの再製作
d 義歯床の拡大
e 人工歯の交換
98C38
63歳の男性。咀嚼障害を主訴として来院した。義歯は5年前に装着したという。義歯修理を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.9A、B)、義歯の写真(別冊No.9C)およびピンセットで義歯を加圧した時の写真(別冊No.9D)を別に示す。


まず行うべき処置はどれか。
a パラタルバーの再製
b レストの追加
c 義歯床面積の拡大
d 粘膜調整
e リライニング
104D6
66歳の男性。咀嚼障害を主訴として来院した。最近、右側咀嚼時に義歯が沈下するようになったという。現在の上下顎の義歯は7年前から使用しているという。口腔内写真(別冊No.6A)と上下顎義歯の写真(別冊No.6B)とを別に示す。

義歯沈下の原因を調べるうえで診査すべき事項はどれか。2つ選べ。
a 下顎運動
b 咬合接触
c 義歯の着脱法
d 支台装置の状態
e 義歯床の適合状態
義歯床の破折
95C43
73歳の女性。義歯の破折を主訴として来院した。2日前の食事中に破折したという。初診時の口腔内写真(別冊No.18A)、義歯の写真(別冊No.18B)および破折部接合後の適合試験の写真(別冊No.18C)を別に示す。

原因として考えられるのはどれか。
(1)床内面の適合不良
(2)クラスプ脚の位置不良
(3)義歯床の厚さの不足
(4)義歯床の長さの不足
(5)人工歯排列位置の不良
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
97C40
55歳の女性。義歯の破損を主訴として来院した。義歯は3年前に装着した。装着時の口腔内写真(別冊No.15A)と破損した義歯の写真(別冊No.15B、C)とを別に示す。

破損の原因となる要因はどれか。
a 人工歯の排列位置
b レジンの重合操作
c 人工歯維持部の設計
d レストの配置
e マイナーコネクターの設計
103D9
56歳の男性。上顎義歯の破折と審美障害とを主訴として来院した。床義歯の上顎右側犬歯部は以前に破折していたが、破折部を保管中に紛失したという。模型を製作して人工歯の追加と義歯破折部の修理とを行うこととした。破折した義歯の写真(別冊No.9A)と口腔内写真(別冊No.9B)とを別に示す。行うべき手技を表に示す。


適切な順番はどれか。1つ選べ。
a ③→⑤→④→②→①
b ③→⑤→②→④→①
c ⑤→②→③→①→④
d ⑤→④→①→②→③
e ②→③→⑤→④→①
109D46
65歳の男性。左側の咀嚼困難を主訴として来院した。上顎義歯は5年前に装着し特に問題なく使用していたが、2週前から急に嚙みにくくなり、3日前に義歯の左側小臼歯部が欠けたという。下顎歯列はすべて天然歯で上顎残存歯にも特に異常は認められない。義歯の写真(別冊No.00)を別に示す。

急に嚙みにくくなった原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 顎堤吸収
b 支台装置の変形
c 維持格子の破折
d 義歯の人工歯破折
e 義歯床レジンの劣化
110D48
88歳の男性。義歯の破損を主訴として来院した。修理を行うこととした。破損した義歯の写真(別冊No.00A)と修理過程の写真(別冊No.00B)を別に示す。


修理の順番で正しいのはどれか。1つ選べ。
a ア→イ→ウ
b ア→ウ→イ
c イ→ア→ウ
d イ→ウ→ア
e ウ→ア→イ
f ウ→イ→ア
113C55
71歳の男性。義歯が壊れたことを主訴として来院した。6年前に下顎部分床義歯を製作し問題なく使用していたが、数年前から義歯床の修理を繰り返すようになったという。検査の結果、維持格子の形態修正を伴う修理を行うこととした。床の破折片を接着剤で固定後、印象採得を行った。破折した義歯の写真(別冊No.15A)、印象採得時の口腔内写真(別冊No.15B)及び印象体の写真(別冊No.15C)を別に示す。


アルジネート印象採得を行う目的はどれか。1つ選べ。
a 人工歯の脱離防止
b 粘膜面の機能印象
c 咬合器への模型装着
d フレームワークの変形防止
e 破折片の位置決め精度の向上
義歯の破損
95C28
次の文により28、29の問いに答えよ。
70歳の男性。義歯使用時の疼痛を主訴として来院した。12年前に上下顎部分床義歯を装着したが、2か月前から咀嚼時に下顎犬歯部の疼痛を感じるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.4A、B)と義歯の写真(別冊No.4C)とを別に示す。

考えられる原因はどれか。2つ選べ。
a 床の適合不良
b 過長な床縁形態
c 義歯の沈下
d 義歯後部の浮き上り
e 支台装置の形態不良
この症例で義歯を再製するにあたり、3┐のクラウンを再製することとした。
クラウンの設計で誤っているのはどれか。
a 近心にレストシート
b 遠心にレストシート
c 歯頸線に沿った豊隆
d 近心隣接面にガイドプレーン
e 遠心隣接面にガイドプレーン
97C39
62歳の女性。前装冠の脱離と粘膜の疼痛とを主訴として来院した。咬合時に下顎義歯床下粘膜に圧迫感があるという。咬頭嵌合位の口腔内写真(別冊No.14A)と診断用模型の写真(別冊No.14B)とを別に示す。
まず行うべき処置はどれか。2つ選べ。

a オーバージェットを修正する。
b 粘膜調整を行う。
c 下顎臼歯を頬側に排列する。
d 下顎義歯床で臼後隆起を被覆する。
e 歯根膜支持を回復させる。
111C70
68歳の男性。義歯の動揺を主訴として来院した。上顎左側犬歯部の支台装置に破折が認められたため、支台装置を新たに作り直し、接着性レジンを用いて義歯に組み込むこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.21A)と試適清掃後の支台装置の写真(別冊No.21B)を別に示す。

鉤脚部に対して、次に行うのはどれか。1つ選べ。
a ディギャッシング
b フッ化水素酸処理
c サンドブラスト処理
d シランカップリング処理
e 金属接着性プライマー処理
112B65
67歳の男性。義歯の動揺を主訴として来院した。上顎左側犬歯部のクラスプに破折が認められたため、クラスプを再製作し、現有義歯の修理を行うこととした。義歯の写真(別冊No. 13A)と再製作したクラスプ試適時の口腔内写真(別冊No. 13B)を別に示す。

鉤脚部の埋入に際し、優先したのはどれか。1つ選べ。
a 囲繞性の確保
b 維持力の増強
c 審美性の改善
d 把持力の確保
e 床適合性の維持
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