【口腔外科学】舌癌



舌癌

▼参考となる過去問はこちら▼

舌癌

【歯科医師国家試験】舌癌【2019年10月15日更新】

15/02/2019

病態

症状

・初期は無症状で、進行すると接触痛や鈍痛を自覚し、舌の運動障害もみられる。

・表面凹凸不整で周囲が堤防状に隆起した易出血性の潰瘍(癌性潰瘍)

・潰瘍周囲は硬結みられる。

・リンパ節転移により、顎下リンパ節や頸部リンバ節が腫脹することがある。

好発年齢・好発部位

・舌癌は口腔癌の中で最も頻度が高い。

・中高年に多く、男性に多い。

・舌縁後方1/2に多い。

検査所見

病理組織所見

・組織学的には扁平上皮癌、強い細胞異型がみられ、旺盛に増殖している。

・基底膜の破綻、腫瘍細胞の上皮下浸澗(浸潤癌)

・高分化型では癌真珠形成、大型の胞巣がみられることが多い。

・低分化型では異型性の強い上皮細胞が不規則に増殖。

・低分化のタイプほど悪性度が高い傾向にある。

画像所見

・MRIで高信号領域、造影CTで造影像

・リンパ節転移を調べる際は、造影CTやMRI、超音波検査などが行われる。

・PET-CTで18F-FDG(フルオロデオキシグルコース)の集積像

・腫瘍シンチグラフィ(67Ga-citrate) で腫瘍に集積像

・骨シンチグラフィ(99mTc-MDP) で骨浸潤部に集積像

臨床検査所見

・進行すると腫瘍マーカー検査でsec抗原陽性

治療

・外科的療法(腫瘍切除術)が基本。

・必要に応じて、放射線療法や化学療法を併用する。

ラベル名

・放射線療法で手術前に病巣の縮小をねらうこともある。

▼参考となる過去問はこちら▼

舌癌

【歯科医師国家試験】舌癌【2019年10月15日更新】

15/02/2019



コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください