【歯科医師国家試験(過去問)】歯冠修復学 〜 審美修復 〜



歯冠修復&歯内療法にまたがる漂白の内容。一般問題に関しては漂白剤を覚えることは必須ですが、臨実問題に対しては術中の処置の内容が理解できることが大切です。

一般問題

96B42
歯の漂白法で誤っているのはどれか。
a ウォーキングブリーチは有髄歯に適用できる。
b オフィスブリーチは有髄歯に適用できる。
c オフィスブリーチではラバーダム防湿を行う。
d オフィスブリーチでは加熱を行う。
e ホームブリーチは歯科医師の指導の下に行う。

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97B34
過酸化水素水を用いた歯の漂白の適応はどれか。
(1)Feinman4度の変色
(2)フッ化ジアンミン銀による変色
(3)アマルガムによる変色
(4)歯髄死による変色
(5)加齢による変色
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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102B29
ウォーキングブリーチ後の経過観察で留意するのはどれか。1つ選べ。
a 歯肉炎
b 歯根破折
c 歯根の外部吸収
d 象牙質知覚過敏
e エナメル質の着色

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101A116
ホームブリーチングで起こる可能性があるのはどれか。
a 侵蝕症
b 歯の動揺
c 外傷性咬合
d 歯肉の退縮
e 象牙質知覚過敏

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109A57
ウォーキングブリーチで用いるのはどれか。1つ選べ。
a 過酸化尿素
b 過酸化水素
c 二酸化チタン
d フッ化ナトリウム
e 次亜塩素酸ナトリウム

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臨実問題

108A64
34歳の女性。歯の変色を主訴として来院した。数年前から気になっていたという。全顎にわたって生活歯であった。初診時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。
a 経過観察
b 機械的歯面清掃
c フッ化物歯面塗布
d バイタルブリーチ
e レジンインプレグネーション

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96B74
27歳の女性。上下顎前歯の変色を主訴として来院した。萌出時から変色していたという。患歯はすべて電気診に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a ウォーキングブリーチ法
b バイタルブリーチ法
c ラミネートベニア修復
d 硬質レジンジャケット冠修復
e 前装鋳造冠修復

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108D24
38歳の女性。歯の変色を主訴として来院した。生活歯漂白を行ったが、上顎両側中切歯に変色が残存した。初診時、術中および漂白処置後の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

1┴1の矢印で示す変色に対する適切な処置はどれか。1つ選べ。
a PMTC
b 漂白処置の継続
c 陶材焼付金属冠修復
d ウォーキングブリーチ
e コンポジットレジン修復

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96B58
42歳の男性。上顎右側中切歯の変色を主訴として来院した。20年前に1┘の治療を受けたという。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a ウォーキングブリーチ法
b グラスアイオノマーセメント修復
c 感染根管治療
d 歯面研磨
e イオン導入法

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99B57
24歳の男性。上顎右側中切歯の変色を主訴として来院した。5年前に1┘の処置を受けた後、徐々に変色してきたという。打診痛や自発痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

処置に必要なのはどれか。2つ選べ。
a フッ化ナトリウム
b 塩化亜鉛
c 過ホウ酸ナトリウム
d 水酸化カルシウム
e 過酸化水素水

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99C26
次の文により25、26の問いに答えよ。
20歳の女性。歯の着色を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、エックス線写真(別冊No.00B)および治療に用いたカスタムトレーの写真(別冊No.00C)を別に示す。

考えられる原因はどれか。
a コーヒーの頻回摂取
b 抜髄処置
c 歯の清掃不良
d 幼児期のテトラサイクリン服用
e 歯の外傷

トレー内に注入したジェルの成分はどれか。
a 次亜塩素酸ナトリウム
b 塩化ベンザルコニウム
c 水酸化カルシウム
d 過酸化ベンゾイル
e 過酸化尿素

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103B25
35歳の女性。上顎右側中切歯の変色を主訴として来院した。5年前に治療を受けたという。ウォーキングブリーチを行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

処置に際して考慮するのはどれか。2つ選べ。
a 歯肉の色調
b 根管充填状態
c 象牙細管の走行
d エナメル質の厚さ
e 歯周ポケットの深さ

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106B14
42歳の女性。上顎右側中切歯の変色を主訴として来院した。学童期に鉄棒から落ちて上顎前歯部を打撲したことがあるが、1┘に痛みを自覚したことはないという。動揺度は0度である。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。1つ選べ。
a 抜 歯
b 抜 髄
c 漂 白
d 感染根管治療
e アペキソゲネーシス

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109B38
34歳の女性。歯の変色を主訴として来院した。生活歯漂白を行い、1週後に歯の色調の確認を行った。初診時と処置中の口腔内写真(別冊No.00A)と、薬剤と装置の写真(別冊No.00B)を別に示す。

処置後に起こりうるのはどれか。1つ選べ。
a 齲 蝕
b 内部吸収
c 歯冠亀裂
d 知覚過敏
e 歯肉の白化

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110B10
次の文により9、10の問いに答えよ。
28歳の男性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。5年前に転倒して1┘を強打し切縁部を破折したがそのままにしていたという。1┘に動揺はなく、咬合状態は良好である。歯冠破折部のコンポジットレジン修復と漂白処置を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。

9
処置の順序で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 漂白処置 → 感染根管治療 → 切縁部の修復
b 漂白処置 → 切縁部の修復 → 感染根管治療
c 感染根管治療 → 切縁部の修復 → 漂白処置
d 感染根管治療 → 漂白処置 → 切縁部の修復
e 切縁部の修復 → 漂白処置 → 感染根管治療

10
漂白処置に使用する薬剤はどれか。2つ選べ。
a 過酸化水素水
b シュウ酸カリウム
c フッ化ナトリウム
d 過ホウ酸ナトリウム
e 次亜塩素酸ナトリウム

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