全部床義歯学:咬合採得(計19問)【歯科医師国家試験】(2020年7月31日更新)



咬合採得

96C47
75歳の女性。上下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。咬合採得時に下顎を滑走させると上下顎咬合床間に間隙が生じ、Christensen現象が観察された。咬合採得時の口腔内写真(別冊No.22A)と滑走運動時の口腔内写真(別冊No.22B)とを別に示す。

間隙が生じた原因はどれか。
a 前方滑走運動
b 右側方滑走運動
c 右側下顎頭の前下方移動
d 両側下顎頭の前下方移動
e 下顎咬合床の動揺

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97C20
上下的顎間関係の決定法はどれか。
(1)安静空隙利用法
(2)タッピング法
(3)チェックバイト法
(4)パントグラフ法
(5)顔面計測法
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97C23
アルコン型半調節性咬合器に装着した上下顎全部床義歯の左側方咬合で正しいのはどれか。
a 左側の顆頭球は前下内方へ滑走する。
b 左側のBennett角が顆頭球を誘導する。
c 右側では上顎舌側咬頭が咬合する。
d 右側の咬合調整はBULLの法則で行う。
e 切歯指導釘は左側へ移動する。

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98C10
無歯顎患者の水平的下顎位の決定に影響するのはどれか。
a 顔面長径
b 安静空隙量
c 咬合力
d F発音位
e 頭部の後傾

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98C21
コンダイラー型半調節性咬合器を使用するスプリットキャスト法での模型付着の目的はどれか。
a ゴシックアーチの描記
b Tenchの歯型の採得
c 矢状顆路傾斜の測定
d 副模型の製作
e オルタードキャスト法の使用

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98C40
65歳の男性。上下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。咬合採得時の写真(別冊No.11A、B)を別に示す。

写真の操作の目的はどれか。
a 咬合器上での咬合高径の修正
b Balkwill角の記録
c バイトフォークの位置の修正
d 顆頭点と咬合平面との関係の記録
e 基準平面に対する上顎の位置の記録

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99C14
右側側方チェックバイト記録で調整できるのはどれか。
a 左側側方顆路角
b 右側矢状顆路傾斜
c 右側ベネット角
d 右側側方切歯路角
e Balkwill角

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99C19
無歯顎患者の水平的顎間関係を決定できるのはどれか。
a 顔面形態計測
b 安静空隙量計測
c 切歯路描記
d F発音
e S発音

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99C20
上下顎全部床義歯装着患者で咬合位の低下が疑われる。
まず行う対応はどれか。
a チェックバイトの採得
b ゴシックアーチの描記
c パラトグラムの採得
d 安静空隙量の計測
e 最大開口量の計測

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100A108
上下顎無歯顎者に対して行う水平的顎間関係の決定法はどれか。
a 安静空隙利用法
b 最大咬合力利用法
c 筋電図法
d フェイスボウトランスファー
e ゴシックアーチ描記法

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101A74
無歯顎者の咬合高径の決定で正しいのはどれか。
a 側頭筋の触診
b 発音空隙の測定
c パラトグラムの記録
d 習慣性閉口路の記録
e チェックバイトの採得

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101D3
67歳の女性。咬合器装着の写真(別冊No.3A)とフェイスボートランスファーの写真(別冊No.3B)とを別に示す。

行ったのはどれか。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

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102B7
全部床義歯製作における顎間関係記録で咬合堤の調整に用いるのはどれか。1つ選べ。
a シートワックス
b パラフィンワックス
c スティッキーワックス
d ユーティリティワックス
e レディーキャスティングワックス

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102C47
75歳の男性。チェックバイトを採得し、半調節性咬合器に装着した。装着時の写真(別冊No.43A)と咬合器調節中の写真(別冊No.43B)とを別に示す。

調節するのはどれか。1つ選べ。
a 右側側方顆路角
b 左側矢状前方顆路傾斜角
c 右側矢状前方顆路傾斜角
d 左側矢状側方顆路傾斜角
e 右側矢状側方顆路傾斜角

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103D37
70歳の男性。上下顎全部床義歯の不適合を主訴として来院した。診療過程の口腔内写真(別冊No.37)を別に示す。

矢印に示すワックスを付与する目的はどれか。1つ選べ。
a 構音機能検査
b 仮想咬合平面の設定
c 咬合床後縁の位置設定
d 下顎の前方移動の防止
e 適正な咬合高径の記録

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108D40
70歳の男性。義歯を紛失したため新製を希望して来院した。上下顎全部床義歯製作中に用いた装置の写真(別冊No.00A)と、この装置を用いた治療中の写真(別冊No.00B)を別に示す。

この装置の目的はどれか。1つ選べ。
a 咀嚼筋の疲労
b 下顎安静位の誘導
c 下顎前方偏位の抑制
d 左右咬筋収縮の均等化
e クリステンセン現象の確認

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109A69
全部床義歯製作過程の咬合高径決定時に使用する器材はどれか。1つ選べ。
a 咬合紙
b バイトゲージ
c フェイスボウ
d モールドガイド
e ゴシックアーチトレーサー

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111C83
62歳の男性。入れ歯が低くなって食事がしづらいことを主訴として来院した。現有の上下顎全部床義歯は6年前に装着したという。義歯装着時の検査の写真(別冊No.34A)と下顎安静時の検査の写真(別冊No.34B)を別に示す。

義歯を新製する際の咬合高径挙上量で適切なのはどれか。1つ選べ。
a 0mm
b 3mm
c 5mm
d 7mm
e 9mm

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