部分床義歯学:義歯の設計(計23問)【歯科医師国家試験】(2020年8月9日更新)



義歯の設計

設計

95C33
56歳の女性。下顎部分床義歯の開口時脱離を主訴として来院した。義歯は4年前に装着したという。初診時の口腔内写真(別冊No.8A、B、C )を別に示す。

義歯を新製するにあたり、4┬5の支台装置の設計で適切なのはどれか。2つ選べ。
a 近心レスト
b 遠心レスト
c ファーゾーンに鉤尖
d ニアゾーンに鉤尖
e 近心隣接面にガイドプレーン

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96C4
上顎両側遊離端義歯の異物感と発音とに関して考慮すべき事項はどれか。
a 人工歯の材質
b 大連結子の形態
c 咬合様式
d 前歯の排列位置
e 中心咬合位

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96C23
サベイングで正しい組合せはどれか。
a アンダーカットゲージ───クラスプの先端
b テーパートゥール─────顎堤のアンダーカット量
c 炭素棒先端───────サベイラインの記入
d 等高点─────────咬合平面の診断
e サベイライン───────唇側床縁の位置

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97C22
サベヤーのテーパートゥールの使用目的はどれか。
a 義歯の着脱方向の決定
b アンダーカット量の計測
c カーボンマーカーの補強
d アンダーカット部の修正
e 等高点の描記

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98C8
サベヤーで決定できるのはどれか。
a 人工歯の排列位置
b レストの位置
c リンガルバー下縁の位置
d 人工歯の水平被蓋
e ブロックアウトの範囲

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98C14
KennedyⅡ級患者の部分床義歯で支台歯の負担軽減に有効なのはどれか。
(1)頬舌径の小さい人工歯の使用
(2)遠心レストの付与
(3)欠損部顎堤の無圧印象
(4)片側性義歯の設計
(5)床面積の増大
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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98C37
77歳の女性。上下顎部分床義歯の製作を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.8A、B、C、D)を別に示す。

適切な設計はどれか。
a 支台歯は6┴6+3┬3とする。
b 人工歯は頬舌径の大きなものとする。
c 維持装置は緩圧型とする。
d 大連結子は強固なものとする。
e 床面積を小さくする。

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99C41
65歳の女性。上顎部分床義歯を製作中である。研究用模型(別冊No.16A、B)とある操作の写真(別冊No.16C)とを別に示す。

操作の目的で誤っているのはどれか。
a 義歯の着脱方向の決定
b 等高点の記入
c 義歯床後縁の決定
d 顎堤粘膜のアンダーカット域の明示
e ガイドプレーン形成範囲の決定

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100D9
57歳の女性。口蓋部の咀嚼時疼痛を主訴として来院した。新しく義歯を製作することにした。初診時の口腔内写真(別冊No.8A)と現在の義歯の写真(別冊No.8B)とを別に示す。

義歯の新製で正しいのはどれか。 2つ選べ。
a 馬蹄型大連結子を用いる。
b 頬舌径の大きな人工歯を用いる。
c バーアタッチメントを用いる。
d 義歯は片側性とする。
e 加圧印象を行う。

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100D10
53歳の女性。下顎部分床義歯を製作することにした。初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とサベイラインを描記した下顎模型の写真(別冊No.9B)とを別に示す。

大連結子と┌7に適用するクラスプとの組合せで正しいのはどれか。
a リンガルプレート ―― リングクラスプ
b リンガルプレート ―― Iバー
c リンガルバー ―――― リングクラスプ
d リンガルバー ―――― Iバー
e リンガルバー ―――― エーカースクラスプ

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100D16
65歳の男性。上顎部分床義歯を製作中である。研究用模型の写真(別冊No.14A)、ある操作の写真(別冊No.14B)及び操作に用いる器具の写真(別冊No.14C)を別に示す。

まず用いるのはどれか。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

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100D17
67歳の女性。上下顎部分床義歯を製作することにした。初診時の口腔内写真(別冊No.15A、B、C)を別に示す。

適切なのはどれか。 2つ選べ。
a 上顎は支台歯に強く支持を求める。
b 上顎義歯床は維持のために後方に延長する。
c 咬合平面をフランクフルト平面と平行に設定する。
d 上下的顎間関係の記録は上下顎右側犬歯の接触位で行う。
e 下顎残存歯のすべてにレストを設置する。

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101A60
部分床義歯の着脱方向の決定で重要なのはどれか。2つ選べ。
a 残存歯数
b 開口運動の方向
c 支台歯の植立方向
d 咬合平面の傾斜
e 上下顎顎堤の対向関係

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101A129
KennedyⅠ級症例で支台歯の負担荷重を軽減させるのはどれか。
a 義歯床を厚くする。
b 義歯床を小さくする。
c 人工歯を大きくする。
d レストを近心に求める。
e 支台歯間線数を少なくする。

