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舌癌
96D5
65歳の男性。左側舌縁に直径15mmの潰瘍とその周囲に22×28mmの硬結とを認めた。画像診断で左側顎下部に直径2cmの球形のリンパ節1個を確認した。胸部エックス線写真で異常を認めず、生検で扁平上皮癌の病理診断を得た。
TNM分類で正しいのはどれか。
a T 1 N 0 M 0
b T 1 N 1 M 0
c T 2 N 1 M 0
d T 2 N 2 M 0
e T 3 N 2 M 1
96D11
舌癌で誤っているのはどれか。
a 口腔癌の中で発生頻度が高い。
b 好発部位は舌背である。
c 初発症状として疼痛が多い。
d リンパ節転移を起こしやすい。
e 組織学的には扁平上皮癌が多い。
97D45
45歳の男性。舌の異常を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.20A)と生検時の病理組織像(別冊No.25B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。2つ選べ。
a 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
b ビタミンA投与
c 凍結療法
d 舌部分切除
e 放射線治療
98D12
62歳の男性。舌の疼痛と腫脹とを主訴として来院した。右側舌縁部に13mm×20mmの噴火口状潰瘍を認め、生検で扁平上皮癌と診断された。潰瘍を含めて30mm×34mmの硬結を触れる。触診とCT所見とで右側顎下部に25mm×28mmの転移が疑われるリンパ節を認める。遠隔臓器への転移は認めない。
病期はどれか。
a T1N1M0, stageⅠ
b T1N1M0, stageⅡ
c T2N1M0, stageⅡ
d T2N1M0, stageⅢ
e T3N2M1, stageⅢ
101A112
舌癌組織内照射の適応はどれか。
a T2 N0 M0
b T2 N1 M1
c T3 N2a M0
d T3 N2b M1
e T4b N0 M0
110C107
舌癌に対する根治的治療で単独で行われることが多いのはどれか。2つ選べ。
a 温熱療法
b 外科療法
c 免疫療法
d 遺伝子治療
e 放射線治療
110D28
71歳の男性。舌の腫脹を主訴として来院した。3か月前から食事時に接触痛が生じるようになったという。頸部に腫大したリンパ節は触れない。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、造影CT(別冊No.00B)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.00C)を別に示す。


適切な治療法はどれか。2つ選べ。
a 開 窓
b 外科的切除
c 抗菌薬投与
d 放射線治療
e 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
105B15
63歳の女性。左側舌縁部の腫瘤を主訴として来院した。6か月前に左側舌縁部の白斑に気付いたが放置していた。1か月前から同部の腫瘤に気付いたという。初診時、所属リンパ節に異常を認めない。初診時の口腔内写真(別冊No.15A)と生検時のH-E染色病理組織像(別冊No. 15B)とを別に示す。

適切な治療法はどれか。2つ選べ。
a 組織内照射
b 舌部分切除術
c 抗真菌薬の投与
d レーザーによる蒸散
e 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布
107B28
60歳の男性。左側舌縁の腫瘤を主訴として来院した。3か月前から症状がみられ、腫瘤は増大しているという。腫瘤には硬結を触れ、同側の顎下部に母指頭大のリンパ節腫大がみられる。初診時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

顎下リンパ節について行うべき画像検査はどれか。2つ選べ。
a 造影CT
b 超音波検査
c 骨シンチグラフィ
d 歯科用コーンビームCT
e パノラマエックス線撮影
107D41
65歳の男性。舌の異常を主訴として来院した。3か月前から舌に違和感を自覚していたという。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、CT(別冊No.00B)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.00C)を別に示す。


舌と矢印で示す頸部病変との診断の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。
舌 頸部病変
a 舌 癌---顎下腺炎
b 舌 癌---リンパ節転移
c 白板症---顎下腺炎
d 白板症---リンパ節炎
e 乳頭腫---リンパ節炎
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