掌蹠膿疱症(2019年11月21日更新)【口腔外科学】



掌蹠膿疱症

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病態

無菌性の嚢胞が手掌・足底に繰り返しあらわれる皮膚疾患。原因は、慢性の感染病巣(根尖性歯周炎、扁桃炎、上顎洞炎など)や金属アレルギーと関係があると考えられている。歯科領域の場合は、口腔内の金属修復物や補綴物由来のアレルギーとのかかわりが強い。

症状

・掻痒感。

・手掌や足底に比較的境界明瞭な紅斑。

・無菌性膿疱が密集。

・膿疱の症状が軽くなると皮膚表面の粗造化(カサカサ感)がみられる。

特徴

膿疱は無菌性で、緩慢や消長を繰り返す。

治療

・副腎皮質ステロイド軟膏塗布(炎症の軽減目的)

・金属アレルギーが疑われる場合は金属修復物などの除去。

・慢性の感染が疑われる場合は感染病巣の治療。

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