マルチブラケット装置(計10問)
96C72
あ16歳の女子。上顎歯列正中の左方偏位と叢生の改善とを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.31A )と治療中の口腔内写真(別冊No.31B、C、D、E )とを別に示す。
あ正しいのはどれか。
a 上顎左側第一小臼歯の遠心移動に複式弾線を用いた。
b 上顎側切歯の唇側移動に指様弾線を用いた。
c Begg法による歯の排列を行った。
d 下顎歯列の空隙閉鎖時に顎内ゴムを用いた。
e 治療の最終段階でⅢ級ゴムを用いた。
100B54
あ上下顎前突患者に小臼歯抜去によるマルチブラケット治療を行った。
あ治療後にみられる変化はどれか。
a FMAの増加
b FMIAの減少
c IMPAの減少
d 上下顎中切歯歯軸傾斜角の減少
e SN平面に対する上顎中切歯歯軸傾斜角の増加
100C48
あ13歳の女子。前歯の前突を主訴として来院した。初診時の側貌はコンベックスタイプ、大臼歯関係はAngleⅡ級で咬頭対咬頭の咬合状態であった。抜歯症例としてヘッドギアを併用し、1年治療した時の口腔内写真(別冊No.47A、B )を別に示す。その時のセファロ分析の結果を図に示す。
あ次に行う適切な治療はどれか。2つ選べ。
a 上顎歯列の側方拡大
b 上顎切歯の舌側移動
c 下顎大臼歯の近心移動
d 下顎切歯の唇側移動
e オーバーバイトの減少
105A122
あマルチブラケット装置による治療の目的と矯正用材料装置との組合せで適切なのはどれか。2つ選べ。
a 歯列のレベリング ーー ニッケルチタン合金丸型ワイヤー
b 犬歯の遠心移動 ーー 垂直ゴム
c 上顎切歯の口蓋側移動 ーー Ⅲ級ゴム
d 下顎臼歯の近心移動 ーー トランスパラタルアーチ
e 前歯へのトルク付与 ーー ステンレス鋼角型ワイヤー
113C23
あ上下顎両側第一小臼歯の抜去後、マルチブラケット装置による矯正歯科治療を行うこととした。上下顎側方歯群のレベリングの次に行うのはどれか。1つ選べ。
a 咬合の緊密化
b 犬歯の遠心移動
c 切歯の舌側移動
d 歯列の再レベリング
e マルチブラケット装置の撤去
112C31
あエッジワイズ法による切歯の舌側移動時に歯体移動を計画した。
あ用いるアーチワイヤーの材質と線型の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a ステンレス鋼 ーーーーーーー ラウンドワイヤー
b ステンレス鋼 ーーーーーーー レクタンギュラーワイヤー
c ニッケルチタン合金 ーーーー ラウンドワイヤー
d ニッケルチタン合金 ーーーー レクタンギュラーワイヤー
e チタンモリブデン合金 ーーー レクタンギュラーワイヤー
116C51
あエッジワイズ法による治療の最終段階で用いるワイヤーに適した材質はどれか。2つ選べ。
a ステンレス鋼
b 金銀パラジウム合金
c コバルトクロム合金
d ニッケルチタン合金
e チタンモリブデン合金
111C74
あ15歳の男子。前歯の前突感を主訴として来院した。非抜歯でマルチブラケット装置を用いて矯正治療を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.25A)と治療中の口腔内写真(別冊No.25B)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

あ25Bで行われているのはどれか。1つ選べ。
a 上顎犬歯の遠心移動
b 上顎歯列弓幅径の拡大
c 上顎第一大臼歯の挺出
d 上顎4前歯の舌側移動
e 上顎第一大臼歯の近心移動
104C40
あマルチブラケット装置による治療終了時に撮影するパノラマエックス線写真で評価するのはどれか。2つ選べ。
a 歯根の平行性
b 咬合の緊密度
c 二態咬合の有無
d 歯根吸収の有無
e 咬合平面の傾斜度
セクショナルアーチ(計1問)
109C53
あ装着前のセクショナルアーチと装着時の矯正装置の模式図(別冊No.00)を別に示す。
あ予測される作用はどれか。2つ選べ。
a 側切歯の舌側傾斜
b 犬歯の圧下
c 第一小臼歯の遠心傾斜
d 第二小臼歯の挺出
e 第二大臼歯の遠心傾斜


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