病態
間葉組織由来の悪性腫瘍。骨破壊とともに、腫瘍性類骨を形成する。
症状
・初期は無症状。しだいに骨の膨隆がみられる。
・下歯槽神経に波及した場合は下唇の知覚麻痺などの神経症状があらわれる。
・血行性に肺転移することがしばしばみられる。
好発年齢・好発部位
・若年者。
・大腿骨などの長管骨に多くみられる。
・ロ腔領域では上下顎臼歯部に多い。
検査所見
画像所見
・腫瘍による骨膜反応(sun-rayappearance: 針状、旭日状、Cadman三角)
・境界不明瞭な虫食い状像と不透過像の混在。
・骨シンチグラフィ(99mTc-MDP) で集積像がみられる。
病理組織所見
・異型がみられる腫瘍細胞の増殖。
・有糸分裂像や巨細胞、腫瘍性類骨がみられる。
臨床検査所見
・血中アルカリホスファターゼ値の上昇
治療
・外科的切除がメイン。多剤併用化学療法などを併用を行う。(補助的に放射線療法)
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