全部床義歯学:顎義歯・摂食補助床(計13問)【歯科医師国家試験】(2020年7月31日更新)



顎義歯

96C24
上顎骨亜全摘を受けた患者に顎義歯を装着した。
改善されるのはどれか。
(1)口腔乾燥
(2)舌運動障害
(3)開口障害
(4)発音障害
(5)顔 貌
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97C42
68歳の男性。上顎顎義歯の脱離を主訴として来院した。2年前に装着したが、1週前から脱離しやすくなったという。口腔内写真(別冊No.17A、B、C)と顎義歯の写真(別冊No.17D)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a レストの修理
b クラスプの修理
c 栓塞子のリライニング
d 義歯接着材の使用
e 床研磨面の調整

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99C48
72歳の男性。咀嚼障害と構音障害とを主訴として来院した。1年前に上顎洞癌を摘出したという。新たに義歯を製作することにした。初診時の口腔内写真(別冊No.22)を別に示す。

義歯設計で正しいのはどれか。
a 欠損腔内は機能印象を行う。
b 顎欠損部の咬合堤は削除する。
c 顎欠損部には人工歯を排列しない。
d 顎欠損部を栓塞する。
e 床面積を小さくする。

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100D11
76歳の女性。上顎歯肉癌切除後に開放型栓塞子を持つ顎義歯を装着した。口腔内写真(別冊No.10A)と顎義歯の写真(別冊No.10B)とを別に示す。

矢印部分の目的はどれか。 2つ選べ。
a 維持力の向上
b 義歯強度の増加
c 支持域の拡大
d 軽量化
e 陰圧効果の増強

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104D22
72歳の男性。咀嚼障害を主訴として来院した。1年前に上顎洞癌の手術を受けたという。義歯を製作することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.22)を別に示す。

義歯設計で正しいのはどれか。すべて選べ。
a 無口蓋義歯とする。
b 顎欠損部を栓塞する。
c 床面積を小さくする。
d 顎欠損部上に人工歯を排列する。
e 顎欠損部のアンダーカットを利用する。

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106B16
65歳の男性。上顎腫瘍切除後に顎義歯の製作を希望して来院した。口腔内写真(別冊No.00A)と製作した顎義歯の写真(別冊No.00B)とを別に示す。

矢印で示す部分の目的はどれか。2つ選べ。
a 支持域の拡大
b 下顎偏位の防止
c 義歯強度の増加
d 構音機能の改善
e 飲食物の漏洩防止

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108B11
72歳の女性。左側上顎悪性腫瘍切除後の義歯製作を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)と精密印象採得に使用する個人トレーの写真(別冊No.00B)を別に示す。

この装置で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 左右の印象は別々に採得する。
b 誤嚥を避けるために使用する。
c 左右2つの作業模型を製作する。
d 重度の開口障害がある場合に有用である。
e 左右のトレーは口腔内挿入前に接合する。

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111D69
76歳の男性。鼻腔への食物流入と上顎義歯が外れることを主訴として来院 した。8年前に左側上顎洞癌の手術後から口が開けにくくなったという。最大開口時の上下顎顎堤間距離が25mmであったため、特殊な構造の顎義歯を製作することとした。完成した顎義歯の写真(別冊No.15)を別に示す。

このような構造にした目的はどれか。1つ選べ。
a 維持の増加
b 義歯の安定
c 着脱の容易性
d 咬合偏位の防止
e 咀嚼能率の向上

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112C41
上顎半側欠損に対する顎補綴装置装着時に評価すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 共 鳴
b 声の高さ
c プロソディ
d 発話明瞭度
e 口唇閉鎖機能

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112C66
72歳の女性。上顎右側半側切除後の補綴処置を希望して来院した。術前は上顎全部床義歯を装着していたという。上顎前歯部顎堤と下顎前歯部間の開口量は20mmであった。検査の結果、上顎顎義歯を製作することとした。初診時の開口時の写真(別冊No.14A)と作業用模型の写真(別冊No.14B)を別に示す。

顎義歯製作について適切なのはどれか。2つ選べ。
a 義歯床と栓塞部の分割型とする。
b 栓塞子周囲に軟質裏装材を用いる。
c 臼歯部の咬合接触は左右均等にする。
d 栓塞子は強度を高めるため充実型とする。
e 栓塞子は欠損部の最深部まで延ばした形態とする。

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113C46
ある補綴装置の製作過程の写真(別冊No.8)を別に示す。

製作する補綴装置はどれか。1つ選べ。
a 顎義歯
b エピテーゼ
c 舌接触補助床
d スピーチエイド
e オーバーデンチャー

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摂食・補助床

98C27
口蓋裂患者の鼻漏防止用閉鎖床製作で使用するのはどれか。
a シリコーンゴム印象材
b ポリサルファイドゴム印象材
c 酸化亜鉛ユージノール印象材
d アルジネート印象材
e アクリル系印象材

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98C50
76歳の男性。補綴処置を希望して来院した。2年前に咽頭部腫瘍を切除したが、義歯は装着しなかったという。初診時の口腔内写真(別冊No.21)を別に示す。

義歯に用いるのはどれか。2つ選べ。
a パラタルストラップ
b サージカルステント
c 栓塞子
d スピーチエイド
e 金属スケルトン

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