全部床義歯学:蝋義歯試適(計14問)【歯科医師国家試験】(2020年7月31日更新)



蝋義歯試適

97C45
68歳の女性。上下顎全部床義歯の試適時に笑顔の不自然さを訴えている。笑ったときの写真(別冊No.20)を別に示す。

不自然さの原因となる要因はどれか。
a 安静空隙量
b 人工歯の大きさ
c 咬合平面の上下的位置
d オーバーバイト
e 人工歯の形態

解答:表示

 

98C22
全部床義歯で蝋義歯試適時の点検事項でないのはどれか。
a 顎堤粘膜の被圧縮性
b 中心咬合位の咬合接触
c 水平的顎間関係
d 口唇頬の豊隆
e 歯頸線の位置

解答:表示

 

98C43
65歳の女性。上顎全部床義歯試適時に「サ」行が発音しにくいと訴えたため、パラトグラム法で発音試験を行った。「サ」音発音前後の蝋義歯の写真(別冊No.14A、B)を別に示す。

行うべき操作はどれか。
a 前歯を唇側に排列する。
b 左側臼歯を頬側に排列する。
c 左側臼歯口蓋側にワックスを追加する。
d S字状隆起を付与する。
e 義歯床を薄くする。

解答:表示

 

98C44
63歳の女性。上下顎全部床義歯を製作することとした。上下顎蝋義歯の試適前の顔貌写真(別冊No.15A、B)と試適時の顔貌写真(別冊No.15C、D、E)とを別に示す。

試適時の所見はどれか。
a 咬合高径が不足している。
b 前歯の幅径が小さい。
c 顔面と義歯の正中が一致している。
d 赤唇が薄い。
e リップサポートがある。

解答:表示

 

100B44
全部床義歯の蝋義歯試適時に評価するのはどれか。
a 咬合高径
b 維持力
c 疼痛の有無
d 最大咬合力
e 咬合時の沈下量

解答:表示

 

102B71
パラトグラム検査に適しているのはどれか。2つ選べ。
a 顎間関係記録時
b 人工歯選択時
c 蝋義歯試適時
d 新義歯装着時
e 新義歯装着1か月後

解答:表示

 

104A127
上顎全部床義歯のフィニッシュラインを決定する時期はどれか。1つ選べ。
a 咬合採得直後
b 人工歯選択直後
c 蝋義歯試適直後
d 最終印象採得直後
e 概形印象採得直後

解答:表示

 

104C72
全部床義歯の蝋義歯試適時に確認するのはどれか。2つ選べ。
a 審美性
b 咬合接触
c 咀嚼機能
d 最大開口量
e 床粘膜面の適合

解答:表示

 

104D17
76歳の女性。全部床義歯の製作を希望して来院した。蝋義歯試適時に「カ音が発音しにくく、後方に隙間があるような気がする」と訴えた。蝋義歯の写真(別冊No.17A)とカ音発音時のパラトグラム(別冊No.17B)とを別に示す。

修正すべき事項はどれか。1つ選べ。
a 頬側研磨面形態
b 前歯部被蓋関係
c 上顎義歯床後縁の位置
d 臼歯部人工歯の排列位置
e 上顎義歯床後縁の床の厚さ

解答:表示

 

105D7
75歳の男性。上下顎全部床義歯を製作中である。審美性を確認した後に中心位でのチェックバイトを採得した。咬合器上の蝋義歯の写真(別冊No.7A)と口腔内試適時の写真(別冊No.7B)とを別に示す。

チェックバイトを採得した目的はどれか。1つ選べ。
a 咬合挙上
b 人工歯削合
c 側方顆路角調節
d 下顎模型再装着
e 矢状顆路傾斜角調節

解答:表示

 

106D4
77歳の男性。上下顎全部床義歯の試適時に「パ」行音と「マ」行音とが発音しにくいという。維持は良好である。旧義歯では発音不良を認めなかった。試適時の写真(別冊No.00)を別に示す。

対応として正しいのはどれか。1つ選べ。
a 咬合平面を下げる。
b 咬合高径を低くする。
c 小臼歯を頰側へ排列する。
d 前歯部人工歯幅径を大きくする。
e 上顎前歯部床研磨面形態を修正する。

解答:表示

 

108A126
全部床義歯の製作に用いる器具の写真(別冊No.00)を別に示す。

蝋義歯試適後の過程で用いるのはどれか。2つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

解答:表示

 

109D42
77歳の男性。上顎全部床義歯が外れやすいことを主訴として来院した。検査の結果、上下顎全部床義歯を製作することとした。人工歯排列後に行っている検査中の写真(別冊No.00)を別に示す。

この過程における確認事項はどれか。2つ選べ。
a 舌 房
b 咀嚼運動
c 被圧変位
d 最大咬合力
e スマイルライン

解答:表示

 

111B46
ろう義歯の口蓋形態を確認するのはどれか。1つ選べ。
a 咬合力検査
b パラトグラム検査
c ブローイング検査
d ポリソムノグラフィ
e ゴシックアーチ描記法

解答:表示

 

112B67
72歳の男性。食事が摂りにくいことを主訴として来院した。5年前に上下顎全部床義歯を製作したが、装着当初から食事がしづらかったという。診察の結果、新義歯を製作することとした。ろう義歯試適時に行ったある検査の写真(別冊No.15)を別に示す。

この検査で確認するのはどれか。1つ選べ。
a 咬合力
b 咬合接触
c 人工歯排列位置
d 側方ガイダンス
e ろう義歯の浮き上がり

解答:表示



コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください