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病態
歯の硬組織を主体とする良性腫瘍。過誤腫とも考えられている。
症状
・顎骨の無痛性の膨隆
・隣接する歯の傾斜や萌出遅延
好発年齢・好発部位
・歯原性良性腫瘍の中でも頻度が高い。
・10代が最も多く、次いで20代が多い。
・集合性歯牙腫は上下顎前歯部(とくに上顎)
・複雑性歯牙腫は上下顎臼歯部(とくに下顎)
検査所見
病理組織所見
集合性:歯のような構造が多数みられる
複雑性:歯の形態をなしていないエナメル質、象牙質、セメント質様硬組織が塊で存在。
集合性、複雑性ともに線維性結合組織によって囲まれている。
画像所見
集合性:境界明瞭な透過像の中に大小様々な類円形の不透過像が密集(歯牙様硬組織)
複雑性:境界明瞭な透過像の中に不規則な不透過像
集合性、複雑性ともにまれに埋伏歯を伴う(約50%)
治療
・摘出術(再発はほとんどなし)
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