一般問題
96B26
骨内期の急性根尖性歯周炎で正しいのはどれか。
a 著明な打診痛を呈する。
b 冷刺激に強く反応する。
c 患歯を明示しにくい。
d 根尖部に明瞭なエックス線透過像を認める。
e 膿瘍は切開して排膿させる。
96B27
歯内─歯周疾患の診査項目で重要なのはどれか。
(1)咬合痛
(2)歯髄の生死
(3)歯周ポケット
(4)根尖部透過像
(5)歯肉の腫脹
a (1)、(2)、(3) b (1)、(2)、(5) c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4) e (3)、(4)、(5)
97B46
根尖性歯周炎の特徴はどれか。
(1)急性炎症は骨内期から歯根膜期へと進展する。
(2)急性化膿性炎では主にリンパ球が浸潤している。
(3)慢性化膿性炎では膿瘍周囲は線維性組織からなる。
(4)歯根肉芽腫では周囲歯槽骨に類骨添加がある。
(5)歯根嚢胞は偽嚢胞である。
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
99B49
根尖部の硬化性骨炎で正しいのはどれか。
a 歯の動揺が起こる。
b 歯と骨との癒着が起こる。
c エックス線透過像がみられる。
d セメント質腫が原因となる。
e 刺激に対する防御反応である。
99B52
アペキシフィケーションで正しいのはどれか。
a 根未完成の生活歯が適応となる。
b 残存歯髄が増殖する。
c 根尖掻爬法を併用する。
d 暫間的に酸化亜鉛ユージノールセメントで根管充填する。
e 根尖閉鎖後にガッタパーチャ材で根管充填する。
100B26
根尖性歯周炎と症状との組合せで正しいのはどれか。
a 急性単純性根尖性歯周炎 ―― 挺出感
b 急性化膿性根尖性歯周炎 ―― 瘻 孔
c 慢性化膿性根尖性歯周炎 ―― 羊皮紙様感
d 歯根肉芽腫 ―――――――― 波 動
e 歯根嚢胞 ――――――――― 骨性癒着
102B54
下顎部の写真(別冊No.00)を別に示す。

下顎第一大臼歯の根尖性歯周炎に起因する瘻孔の好発部位はどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
103A101
感染根管治療で機械的拡大が重要視される理由はどれか。すべて選べ。
a 根管を無菌化できる。
b 薬剤の到達性が高まる。
c 消毒よりも簡便である。
d 根管形態を改善できる。
e 細菌の栄養源が除去できる。
104C87
長期間持続する感染根管からの細菌性刺激によって生じるのはどれか。2つ選べ。
a 歯根肉芽腫
b 硬化性骨炎
c 側方性歯周嚢胞
d 骨置換性外部吸収
e 根尖性セメント質異形成症
104C122
歯根嚢胞が感染根管治療で治癒しにくい理由はどれか。1つ選べ。
a 膿瘍の存在
b 内容液の存在
c 硬化骨の存在
d 上皮層の存在
e 肉芽組織の存在
105A39
感染根管治療後の疼痛を防ぐための対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
a 根管洗浄を頻繁に行う。
b 仮封後に咬合を確認する。
c 根管を直線的に形成する。
d ホルマリン系根管消毒剤を用いる。
e 根尖孔を穿通してから根管拡大を行う。
105A115
感染根管治療開始時に抗菌薬予防投与が必要なのはどれか。2つ選べ。
a 狭心症
b B型肝炎
c 人工弁置換術後
d 心房中隔欠損症
e 感染性心内膜炎の既往
109C67
根管処置で隔壁の設置に先立ち確認すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 根管の作業長
b 根管の彎曲度
c 根管口の位置
d 根管の走行方向
e 根尖孔の大きさ
臨実問題
96B51
62歳の女性。上顎左側第一小臼歯の鈍痛を主訴として来院した。10日前から症状があるという。└4は電気診に反応がなく、異常な動揺は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 抜髄法
b 感染根管治療
c 根尖掻爬法
d 歯根切除法
e 逆根管充填法
96B55
27歳の女性。上顎右側中切歯の変色を主訴として来院した。7年前に同部を打撲したという。1┘は動揺度が1度で、電気診に反応しない。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 漂白法
b 感染根管治療
c アペキソゲネーシス
d アペキシフィケーション
e 嚢胞摘出術
96B57
60歳の女性。上顎右側第二小臼歯の違和感を主訴として来院した。18年前に➆6➄➃┘のブリッジを装着し、4か月前から5┘の異常を感じるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、エックス線写真(別冊No.00B)および修復物除去後のエックス線写真(別冊No.00C)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a 感染根管治療
b 歯根尖切除法
c 歯の挺出法
d 歯の再植法
e 歯肉骨内インプラント
96B60
50歳の男性。下顎左側第二小臼歯の自発痛を主訴として来院した。3日前から軽度の咬合痛を覚えるも放置していたが、その後咬合痛が増してきたという。┌5には強い打診痛があり、電気診に反応しない。根尖相当部に波動は触れない。初診時のエックス線写真(別冊No.00)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a 直接覆髄法
b 抜髄法
c 感染根管治療
d 膿瘍切開
e 抜 歯
96B72
52歳の女性。上顎左側側切歯の変色を主訴として来院した。20年前に歯髄処置を受け、その後変色が徐々に強くなってきたという。└2に打診痛、根尖部圧痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 漂白法
b コンポジットレジン修復
c 感染根管治療
d 抜髄法
e PMTC
97B62
60歳の女性。上顎左側小臼歯部の腫脹と疼痛とを主訴として来院した。3日前に腫脹に気付いたという。└5のプロービングデプスは1~2mm、病的動揺はない。ガッタパーチャポイント挿入時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

考えられる原因はどれか。
a 付着喪失
b 歯根破折
c 外傷性咬合
d 食片圧入
e 根尖病変
97B65
54歳の女性。上顎左側第一小臼歯の疼痛を主訴として来院した。└4は10年前に治療を受けたが、1週前から咬合痛があるという。歯周ポケットの深さは頬側近心2mm、中央8mm、遠心3mmで、口蓋側は3mm以内である。打診痛がある。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 感染根管治療
b 根尖掻爬法
c 歯根尖切除法
d 逆根管充填法
e 抜 歯
97B70
23歳の女性。上顎左側中切歯の根尖相当部の違和感を主訴として来院した。4日前に異常に気付いたという。同部に圧痛がある。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。2つ選べ。
a 抜髄法
b 感染根管治療
c 切開・排膿
d 歯根尖切除法
e 逆根管充填法
97B71
32歳の男性。オトガイ部の異常を主訴として来院した。1か月前に気付いたという。自発痛はない。┌1は電気診に反応するが1┐は反応しない。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、下顔面の写真(別冊No.00B)およびエックス線写真(別冊No.00C)を別に示す。

適切な処置はどれか。
a 1┐アペキソゲネーシス、┌1経過観察
b 1┐感染根管治療、┌1経過観察
c 1┐感染根管治療、┌1抜髄
d 1┬1根尖掻爬法
e 1┬1歯根尖切除法
98B64
57歳の男性。上顎右側犬歯部の違和感を主訴として来院した。2年前に気付いたが、痛みがないため放置していたという。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 破折片除去
b 感染根管治療
c 歯根尖切除法
d 歯内骨内インプラント
e 抜 歯
99B74
39歳の男性。上顎右側側切歯の疼痛を主訴として来院した。5年前に治療を受け、症状なく経過していたが、1か月前から咬合時の疼痛があるという。打診に鋭敏に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 感染根管治療
b 切開・穿孔法
c 根尖掻爬法
d 歯根尖切除法
e 抜 歯
99B76
51歳の女性。下顎左側第一大臼歯の頬側歯肉の腫脹を主訴として来院した。1か月前に気付いたが、痛みがないため放置していたという。┌6には軽度の打診痛と根尖部圧痛とがある。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。


