非抜歯での治療(計10問)
95C73
あ14歳の女子。前歯で噛めないことを主訴として来院した。顎関節に異常は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.31A、B)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。
あ適切な矯正装置はどれか。2つ選べ。
a 上顎前方牽引装置
b 咬合斜面板
c マルチブラケット装置
d オトガイ帽装置
e タングクリブ
97C73
あ14歳の女子。噛み合わせの異常を主訴として来院した。咬合時の機能的顎偏位はみられない。初診時の顔面写真(別冊No.33A )と口腔内写真(別冊No.33B、C、D、E、F )とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。
あ治療方針で適切なのはどれか。
(1)舌側弧線装置による大臼歯咬合関係の改善
(2)ヘッドギアによる上顎大臼歯の遠心移動
(3)バイオネーターによる下顎の成長方向の改善
(4)拡大装置による臼歯部交叉咬合の改善
(5)マルチブラケット装置による歯の排列
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
97C74
あ15歳の女子。顔のゆがみを主訴として来院した。咬合時に下顎が右方に誘導される。セファロ分析の結果、角度計測値はすべて1S.D.内であった。初診時の顔面写真(別冊No.34A )と口腔内写真(別冊No.34B、C、D )とを別に示す。

あ治療方針で適切なのはどれか。
a 外科的矯正治療
b 筋機能訓練後、マルチブラケット装置による治療
c 上顎急速拡大後、マルチブラケット装置による治療
d チンキャップ治療後、マルチブラケット装置による治療
e 小臼歯抜歯後、マルチブラケット装置による治療
101C5
あ16歳の男子。前歯部の審美障害を主訴として来院した。セファロ分析の結果、歯系および骨格系に問題は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.4A、B、C、D)とエックス線写真(別冊No.4E)とを別に示す。

あ上顎前歯欠損部の補綴前処置で近心移動を行うのはどれか。
a 1┘
b 2┘
c 3┘
d └1
e └3
110D3
あ15歳の女子。上下顎前歯部の審美性の改善を希望して来院した。Arch length discrepancyは-3mmで、anterior ratioは82%(標準値78%)である。上下顎にマルチブラケット装置を用いて矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.00A)、口腔内写真(別冊No.00B)及びエックス線写真(別冊No.00C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。
あ適切な治療方針はどれか。2つ選べ。
a 2┴2の抜歯
b 4┬4の抜歯
c └2の歯冠修復
d └2の抜歯と欠損補綴
e 下顎前歯のストリッピング
111A88
あ15歳の女子。口唇が閉じにくいことを主訴として来院した。永久前歯萌出後、咬み合わせに大きな変化はないという。11歳時に初潮を迎えたという。初診時の顔面写真(別冊No.32A)、口腔内写真(別冊No.328)及び口腔模型の写真(別冊No.32C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。
あ適切な治療目標はどれか。2つ選べ。
a 上顎大臼歯の挺出
b 下顎前歯の唇側移動
c 上顎前歯の舌側傾斜
d 下顎骨の前方成長促進
e 下顎大臼歯の近心移動
112A60
あ矯正治療中の口腔内写真(別冊No.9A)と側面頭部エックス線規格写真(別冊No.9B)を別に示す。
あこの治療で上顎の歯に起こる変化はどれか。1つ選べ。
a 犬歯の挺出
b 側切歯の圧下
c 前歯の唇側傾斜
d 第一小臼歯の近心傾斜
e 第一大臼歯の遠心移動
116C50
あマルチブラケット装置を用いて骨格性下顎前突の改善を図ることとした。矯正歯科治療中の口腔内写真(別冊No.18)を別に示す。
あ治療目標として適切なのはどれか。2つ選べ。
a 下顎前歯の挺出
b 下顎大臼歯の挺出
c 下顎前歯の舌側移動
d 下顎大臼歯の遠心移動
e 下顎大臼歯の頬側傾斜
118B48
あ25歳の女性。口元の突出感を主訴として来院した。診断の結果、上顎両側第一小臼歯、下顎右側第一小臼歯、下顎左側第二小臼歯の抜去とマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.16A)、口腔内写真(別冊No.16B)及びエックス線画像(別冊No.16C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。
あ適切な治療方針はどれか。3つ選べ。
a 骨格性Ⅱ級の改善
b 下顎前歯の舌側移動
c 下顎歯列正中の右方移動
d 上顎右側大臼歯の遠心移動
e 左側AngleⅠ級の大臼歯関係の確立
118C71
あ22歳の女性。上顎前歯の突出感を主訴として来院した。診断の結果、上下顎両側第一小臼歯の抜去後、マルチブラケット装置と歯科矯正用アンカースクリューを併用した矯正歯科治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.30A)、口腔内写真(別冊No.30B)及びエックス線画像(別冊No.30C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。
あ治療後に予想される変化はどれか。3つ選べ。
a FMIAの増加
b SNB角の減少
c 顔面角の減少
d 鼻唇角の増加
e 上下顎中切歯歯軸傾斜角の増加


コメントを残す