露髄あり(計9問)
98B26
あ9歳の女児。歯冠破折を主訴として来院した。1時間前に転倒し、歯を強打したという。上顎左側中切歯の動揺度は1度で、破折部の電気抵抗値は12 kΩである。初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線写真(別冊No.9B)とを別に示す。
あまず行うべき処置はどれか。
a 間接覆髄
b FC断髄
c 水酸化カルシウム断髄
d 抜 髄
e 感染根管治療
100C34
あ11歳の男児。上顎左側中切歯の歯冠破折を主訴として来院した。昨日スケートボードで遊戯中、転倒し前歯部を強打したという。└1に自発痛はないが、破折面に点状露髄を認め、触診で擦過痛を訴える。初診時の口腔内写真(別冊No.33A、B )とエックス線写真(別冊No.33C)とを別に示す。
あ適切な処置はどれか。
a 洗浄後、経過観察
b 間接覆髄法
c 生活断髄法
d 抜髄法
e 感染根管治療
104D23
あ9歳の男児。歯冠破折を主訴として来院した。20分前に自宅で転倒したという。歯の動揺はない。初診時の口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線写真(別冊No.23B)とを別に示す。
あ適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 間接覆髄法
b 直接覆髄法
c 生活歯髄切断法
d 感染根管治療
e 抜 歯
107B41
あ12歳の男児。1時間前に転倒して前歯が破折したため来院した。自発痛はなく、動揺は認められなかった。歯髄電気診で反応を示した。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。生活歯髄切断法を行うこととした。
あその根拠として正しいのはどれか。すべて選べ。
a 若年者である。
b 受傷から来院までの時間が短い。
c 露髄部分が切端部に限局している。
d 受傷歯の根尖組織への影響が小さい。
e 硬組織による根尖閉鎖が期待できる。
109D13
あ8歳の女児。歯の破折を主訴として来院した。1時間前に転倒し顔面を強打したという。歯以外に受傷部はなく意識も明瞭である。両側の上顎中切歯の動揺は生理的範囲であり、打診痛はあるが自発痛はない。1┘は生活歯髄切断、└1は直接覆髄を行った。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。
あ1┴1に対する治療法の違いの根拠はどれか。1つ選べ。
a 歯根の完成度
b 辺縁歯肉の形態
c 歯根破折の有無
d 露髄面の大きさ
e 歯根膜腔拡大の有無
115A63
あ9歳の男児。転倒により上顎前歯部に外傷を受け30分後に来院した。破折片や脱臼歯を探したが見つからなかったという。1┘に冷水痛と接触痛を認めるが、自発痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.20A、B)とエックス線画像(別冊No.20C)を別に示す。
あ1┘の歯髄処置とその後の処置の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。
あ1┘の歯髄処置 その後の処置
a 直接覆髄 ーー ①┴1②ブリッジ装着
b 抜 髄 ーーー ①┴1②ブリッジ装着
c 間接覆髄 ーー 1┘コンポジットレジン修復後、└1義歯装着
d 直接覆髄 ーー 1┘コンポジットレジン修復後、└1義歯装着
e 抜 髄 ーーー 1┘硬質レジン前装冠装着後、└1義歯装着
105B16
あ15歳の男子。上顎前歯の歯冠破折を主訴として来院した。1時間前に受傷し、口での呼吸で強い痛みがあるという。1⏌の動揺は生理的範囲内である。初診時の口腔内写真(別冊No.16A)とエックス線写真(別冊No.16B)とを別に示す。
あ適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 抜髄
b 直接覆髄法
c 感染根管治療
d アペキソゲネーシス
e アペキシフィケーション
115C53
あ17歳の男子。転倒による上顎前歯の歯冠破折を主訴として来院した。受診後直ちに受診したという。└1には自発痛はなく、共に歯髄電気診で生活反応を示した。初診時の口腔内写真(別冊No.17 A)とエックス線画像(別冊No.17B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。
あ1┘と└1に行う処置の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
あ 1┘ └1
a 直接覆髄 コンポジットレジン修復
b 生活歯髄切断 暫間的間接覆髄
c 生活歯髄切断 コンポジットレジン修復
d 麻酔抜髄 コンポジットレジン修復
e 麻酔抜髄 レジン前装冠装着
117D48
あ8歳の男児。歯の破折を主訴として来院した。30分前に転倒し顔面を強打したという。上顎両側中切歯の動揺は認められず、打診痛はあるが自発痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.13A)とエックス線画像(別冊No.13B)を別に示す。
あ処置の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。
a コンポジットレジン修復 ー 直接覆髄
b コンポジットレジン修復 ー 生活歯髄切断
c 直接覆髄 ーーーーーーーー 生活歯髄切断
d 抜 髄 ーーーーーーーーー 抜 髄
e 抜 髄 ーーーーーーーーー 感染根管治療


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