【口腔外科学】上顎洞癌



上顎洞癌

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病態

症状

・初期は無症状。

・症状が進行するにつれて鈍痛や鼻閉感、上顎臼歯の動揺などみられる。

頻度・好発年齢

・歯肉癌に次いで頻度が高い。

・中高年。

検査所見

病理組織所見

・組織学的には扁平上皮癌となる。

・所見は舌癌と同様。

画像所見

・上顎洞のエックス線不透過性冗進。

・上顎洞側壁の骨破壊像

鑑別

上顎洞炎でも患側の上顎洞不透過性は冗進する。しかし、上顎洞壁の広範な破壊や頬骨下稜の消失は上顎洞癌の特徴であり、鑑別ポイントとなる。

臨床検査所見

・進行すると腫瘍マーカー検査でsec抗原値の上昇する。

治療

・上顎骨切除術(腫瘍切除)

三者併用療法

放射線療法(外部あるいは腔内照射)と化学療法(選択的動脈注入)を併用することが多い

 

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