【口腔外科学】線維性異形成症



線維性異形成症

▼参考となる過去問はこちら▼

舌癌

【歯科医師国家試験】舌癌【2019年10月15日更新】

15/02/2019

病態

骨髄部分に線維や幼若な骨組織が増生する非腫瘍性病変。

原因

・骨の間葉組織の発育異常または異栄養状態と考えられている。

・病変の生じる部位や範囲により単骨性と多骨性に分類される。

症状

・顎骨の無瘍性膨隆。増大による顔面の非対称。

・McCune-Albright 症候群の場合、線維性異形成症の症状に加え、皮膚のカフェオレ斑、性的早熟もみられる。

好発年齢・好発部位

・10〜20代の女性

・単骨性は顎骨に多く、上下顎臼歯部(とくに上顎)

・McCune-Albright症候群の症状としてみられることがある。

検査所見

病理組織所見

・C字状を呈した増殖した線維性結合組織

・不規則で幼若な線維骨の骨梁形成がみられる。

画像所見

・すりガラス様:境界不明瞭なび漫性の不透過像。

臨床検査所見

・血中アルカリホスファターゼ高値:骨代謝冗進のため

治療

・骨減量術:膨隆部の削除・整形

・原則的に成長期終了後に手術

・進行性のものでは成長期でも繰り返し削除や整形を行う。

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【歯科医師国家試験】舌癌【2019年10月15日更新】

15/02/2019



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