部分床義歯学:インプラント義歯(計7問)【歯科医師国家試験】(2020年8月9日更新)



インプラント義歯

105B40
85歳の女性。下顎義歯が食事中に外れることを主訴として来院した。5 年前に義歯を装着し、最近まで問題なく使用していたという。口腔内の写真(別冊No.40A)、装着している義歯内面の写真(別冊No.40B)及びエックス線写真(別冊No.40C)を別に示す。

原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 義歯床外形の不良
b インプラント数の不足
c アタッチメントの緩み
d フレームワークのたわみ
e バー固定スクリューの緩み

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107B42
72歳の女性。食事困難を主訴として来院した。使用中の義歯の適合と咬合接触状態に問題はなかった。主訴を改善するために新たに義歯を製作することとした。初診時と治療後のエックス線写真(別冊No.00A)、治療後の口腔内写真(別冊No.00B)及び新たに製作した下顎義歯の写真(別冊No.00C)を別に示す。

この治療によって主に向上するのはどれか。2つ選べ。
a 維 持
b 支 持
c 清掃性
d 審美性
e 咬合平衡

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108D32
69歳の女性。義歯安定不良による咀嚼困難を主訴として来院した。1年前に義歯を製作したが当初より咀嚼中に下顎義歯が外れやすかったという。義歯の適合は良好であったが顕著な顎堤吸収を認めた。初診時の義歯装着時と義歯撤去時の口腔内写真(別冊No.00A)と、治療計画のためにCTを用いて行ったシミュレーション像(別冊No.00B)を別に示す。

下顎に計画された補綴歯科治療はどれか。1つ選べ。
a 即時全部床義歯
b インプラントオーバーデンチャー
c セメント固定式インプラント義歯
d スクリュー固定式インプラント義歯
e メタルフレームを用いた全部床義歯

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109B2
64歳の男性。上顎全部歯列欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。治療後の上顎義歯装着前後の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。

固定式ブリッジではなく、この設計を選択した理由はどれか。2つ選べ。
a 嘔気の防止
b 清掃性の向上
c インプラントの固定
d リップサポートの確保
e 上部構造の撤去しやすさ

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110B24
60歳の女性。咀嚼時の下顎顎堤粘膜の疼痛を主訴として来院した。上下顎全部床義歯は2年前に製作したが、何度調整を繰り返しても疼痛が軽減しないという。検査の結果、インプラント治療を行うこととした。治療法の説明に用いた模型の写真(別冊No.00A、B)を別に示す。

00Aが00Bに比べて優れているのはどれか。2つ選べ。
a 安定性
b 咬合力
c 清掃性
d 義歯破損時の対処
e リップサポートの回復

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111B73
75歳の女性。下顎全部床義歯の不適合による咀嚼困難を主訴として来院した。これまでに製作した義歯は不安定であったため、インプラント義歯を製作することとした。 治療中の口腔内写真(別冊No.14)を別に示す。

装着する義歯の特徴はどれか。1つ選べ。
a 術者可撤式である。
b 非緩圧型の構造とする。
c 磁気的吸着力を利用する 。
d 大臼歯部に人工歯を排列しない。
e 顎堤条件にかかわらず維持力を発揮する。

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113A79
下顎両側欠損部にインプラントを埋入後、両側遊離端義歯を装着した。インプラント埋入後の写真(別冊No.30A)と義歯装着時の写真(別冊No.30B)を別に示す。

インプラント埋入の目的はどれか。1つ選べ。
a 審美性の改善
b 義歯動揺の抑制
c 義歯破折の防止
d 歯根膜感覚の再現
e 義歯撤去時の咬合位の保持

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