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病態
化膿性炎が限局せずび漫性に進展した状態。原因はStaphylococcus aureus など。
症状
・境界不明瞭な発赤・腫脹、疼痛など炎症所見
・全身症状としては発熱や悪寒、全身倦怠感などがみられる。
口腔領域
口底部に生じた場合は、嚥下障害や二重舌などがみられ、咽頭周辺の場合は、開口障害や呼吸困難を生じる。
好発年齢・好発部位
ロ腔領域の組織隙に沿って波及しやすい。舌下隙から顎下隙、オトガイ下隙など。
検査所見
病理組織所見
・好中球がび漫性に多数浮遊している。
・蜂窩織炎は膿瘍のような腔をつくらないため線維性被膜形成はほとんどない。
画像所見
・CT:境界不明瞭な低吸収領域
臨床検査所見
・白血球増加
・核の左方移動
・CRP陽性
・赤沈の亢進
治療
・水分・栄養補給
・抗菌薬や抗炎症薬の投与
・波動を触れる場合:切開・排膿、ドレナージ
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