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102A88
部分床義歯製作中の写真(別冊No.9)を別に示す。

この操作で決定するのはどれか。1つ選べ。
a 着脱方向
b 鉤尖の位置
c リリーフ部位
d ブロックアウト部位
e ガイドプレーンの位置

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102D46
60歳の女性。上顎部分床義歯を製作中である。作業用模型の写真(別冊No.41A)、器具の写真(別冊No.41B)及び器具の付属品の写真(別冊No.41C)を別に示す。

付属品の使用順序で正しいのはどれか。1つ選べ。
a ア→ イ→ ウ→ エ
b ア→ ウ→ エ→ イ
c イ→ エ→ ウ→ ア
d ウ→ ア→ イ→ エ
e エ→ イ→ ア→ ウ

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103C15
部分床義歯の支台装置製作で複模型の印象直前の作業はどれか。1つ選べ。
a 予備設計
b サベイング
c 人工歯排列
d 作業用模型製作
e 研究用模型製作

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103C48
クラスプの設計で最初に行うのはどれか。1つ選べ。
a 着脱方向の決定
b サベイラインの描記
c クラスプの種類の選択
d アンダーカット量の測定
e ガイドプレーンの設置部位の決定

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106C37
部分床義歯製作過程の写真(別冊No.00A、B)を別に示す。

写真Aから写真Bへの過程で行ったのはどれか。1つ選べ。
a ブロックアウト
b 着脱方向の変更
c ディンプルの形成
d カントゥアの修正
e ガイドプレーンの形成

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110C95
高齢者に用いる部分床義歯の設計時に留意すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 維持力の強い支台装置の選択
b 鉤尖による軟組織損傷の回避
c 着力点の高い位置への支持の設定
d 支台歯辺縁歯肉の義歯床による被覆
e 手の巧緻性に合わせた着脱方向の設定

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111A83
72歳の男性。義歯の動揺に伴う咀嚼困難を主訴として来院した。7年前に上顎部分床義歯を製作したが、咀嚼時の義歯の変位が著しくなってきたという。検査の結果、残存歯には問題がなかったため新義歯を製作することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。

義歯の設計時に考慮すべきなのはどれか。3つ選べ。
a 維持作用の強化
b 緩圧機構の設定
c 粘膜支持の活用
d 把持作用の強化
e 歯軸方向への機能力伝達

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111B67
67 歳の男性。入れ歯の針金に食渣が挟まることを主訴として来院した。3年前にレジン床義歯を製作したが、比較的早期からクラスプと支台歯との隙間を認めたとい う。クラスプを再製作し、現有義歯の修理を行うこととした。義歯装着時の口腔内写真(別冊No.8A)と上顎左側犬歯の支台装置の写真(別冊No.8B)を別に示す。

クラスプ製作に際し3について検討すべき事項はどれか。2 つ選べ。
a 最大豊隆部の修正
b ディンプルの付与
c 義歯着脱方向の確認
d 側方運動時の咬合調整
e レストシートの形態修正

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112A54
研究用模型にサベイラインを描記した。
引き続きサベイヤー上で行う必要があるのはどれか。2つ選べ。
a 義歯床の記入、
b 鉤尖位置の決定
c 大連結子の選択
d ブロックアウト
e ワックスステップの付与

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112C51
サベイングを終えた作業用模型の写真(別冊No.4)を別に示す。

矢印で示すサベイラインをもとに決定するのはどれか。2つ選べ。
a 隣接面板の幅
b ブロックアウトの領域
c 維持格子部のリリーフ量
d ティッシュストップの位置
e 内フィニッシュラインの走行

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113B86
73歳の男性。上顎義歯の審美不良と不適合を主訴として来院した。使用中の義歯は4年前に製作したという。下顎義歯は装着していない。検査の結果、上顎前歯に根面板を装着後、上下顎部分床義歯を新製することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.34A)、使用中の義歯の写真(別冊No.34B)及ぴ使用中の義歯装着時の口腔内写真(別冊No.34C)を別に示す。

義歯の新製にあたり考慮すべきなのはどれか。3つ選べ。
a 金属による上顎前歯部の補強
b 陶歯の使用による磨耗の防止
c 咬合挙上によるスペースの確保
d 右側残存歯による咬合位の再構築
e 熱可塑性樹脂製クラスプの使用による審美性の向上

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113C51
57歳の女性。義歯の新製を希望して来院した。8年前に上下顎部分床義歯を装着し問題なく使用していたが、3日前に上下義歯とも紛失したという。残存歯のプロービング深さは全歯で3mmであり、動揺は認めない。タッピングポイントは収束しており、顎関節にも異常を認めなかった。初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線画像(別冊No.11B)を別に示す。

新義歯製作に際し設定すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 咬合平面
b 矢状顆路傾斜角
c 垂直的顎間関係
d リップサポート
e 側方滑走運動の誘導

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