衛生学:疫学研究の方法(計13問)【歯科医師国家試験】(2023年2月12日更新)



衛生学:疫学研究の方法

標本抽出(計1問)

101A28
疫学調査で標本の抽出に用いるのはどれか。1つ選べ。
a 乱数表
b t分布表
c F分布表
d x2分布表
e 確率積分表

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記述疫学(計1問)

95A102
記述疫学で正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)動物での検証
(2)集団検診
(3)仮説の導出
(4)患者対照研究
(5)コホート研究
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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分析疫学(計13問)

97A91
歯周病患者と健常者とを対象に歯周病と生活習慣との関連性を調査した。
この研究方法はどれか。1つ選べ。
a 記述疫学研究
b コホート研究
c 介入疫学研究
d 患者対照研究
e 地域診断研究

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98A93
患者対照研究はどれか。1つ選べ。
a 集団を対象とした疾病分布の追跡調査
b 患者を対象とした出生年代別の疾病要因の調査
c 患者と健常者とを対象とした疾病要因の後向き調査
d 治療群と治療なし群とを対象とした治療効果の調査
e 集団を対象とした疾病要因別の発症率の前向き調査

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100A121
地域の飲料水中フッ化物濃度に対する齲蝕と歯のフッ素症の有病者率との関係を調べた研究結果を図に示す。

この研究方法はどれか。1つ選べ。
a 記述疫学研究
b 縦断研究
c 臨床疫学研究
d 分析疫学研究
e 介入疫学研究

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101A55
(  )に入る語句で正しいのはどれか。1つ選べ。
喫煙者1,000名と非喫煙者1,000名とを対象に喫煙と歯周炎の関連を10年間追跡調査した。追跡期間に対象者の脱落はなかった。歯周炎が発症したのは喫煙群の100名、非喫煙群の10名であった。
このような研究方法を(①)といい、喫煙による歯周炎発症の相対危険度は(②)である。
あ    ①     ②
a 症例対照研究   11
b 症例対照研究   10
c コホート研究   11
d コホート研究   10
e 介入研究     11

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102A35
縦断研究はどれか。1つ選べ。
a 定期管理患者群と非管理患者群とのDMFT指数の変化の比較
b フッ化物洗口実施小学校における6年生DMFT指数の経年的比較
c 歯科疾患実態調査での第1回と第9回との12歳児DMFT指数の比較
d 2007年度の1歳6か月児と3歳児との歯科健康診査のdft 指数の比較
e 学校保健統計調査での2000年と2005年との12歳児う蝕有病者率の比較

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102A49
う蝕の疫学に横断研究が有効である理由はどれか。2つ選べ。
a 疾患の進行が遅い。
b 視診で診断が可能である。
c 治療後に罹患の痕跡が残る。
d 再石灰化によって自然治癒する。
e 初期の段階では自覚症状がない。

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103A52
疾病発生要因の解明で症例対照研究が前向きコホート研究に比べてバイアスを生じやすい理由はどれか。1つ選べ。
a 調査期間が短い。
b 情報の信頼性が低い。
c 罹患率を算出できない。
d 相対危険度を直接計算できない。
e 発病率の低い疾患を対象とすることが多い。

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106A27
ある疾患に罹患している者の集団と罹患していない者の集団とを設定し、疾患の原因を探る方法はどれか。1つ選べ。
a 記述疫学研究
b 症例対照研究
c ランダム化比較試験
d 前向きコホート研究
e 後ろ向きコホート研究

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111B21
リスク因子の解析で、コホート研究に比べて患者対照研究が適しているのはどれか。1つ選べ。
a 齲 蝕
b 舌 癌
c 歯周炎
d 歯肉炎
e 歯の喪失

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111D36
フッ化物洗口の齲蝕抑制効果を調べるため、フッ化物洗口を介入実施した A小学校と実施しなかったB小学校の齲蝕発生状況を5年間追跡調査した。
この研究の方法はどれか。1つ選べ。
a 患者対照研究
b 前向きコホート研究
c ランダム化比較試験
d 後ろ向きコホート研究
e 非ランダム化比較試験

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113A38
前向きコホート研究と比べた後向きコホート研究の利点はどれか。2つ選べ。
a 結果の信頼性が高い。
b 労力が少なくてすむ。
c 研究に要する期間が短い。
d 交絡因子の影響が少ない。
e 調査対象者が少なくてよい。

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114C88
ある地域の健常高齢者を対象に、現在歯数が健康寿命に及ぼす影響を調査することとした。
この調査に適した研究方法はどれか。1つ選べ。
a 横断研究
b 介入研究
c コホート研究
d 症例対照研究
e 生態学的研究

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115A56
ある年度の都道府県別のフッ化物洗口事業実施率と学校保健統計調査による12歳児DMFTとの関連性を調べた。
この研究方法はどれか。1つ選べ。
a 介入研究
b 症例対照研究
c 生態学的研究
d 前向きコホート研究
e 後ろ向きコホート研究

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介入研究(計4問)

99A87
研究計画を図に示す。

該当するのはどれか。1つ選べ。
a 横断研究
b 介入研究
c 症例研究
d 患者対照研究
e コホート研究

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102A26
臨床研究に参加する被験者への説明事項で必要なのはどれか。2つ選べ。
a 研究者の住所
b 他の被験者名
c 起こり得る危険
d 期待される成果
e 成果が公表される学会名

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102A107
う蝕予防の介入研究から得られたのはどれか。1つ選べ。
a 地域フッ素症指数が0.6の地域はう蝕が少なかった。
b フッ化物を水道水に添加することでDMF指数が低下した。
c 天然飲料水中のフッ化物濃度とDMF指数とは相関していた。
d 天然飲料水中のフッ化物濃度と歯のフッ素症発現とは相関していた。
e 高濃度のフッ化物が井戸水に含まれていた地域に着色歯が多かった。

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116D2
介入研究はどれか。1つ選べ。
a 症例報告
b 症例対照研究
c 生態学的研究
d 前向きコホート研究
e ランダム化比較試験

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