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病態
投与された薬物に対する過剰反応でさまざまな程度の皮膚症状があらわれている状態。原因としては、薬物の投与。とくにペニシリン系やセフェム系、ピリン系薬剤、エステル型局所麻酔薬などで多い。
症状
・皮膚症状:発赤を伴う発疹(紅斑、膨疹、じんま疹など)
全身症状
発熱や咳、喘息様症状、ショック症状など
発熱や咳、喘息様症状、ショック症状など
・アナフィラキシーショック:顕著な血圧低下と呼吸困難、意識レベルの低下がみられる状態。
・多形滲出性紅斑:薬疹として紅斑を伴うとともに頬粘膜や口唇、手足などに上皮下水疱を形成。
・Stevens-Johnson症候群:薬疹や多形滲出性紅斑の重症型。手足の皮膚や眼の周囲、ロ腔粘膜など広範囲に紅斑や水疱を形成。さらに、発熱やリンパ節腫脹などの全身症状がみられる。
・中毒性表皮壊死症(Toxic epidermal necrolysis:TEN):薬疹の最も重症な型。発熱後に紅斑や水疱が急速に全身に拡大。表皮の壊死や剥離が生じる。
検査所見
臨床検査所見
・lgE抗体、ヒスタミンの増加がみられる。
治療
・原因薬物の投与を中止。
・副腎皮質ステロイド投与。
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