治療手順として適切なのはどれか。
a 歯周基本治療後、感染根管治療
b 歯周基本治療後、フラップ手術
c 歯周基本治療後、歯根分離法
d 感染根管治療後、歯周基本治療
e 感染根管治療後、フラップ手術
100C23
40歳の女性。上顎右側小臼歯部の頬側根尖相当部粘膜の腫脹を主訴として来院した。2週前に気付いたという。543┘に動揺はなく、歯周ポケットの深さは3mm以下である。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

原因歯の特定に必要なのはどれか。2つ選べ。
a 打 診
b 麻酔診
c 電気診
d 透照診
e インピーダンス測定検査
100C24
46歳の男性。上顎右側臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。2か月前に気付いたが痛みがないため放置していたという。765┘は打診痛があるが動揺はなく、歯周ポケットの深さは3mm以下である。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B )とを別に示す。

腫脹の原因歯の特定に用いるのはどれか。
a 割り箸
b 咬合紙
c デンタルフロス
d ペーパーポイント
e ガッタパーチャポイント
100C25
57歳の男性。上顎右側第二小臼歯の咬合時の痛みを主訴として来院した。1か月前から痛みがあるという。5┘は電気診に反応せず、根尖相当部に圧痛がある。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 感染根管治療
b 切開・排膿
c 根尖掻爬法
d 歯根尖切除法
e 抜 歯
101C7
41歳の女性。上顎左側第一小臼歯の疼痛を主訴として来院した。昨夜から拍動性の自発痛があるという。電気診で閾値が上昇している。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

処置に際して正しいのはどれか。2つ選べ。
a 隔壁を形成する。
b 髄室開拡は扇状に行う。
c 単根管であることを考慮する。
d 抜髄即時根管充填法を選択する。
e 次亜塩素酸ナトリウム剤を使用する。
101D6
45歳の女性。下顎左側犬歯の慢性根尖性歯周炎と診断し、アクセス窩洞の形成を開始したが、根管を発見できないためエックス線検査を行った。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)、術中の正放線投影エックス線写真(別冊No.00B)及び術中の偏遠心投影エックス線写真(別冊No.00C)を別に示す。

探索する部位はどれか。
a 窩底部
b 近心窩壁
c 遠心窩壁
d 頬側窩壁
e 舌側窩壁
101D12
38歳の女性。下顎左側第二小臼歯の慢性根尖性歯周炎と診断し、感染根管治療を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、エックス線写真(別冊No.00B)及び処置中の口腔内写真(別冊No.00C)を別に示す。

状況の把握に有用なのはどれか。2つ選べ。
a 直探針
b 有鉤探針
c ピンセット
d スムースブローチ
e スプーンエキスカベーター
101D23
50歳の男性。上顎左側第二小臼歯の自発痛を主訴として来院した。同部は5日前に他院で治療を受けたが、その日の夕刻から自発痛が生じ持続しているという。根管からの排膿はない。来院時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。
a 切 開
b 根管通過法
c 根尖掻爬法
d 抗菌薬投与
e 低出力レーザー照射
102C6
31歳の男性。下顎左側第一大臼歯の拍動性の自発痛を主訴として来院した。数年前から疲労時に痛みと頬側歯肉部の腫脹とが度々起こるという。初診時の写真(別冊No.6A)、エックス線写真(別冊No.00B)及び髄室開拡後の写真(別冊No.00C)を別に示す。

正しいのはどれか。2つ選べ。
a 3根管である。
b 近心側の髄室壁が過剰に削除されている。
c 根管口をラウンドバーで拡大する。
d 根管長測定時には偏心投影で撮影する。
e Kファイルで根管を穿通し排膿を試みる。
102C24
56歳の女性。上顎右側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。7~4┛は5~10年前に治療を受けたが、原因となる歯がわからないまま鈍い痛みが持続しているという。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

