部分床義歯学:咬合採得(計11問)【歯科医師国家試験】(2020年8月9日更新)



咬合採得

95C45
72歳の男性。上顎義歯の適合不良と下顎義歯の製作とを主訴として来院した。下顎義歯は1年前に紛失したという。初診時の口腔内写真(別冊No.20A、B)を別に示す。

咬合採得で誤っているのはどれか。2つ選べ。
a 顔貌に配慮した咬合高径
b 上顎咬合床による咬合採得
c 上下顎咬合床による咬合採得
d 下顎の前方偏位に対する注意
e 下顎の後方偏位に対する注意

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96C26
54歳の女性。上下顎欠損部の補綴処置を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.1A、B、C)を別に示す。

義歯製作の咬合高径決定で考慮するのはどれか。2つ選べ。
a 舌背の高さ
b 残存歯の咬合面の高さ
c 顎堤の形態
d レトロモラーパッドの高さ
e 下顎安静位

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98C41
76歳の男性。上下顎の補綴処置を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.12A)と咬合採得時の口腔内写真(別冊No.12B)とを別に示す。

適切なのはどれか。
a 上顎咬合堤前縁は切歯乳頭に一致させる。
b 下顎咬合堤の高さは残存歯咬頭頂に一致させる。
c 咬合平面の決定は無歯顎に準じて行う。
d 咬合採得時には残存歯部で強く咬ませる。
e 標示線の記入は残存歯を基準とする。

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99C40
62歳の女性。下顎部分床義歯を製作することにした。ある操作の写真(別冊No.15A、B、C)を別に示す。

続いて行う操作で用いないのはどれか。
a ワックス
b カーボランダム泥
c シリコーンゴム
d 酸化亜鉛ユージノールペースト
e 石 膏

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101C34
76歳の女性。上下顎部分床義歯を製作することとした。口腔内写真(別冊No.32A、B、C)を別に示す。

考慮するのはどれか。2つ選べ。
a 咬合高径を決定する。
b 上顎義歯床面積を小さくする。
c ゴシックアーチ描記法を用いる。
d 上顎前歯部は無圧印象を行う。
e 上顎義歯にはレストを付与しない。

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102C40
67歳の女性。部分床義歯製作のため咬合採得を行った。咬合採得後の咬合床を作業用模型に装着した写真(別冊No.36A)と咬合させたときの写真(別冊No.36B)とを別に示す。

水平的顎間関係が適切に卜ランスファーされたことの確認に有用なのはどれか。2つ選べ。
a レストの適合性
b 残存歯同士の接触状態
c 上下歯列の正中線の関係
d 前歯のオーバーバイト量
e 咬合堤の対合歯の印記状態

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103C125
部分歯列欠損症例の咬頭嵌合位の口腔内写真(別冊No.9)を別に示す。

顎間関係記録を行う際に咬合床の使用が必須なのはどれか。2つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

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103D16
74歳の男性。部分床義歯を製作中である。口腔内写真(別冊No.16A)と行った治療操作の写真(別冊No.16B)とを別に示す。

次回来院時に行うのはどれか。1つ選べ。
a 粘膜調整
b 蝋義歯試適
c 頬小帯切除術
d 顎間関係記録
e レストシートの形成

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104B30
68歳の男性。義歯不適合による咀嚼障害を主訴として来院した。部分床義歯製作中のある過程の写真(別冊No.29)を別に示す。

このときに行うのはどれか。すべて選べ。
a 筋圧形成
b 顎間関係の記録
c 人工歯の色調選択
d 仮想咬合平面の設定
e 咬合堤の唇側豊隆の設定

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107D16
60歳の男性。下顎部分床義歯を製作中である。口腔内写真(別冊No.00A)とある操作後の写真(別冊No.00B)とを別に示す。

この操作で留意するのはどれか。2つ選べ。
a 蝋堤の均一な軟化
b 対合歯の深い圧痕採得
c 残存歯での咬合の指示
d 蝋堤が軟化状態での開口の指示
e 安静位からの静かな閉口の指示

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113B62
67歳の女性。下顎義歯の破折に伴う咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、残存歯と上顎義歯には問題がなかったため、下顎義歯の再製作を行うこととし、精密印象を採得した。初診時の下顎義歯撤去時の口腔内写真(別冊No.16A)と作業用模型上で製作した装置の写真(別冊No.16B)を別に示す。

次回来院時に使用するのはどれか。3つ選べ。
a 適合試験材
b フェイスボウ
c 咬合平面設定板
d シェードガイド
e モデリングコンパウンド

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