原因歯の特定に有用なのはどれか。2つ選べ。
a 温度診
b 電気診
c 根尖部の触診
d 顎下リンパ節の触診
e 瘻孔からポイントを挿入しエックス線撮影
102D40
60歳の女性。下顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

診断に有用なのはどれか。2つ選べ。
a 打 診
b 麻酔診
c 電気診
d 動揺度検査
e 歯周ポケット検査
102D52
50歳の男性。下顎右側第一大臼歯の精査のため紹介され来院した。10年前に治療したが、数年前から痛みと腫れとを繰り返しているという。ある処置時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

この処置の目的はどれか。1つ選べ。
a 排膿の促進
b 原因菌の採取
c 原因部位の確認
d 根管通過法の前準備
e 歯周ポケット深さの測定
103B4
43歳の女性。上顎左側大臼歯部の頰側歯肉の腫脹を主訴として来院した。 1週前に同部の歯肉の腫脹に気付き、歯肉を押すと違和感があるという。自発痛を認めない。└6に打診痛を認めず、動揺度は1度である。歯周ポケットの深さは、頰側遠心5mm、口蓋側遠心5mm、その他の部位は3mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)と瘻孔からガッタパーチャポイントを挿入したエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

まず行うのはどれか。1つ選べ。
a 抜 歯
b 根尖切除術
c フラップ手術
d 感染根管治療
e 歯周ポケット掻爬術
103B6
73歳の女性。上顎左側側切歯部歯肉の異常を主訴として来院した。10年前に連結前装冠を装着したが、1週前から圧痛があるという。└2のプロービングデプスは、唇側の遠心隅角部で9mm、その他はすべて2mmである。口腔内写真(別冊No.00A)、エックス線写真(別冊No.00B)及び唇側の遠心隅角部の写真(別冊No.00C)を別に示す。

適切な治療方針はどれか。1つ選べ。
a 抜 歯
b 根尖掻爬術
c 根尖切除術
d 感染根管治療
e 歯肉剥離掻爬術
103B45
45歳の男性。下顎左側第一大臼歯の咬合痛を主訴として来院した。ラバーダム装着時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

この状態で起こるのはどれか。2つ選べ。
a 歯冠破折
b 器具の嚥下
c 薬液の漏出
d 隣接歯の損傷
e 施術野の汚染
103D35
36歳の男性。上顎右側中切歯の拍動性の自発痛を主訴として来院した。6年前に修復処置を受けたが、2年前から同様の症状が度々発現するという。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

この疾患で他に予測されるのはどれか。すべて選べ。
a 冷水痛
b 歯の動揺
c 髄室開拡時の排膿
d 顎下リンパ節の腫脹
e 全身倦怠感
104B21
29歳の女性。下顎右側臼歯部の痛みを主訴として来院した。痛みは1か月前から自覚しているという。5┐は歯髄電気診に反応しない。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

考えられる原因はどれか。2つ選べ。
a 外 傷
b 加齢変化
c 形成不全
d 発育障害
e 形態異常
104B43
45歳の男性。下顎左側第一大臼歯の咬合痛を主訴として来院した。感染根管治療を行うこととした。クラウンと感染象牙質とを除去した後の口腔内写真(別冊No.00A)と感染根管治療開始時の口腔内写真(別冊No.00B)とを別に示す。

感染根管治療開始前に行った処置の目的はどれか。2つ選べ。
a 歯質の保存
b 咬合の維持
c 仮封の強化
d 審美性の回復
e 術野の汚染防止
104D32
32歳の女性。上顎前歯部の違和感を主訴として来院した。3か月前に転倒して1┴1を脱臼し、整復固定されたという。1┴1とも動揺はなく歯髄電気診に反応しない。1┘の軽度の打診痛と└1の打診時の金属音を認める。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)と暫間固定用ワイヤー除去後の口腔内写真(別冊No.00B)とを別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。
1┘ └1
a 経過観察 経過観察
b 経過観察 感染根管治療
c 抜 髄 根尖切除法
d 感染根管治療 感染根管治療
e 感染根管治療 経過観察
105B41
55歳の女性。上顎右側第一小臼歯の腫脹を主訴として来院した。自発痛はないが咬合痛があるという。歯周ポケットの深さは、頰側中央部で10mm、その他はすべて3mm以内であった。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とガッタパーチャポイントを瘻孔に挿入した時のエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

疑われるのはどれか。1つ選ベ。
a 歯根嚢胞
b 辺縁性歯周炎
c 歯根外部吸収
d 垂直性歯根破折
e 慢性増殖性歯髄炎
105D21
47歳の女性。下顎左側小臼歯部の違和感を主訴として来院した。10 年前、同部に歯冠修復処置を受けたが、1か月前から違和感と咬合痛とがあるという。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

適切な治療方針はどれか。1つ選べ。
a 抜 歯
b 咬合調整
c 感染根管治療
d 補綴装置の再製作
e 隣在歯との連結固定
106B7
60歳の女性。上顎右側第一大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。昨夜から自発痛と歯肉の腫脹とがあるという。頰側歯肉に波動を触れる。歯周ポケットは頰側中央で7mm、他は3mmであった。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。1つ選べ。
a 感染根管治療
b 切 開
c 骨穿孔
d 歯根切除術
e 抜 歯
106B11
56歳の男性。上顎左側中切歯の修復物が脱離し、再修復を希望して来院した。疼痛と動揺とを認めない。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

適切な前処置はどれか。2つ選べ。
a 歯の挺出
b 小帯切除
c 歯肉移植
d 歯槽骨整形
e 感染根管治療
107B7
24歳の男性。上顎左側中切歯根尖部の腫脹と自発痛を主訴として来院した。自発痛は2日前から強く、今朝はやや軽減したという。└1根尖相当部粘膜に波動を触れる。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

診断と当日行うべき処置の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a 急性単純性根尖性歯周炎————咬合調整
b 急性化膿性根尖性歯周炎————歯根端切除
c 急性化膿性根尖性歯周炎————切開・排膿
d 慢性化膿性根尖性歯周炎————抗菌薬投与
e 慢性化膿性根尖性歯周炎————感染根管治療
107B21
32歳の女性。上顎左側小臼歯部の自発痛と腫脹を主訴として来院した。└5は1か月前に補綴装置が脱離したが放置していたという。└5根尖部に波動を触知しなかった。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。根管充塡材除去後、根管内から黄白色で、粘稠な液体の漏出が持続的にみられたときの口腔内写真(別冊No.00C)を別に示す。

次に行うべき対応はどれか。1つ選べ。
a 温罨法
b 骨穿孔法
c 抗菌薬の投与
d 根尖部切開・排膿
e 暫間被覆冠の装着
108B9
55歳の男性。上顎左側第二小臼歯部の咬合時の違和感を主訴として来院した。1年前から症状があったが痛みがなかったため放置していたという。歯髄電気診の結果、生活反応は認められなかった。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。


⎿5に対してまず行うべき処置はどれか。1つ選べ。
a 抜 歯
b 暫間固定
c 感染根管治療
d 抗菌薬の局所投与
e ルートプレーニング
108D4
65歳の男性。下顎右側第一大臼歯部舌側粘膜の腫脹を訴えて来院した。6┐は2年前に抜髄処置を受けたという。自発痛と咬合痛はなく、歯周ポケットはすべて3mm以下である。6┐の補綴装置除去後に再根管治療を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。

治療の際最も留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 樋状根の存在
b 遠心根管の彎曲
c 未治療根管の存在
d 破折した根管治療器具の存在
e 除去不可能なメタルコアの存在
109D30
46歳の女性。上顎右側第二小臼歯の咬合痛を主訴として来院した。感染根管治療を実施することとした。初診時と処置中の口腔内写真(別冊No.00A)と、初診時のエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。

矢印で示す部分の目的はどれか。1つ選べ。
a 支台築造
b 咬合の維持
c 根管口の明示
d 術野の汚染防止
e コンタクトポイントの形成
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